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after1:五人の新人侍女
1-4:ご主人様の素性と成長方針
しおりを挟む■カイナ虎人族 女
■19歳 セイヤの奴隷
「さて、ここから俺の説明とか色々しないといけないが……全員居る必要はないかな。一部だけ残って仕事に戻ろうか。あ、ヒイノ、お茶淹れてくれ」
「かしこまりました」
そうして食堂に残ったのはティサリーン商館にも来た四人、エメリーさん、イブキさん、フロロさん、ミーティア……王女様? ええと、ミーティアさんって呼んで大丈夫なのかな?
それと闇朧族のネネさんと、専属鍛冶師だというジイナさん、伯爵様のウェルシアさん……だったと思う。
あたしにしてはよく覚えてるもんだな。名前。
やっぱ色々と衝撃がありすぎたんだよな。
ともかくご主人様と七人のメイドさん、そしてあたし達五人がまとまってテーブルを囲む。
お茶を出されて、飲みながらリラックスして説明を聞いてくれと、そういう事らしい。
「新人五人は屋敷の事とか、仕事の事とか、侍女の事とか、迷宮での戦い方とか、色々と覚えなきゃいけない事が多い。最初に詰め込む感じになっちゃうけど時間を掛けてじっくり覚えていくつもりでいてくれ。分からない事は遠慮せずに聞くように」
『はい』
「まぁそうした説明の前に俺の素性と能力について説明しないと始まらないんだ。理解はしにくいと思うが聞くだけ聞いてくれ。途中で話を遮って質問してもいいからな」
『はい』
はいと返事したはいいものの、ご主人様の素性と能力?
確かに「基人族なのになんで?」って部分は多いんだけど、そこに何か秘密があるって事か?
「まず、俺はこの世界【アイロス】の人ではない。全く別の世界からやって来た存在だ」
『は?』
「俺のいた世界は【地球】と言って、魔法もスキルもないし、魔物も居ない世界だった。種族も基人族しか居ないしな。まぁ【人間】という言い方をしていたけど」
初っ端から訳の分からない話になったんだが? 早くも思考放棄したくなってくるぞ?
「俺はその世界で死んだんだが、そこをこの世界の【創世の女神】に捕まってな。で、【アイロス】に転生させるって話になって、死んだ当時の姿恰好のまま【アイロス】に下ろされたんだよ」
「そ、創世の女神様とは、その……」
「そう、その奴隷紋の、ウェヌなんとかってヤツ」
「ウェヌサリーゼ様です、ご主人様」
エメリーさんがすかさず忠言した。
えっとつまりご主人様は『女神の使徒』様? 「ヤツ」とか言っちゃダメなんじゃないか? もうよく分からないんだけど。
「で、さっき言った通り俺の居た世界にはスキルも魔物も居ないし、戦う事なんて出来なかったんだよ。だから武器としてこの【黒刀】を貰って……」
「え、め、女神様からですか!? つまりそれは、その……」
「いわゆる神器だな。まぁ攻撃力がバカ高い剣だと思ってくれればいい。特に変な能力があるわけじゃないし」
「は、はぁ……」
コーネリアが神器に食いついたが一蹴された。
明らかに御伽噺の世界の話なんだが、ご主人様が淡々と話すからどうも世間話のように聞こえる。
あたし達は今、とんでもない話を聞いているはずだ。
「それと【アイロス】の最低限の知識、言葉、それとスキルも貰ってな。<剣術>とか<生活魔法>はまぁいいとして、一つは<インベントリ>ってスキルだ。これは容量制限なし、時間経過なしのマジックバッグを持っていると思えばいい」
容量制限なし、時間経過なしのマジックバッグ……?
