251 / 421
第十章 黒の主、黒屋敷に立つ
242:獣帝国最強、黒屋敷をディスり始める
しおりを挟む■ガブリオル 獅人族 男
■39歳 Sランククラン【赤き爪痕】クラマス
中央区の高級宿に泊まりつつ、探索を重ねる。
元より一気に四階層まで進むつもりはなかったが、予想以上にカオテッド大迷宮の難易度は高い。
それは魔物や罠、大きさなど総合的に見てだ。思いの外遅々となっている感は否めない。
それでもクラン全体で探索を行ってんだ。数日間潜れば、相当な稼ぎになる。
一度の探索でドロップ品の他、魔石を百個以上も買い取りに出したりもした。
まぁ受付嬢は思ったほど驚かず、淡々と査定していたが……驚きすぎて″素″になっちまう事もあるだろう。
探索から帰れば次の探索までは数日を開ける。迷宮組合員としての常識だ。
探索の準備もあるし、身体と精神を完全な状態で臨む必要がある。
迷宮ではちょっとした油断から命を落とす。強者である俺たちだからこそ油断はしねえ。
そんな探索の合間には普通に街を練り歩いたりもするわけだが、別にこっちが聞き込んでいるわけじゃねえのに例の基人族――【黒の主】と【黒屋敷】の情報が入ってくる。
組合員の話声を聞いてもそうだし、普通の商人たちも話題にしている事が多い。
中央区だけじゃねえ。他区にしたってそうだ。
まるでそいつらが英雄かのような口ぶり。実際に吟遊詩人がヤツらの事を歌っていたりもする。
【黒屋敷】が本当にSランクだったとして、所属しているカオテッドで有名になるのは、俺たちもそうだったから分かるんだが、それにしたって騒がれ方が異常だと感じた。
まるで王とか神の話でもしているように、こぞって持ち上げる。
基人族をだぞ?
何なんだこの街の住人どもは。低脳種族ばっかじゃねえか。全く理解できねえ。
話を聞いた中で、おそらくその原因が【天庸】とかいう組織の襲撃から街を守った事によるものだとは予想がつく。
どんな組織か知らねえが魔導王国の闇組織だってんだからどうせちんけなもんだろう。
しかも襲撃があったのはもう三月近くも前の事だ。
それを未だに話題にしてんだから、余程話のネタがねえんだろう。こんなデカイ街なのに寂しいもんだ。
ともかく集まった情報を精査して報告しなきゃなんねえんだが、どれも荒唐無稽すぎて困る。
まるで街全体が夢でも見てるんじゃねえのかと言いたくなるほどだ。
全く真実味がないし、街ぐるみで俺たちに嘘をついていると思った方が幾分かマシだ。
そんな情報の一つが【白い狼人族の聖女】。
もうこの字面だけで嘘くさいだろ?
だが組合員はこいつの話をしている事が多い。宗教的にも感じるほどだ。
言うまでもなく狼人族は素早さと連携に秀でた近接戦闘特化の戦闘系種族。
そして『白い忌み子』にはその戦闘能力が全くない、種族としての半端者だ。忌避される存在。
逆に魔法の素養があるらしいがそれにしたって魔法使いとして活躍できるほどじゃねえ。
話を聞くにその忌み子は神聖魔法の素養があるのだろう。
だが種族が狼人族である以上、どこぞの巫女や神官ほどの神聖魔法は使えねえだろうし、ましてや【聖女】と呼ばれるほどの魔法行使が出来るはずがねえ。
「狼人族の【聖女】ねぇ。どっちが上かはっきりさせたいもんだね」
「会っても殺すんじゃねえぞ、ウルティマ。面倒が増えるだけだ」
「報酬上乗せしてくれないかねぇ。偽りの聖女討伐ボーナス。クククッ」
うちの【聖女】様はご立腹だ。こいつは金さえ入れば殺しだって躊躇せずにやる女だ。
だが【聖女】と言われるほどの神聖魔法行使力を持っているのは間違いねえ。
ま、こんな変なやつだから神殿に勤めるでもなく組合員でいるんだろうがな。
俺の予想ではその狼人族は神聖魔法ではなくポーションとかを使って住民の救援を行ったんじゃねえかと思ってる。その【天庸】とかいうヤツらの襲撃の時な。
どうやら【黒屋敷】は金持ちらしく――これも基人族としたら嘘くせえ話だが――その金で回復アイテムを多く所持していたんじゃねえかと。
その救援活動によって【聖女】とか言われてるんじゃねえかと思うわけだ。
翻って考えれば、ヤツらが最前線に行けたのも、その資金力で魔道具やアイテムを買い漁り、探索した結果なんじゃねえかと思い至った。
強い傭兵を雇うのもいいだろう。奴隷を買い漁って盾にするのもいい。
金の力で探索を楽にするってのは俺たちもやってる事だしな。
なぜヤツらにそんな資金力があるのか、今度はそこが疑問になる。
報告書を出すにしても今のままなら、ただの世迷言だ。嘘を並べていると思われてお終い。
もう少し具体的で信憑性のある報告内容が欲しいが……。
……ヤツらのホームを探ってみるか?
……それともヤツらと親密そうな組合員に無理矢理吐かせるか?
ま、いずれにせよまとめるのは時間の問題だな。
俺たちは第一に四階層に行かないといけねえから、そっちのが優先だ。
「今度こそ二階層を突破するぞ」
「おう! ……しかしあそこのウェアウルフ群れすぎでしょう。連携もすごいし」
「ああ、砦って言う地形の問題もあるが他所のウェアウルフより強く感じるよな」
ぐちぐちいっているクランメンバーの尻を叩き、さっさと促す。
四階層どころか三階層にも行けていないとか俺らの面子に関わるからな。
俺たちは獣人系種族最強。Sランククランなんだ。他のクソ種族どもに遅れをとるわけにはいかねえんだよ。
■ツェン・スィ 竜人族 女
■305歳 セイヤの奴隷
「<空拳>!」
あたしの一撃で離れたゴブリンが次々に吹っ飛ばされていく。
よっし! 絶好調!
ご主人様からもらった<空拳>のスキルは、殴った時に衝撃波みたいなものが出て、それが直線上に伸びる感覚だ。
魔法攻撃ってわけじゃねえが、打撃属性の<風の槍>みたいなもんだな。
有効範囲は狭いが射程もそこそこ。まさにご主人様の<飛刃>の打撃版って感じ。
色々と試した結果、拳撃だけじゃなく蹴りや尾撃にも<空拳>が乗るとわかった。
両手で殴った後、回し蹴りをして尾撃を入れる。その全てが遠距離攻撃になるっつーわけだ。
近接一辺倒だったあたしに待望の遠距離攻撃。正直はしゃいでいる。
……まぁそんな連続攻撃するくらいなら両手で連撃した方が速いんだが。
……あと一応遠距離攻撃として<水魔法>も使えるんだが。使わないし。
とにかく今はスキルの習熟を含め、ウキウキと迷宮に来る事が多い。
それはあたしだけじゃなく同じようにスキルをもらった連中もだ。
イブキはゴブリン相手でも<剛力>で倒して使用感を試しているし、サリュは<魔力探知>で完全に斥候役になってる。まぁ本格的に潜る時はネネやアネモネに斥候は任せるのかもしれないが。
ラピスも<演算>を手に入れてから本格的に前衛に加わり出した。完全前衛というよりは遊撃のような感じだ。
槍と魔法を使いながら、周りの味方の状況を確認し位置取りする、というのは本当に難しい……らしい。あたしにはよく分からん。
本人は「<演算>のいい訓練になる」と笑顔だったが、頭の使いすぎで結構疲れるようだ。
同じように前衛後衛を務める連中はよくやるもんだ。聞けばミーティアもラピスと同じように頭が疲れるらしいし。
ポルはなんて事ないようにやってるけどな。あんま考えてなさそうだ。
エメリーは……聞くだけ無駄だろう。あいつは下手するとご主人様以上に理外の生物だ。
さすがにジイナの<毒耐性>は試せないが、ティナは<螺旋剣>をすでに使いこなしている。
ミーティアの<鷹の目>も一階層だと役に立たないので使っていないが、新装備の【紅焔のアミュレットリング】は具合が良いらしい。今は弓よりも魔法攻撃が多いな。
そんな中、全く使いこなせず苦労しているやつも居る。
「<氷の槍><風の槍>! ふぅ、ダメですわね……」
ウェルシアだ。
魔導王国の国宝【狂飄の杖】と【溟海の杖】を手に入れ、両手に杖の二杖流になった。
いきなり杖が強力になりすぎて感覚が狂うというのもあるが、両手でそれぞれ<風魔法>と<水魔法>を連続して撃つのに魔力操作が難しいらしい。
地下訓練場で杖捌きの模擬戦などもやっているが、二杖流の指南書なんてあるはずもなく完全に自己流。
一応両手でハルバードを扱えるエメリーに助言はもらっているようだが、エメリーと同じ動きが出来るわけもねえし、出来たところでエメリーのそれは後衛魔法職のもんじゃねえ。だから本当に一応って感じだ。
こればっかりは数をこなして身につけるしかねえだろってあたしもイブキと相談し、なるべくウェルシアは迷宮に行かせるようにしている。
あたしやティナなんかより多いんじゃねえかな。
羨ましいけど苦労してるのが分かるからなぁ。あたしも応援はしているが。
「攻撃の機会を頂いているのにちっとも上手くなりません。何とももどかしいですわね。申し訳ありません」
「いいって事よ。あたしらだって順番に攻撃はしてるんだしな。気にすんな」
「ありがとうございます」
「あたしは魔法の事よく分かんないけど、律儀に【狂飄の杖】から<風魔法>、【溟海の杖】から<水魔法>ってする必要あんのか? 別に【溟海の杖】から<風魔法>だって撃てるんだろ?」
「それはそうですが……しかし威力が全く異なりますし、せっかくの杖ですから有効に使いたいと……」
「なーんか見てるとその使い分けでギクシャクしてる感じがすんだよなー。もっと大雑把に撃ちまくればいいのにって」
「なるほど……」
ま、あたしは魔法使いじゃねーし使えるのも<水魔法>だけだから複数属性の使い分けなんてよく分からないけどな。
でもウェルシアは何か思う所があったらしい。
ブツブツと呟きながら杖を素振りしている。
ご主人様の予定だと今後三階層に行くらしいからなー。そこまでにウェルシアには杖に慣れてもらわないと。
あそこは<風魔法>が有効らしいしな。頑張って欲しいところだ。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる