310 / 421
第十二章 黒の主、禁忌の域に立つ
299:空前絶後の報告会 前編
しおりを挟む■メルクリオ・エクスマギア 導珠族 男
■72歳 クラン【魔導の宝珠】クラマス 魔導王国第三王子
突然、スペッキオ老から呼ばれた。付きあいは長いし頻繁に話もするが、組合員として組合から呼ばれるのは珍しい。
何事だと思ったら【黒屋敷】の探索報告会に参加してくれと言う。
四階層初到達の時も同様に呼ばれたが、あの時は【黒屋敷】の素性もよく分かっておらず、四階層の事など誰にも分からない状態であったからこそ、アドバイザー的な意味で同席したのだ。
今回は合同調査探索も含めて三回目だろう? 別に僕が居なくてもいいんじゃないか?
そりゃ【黒屋敷】の探索の内容が気になるのは確かだが、個人的に聞けばいいし、報告会に同席する必要はない。
第一僕だって一人の組合員なわけだから、他クランの情報を搾取しているようで風聞の良いものじゃない。
と、思っていたら今回はセイヤの方からの依頼らしい。
本部長への報告会には僕も同席して欲しいと。
……なんかもう嫌な予感しかしないんだが?
……わざわざ僕を同席させる意味って何だよ。何かあるなら普通にホームに来いよ。三軒隣りだぞ?
溜息を吐きつつ、行かないという選択肢もないわけで、僕は翌朝から渋々本部長室を訪れた。
「スペッキオ老、僕、居なきゃダメですかね? 何か嫌な予感するんですけど」
「儂もじゃ。四階層初探索の時よりセイヤ達の規格外っぷりを知っている今だからかのう、こちらの想定していない事を報告して来そうな気配しかせん」
「半分諦めてはいるんですけどね、【黒屋敷】は皆、化け物しか居ないんですから。知っているが故の過大評価なのかもしれませんが」
「過大で済めば良いがのう。【炎岩竜】以上の衝撃が待っていそうな予感さえするぞい」
誰もが足を踏み入れたことのない四階層。そこに行ったばかりか、新種の竜を討伐した。
そして屋敷ほどの大きさの甲羅を持ち帰り、僕らに実際それを見せた。
それは驚くとか衝撃的とか、そういう次元の話ではない。
今回の報告では、またそれと同じような事が起きたのか。いや、それ以上の何かが起きたのか。
聞きたい気持ちもあるんだが、半分以上は聞きたくない方に傾いている。心労が怖い。
スペッキオ老とそんな愚痴を言い合っていると、どうやらSランク様のお出ましらしい。
メリーに続いてセイヤ達も入って来た。
「失礼します。お、メルクリオ、悪いな。呼んじゃって」
「驚き疲れるのが後か今かという話だろ? なら早めの方がいいさ」
「俺も報告と相談するのは一度にしたいからな、同席してもらって助かる」
驚き疲れる内容だと言う事を否定して欲しかったんだが?
つまりセイヤが僕とスペッキオ老に相談したいって事か?
珍しいと思うと同時に、嫌な予感が増す。
メリーは全員にお茶を入れて退室。全員がソファーに座った。
セイヤと共に来たメイドは、エメリー、イブキ、ミーティア様、フロロ、そしてシャムシャエル司教。
シャムシャエル司教が居るのはこれまた珍しいと感じる。
まぁ前回の報告会ではそもそも加入していなかったわけだが。
ともかくセイヤの後ろに立たせるのではなく、スペッキオ老はソファーに並んで座らせた。
いよいよとばかりにスペッキオ老が切り出す。
「さて、何から聞いた方が良いかのう」
「どうします? 探索を時系列に説明するか、例の光の件だけ先に話すか」
例の光? あの数日前にカオテッド全体が薄紫に光ったやつか?
あの時僕は区長との打ち合わせで北東区に居た。
区長宅の一室が薄紫の光に包まれ混乱したが、すぐに光は収まった。
周りの誰に聞いても何も分からず、特にその後の変化もないようだったから不思議には思えど問題はないのだろうと思っていたが……。
……あの原因もセイヤなのか!? 今回の報告会はそれも含んでいるのか!?