いや、あたし達普通のマジックバッグ自体、持ったことないんですけど……あれ高級品だし。
「で、もう一つのスキルが<カスタム>という。ここからが本題と思ってくれ」
えっ、今までの本題じゃなかったの? 十分ヤバめな話だったと思うんだけど……。
「すごく簡単に言えば『俺の身体能力』『俺のスキル』『俺の持ち物』を強化するスキルだな。この『持ち物』の中にこの屋敷や俺と契約した奴隷も含まれる」
「そ、それは私たちも……という事ですか?」
「ああ。つまり基人族の俺が戦えるのも、非戦闘職の侍女が戦えるのも、このスキルによる恩恵ってのが大きい。もちろん本人の資質や努力もあるがな」
なんか少し聞くだけでとんでもないスキルだ。
これが女神の下賜したスキル……神技ってヤツか。
そこからは<カスタム>というスキルの説明になったが、付随して『CP』『ステータス』『レベル』というものの説明に変わる。
ご主人様は奴隷のステータスが見えるようで、あたしのステータスを例として書き出してくれた。
それを五人で眺めながら説明に入る。
まさか自分の強さが数字で表されているなんて思わなかった。
攻撃やら防御やら、項目で管理されて数字が割り振られる。魔物を倒せば『経験値』というものが入り、それによって『レベル』が上がる。レベルが上がればステータスの数字は増える、と。
この時点ですでにコーネリアとケニは思考放棄している。
あたしとキャメロもヤバい。クェスよ、後は任せるぞ。
「――とまぁそんなわけで魔物を倒して『レベル』を上げつつ、『CP』を稼げば、俺が<カスタム>で強くすると、そういうわけだ」
『は、はぁ』
「本当はここからステータス項目の詳しい説明をしたいんだが……」
「ご主人様、日を改めた方がよろしいかと」
侍女長様ありがとう! もうあたし頭が爆発しそうです!
ご主人様のスキルも複雑すぎるし、女神様のスキルって言われればそれはそうなんだろうけど、それをよく扱えるもんだよ。
やっぱり『女神の使徒』に選ばれるってのは相応の能力とか必要だったんじゃないかと。
「じゃあ詳しい説明は後回しにして、とりあえず五人の育成方針について話し合おうか。どのように<カスタム>して成長させるか、どう強くするかと」
『!?』
そ、そうか! あたし達も強くしてもらえるのか!
どうにもご主人様の力について勉強って感じだったからそこまで気が回ってなかった。
「まずカイナは前衛で斧だったな」
「はいっ!」
「元々の【攻撃】が高いのはもちろんなんだが何気に【敏捷】も高いな。走り回って斬りつけるタイプか?」
「そ、そうです! 足はキャメロの方が速いですけど……」
「そりゃキャメロは斥候だろうしな。さて、同じ斧使いって事でジイナと似通った感じでもいいんだが、ジイナよりも【敏捷】重視だな。それとスキル。<斧術>はカンストさせるが<嗅覚強化>と<聴覚強化>をどうしたものか……」
「えっ、あたし<嗅覚強化>とか<聴覚強化>とかそんなスキル持ってないですけど……」
「俺の<カスタムウィンドウ>はその人の潜在的に持っているスキル……まだちゃんと発現していないスキルとかも分かるんだ。カイナは実は斥候系スキルを持ってるんだよ。で、それの扱いについて悩んでる」
あ、あたしが斥候系スキルを……?
いやもうご主人様がそう言うなら本当に持ってるんだろう。
って言うか、あの時そのスキルで魔物を察知出来ていればレイラは……。
「悩む必要はないのでは? 斥候系スキルは有用ですしあって困るものではありません」
「使った事のないスキルだから戸惑うかもしれませんが、それでも強化すべきだと私も思います」
「エメリーとイブキの言う事はもっともだ。俺が悩んでいるのは別でな――」
「と言いますと?」
「この五人は斥候系スキルや未発現になってるスキルが多いんだよ」
えっ、つ、つまりあたしだけじゃなく他にも斥候系スキルを持っているヤツが!?
キャメロしか持ってないから苦労してきたのに!?
というかそのキャメロも扱い悩んでいたくらいなのに!?
