カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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第十二章 黒の主、禁忌の域に立つ

300:空前絶後の報告会 中編

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■スペッキオ 導珠族アスラ 男
■303歳 迷宮組合カオテッド本部長


 【黒屋敷】の報告会は続いておる。心労も増しておる。
 分かっていた事ではあるが、やはり、こいつら頭おかしい。

 【大炎蛇】の発見と討伐、その一つをとっても功績は計り知れん。
 だと言うのに、それがまだ探索の序盤も序盤。二日目の出来事だと言うのだから最早呆れるしかない。

 じゃあ三日目は何が起きたのかと思えば、トロールキングを十五体ばかり狩ったと。うむ頭おかしい。

 トロールキングはトロール二〇体を率いて現れるらしい。
 【領域主】がリポップしない事も考えれば、トロールを何百体狩ったのかという話になる。
 ゴブリンだってそんなに倒すのはキツイぞ? スタンピードじゃあるまいし。


 こやつらが儂の理外の生物だとは分かっておるが、毎回毎回予想を越えられると非常に疲れる。年寄りには辛い。

 もうSランクとかそういう括りでは測れんと分かりきっておるし、本当にSSランクやらSSSランクやら考えた方が良いかもしれん。
 歴史的に見ても最強のクランには違いないじゃろう。


「――で、四日目は【黒曜樹】を伐るついでに五首ヒュドラを倒しまして」

「ついでで倒すんじゃないよ、ヒュドラだぞ、新種のヒュドラ」

「あ、五〇本くらい伐ったんですけど要ります?」

「要りますぅ! 出来るだけ買い取りますぅ!」

「スペッキオ老……」


 よーしよしよし、さすがはセイヤじゃな。ナイス採取。
 どうせ魔石やら【領域主】素材やら大量なんじゃろうが【黒曜樹】は出来る限り買わねば。

 しかし金が……また借金かのう……。いやいや博物館の売り上げがある今ならばもしや……。


「しかしよくそれだけ伐れたもんだよ。例の雑魚敵に襲われなかったのかい?」

「どうやら伐り続けるとリポップした傍から襲い掛かって来るらしいな。行き帰りで計四回襲ってきたぞ」

「やはり最初の一回だけという事ではないのか。だろうとは思ったけど」

「ままならん採取トラップじゃのう。それだけ価値が衰えんという事じゃが。規格外のマジックバッグを持っておるから助かるが」

「あ、それも言っておかないといけないんですが」


 ん? なんじゃ? セイヤが真剣な顔になりおった。
 前のめりになって小声になる。


「相談したい事の一つがその件なんです。他言無用でお願いしたいんですが大丈夫ですかね。メルクリオも出来れば報告するにしても誤魔化して欲しい」

「ふむ、儂は組合としての守秘義務もあるからのう。組合員の秘密など吹聴せん」

「僕はまぁ報告するなと言われれば無理にするつもりはないよ。でも内容次第で報告した方が良いと思ったら相談させてくれ」


 セイヤに他言するなと念を押されるのは初めてかもしれん。
 明らかに秘密が多そうなこやつの事じゃ。何かしらはあると思ったが……。
 つまりはマジックバッグに関する事かの?


「俺が持っているのは実はマジックバッグではなく、『スキル』なんですよ」

「スキル? 収納する為のスキルという事か?」

「ええ、多分俺しか持ってないスキルだと思います。<インベントリ>と言うんですが」

「……聞いた事はないのう」


 マジックバッグなどの収納系道具は、元を辿れば迷宮産のマジックテントのようなものを人の手で造ろうとした過去の人々の研鑽の結果じゃ。

 特殊な素材、特殊な魔法陣、それらを開発しやっとの事で拡張空間の作成に成功。
 そこから気が遠くなるほどの年月を掛け、徐々に性能を高めていったのが現在。

 しかしセイヤのマジックバッグは、現在の最高品質のものに比べ、数十、数百倍の容量を持っていると思っておった。
 あの亀の甲羅を間近で見たのだから尚更じゃ。

 そんなものは迷宮産以外に考えられんから、おそらくそれを持っているのだろうと思っておったが……まさかスキルとは。


「その<インベントリ>というスキルの性能は? あの甲羅や【黒曜樹】が五〇本も入っているなら想像を絶するが」

「容量は無制限です」

「「!?」」

「おまけに時間の経過もなし。腐らないし劣化もしません」

「はあっ!? そ、そんなとんでもないスキルがあるのか!?」

「はぁ……そりゃ秘密にしてくれなんぞ言うわけじゃのう……」


 少し考えただけでその有用性は計り知れない。
 単純な話、大量の海の魚を新鮮なまま、内陸部に運べばそれだけで大儲けじゃ。
 しかも運搬者が最強のセイヤときておる。安全性は言うまでもない。

 それこそヴラーディオの小僧の耳にでも入れば思いっきり利用するじゃろう。
 ただでさえSランクの基人族ヒュームというだけで目立ち、狙われておるのに、これが知られれば余計に狙われるのは間違いない。


「ああ、だから魔導王国うちにビリヤードやら本棚を持って来て、食料品を大量に買って帰ったのか……ようやく繋がったよ」

「だな。ともかくそんなわけで【黒曜樹】も大量にあるわけです。うちの分は別に確保してあるのでいくらでも組合に売れますよ」

「組合として助かるのは間違いない。余計な詮索はしないようメリーたちにも伝えておこう」


 そのスキルのおかげで買い取り品が大量になるわけじゃからな。
 秘密にする事でその恩恵を享受出来るのならばいくらでも協力しよう。

 やれやれ、とは言えこれで一つ、セイヤの謎が解けたのう。心労は増したが。

 一息ついて話は探索の報告へと戻る。
 脱線した内容が濃すぎるんじゃが。いや、今は続きを聞こう。


「それでそこからどう探索しようかという話になって、結局は『トロールの集落』の北側、火山方面に進んでみようと」

「中央部を真っすぐか。確か荒野のような地面が続いていたね。小高い丘もあったから見えはしなかったが」

「そうそう。それで一泊挟んで進んでみたんだ。ここら辺になるとウィスプも出て来る」


 ウィスプか。青白い火の玉のような魔物じゃな。
 ゴースト系と同じく物理攻撃は無効。四階層の今までの魔物とは毛色が違うのう。


「で、丘を三つ越えたくらいかな? その先に『廃墟の街』がありました」

「街? あの人気ひとけのない四階層で街かい?」


 それはまた意外な″エリア″じゃのう。
 セイヤが言うには城壁も家々も崩れた、完全なる廃墟。太古の街と言うべき代物だそうじゃ。

 規模はおそらくカオテッドの他二区を繋いだほど。魔導王国のトランシルの街と同程度じゃないかと。
 大都市とまでは言わんが『町』と言うより『街』じゃな、確かに。


「ここにはウィスプの他、ファイアジャイアントとサラマンダーが出る。しかも家がほぼ崩れているから敵からも見つかりやすい。結構な頻度で襲ってくる」

「とんでもない街だね。でも【魔導の宝珠ぼくら】なら戦いやすそうだ」

「ファイアジャイアントも物理無効じゃからのう。で? そこの【領域主】も倒したのか?」

「ええ、街の中央が広場になってまして、そこにファイアドレイクが居ました」

「「ファイアドレイク!?」」


 なんと、ここへ来て有名所の強敵が居たもんじゃのう。
 聞けばドレイクの他にサラマンダーも三〇匹ほど居るらしい。
 最強の亜竜と名高いファイアドレイクに加えてその陣容とは……さすがに難しいのう。


「街の探索も兼ねつつ二日に渡って、計六回倒しました。感想としては滝つぼの蛇よりだいぶ戦いやすいと思います」

「「…………」」


 お、おう。

 ……いや、比べる対象がおかしい。ドレイクが戦いやすいわけがない。しかもサラマンダーの群れと同時に戦闘など他の誰が出来るかと言いたい。

 しかしサラリと言いよるこやつには「お、おう」としか言えん。


 ちらりとフロロを見れば、頷いている。諦めろ、受け入れろ、そんな心の声が聞こえる。
 お前完全にそっち・・・側じゃのう……。儂は悲しい。


「七日目からは右手の山岳地帯に行きました。『廃墟の街』の東、『黒曜樹の森』の北側ですね」

「ああ、あの真っ暗な山岳に行ったのか。見る限り相当広そうだったが、よく探索出来たね」

「十分に探索出来たわけじゃない。闇雲に探索するのも嫌だったから<聖なる閃光ホーリーレイ>で遠くを照らして<探索眼>で何かないか探したんだ」

「はぁ……<聖なる閃光ホーリーレイ>を照明代わりに……」


 全世界の聖職者が泣いておるぞ?
 まぁ確かに有効な手ではあるが……こんなのこやつらだけしか出来ん手じゃのう……。


「で、中腹に洞窟を見つけたからそこに行きました。逆に言えば『黒い山岳地帯』はそこしか行ってません」

「ふむ、という事はそこで何かしらの収穫があったというわけかのう」

「ええ。その洞窟は一面氷に覆われていまして……」

「「氷!?」」


 何でもその洞窟に限っては極寒の世界らしい。
 四階層全体が灼熱だと言うのに真逆もいい所。今までの耐熱装備ではなく耐寒装備が必須だと言う。
 何と言うエリアか……。やはり四階層の難易度は桁が違うのう。

 と言うか、その貴族服とメイド服は耐寒でもあるのか。耐熱の魔装と聞いておったが……スペアでもあるのかのう。


「よくそんな所を探索出来たね。勝手が違いすぎるだろう?」

「いや、探索はする必要がないんだ。洞窟は一本道で罠もない。突き当りに大空洞があって、そこに【領域主】が居るだけだ」

「は? じゃあ『氷の洞窟』は″エリア″ではなく、【領域主】の住処に行く為のただの通路という事か?」

「随分と大仰な住処じゃのう。とんでもない【領域主】なのかのう」

「竜ですね」

「「またか!!!」」


 こやつらはもう……! なんでそんな簡単に言うんじゃ! 竜じゃぞ、竜! 会えば逃げ出し、倒せば全組合員が泣いて喜ぶ竜じゃぞ!?

 しかも聞けば氷の塊のような竜らしい。鱗はないと。
 蛇のように長い身体で吹雪のブレスを吐くと。
 ドロップ品から名前は【氷晶竜】というらしい。

 はいはい、新種、新種。


 戦いの内容も聞いたが、おそらくとんでもない強さじゃろう。
 セイヤは「亀に比べれば楽」と言っておったが、相変わらず比べる対象がおかしい。
 極寒の地、広さの限られた室内、足元も氷。その中で戦うだけでも厳しいのに攻撃は亀以上に苛烈だと。


「この侍女服を着て、尚且つ<炎の遮幕フレイムヴェール>を掛けてもあの大空洞は寒すぎたからのう。これでブレスの直撃をくらってたら死んでるぞ」

「そうか? 私はそうでもなかったが」

「動き回っていた遊撃と一緒にするな。それにイブキなんじに関しては魔剣が熱すぎるのだ。汝の周りだけポカポカだったろうに」


 フロロがその辛さを語る。やはり厳しい環境の上に強敵だったらしい。
 しかしイブキは魔剣のおかげもあり相性が良さそうじゃ。なるほどそれもあって有利に働いたのか。


「本部長、組合員証に竜殺しドラゴンスレイヤーの記載がないメンバーにも記載出来ますかね?」

「しないわけにはいかんじゃろ。どうせ【氷晶竜】も博物館に飾るんじゃろ? 隠し通すつもりもないわ」

「良かった。ありがとうございます」


 ホッとした表情を見せるセイヤ。お前は緊張する所を色々と間違えておるぞ?
 そんなもんいくらでも記載してやるわい。
 新種の竜という事実に比べればどうでもいいわ。


 しかしセイヤの表情が真剣さを増す。


「それでここからが問題なんですが……」


 ……もういいじゃろ? 儂おなかいっぱいなんじゃが?


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