カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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第十章 黒の主、黒屋敷に立つ

236:獣帝国最強、カオテッドでイキり始める

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■ガブリオル 獅人族ライオネル 男
■39歳 Sランククラン【赤き爪痕レッドスカー】クラマス


「おいおい、あれって【赤き爪痕レッドスカー】じゃないか?」
「えっ、じゃあ先頭の獅人族ライオネルがガブリオル!?」
「【小剣聖】か! まじかよ!」
「まさかカオテッド大迷宮に挑むつもりか!?」


 カオテッドへと着いた俺たち十八名は南西区側の第二防壁から街へと入る。
 話には聞いていたが、帝都と差がねえほどの大都市だ。
 これが十年やそこらで出来たってんだからたまげたもんだ。

 よほどカオテッドから採れる迷宮資源が美味しいか、それに群がるヤツらの商魂が逞しいのか。
 まぁ四か国が我先にと励んだ結果なんだろうが、それにしたってよくやったもんだと感心する。
 なるほど皇帝もこの地を欲するわけだ。


 このカオテッドが迷宮を中心とした組合員の街だからと言う事もあるだろう。速攻で俺たちの素性がバレた。
 組合員じゃなくても組合員を相手にしている住人たちならば、そして獣帝国の獣人系種族のやつらならば俺たちの事を知っていて当然だろう。

 なんせ獣帝国じゃ唯一のSランク迷宮組合員だしな。

 自分で言うのも何だが有名になりすぎた。どこへ行っても騒がれるのは当然だ。
 来たことのないカオテッドでも騒がれるのだから、それほど顔が知られているという事だ。


 こうなるとコソコソするわけにもいかず、堂々と肩で風を切って歩くのみ。
 強者は誰から見ても強者でなくてはいけない。


 ましてやこのカオテッドは国と種族が入り乱れた街だ。
 他国のクソ種族の連中に嘗められるわけにはいかない。
 獣人系種族最強。その看板を背負って歩けるのは俺たちだけなのだから。


 ……しかしそんな″いつもの″様子が第一防壁以降、一変した。

 まず、第一防壁の衛兵からだ。


「おっ、Sランクか。すごいな。じゃあ荷物を改めさせてくれ」


 俺たちがSランクの組合員証を見せても「すごい」とは言うものの別段驚いた様子もねえ。
 終いには検問なんか普段は顔パスの俺たちの荷物を改めると言う。


「はあ!? てめえ俺たちが誰だから分かってんのか!? Sランクの【赤き爪痕レッドスカー】だぞ!? とっとと通せよコラ!」

「何言ってんだ。第一防壁は国境も兼ねる検問だぞ? 住人でもない通行者はSランクだろうが検問の対象だ。当たり前だろうが」


 力馬鹿の鬼人族サイアンのくせに生意気な……!
 ぶん殴って押し通そうかとも思ったが、皇帝の依頼もある以上、あまり目を付けられるわけにもいかねえ。
 俺は舌打ちをしつつ、大人しく荷物を見せ、仲間と共に中央区へと入った。


 南西区も結構な賑わいだったが、中央区はさらに人が多い。
 しかも鉱人族ドゥワルフだの導珠族アスラだの樹人族エルブスだの、多種多様な人種が混じってやがる。
 どれもこれも雑魚ばかりのクソ種族どもだが、こうして群れるとさすがに異様だ。

 当然、獣人系種族も相応に居て、そんなヤツらは俺らの事を分かっているらしい。
 遠巻きにヒソヒソ声が聞こえる。まぁ恐れ多く近寄りがたいってのはいつもの事だ。


 そしてその足でカオテッドの中心、迷宮組合本部へ。
 まさに砦と言った方が正しい建屋だ。今まで見たどの組合よりも大きい。
 この中に大迷宮の入口やら、商業組合やら傭兵組合やらあると言う話だし、当然と言えば当然なのだが。

 しかし「おお!」などと感嘆の声を上げるわけにもいかない。
 俺たちにはSランクとしての面子がある。
 田舎から出てきた新人組合員じゃあるまいし、さも当然と言った風に振る舞う必要がある。


 さあここからが第一の正念場だ。
 本部の連中に嘗められるわけにはいかない。Sランクとして、絶対強者として振る舞う。
 それが例え今まで避けてきた迷宮組合、本部長であってもだ。

 俺は後ろのクランメンバーに目配せし「行くぞ」と心の中で声を上げた。


 その砦に踏み入れれば、そこは規模が大きいながらも他の組合とさほど変わらない。
 ホールはバカでかく、組合員の数も多い。受付のカウンターにも受付嬢がずらっと並んでいる。なるほどさすがは本部だな。

 俺はたまたま空いていた羊人族サテュロの受付嬢の元へと行く。


「おい、拠点変更だ。さっさと手続きしろ」

「はぁ……あ、Sランク! ……ですか。少々お待ち下さい」


 Sランクだと驚いたのは一瞬、すぐに冷静に手続きをし始める。
 その様子は獣人系種族でありながら俺たちを知っていた風ではない。

 しかし組合員証を見てさほど取り乱さずに受付しているのを見るに、やはり本部の受付嬢はよく訓練されていると見える。
 普通の受付嬢ならば「えええSランク!? ちょちょちょっとお待ちをををを」とかなるからな。


「それと本部長に取り次ぎだ」

「本部長にですか? ご用件は?」

「チッ! Sランクの【赤き爪痕レッドスカー】がカオテッドにまで来てやったんだぞ!? 本部長に面通すくらいするだろうが!」

「は、はぁ、少々お待ち下さい」


 ったく、訓練された本部の受付嬢と言ってもこの程度か。
 Sランクが来たらそこのトップが直に挨拶するのが普通じゃねえか。
 ここが本部だろうが相手が本部長だろうがそれは変わらねえ。俺たちはSランクなんだ。

 どうやら羊人族サテュロの女が確認した所、本部長が俺らと会うらしい。当然だな。
 三階へと上がり、本部長室へと入る。
 俺の対面に座るのは導珠族アスラのジジイ。こいつがスペッキオ本部長か。


「ほお、帝都ディン=ボロウのSランク【赤き爪痕レッドスカー】がカオテッドに挑戦か。わざわざ儂に挨拶とは意外と律儀じゃのう」


 嘗められまいとふんぞり返り、睨みつけるこちらを、飄々と受け流すような対応。食えねえジジイだ。
 魔法しか能のねえ導珠族アスラのくせに随分と粋がってやがる。
 ま、さすがは本部長と言った所か。


「で? 用件は挨拶だけか?」

「あん? 俺らがわざわざカオテッドまで来て迷宮を攻略してやろうってんだぞ? 情報くらいよこすのが筋じゃねえのか?」

「ほう、獣帝国の組合支部はそんな優遇しておるのか。それは良い事を聞いたのう。情報なら受付で売っておるわい。高給取りのSランクじゃったら買えば良かろう」

「なにぃ!?」


 このジジイ……! 俺らに迷宮の情報を寄越さねえってのか!? Sランクだぞ!?
 まさか攻略させたくねえってわけでもあるまいし。どんだけ融通利かねえってんだよ、ここは!


「【黒曜樹】とか言う素材が手に入るんだろうが! 俺らがそれを取って来てやるってんだぞ!?」

「ああ、それ目当てで来たのか。確かに【黒曜樹】の情報はまだ受付では売り出してないのう。自分たちで探索してみたらどうじゃ?」

「チィッ! ジジイてめえッ!」

「そもそも組合員の見本たるSランクが初心者でも出来る情報収集を疎かにするとか……まぁどこかで聞いた話じゃが、それくらいはして貰わんとな」


 こいつ……言わせておけば……!
 俺だけじゃなく、並んだクランメンバーからも殺気が出ている。
 しかしそんなものどこ吹く風とでも言うように、本部長は態度を変えない。


「まぁこれくらいは良いか。お目当てのものは現在の最前線、四階層にあるぞい。お主らが四階層まで行けるか分からんが、行って確かめてみれば良かろう。行けるものならば、な」

「ああん!? 俺らが最前線まで辿り着けねえとでも言いてえのか!? ざけんじゃねえぞ!」

「今のところ四階層に行った事のあるのは何年も経験のあるAランクと、初見で三階層を抜けたSランクが一組のみじゃ。お主らが同じSランクと言うなら頑張れば行けるかもしれんのう」


 Sランクってそいつぁ……!


「……例の基人族ゴブリンのクランか?」

「なんじゃ知っておったのか。そうそう、その基人族ヒュームのクランしか単独では行けておらんな」

「ケッ! クソザコ種族の基人族ヒュームがSランクなわけねえだろうが! 最前線どころか組合員にだってなりゃしねえ! それが本当ならカオテッドはどんだけレベルが低いんだっつう話だぜ!」

「かっかっか。世の中には嘘のような真実などいくらでもあるもんじゃよ。まぁ【黒屋敷】の事はカオテッドに居る限り、いくらでも情報が手に入るじゃろう。まさか儂に【黒屋敷】の情報を寄越せとは言うまい?」


 そのクランの情報収集も依頼の一つだ。
 しかしこの様子じゃあ本部長このジジイから聞き出すのは無理だな。
 適当な組合員を捕まえて吐かせるしかねえか。


 結局、ジジイから仕入れた情報は『最前線の四階層に【黒曜樹】がある』って事くらいだ。
 どうやってそこまで行くか、大迷宮をどう攻略するのか、それは情報を買うか人伝に聞くしかねえ。
 もしくは自分たちの足で確かめるか、だな。

 とは言え、ホールで他の組合員どもに『カオテッド大迷宮ってどんなとこ?』とか聞けるわけがねえ。こちとらSランクだ。地道な聞き込みなんて迷宮初心者やクソ種族どもがやる事だ。
 従って、とりあえずは出揃っている情報を大人しく買うしかねえ。


 はぁ、なんでSランクの俺らがわざわざ情報に金を出さなきゃいけねえんだ。
 カオテッドも一応は他国だから融通が利かねえってのも分かるが、ここは迷宮組合で俺たちはSランクだぞ?
 俺らの攻略の手助けをして当然だ。むしろ『攻略しに来て下さってありがとうございます』と頭を下げるべきだろうが。

 それをあのジジイ……! 今に見返してやるから覚えておけよ!
 カオテッドが獣帝国の縄張りになったら、真っ先に引導渡してやるぜ!


 怒りが収まらないまま、階段を下りていると二階に住居組合の看板があった。
 そういやここの本部は住居組合も独自に運営しているんだったな。
 となりゃ、探索する上での拠点を選んでおいてもいいだろう。

 獣帝国の縄張りとなった時の事も考えれば、今のうちに一番デカイ邸宅を手に入れておくべきだ。
 そこを俺たち【赤き爪痕レッドスカー】のクランハウスにしておけば、探索するにも便利だし、獣帝国の占拠後も安泰だ。


 受付は樹人族エルブスの女だ。
 俺らを誰だか分かっていねえようだから、Sランクだと強調して、一番良い物件を出させる。
 Sランク様に相応しい、最高の物件を寄越せとな。


「中央区で一番の邸宅はすでに入居されていますね。その隣でしたら……ああ、そこも仮予約の状態でしたか。お売りできませんね。グレードが下がるこちらでしたらご案内出来ますが」

「はぁ!? おいおい、Sランクの俺たちが住んでやるって言ってんだぞ! 入居してるんだったら、さっさと明け渡せ!」

「それは出来ませんね。退去願いも出来ませんし、ましてや我々は組合所属の住居組合ですから、組合員の保護はランク関係なく行いますので。……まぁその相手もSランクなんですが(小声)」


 全く、この街は何だってんだ! あのジジイと言い、住居組合と言い!
 Sランクの俺たちに探索させようって気がねえんじゃねえか!?
 クランハウスの為の邸宅くらい組合で用意しろってんだ!

 あー、ままならねえ。初日から最悪だ。
 こんな街はさっさと獣帝国のものになった方がいい。

 とりあえず適当な高級宿でも手配してそこを拠点とするしかねえ。
 で、さっさと四階層に行って【黒曜樹】の確認だ。

 基人族ゴブリンは二の次でいいだろ。どうせ嘘ばかりだろうしな。
 どうでもいいぜ、【黒屋敷】とか言うクランの事なんか。


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