「元々斥候のキャメロは<聴覚強化>と<危険察知>を持っているのは分かっているな?」
「は、はい」
「実はそれ以外にも<気配察知>を持っている」
「ええっ!?」
「コーネリアは<嗅覚強化>、クェスは<危険察知>と<聴覚強化>があるな」
「は? じ、自分に、ですか!?」「ええっ!? 私にも!?」
「ケニに至っては<視覚強化>に加えてなぜか<魔力感知>を持っている」
「ふえっ!?」
「つまりこの五人は全員が何かしらの斥候能力を持っているわけだ。はたして全員の斥候系スキルを上げていいものかとな」
「「なるほど……」」
え、いや、ホントに!? あたしら全員!?
正直信じられない気持ちが強いが、それ以上に自分の能力を今まで使いこなせていなかった事が悔しい。
知っていれば……いや、知る術なんてご主人様に出会わなきゃなかったんだけどさ。それでも悔しいよ。
結局、戦闘リーダーのイブキさんと、ネネさんの推薦、そしてあたしたちの意思もあり、全員の斥候系スキルを<カスタム>してもらった。
ないよりあった方がいい。それに「絶対に使いこなしてやる」という気持ちもある。
あたしの成長計画としては今まで通り、斧の前衛アタッカーというのに加え、足を使った素早い動きと<嗅覚強化><聴覚強化>を使った索敵も盛り込まれた。
まさか奴隷に堕ちて、ここまで成長出来る見込みを提示されるとは思わなかった。
やる気がみなぎる。あたしはまだ成長出来る。心の中でとりあえず吠えた。
続いてコーネリアに関しては、純粋に盾役とする一方で<嗅覚強化>での索敵にも慣れるよう言い渡された。
【黒屋敷】というこのクランは、二一人という大所帯ながら盾役が三人しか居ないらしく、期待されていた。
キャメロは斥候を継続だが<気配察知>を使えると分かったので、より高い精度の索敵を求められた。
と言うか、【黒屋敷】の斥候は非常に優秀な人が揃っているらしい。
キャメロもそこに混じる事になる為、ネネさんが師匠となって特訓するそうだ。
「ん。弟子二号、よろしく」
「に、にごう? よ、よろしくお願いします」
ケニに関しては元々後衛の弓だったが、<魔力感知><視覚強化>が使えると分かった為、準斥候としての役割も追加された。
おそらくケニが一番変わって大変だろうという話だ。本人はいつも通り「ぬぼー」としているが。
こいつは本当にマイペースと言うかのんびり屋と言うか……心配だなぁ。
「ミーティア、後衛の弓に関してはマルティエルの方がいいか?」
「飛びながら射る事を考えれば私よりもマルでしょうね」
「じゃあ弓はマルティエルに付けて、<魔力感知>はアネモネとサリュを先生にするか。エメリー、その時の指導手配はよろしく」
「かしこまりました」
どうやらケニにも専属で先生が付くらしい。あたしも付けてもらいたい気持ちもあるが、大変そうだなーとも思う。
最後にクェスの話になった、のだが……。
「さて、クェスはある意味ケニ以上に問題だ」
「ええっ!? わ、私、問題あるんですか!?」
「ああ、帰りがけに仰っていましたね。クェスの能力が面白いと」
「そうなんだよイブキ。クェスは火魔法が少し使えるって言ってたろ?」
「は、はい……」
クェスは獣人系種族じゃ珍しい魔法使い系の狐人族だ。
確かに大魔法とかを使える腕前じゃないが、それでも助けられてきたのは事実。
あたしらは魔道具とか買えるほど裕福じゃなかったしな。魔法攻撃手段は貴重だったんだ。
で、そのクェスの火魔法に何の問題が……?
「実は<火魔法>以外に<風魔法>と<闇魔法>が使える」
『ええっ!?』
あたしら五人だけじゃなく、先輩のメイドさんたちも驚いた。
三属性の魔法使いってそれ……すごいんじゃないか……?
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