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第六章 黒の主、パーティー会場に立つ
135:専属給仕(精神的嫌がらせ)
しおりを挟む■ウェルシア・ベルトチーネ 導珠族 女
■70歳 セイヤの奴隷
「何と言うか、ウェルシア嬢に給仕してもらうのが非常に心苦しいのだが……」
「どうかお気になさらず、殿下。わたくしは今は貴族ではなくご主人様の侍女ですので」
わたくしは【魔導の宝珠】の皆様のテーブルで専属給仕を命じられました。
誰がどの席の専属となるかは事前にご主人様からご相談がありまして、結局は「種族が合った者がついた方が味の好みなどが分かるのではないか」となりました。
それでわたくしはメルクリオ殿下率いる【魔導の宝珠】の皆様の専属となったのです。
わたくしとしても否はありません。
少なからず殿下の事は存じておりますし、殿下とちゃんと話せる侍女となりますと、エメリーさんかミーティア様くらいしかいないでしょう。
イブキさんや他の皆さんは話せても、専属給仕としてどうかという話しでしたし。
「そうは言っても僕も一応王族の一人だ。ウェルシア嬢の事を気に掛けるなという方が無理と言うものだよ」
「お言葉ですがそれは誤りですわ、殿下。むしろ普通に話せるわたくしがこの席の給仕で良かったと思うべきです。あちらをご覧下さい」
「ん? ……サロルート?」
わたくしが手を指す席では、【風声】の面々が専属給仕のミーティア様に膝をついていました。
「ミ、ミーティア様とは露知らず、ご無礼の段、平にご容赦を……」
「頭を上げて下さい、サロルートさん、皆さん。私は国を離れた身です。ご主人様の侍女として給仕を……」
「ミ、ミーティア様に給仕をさせるなど! とんでもございません!」
ね? と、殿下の顔を見ます。なんとも複雑な表情ですわね。
「しまった……サロルートはミーティア様だと知らなかったか……事前に言っておけば良かった。コホン、あー、とりあえず分かったよ。是非ともウェルシア嬢にお願いしたい。こちらもミーティア様が給仕となれば食事が喉を通らなそうだ」
「かしこまりました。どうぞご遠慮なくお申し付け下さいませ」
いくら【風声】の皆様が樹人族だとは言え、ミーティア様を付けるのはやり過ぎでしたわね。
しかし同じ森の民でもポルさんというわけにもいきませんし……。困りましたわね。
ちなみに【震源崩壊】の皆様にはジイナさんが、【獣の咆哮】の皆様にはヒイノさんが、【八戒】の皆様にはフロロさんが、受付嬢の皆様にはエメリーさんがついています。
キッチンではサリュさん、ポルさん、ドルチェさんが頑張っていますし、ネネさんとアネモネさんはいつも以上に厳重な警備を、イブキさんは場内警備、ティナさんはあちこち動き回ってお手伝いしています。
そうなるとツェンさんしか残っていないのですが、彼女には「自分でお酒を作って【震源崩壊】の皆様と飲む」という仕事があります。
【震源崩壊】の皆様を招待するという事で、大量のお酒が必要なのは目に見えていました。
そして楽しんで頂くには共に飲む必要があります。組合員の酒盛りとは飲み比べが基本のようですし。
そうなると鉱人族の方と同じくらい飲み続ける事になりますが、ご主人様は無理だと仰いました。
となればツェンさんしか居ません。
しかしいくらおもてなしの接待担当とは言え「皆が働いているのにお酒を飲むだけか」という声もあり、ツェンさんはご自分で樽を買ってきて、果実を潰し、ポルさんに頼み込むというのをずっと続けています。すっかりお酒造りでジイナさんの手は離れましたわね。
おそらく今日も飲みながら買い出しに走り、また作って、また飲み比べるという感じになるでしょう。
わたくしはそれを「仕事もせずに酒ばかり飲んでいる」とは思いません。
ツェンさん以外には出来ない芸当なのですから。
話は戻りますが、そういったわけで人手が足りないのです。
さてどうしましょうか……あ、ご主人様が気付いて行きましたね。
「すまんサロルート、事前に言っておけば良かった。ミーティア、エメリーと交代な」
「かしこまりました。サロルートさん、申し訳ありません」
「いえいえっ、セ、セイヤ、何がどうなっているんですか、まさかミーティア様だとは……」
「ああ、とりあえず落ち着け。ちょっと説明するから。あんまり言えないけど」
専属を交代させましたね。英断です。
エメリーさんも受付嬢の皆様と部屋を出てから戻って来たところですからちょうどいい所でした。
おや? 受付嬢の皆様の服装が変わっていますね。
「エ、エメリーさん! なんですあのトイレ!」
「ああ、使い方はお分かりになったでしょうか。一応説明書きを貼っておきましたが」
「分かりました! 分かりましたけど! あれは、その―――」
初めて入るトイレで戸惑う気持ちはよく分かります。
そもそも使い方が最初はよく分からないはずなので、壁に使い方を貼り出しておきましたが、大丈夫ですかね。
まさか全員にトイレの使い方を教えるというわけにもいきませんし。
わたくし達が付いて行くわけにもいきませんし。
わたくしも【魔導の宝珠】の皆様にはそれとなく言っておきましょう。
