カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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第八章 黒の主、復興の街に立つ

181:ホーリーレイが連発される非常事態

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■ポル 菌人族ファンガス 女
■15歳 セイヤの奴隷


 ほえ~。
 ラピスさんが海王国の王女様で、ご主人様の奴隷になりに来たです?

 新しく来たらしいユアさんという人蛇族ナーギィの人とも全然お話出来てないですけど、ちょっとよく分からない展開になったです。
 とりあえずご主人様は頭を抱えてるです。


「すまんなご主人様。本来であればいくらそれが見えて・・・いても口は出さんつもりだが、二度手間になるのが分かっていて片方を偽らせ、片方だけに説明するというのはさすがにのう。ならば最初から二人を僕にするつもりで説明したほうが良かろう?」

「ほんとかよ……。ラピス王女、うちの侍女が失礼な物言い申し訳ありませんでした。フロロは星面族メルティスの占い師です。フロロがこう言うのは【運命神リンデアルト】の神託のようなものだと考えて下さい」


 ラピスさんはしばらく俯いていましたが、顔を上げ、ご主人様を見ました。


「……海王国に一万年前から伝わる言葉です。『勇者様が現れたその時には国を挙げて協力せよ。傘下に入り共に世界を救済せよ』と。私はセイヤ様のお話を聞き、ミーティアに会うのと同時に、セイヤ様が本当に【勇者】様なのか、その確認をしに来たのです。そして確かに【勇者】様であるならば、私もその庇護下に入ろうと」

「あー……えーとですね、うちの侍女連中には全員に話して、その上で全く認めてくれないんですが、俺は【勇者】じゃありません」

「ふふふ……嘘、です」

「黙ってろアネモネ。俺は本心で【勇者】なんかじゃねーっつってんだよ。確かに俺は女神に会って色々もらったけど、世界を救えとか何一つ命令受けてないからな! 言われたって【勇者】なんか嫌だし! 天使族アンヘルの神託でも俺が【勇者】じゃないってはっきり言われてるだろ?」

「あれが『お約束』ではないと決まったわけではございません」

「むしろ『お約束』と考えた方が自然でござる」

「違うっつってんだろうが! こうなりゃもう命令だ! 主人として命令! 俺を【勇者】扱いするの禁止! いいな!」

「ご主人様、それは奴隷契約に盛り込まれておりませんので強制できません」←エメリー

「ちくしょおおおお!!!」


 よく分からないですけど、ご主人様が負けたみたいです。
 この話になるといつもの事です。もう【勇者】でいいんじゃないでしょうか。何がダメなのか分からないです。

 頭を抱えふさぎ込んだご主人様に、戸惑いながらラピスさんが声をかけます。


「え、えーっと、とりあえず、セイヤ様が真に『女神の使徒』様であるのは分かりました。その上で樹界国を救い、おそらく最近カオテッドをも救ったのだろうと。ならば私は国を代表してセイヤ様の傘下に入らせて頂きたいと思います。よろしくお願いします」

「いや、まあ分かりましたけど……ラピス王女は第一王女でしょう? 傘下って、奴隷になるって事ですよ? しかも俺は奴隷に侍女として働かせますし、迷宮で戦わせもします。王女様に対してそんな扱い大丈夫なんですか?」

