カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

文字の大きさ
318 / 421
最終章 黒の主、聖戦の地に立つ

306:第一回、カオテッド首脳会議?

しおりを挟む


■セイヤ・シンマ 基人族ヒューム 男
■23歳 転生者


「新しい展示品はかなりの反響です。入館者数が更新しそうな勢いですわ」

「ふふふ……売上がものすごい事になって、います……ふふふ」


 昨日の夕飯時にウェルシアとアネモネからそんな報告を聞いた。
 四階層で新たに倒した【領域主】のドロップ品、その展示をした結果だ。

 閉館時間後に俺たちやセシルさんたち従業員も総出で改装を行ったが、その甲斐があったというもの。
 詳細を知らせる事はしなかったが、事前に改装予定を告知していた事もあり興味を引いたらしい。

 俺たち以外は誰も知らない四階層の詳細。

 それはやはり組合員の興味を引いたらしく、いつもに比べて一般客より組合員の入館者が多かった。
 とは言え話のネタにでもしたいのか、一般客もそれ相応に居たようだが。


 【氷晶竜】という新たなドラゴンの登場はもちろんなのだが、有名な魔物であるファイアドレイクを置いたのも良かった。
 組合員からすればとっつきやすく、話題にしやすいらしい。

 訳の分からん蛇やらヤドカリやらは、どうも「なんだこいつ」という疑問が先に出るらしく「こんな魔物も居るんだな」程度で終わってしまうとの事。

 その点、ファイアドレイクは「ドレイク居るのかよ!」「倒したのか!」「すげえ!」とすぐに反応が出る。
 なるほど組合員の反応はそういうものなのかと勉強になった次第だ。


 となれば全体的に展示の仕方を変えたほうが良いかもしれない。
 【領域主】の配置、順路など見直す要素もあるかも。
 ここはじっくりと腰を据えて、博物館運営に着手すべきではないだろうか。


「現実逃避はそこら辺にしてさっさと向かうぞ、セイヤ」


 隣から無慈悲な声が掛けられる。メルクリオだ。

 そう。今日はこれから組合本部で重要な会議が行われる。
 しかもいつものようにエメリーたちは居ない。【黒屋敷】は俺だけだ。
 そして【魔導の宝珠】からもメルクリオ一人だけ。という事で共に歩いて向かっている。

 正直あまり気乗りする会議ではないので現実逃避の一つでもしたい所なのだがそうもいかない。
 溜息をつきつつ、渋々足を運んだ。


 組合内の会議室に集められたのは俺とメルクリオの他に、組合員ではバルボッサ、ドゴール、サロルート。Aランク以上のクラマス、いつもの面子。
 その他にスペッキオ本部長と、四人の各区長が勢揃いしている。

 俺は南西区のリリーダルさん以外は初見なので何となく居心地悪い。
 だって区長さんって全員貴族だろ? そりゃリリーダルさんは貴族っぽくないし、隣に魔導王国の王子様が居るわけだが、それでも貴族相手というのは何となく嫌なもんだ。


 ともかく全員揃い、円卓の席についたところで本部長が話し始める。


「すまんのう、緊急の要件につき主だった面々に集まって貰った。先に話は通してあるが獣帝国がカオテッドに攻め込んで来るという情報が入っている。これをカオテッドとしてどう対処するかというのが議題じゃな」

「本ッッッ当に申し訳ないッ!!! 我が国の愚行をなんと詫びれば良いものかッ!!!」


 リリーダルさんが机に頭をガンガンと叩きながら詫びている。
 会うのは二度目だがひたすら謝っているイメージしかないな、この人は。


「リリーダル殿の本意でない事は分かった。南西区は敵ではないという事でしょう?」

「詳しい事が分かっているのならばそれを聞きたい。すぐにでも本国に報せねばならん」


 南東区区長の人馬族セントールのおっさん、北東区区長の導珠族アスラのおっさん、北西区区長の鉱人族ドゥワルフのおっさんが本部長とリリーダルさんに問いかける。

 クラマス連中は揃って渋い顔だ。特に獣帝国出身のバルボッサには怒りが見えるな。

 俺とメルクリオは事前にある程度聞いているからそれほどでもない。
 今は組合員が出しゃばる時ではなく、カオテッドの各区長が率先して話し合い、カオテッド全体としての方向性を統一すべきだ。


 スペッキオ本部長は【赤き爪痕レッドスカー】のカオテッド大迷宮挑戦、そしてその後にあった【悪癖の蝙蝠バッドバット】の【黒屋敷】襲撃を語る。

 カオテッド大迷宮の四階層到達、その上で黒曜樹や竜素材が手に入る事が分かったのでカオテッドごと手中に収めるべく画策しだしたと。

 そしてそれが失敗に終わるや否や、獣帝国総出での戦争を仕掛けてきたのだと。


「チッ! あんのクソ皇帝……! 本当にろくなもんじゃねえな!」


 バルボッサマジギレ。この場全員の代弁とも言えるが。


「すでに帝都からは帝国騎士団長ドゥドゥエフを大将とした騎士団が総出で出兵しておる。それに加え諸侯貴族も続々と参戦表明し規模は膨らむばかりじゃ。おそらく最低でも一万は超えるだろうと目されておる」

「い、一万……!? 本当に獣帝国全軍じゃないですか!」

「兵だけで一万なのですか? 獣帝国所属の組合員なども混じっているのでは?」

「迷宮組合員と魔物討伐組合員には参加しないよう言いつけておる……が、金や名誉を欲する者や傭兵組合などは分からんな。混じっていてもおかしくはないわい」

「カオテッド各区の衛兵だけでは到底足りませんぞ! 本国に増援要請をしなければ!」

「本部長、カオテッドへの到達時期はいつ頃で?」

「おそらく……三〇日後じゃな」

「なっ……! 短すぎる! 今からではとても間に合いませんぞ!」


 今から各国へ事情を説明し、軍議をし、軍備を整え出立し、カオテッドへ。
 確かに一月ひとつき程度では間に合わないだろう。

 しかしそれは問題ない。俺が口を挟ませてもらう。


「それに関してですがうちのクランからすでに樹界国・海王国・神聖国には通達済みです。おそらくすでに軍備は整えられている状態だと思います。先走ってしまって申し訳ないですが」

「僕も魔導王国には言ってあるよ。すでに出兵されているかもしれないね」


 俺に続いてメルクリオも追従した。そりゃメルクリオは報告してるか。
 それを聞いた区長たちが安堵の声を上げた。
 バルボッサやドゴール、サロルートも「さすがだな」と言ってきた。

 ……俺としては侍女たちに勝手に動かれただけなんだが。


「ふむ、では鉱王国だけまだという事じゃな。バンガル区長、頼んでよいかのう」

「もちろんすぐに報告させてもらう。出兵が間に合うかは分からないが……」

「それでも伝えないわけにもいくまい。カオテッドを運営する上でも鉱王国をのけ者にするつもりはない」


 スペッキオ本部長とバンガルと呼ばれた北西区長さんがそう話す。
 樹界国や魔導王国が兵を出すのに鉱王国が出さないというわけにもいかないだろう。国の面子的にも。
 それが実際間に合うかは謎だが参戦表明はするんだろうな。

 バンガル区長が続ける。


「本部長、各国から兵を集めるのは分かりましたが中央区としてはどうするのです? 衛兵団は出すのでしょうが迷宮組合員や傭兵組合員などは?」

「本来であれば戦争に参加させるわけにはいかん。組合が不帰属組織である以上、国の戦争に対してそれを強いる事は出来ない――が」

「ダメって言われても俺らは出るぞ」


 そう言ったのはバルボッサだ。


「元より国のお偉方にはうんざりしてたんだ。そこに来てカオテッドに攻め込むだぁ? カオテッドは俺たちのホームだぞ? 許せるもんじゃねえよ。あんな国が故郷とか悲しくなってくるぜ」

「バルボッサ、それは【獣の咆哮ビーストハウル】の総意と受け取ってよいのか?」

「構わねえよ。俺らは全員参戦する。そのつもりでいてくれ」


 おそらくクランで相談もしていないだろうにバルボッサはそう断言する。
 説得する自信があるのか、単に気性が荒ぶっているだけなのかは知らんが。
 そしてそれに続くのはメルクリオだ。


「僕らも出るよ。元々【魔導の宝珠】のメンバーは国の軍部だからね。迷宮探索より戦争の方が得意だろうし」


 ふざけたように言うが半分本当だろうな。騎士団とか魔導士団の連中を引き抜いてクランを立ち上げたって言ってたから。
 さらにはドゴールとサロルートも続く。


「儂らも出るぞ。鉱王国の兵が間に合わなかったとしても儂らが鉱王国代表で戦ってやるわい」

「やれやれ、戦争とか荒事は苦手なんですけどねぇ。ここで僕たちだけ出ないってわけにもいかないでしょう。のけ者にされても困りますし」


 Aランククランは四組とも参戦。
 そして皆の目が俺へと向けられる。


「当然俺たちも出ます。発端となった【赤き爪痕レッドスカー】も【悪癖の蝙蝠バッドバット】も俺たちが絡んでいますし、もしかすると獣帝国の目的はカオテッドでなく俺たち【黒屋敷】なのかもしれません。連中の目を引く為にも出来れば最前線で標的になるくらいが望ましいです」


 一万の獣帝国軍に対して数を合わせてぶつかり合う戦争。これはどうしたって死傷者がとんでもない数になる。
 双方の被害を抑えるならば、俺たち【黒屋敷】の二一人だけが突出して当たるのが、おそらく一番良いと思うんだよな。

 まぁそれを許して貰えるのか分からないし、派兵してくる各国の面子とかもあるだろうから何とも言えない所だが。


 ともかくカオテッドからは南西区を除く四区の衛兵団と、組合員の希望者が参戦する運びとなった。
 それに加え魔導王国・樹界国の兵もカオテッドへと来るだろう。
 それをもって獣帝国軍、約一万と当たる事になる。

 神聖国の天使族アンヘルたちがどう動くのかは分からない。シャムシャエルが報告をしているらしいが、はるか北の地から駆け付けられるものなのか、どれほどの数が飛んでくるのかまだ不明だ。

 同じく海王国の人魚族マーメルたちもはるか南からわざわざカオテッドまで遡上して来る事はないだろう。
 ここの動きもラピスと連絡をとりながら策を練る必要がある。
 海王国との中継役がラピスというのが不安な事この上ないんだが……ここでは言えない。外面は麗しい第一王女様だからな。


 ともかくあと一月、出来る限りの準備をしなくてはならない。
 首脳会議めいた今回のような集まりは頻繁に行われるだろう。
 俺も帰ったら侍女たちと相談だな。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜

昼寝部
ファンタジー
 2XXX年、X月。  俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。  そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。  その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。  俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。  これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。

スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました

東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!! スティールスキル。 皆さん、どんなイメージを持ってますか? 使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。 でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。 スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。 楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。 それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。 2025/12/7 一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。 その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。 理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。 ……笑えない。 人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。 だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!? 気づけば―― 記憶喪失の魔王の娘 迫害された獣人一家 古代魔法を使うエルフの美少女 天然ドジな女神 理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕! ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに…… 魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。 「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」 これは、追放された“地味なおっさん”が、 異種族たちとスローライフしながら、 世界を救ってしまう(予定)のお話である。

処理中です...