……これこそまさに聞きたいような聞きたくないような感じなんだが。
「昨日の時点で報告に来なかったという事はひっ迫した問題ではないという事じゃろ? じゃったら分かりやすく時系列で説明して貰おうかのう」
「僕もその方が嬉しいかな。いきなり聞くよりも心構えをしておきたいからね」
「分かりました。では探索の報告を、順を追って報告します」
セイヤが″相談″とか言い出したのがその″薄紫の光″の件なのだろう。
報告会の最初で訳の分からない大事のような相談を持ち掛けられても困る。
ならば【黒屋敷】お得意の常識外の探索報告でも聞いたほうがマシだ。
「えー、うちのクラン全員、総勢二一名で探索を開始しまして、目的は装備に使う『火属性の【領域主】の魔石』を手に入れるという事だったので四階層までは最短で進みました」
なるほど。今回の大規模探索は魔石目的だったのか。
スペッキオ老は知らないはずだが【魔竜剣】を量産しているのだから当然か。セイヤが言うには【炎岩竜】素材の武器であれば火属性の魔石の方が強くなるという話だったはず。
ならばいかにも火属性の【領域主】が多そうな四階層で集めるのは定石。
しかし今まで倒した四階層の【領域主】だと火属性は【炎岩竜】のみ。
であれば新たな【領域主】を発見するか、【炎岩竜】に再び挑むか、それとも滝つぼの――
「初日は三階層の『枯れ木の森』の入口辺りでキャンプを張りまして……」
「待て待て待て!」「早すぎるじゃろ!」
同時に突っ込んだ。普通に言うから危うくスルーする所だった。
前回は二階層の『砦』でキャンプを張ったはずだ。僕らも調査探索の時にそれを味わったが、常に走り続けてやっとという所だぞ?
それなのに今回は三階層まで行っただと? 初日で?
聞けば最近【黒屋敷】は能力向上魔法の運用に取り組んでいるらしく、常に魔法を掛け、回復しつつ走ったと言うのだ。
それをさも当たり前の事のように言う。
「いや、走る事も異常だし、能力向上魔法を掛け続けるのはもっと異常なんだぞ?」
「そうなのか?」
「当然だ。常に魔力を消費し続けるなんて正気の沙汰じゃない。普通、能力向上魔法は戦闘時のみに掛けるものだ」
「うちじゃ家事とかでも使ってるけどな。ポルとか農作業がしやすくなったって喜んでたぞ?」
「迷宮どころか日常的に能力向上魔法を使ってるのか……」
「諦めい、メルクリオ。こやつらに常識を期待した儂らがバカじゃった」
スペッキオ老、最近、セイヤたちの事となると諦めが良くなりましたよね?
僕は未だに自分の中の常識と戦っているんですが。本国への報告書に書く必要もありますし。
「とにかく初日はそれで終わり。二日目は三階層を突破して四階層へ。まずは『滝つぼ』のヤツを倒そうと」
「二日目でそこまで行ったのか……と言うか、あいつに挑んだのか!? あのシーサーペントもどきに!?」
「ふむ、その様子だと倒したという事かのう? あれだけ嫌がっておったのに」
「メンバーも増えて装備も変えましたし、結構入念に戦略も練りましたよ」
セイヤの口から戦略とか……いつも行き当たりばったりのイメージしかないんだが。
五首ヒュドラの時とかも適当に突っ込んで終わりだったし。
しかしあのシーサーペントもどきに対して慎重になるのは分かる。僕もこの目で見たからね。
ヤツと戦う以前に地形が厳しすぎるのだ。僕ら【魔導の宝珠】では戦えるビジョンさえ見えない。
セイヤたちはいつでも壁を張る準備をしつつ、滝つぼまでの階段を降りたらしい。
保険として天使族の二人にも壁になってもらいながら。
なるほど、飛行出来て尚且つ壁を張れる人員が二人も居るのか。それは【黒屋敷】にしか出来ない手だな。
ところが、そうして警戒して階段を下っても一向にシーサーペントもどきは攻撃も察知もしなかったそうだ。
「でも階段から地面に下りた瞬間に気付いて威嚇してきましてね、どうやら地面に居る者に対して敵対行動をとるようです」
「ほう、何ともトラップめいた【領域主】じゃのう」
「階段に居る限り襲われないという事かい? であれば僕らにもやりようはあるかもしれないな」
「あくまで俺たちが行った時は、だぞ? 一回しか試してないから過信しないでくれ」
今度四階層に行った時は検証してみるのも良いかもしれない。
……いや、それで攻撃されれば被害は甚大だな。【黒屋敷】以外では検証自体が難しい。
ともかく滝つぼの地面に降りてから戦闘開始。【黒屋敷】は珍しく防御陣形。
突進を誘発し、防いだ所をまた釣ったらしい……。
「またか……」
「と言うかよく防げたし、よく釣り上げられたね。いや【黒屋敷】の盾役が優秀なのは知っているが」
「あの巨体で反動つけての突進だから相当だったぞ。ドルチェとヒイノが二人掛かりでも下がらされたからな。ただ攻撃力も重量も亀ほどじゃない」
比べる基準がおかしいが、【炎岩竜】との戦闘経験があったから戦えたという事だろう。
実際に鎖で釣ったイブキ曰く、亀とは比べ物にならないほど釣るのは楽との事だ。
どう見ても、どう聞いても楽には思えないのだが……。
「蛇の攻撃は突進と噛み付き、あとは溶岩弾を口から飛ばしてきましたね」
「突進の威力は聞いたが他はどんなもんかのう」
「ドルチェ曰く、巨体な分、トロールキングより攻撃の威力が高いらしいですね」←イブキ