「ミーティアがこうしてここに居る時点で今さらかと存じますが」

「あ、はい……」


 また負けましたね。いつもの事です。
 ともかくこうしてラピスさんとユアさんがお仲間になりました。

 改めてご主人様の説明……『女神の使徒』となった経緯と、授かったスキルなどについて説明がされました。

 さすがに何度も聞いているので、私も理解できていますよ!
 でもラピスさんはともかく、ユアさんは未だ混乱状態のようです。


「なるほど……いや、これは確かに【勇者】と言われるのも分かるわね……」

「ええと? カスタムのレベルがステータスで黒刀がカスタムとはいったいうごごごご」

「エメリー、ユアは通常の三倍の時間をかけてゆっくりと頼む」

「かしこまりました」


 ほえ~、大変そうです。
 まぁそのうち嫌でも慣れるでしょう。頑張って下さい、ユアさん。




■ティナ 兎人族ラビ 女
■8歳 セイヤの奴隷 ヒイノの娘


 軽い説明を終えると、夕食までは少し時間があります。
 ラピスさんとユアさんは落ち着かせる為にも、お風呂に入れてはどうかと言われました。
 二階の私室に案内し、ご主人様が一番風呂を上がるタイミングで、一緒にお風呂に入ります。

 ラピスお姉ちゃん、ユアお姉ちゃん、エメリーお姉ちゃん、ミーティアお姉ちゃんと私です。
 私はユアお姉ちゃんが緊張で戸惑っているので助けてあげて欲しいとエメリーお姉ちゃんに言われています。

 私へのお仕事ですね! がんばります! ふんす!


「あら良い子ね~、じゃあ一緒に行きましょうね~」


 でも私はなぜかラピスお姉ちゃんと手を繋いでいます。まぁいっか。ユアお姉ちゃんとも繋いでいきましょう!

 五人で向かった先のお風呂場。ユアお姉ちゃんは初めてらしいです。
 ラピスお姉ちゃんもどうやら海王国にはお風呂自体がないらしく初めてとの事。泳いでるから当然なんですかね。

 脱衣所で服を脱ぐと、二人とも下半身に特徴があって面白いです。

 ユアお姉ちゃんは長~い蛇の尻尾。くねくねしてます。
 ラピスお姉ちゃんは足の付け根から鱗がみっしり付いています。ツェンお姉ちゃんとは違った鱗です。
 手足の指も長くて、そこは水かきのようになっています。


「ひぇ~~~~ななななんですかここはっ!?」

「うわあ~、すごいわね、これは! 泳げるじゃない!」

「泳いではダメですよ、ラピス様」

「最初にお風呂の使い方から教えますね。ラピスもユアもよく聞くように」

「はーい」「はいっ!」


 エメリーお姉ちゃんによるお風呂の勉強会が始まりました。
 私はユアお姉ちゃんについてフォローします。やっぱり最初は使い方とか分からないですからね! 私が先生です!
 頭と身体の洗い方、入浴方法、注意事項など、覚えることがたくさんあります。

 二人は髪の毛も長くて綺麗なので、髪を洗った時には感動していたみたいです。
 やっぱり<洗浄>とは全然違いますよね。一度入ればやみつきです。


「うわわ、何これ! ビューッてなってるわよ!? 海流を作ってるの!?」

「ラピス様、それはジェットバスと言いまして……」

「ふぇ~、なんという贅沢……私なんかがよろしいのでしょうかぁ……」

「侍女とは常に清潔であるべきです。これは贅沢ではなく義務と思って下さい。しかしユア……貴女はこの広い浴場でも足を伸ばせないのですね……」


 くねくねしている足をピンと伸ばすとお風呂に入りきらないようです。
 人蛇族ナーギィってすごい。触るとツルツルして気持ち良いです。

 最初からあまり長く入っちゃうとのぼせちゃいますからね。ほどほどで上がりましょう。
 お風呂から出たら夕食ですよ! 今日はお二人の歓迎会も兼ねてますしきっと豪勢でしょう。
 きっとお母さんが腕を振るっているはず! 楽しみです!




■ヒイノ 兎人族ラビ 女
■30歳 セイヤの奴隷 ティナの母親


 お二人への説明が終わり、さてそろそろ夕食の支度でも……と思ったらご主人様が近づいてきました。
 とてもお疲れのご様子です。


「ヒイノ、今日は何かガツンとしたものが食べたい。パワーを回復させないとダメだ」

「ガツン、ですか……やはりお肉でしょうか」

「ああ、そこでどうだろう―――ドラゴンステーキと言うのは」


 ドラゴンステーキ……! それは王族であっても滅多に口に出来ない伝説の料理では……!
 つまり<インベントリ>の中の風竜を使うと!?
 お二人の歓迎会を兼ねて、そんなすごい料理を作ると!?


「ワイバーンも旨いとは聞くが、ここはもうドラゴンステーキだろ。風竜は今食われる為に狩られたと言っても過言ではない。今食わずしていつ食うというのか。今でしょ。おいそこの天使どもメモるな。今の台詞絶対に後世に残すな」


 まさか私がドラゴンステーキを料理し、食する機会があるだなんて……!
 これは腕が鳴ります! というか私が食べてみたいです!

 とは言え、斬り落とした腕一本<インベントリ>から出されてもそれだけでキッチンが埋まるほどの大きさですから、ここで解体してお肉にする事も出来ません。

 いそいで訓練場へ行きましょう。あそこならば大丈夫です。


「お、おう、そんなに乗り気になるとは思わなかった。しかしあれだな。ずっと後回しにしてたけど、ワイバーンと風竜、本格的に解体しておくべきだな。悪魔族アスモデウスは剥がしたけど」

「そうすればいつでもお肉を料理に使えますしね」

「エントランスに部位を飾るのもいいなぁ。風竜に魔石があるのか分からないけど、あったら亀と並べたい。あっ、ユアの錬金素材にもなるのかな。あとで確認してみるか」


 ユアちゃん、今日のあの様子ですと、竜の素材なんて緊張して使えなそうに思えますけど。
 せめてお屋敷に慣れ切ってからのほうが良いのではないでしょうか。


 それはともかく、今日の夕食分として必要な量だけ、腕から斬り落とします。ご主人様がスパパンと。
 これを熟成させるとどうなるのか気になる所ですが、今日はそのままシンプルに焼いてみましょう。
 初めてのドラゴンステーキですからね。まずは塩胡椒のみで。


 早速キッチンへと戻り、油を敷いたフライパンでジュワ~ッと焼いてみます。
 サリュちゃんが光の速さでやって来ました。


「ななななんですか、このお肉! なんかすごくいい匂いですけど!」

「ふっふっふ、サリュよ、これがドラゴンステーキだ!」

「ド、ドラゴンステーキ……ゴクリ」


 私は真剣にお肉とにらめっこです。これだけのお肉、焼き加減を間違えるわけにはいきません。
 最高のお肉を最高の焼き加減で仕上げる。
 こんな集中力は迷宮でもなかなか見せませんよ、私は。

 そうしてまずは試作の一枚を焼き上げます。
 ご主人様に下手なものを食べさせるわけにもいきません。まずは私が毒見しましょう。


「ちょっ」「ヒイノさんずるい!」

「おーーーいーーーしーーーッッッ!!!」


 思わず目と口から聖なる閃光ホーリーレイが出そうでした。
 いや、これは美味しい。想像以上に肉と油の旨味がガツンと来ます。
 かなり濃厚なのに気付けば口から消えている。そして後味がまた後を引くのです。


「ご主人様、これはかなり危険ですよ。全員で食べたら腕一本なんてすぐに消えるかもしれません」

「まじかよ。じゃあもっと斬っておくか。っていうか俺にも食わせろよ、それ」


 いえ、食べかけをご主人様にお渡しするなんてアレですので、これは私が責任を持って食べます。
 サリュちゃんもお食事の時まで我慢しててね。我慢できるでしょ? 良い子だから。ね? むすーってしないで。


 そしてその日の夕食。


「おーーーいーーーしーーーッッッ!!!」

「うーーーまーーーいーーーぞーーーッッッ!!!」

「このドラゴンステーキを作ったのは誰だ! シェフを呼べ!」


 食堂には聖なる閃光ホーリーレイが飛び交いました。


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