「ええっ! あんたあの白パン屋の!? 店畳んだかと思ったら【黒屋敷】に居たのかよ!」
「まあ、買いに来て頂いていたのですか。ありがとうございます。ご迷惑をおかけしました」
「いや心配はしていたけど、まさか【黒屋敷】の兎人族があのパン屋だとは気づかなかったわ。これ毎日食ってるのか、セイヤは。すげー羨ましい。しかもなんか前に食べた時より旨くなってる気がする」
「ええ、それはご主人様の窯とポルちゃんの―――」
ああ、【獣の咆哮】の皆様の席も盛り上がっていますね。
どうやら並んだ料理の中にあった白パンに反応したようです。
ヒイノさんのお店で買っていたみたいですね。
買う時にヒイノさんとティナさんの顔は見ているのでしょうが、侍女服だと印象が変わりますからね。
まぁそれ以前にパン屋さんが組合員になっているとは思わなかったのでしょうけど。
しかも今やSランクの剣士ですからね。わたくしも他人の事は言えませんが。
「ワイン、麦酒、ミード……すごい種類じゃのう! しかも旨い! このシードルつーのはなんじゃ?」
「それはリンゴ酒ですね。変わったところだと乳酒とかもありますけど、強くはないです」
「せっかくだから飲み比べてみたいのう」
「だろ? あたしが頑張って造ったんだ! 今日はたらふく飲もうぜ!」
「おおっ、話の分かる竜人族じゃのう! 付きあうぞい!」
「はぁ、ツェンさん、私今日は仕込みしませんからね。自分でやって下さいよ?」
「わぁってるって!」
あそこはさっそく酒宴モードですわね。狙い通りではあります。
ジイナさんとツェンさんにお任せで大丈夫でしょう。
「なるほど、それで庭があんな風になったのですか」
「なかなか綺麗な庭になったであろう? 我も皆と苦心したのだ」
「しかし、その訓練場とやらが気になります。あとで覗いても?」
「もちろんだ。なかなか面白い作りだからのう、いつでも案内するぞ」
【八戒】の皆さんは庭が気になっていたようですね。
警備を依頼した時は、庭が荒れていましたものね。
それが綺麗になっていたらさすがに驚きますか。
訓練場に関してはわたくしも驚きました。いつの間に出来たのかと。
庭の下に広いスペースで訓練場が出来たので、わたくし達も大変助かっています。
さすがに大規模な魔法は撃てませんが、今はアネモネさんやフロロさんと杖の指南書を片手に組手の稽古などもやっています。
「あっ、そうだ! セイヤー! それでリッチと四階層の事教えてくれよ! 言える範囲でいいから!」
「おおそうじゃった! すっかり目的を忘れて飲むところじゃったわい!」
「はぁ、そうですね。私も気持ちを落ち着かせる為に、一度耳を傾けましょう」
おや、もうそのお話をするのですか。
確かにお酒が回る前に聞くのが良いのかもしれませんが。
ご主人様もサロルートさんへの説明が一段落したそうで、その流れのまま話されるようです。
「ふふっ、サロルートは気持ちを落ち着かせるどころか、余計にパニックになりそうだね」
「そうでしょうか。組合員の方が探索と戦闘の話になれば真剣に耳を傾けるのでは?」
「それが普通の探索と戦闘であればね。あの探索は至って普通じゃないよ」
殿下の仰る事も分かりますが、やはりそれほど普通ではない事をしたのでしょうか。
わたくしは比較対象が【黒屋敷】以外にありませんので何とも言えません。
「ウェルシア嬢もあの『竜』に挑んだんだろ? 聞いた時は僕も思わず声を荒げたよ」
「倒すまでそれが『竜』ではなく『亀』だと思っていましたから」
「『亀』だろうが『竜』だろうが同じ事だよ。あんなのそもそも戦おうとも思わないさ、普通は」
まぁわたくしもご主人様がアレを見て「釣ろう」と仰った時には何か頭の病気にでも掛かったのではないかと思いましたが。
怖かったですし、大変でしたけど、皆さんが必死で夢中でしたしね。
その分、倒した後の達成感がすごくて忘れられない思い出ではあります。
「つい先日に戦い始めたと思っていたのに、もう竜殺しなんだから驚きだよ。もう魔法使いとして僕も越えているんじゃないかい?」
「ご冗談を。そんなわけありませんわ。ましてやわたくしは【黒屋敷】で一番弱いと思います。やっと一人でタイラントクイーンを倒せるようになった程度ですわ」
「……いや、それ、普通じゃないから。僕一人でも厳しいからね?」
そうなのでしょうか。
わたくしが出来る程度のこと、殿下ならば出来て当然でしょうに。
いくらご主人様の<カスタム>の恩恵があるとは言え、殿下は国に名が轟く天才なのですから。
「はあっ!? 釣った!? そんなデカイ竜を釣ったってのか!?」
「がははははっ! バカじゃ! バカがおるわい!」
「いやいやいや、荒唐無稽すぎて頭が痛いですね。あの魔石がなければとても信じられませんよ」
「聞いていた以上の規格外だな、セイヤ殿は……」
「メイドさんたちかわいそう……」
どうやらご主人様の話は、その『亀』のところまでいったようです。
皆さんの反応を見る限り、やはり普通ではないのかもしれません。
「ね?」とこちらを見てくる殿下に若干イラッとしました。
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