「溶岩弾は合成魔物のブレスより若干強いくらいかのう」←フロロ
「淡々と言いおって……比較対象がアレじゃがとりあえずとんでもない魔物という事は分かったわい」
そうした苛烈な攻撃に耐えつつ、釣りあげた上で一斉に攻撃し倒したらしい。
セイヤは「防御力や体力はそれほどでもない」と言うが全く信用ならない。
【黒屋敷】基準にしてもらっては困る。
ドロップ品から、あれはやはりシーサーペントとは別種。【大炎蛇】という魔物らしいと分かった。
スペッキオ老も知らないというので新種が確定した。前回の報告の時点でそうだとは思っていたけど。
ドロップ品は博物館に飾るので組合には売らないと言うとスペッキオ老が残念そうにしていたが、それを呼び水に博物館の入館者が増えるとなれば話は別。喜ばしいやら悲しいやらで、何とも微妙な表情をしていた。
と、そこまで聞いただけでも今回の探索では大戦果なわけだ。
ここで探索を終わりとしても良い所。
しかし驚くなかれ、これは『探索二日目』の報告なのだ。
「これで二日目とか……気が重くなるのう……」
「自分で言うのも何ですけど、今回の探索は濃いんですよねぇ」
「セイヤ達の探索が薄かった試しがないんだが?」
毎日のように行っている一階層の探索でさえ濃いんだからね?
普通のパーティーの数倍の魔石を手に入れてるんだからね?
「――で、三日目は『トロールの集落』で一日、トロールキングと戦いまして」
「「またか!!!」」
ほらもう! さらっと言う内容が濃いんだよ!
なんで毎回毎回【領域主】と連戦するんだ! 一回で十分だろう!?
はぁ……やっぱりこの先を聞くのが怖いなぁ……。
0
あなたにおすすめの小説
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
異世界帰りの英雄は理不尽な現代でそこそこ無双する〜やりすぎはいかんよ、やりすぎは〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
<これからは「週一投稿(できれば毎週土曜日9:00)」または「不定期投稿」となります>
「異世界から元の世界に戻るとレベルはリセットされる」⋯⋯そう女神に告げられるも「それでも元の世界で自分の人生を取り戻したい」と言って一から出直すつもりで元の世界に戻った結城タケル。
死ぬ前の時間軸——5年前の高校2年生の、あの事故現場に戻ったタケル。そこはダンジョンのある現代。タケルはダンジョン探索者《シーカー》になるべくダンジョン養成講座を受け、初心者養成ダンジョンに入る。
レベル1ではスライム1匹にさえ苦戦するという貧弱さであるにも関わらず、最悪なことに2匹のゴブリンに遭遇するタケル。
絶望の中、タケルは「どうにかしなければ⋯⋯」と必死の中、ステータスをおもむろに開く。それはただの悪あがきのようなものだったが、
「え?、何だ⋯⋯これ?」
これは、異世界に転移し魔王を倒した勇者が、ダンジョンのある現代に戻っていろいろとやらかしていく物語である。
【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。
シトラス=ライス
ファンタジー
万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。
十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。
そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。
おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。
夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。
彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、
「獲物、来ましたね……?」
下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】
アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。
*前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。
また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【モブ魂】~ゲームの下っ端ザコキャラに転生したオレ、知識チートで無双したらハーレムできました~なお、妹は激怒している模様
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ?
――――それ、オレなんだわ……。
昔流行ったゲーム『魔剣伝説』の中で、悪事を働く辺境伯の息子……の取り巻きの一人に転生してしまったオレ。
そんなオレには、病に侵された双子の妹がいた。
妹を死なせないために、オレがとった秘策とは――――。
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる