カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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after1:五人の新人侍女

1-5:【黒屋敷】とかいうとんでもクラン

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■コーネリア 熊人族クサマーン 女
■18歳 セイヤの奴隷


 今日、ご主人様たるセイヤ殿と出会ってから驚く事ばかりで、あまり頭の良くない自分はいささか疲れている。
 頭の中がグルグルして目がシパシパする。
 いかんいかん。自分は騎士としてシャンとしなければ。

 たとえ奴隷になろうとも、これから侍女になろうとも、自分は常に騎士としての精神を持ち続ける。
 守護の精神。弱きを救う精神。敵に立ち向かう精神だ。
 それがレイラに捧げる自分なりの矜持。もう二度と仲間を喪ったりしないと心に誓う。


 と、気持ちを入れつつ集中しなおせば、今はご主人様による我々の育成方針会議、その只中。

 自分たちに隠れた斥候能力があった事にも驚いたが、クェスの隠れ持った才能には驚かされた。
 三属性の魔法使いというのは、自分は見たことがない。確実に宮廷魔導士になれるだろう才能だ。


「火・風・闇ですか。それは素晴らしい」

「私たちは最高でも二属性ですからね。風も闇も一人しか居ませんし」

「三属性となりますとメルクリオ殿下と同格ですわよ?」


 そんな話を先輩方がしている。とても喜んでいるようだ。
 羨ましい気持ちもあるが、仲間が認められて嬉しい気持ちの方が強い。
 当のクェスは未だアワアワしているが。

 ともかくそうして<カスタム>方針というか、我々をどのように育てていくのかという説明が終わった。
 続いて装備について相談、説明となる。


「うちの侍女は全員この侍女服で戦う。だから防具は考えない。コーネリアとかは金属鎧とか似合いそうだけどな」

「ハッ、いえ、だ、大丈夫です」


 全身金属鎧は正直憧れている。騎士としての夢がある。
 まぁ極貧組合員だったので革鎧が限界だったが。
 しかし侍女服で戦うというと、まさかこの格好で迷宮に……?


「この侍女服はタイラントクイーンのドロップ品【鉄蜘蛛の糸袋】から作ってるんだ。さらに俺の<カスタム>強化も入って、ミスリル鎧よりも強度はあるぞ」

「ええっ!? タ、タイラントクイーンの素材!?」

「ミスリルより硬いんですか、それ!?」

「ああ。明日にでも五人用の侍女服を仕立てに行くからそのつもりでいてくれ」


 普通の布かと思っていたら、とんでもない魔物素材だった。
 タイラントクイーンとか確かイーリス迷宮の迷宮主じゃなかったか?
 それを惜しげもなく(こう言っては何だが)まさか侍女服に使うとは……。
 ついでにご主人様の黒い貴族服――喪服というらしい――はグレートモスの【大樹蛾の繭】製だそうだ。
 我々の価値観がガラガラと崩れていく。


「ともかく防具はいいとして武器だな。カイナの斧、コーネリアの中盾と直剣、キャメロの短剣をまずは考えよう。ジイナ、どうする?」

「うーん、戦闘スタイルが分からないのに魔竜剣はどうでしょうね。早めに造る事を考えても普通のドラゴンソードとかにした方がいいと思いますけど。もっと早くと言うのならミスリルとかで明日にも造れますし」

「五人もいるから戦闘訓練の前に侍女教育が時間掛かりそうだよな。とりあえずドラゴンソードとかでいいか」


 ……な、何か不穏な言葉が飛び交っていたのですが……普通のドラゴンソードって何です?
 まさか竜素材の武器とかじゃないですよね? 魔竜剣って何です? ミスリルなら明日出来るって何です?
 また頭がグルグルしてきた……。無になりたい……いやいやいかんいかん。シャンとせねば。


「ケニの弓はまたロビン弓工房にお願いするかな。そしたらユニロックさんトコ行くついでに寄れる。ミーティア、どう思う?」

「また複合弓にするのですか? でしたらショートボウではなくロングボウでお願いしてみては?」

「ああ、ケニは身長もあるもんな。マルティエルと違って」

「ただ<カスタム>が不十分な場合引けない可能性があるのと、出来上がりまでに時間が掛かると思いますので予備の弓も買われた方が良いとは思います」

「なるほど。それこそ店売りのでケニに選ばせるかな。好みとかあるだろうし。ケニ、それでいいか?」

「えっと、よく分かんないですけど、弓買ってもらえるなら嬉しいですー」


 どうやら弓はさすがにジイナ殿が打つというわけにもいかないらしい。外の工房に頼むようだ。
 しかし『ふくごうゆみ』というまた分からない単語が出てきた。謎だ。


「あとはクェスの杖か。これはユアに頼めばいいな。ジイナ、伝えておいてくれ」

「分かりましたけど属性はどうします? 火・闇・風ですよね?」

「どうしようか……ウェルシア、どう思う?」

「火が一番使い慣れているでしょうが魔竜剣含めて火の使い手は多いですからね。本当は三階層を考えて風属性を重視したいのですがそうなると魔石が……」

「ブライトイーグルまた狩りに行かないとなー」

「狩るおつもりでしたら風の杖でよろしいのでは? もしくは闇の杖でしたらすぐにでも出来そうですけれど」

「リッチの魔石はあるしな。うーん悩ましいな」


 ……な、何か不穏な言葉が飛び交っていたのですが……ブライトイーグルとかリッチとか……。
 えっ、そんな魔物と戦うのですか? リッチとかほとんど御伽噺の世界ですよ?
 クェスの杖を作る為に採取感覚で狩りに行くものなんです?

 ともかく風の杖は時間が掛かるらしく、取り急ぎという感じで火と闇の杖、二本を用意するらしい。
 専属錬金術師のユア殿が造って下さるそうだ。


 と言うか、クランに専属の鍛冶師やら錬金術師やら、まぁ王女様とかいらっしゃる時点でアレだが、会話の中に出てくる魔物や素材も含めて「これがSランク」と思わされる事が多い。
 自分たちも組合員であったが、Sランクというのはここまで住む世界が違うのかと思わされる。
 まぁ世界的に見ても数組しか居ないと聞くし、想像しえないのは仕方ない事だとは思うが。

 どうやら自分と同じ事を考えていたらしく、Sランクってやっぱりすごいんですね、そんな事をカイナが呟いたら――。


「ん? ああ、俺たち今【SSSランク】なんだよ。こないだSから上がってな」

『……は?』





 【黒屋敷】というクランがカオテッド唯一のSランクだとはティサリーン殿から聞いていた。
 しかしどうやらつい最近、更新されたそうだ。

 ティサリーン殿からはざっくり説明されただけで詳しい事は知らなかったが、戦争は実際に起こり、そして一日のうちに終わったそうだ。街の様子も伺えないのでほとんど分からなかったが。

 簡単な話、その功績をもって、カオテッド迷宮組合の本部長が【黒屋敷】をSSSランクにしたらしい。


「お前らが国家戦力を大きく上回る力を有しておるのはよお分かった。過去にも未来にもこんなクランは出てこんじゃろ。じゃから唯一無二のSSSランクというのを作るぞい」

「おお」

「と言うかお前らがSランクだと他のSランクとの差が激しいし、Aランクの連中をSに引き上げる事も出来んわ」

「お、おう」


 というやりとりが本部長との間であったらしい。
 SSSランクというのは聞いた事がなかったので、どういう事なのかと思えば規格外に強すぎると、単純にそういう話のようだ。

 やはり『女神の使徒』たるご主人様が施す<カスタム>とやらの恩恵が凄まじいのだろう。
 そこに自分も入る事になるといささか分不相応に思えて恐縮する。
 同時に奴隷として買われた先がここで嬉しくも思うし、ティサリーン殿に感謝の念も覚えるのだが。


 組合員証も見せて貰った。
 ご主人様が懐から出して、それを五人で囲んで見る。


「真っ黒……SSSランクって黒いカードなんですね……」

「もうSSSランクが俺たち専用みたいなもんだからって、本部長が黒にしたらしい。『黒屋敷だから当然黒じゃろ』ってさ」

「Sランクは綺麗な白金だったんですけどねぇ」

「私たちらしいと言えばらしいんですけど……」


 メイドの先輩方もデザインには少し思うところがあるようだ。
 SSSランクと評価された事については嬉しそうだが。

 そして裏面をめくると、そこにはご主人様の戦績も書かれている。


「ええっ!? な、なんなんですか、これ!」

「イーリス迷宮制覇、ツェッペルンド迷宮制覇、竜殺しドラゴンスレイヤー、聖戦の覇者、王級悪魔族ディーモン討伐……?」

「ド、竜殺しドラゴンスレイヤーって、じゃあやっぱりエントランスの竜は……!」

「王級悪魔族ディーモンって何なんですか!? 王級!? そんなの居るんですか!?」

「ちょっと落ち着け! 分かった! 説明するから! 昼飯食いながらにしよう! ヒイノー!」


 そこから語られたのは【黒屋敷】がカオテッドの英雄と呼ばれるに至る歴史。
 カオテッド初の四階層到達と、巨大な竜との戦い。
 魔導王国の闇組織【天庸】との戦い。
 そして先日の戦争――魔族の大群との戦い。

 どの話にしても御伽話の世界だ。
 しかし実際にそれを為した人物が目の前に居て、証拠も山ほどある。

 結局我らの育成方針どうこうよりも、ご主人様の戦いを聞く方が長くなってしまったわけだが、正直聞くだけでとても面白かったし胸が高鳴った。

 英雄譚を読み聞かせてもらっている子供のようにワクワクとしていた。
 まぁ実際に英雄譚なのだが。紛れもなく。


 全てを聞き終わった後、「こんな場所に我らは居ていいのか?」という不安と「最初に知れて良かった」「ご主人様に買われて良かった」という安堵が入り混じる。


「すっかり長引いちゃったな。本当はもっと別の説明とかしたかったんだが……今日は最低限の屋敷の説明で終わらせて、明日南東区に行ってから博物館とか行こうかな。エメリー、それでいいか?」

「かしこまりました。では本日の案内は引き継ぎます」

「よろしく頼む。五人も今日の所はエメリーから色々教わってくれ」

『はいっ!』


 驚き続きの長い一日が終わる。
 ふぅと一息つきたくなったが、この先まだまだ驚かされる事を、この時の自分はまだ知らない。
 一日はやっと折り返し地点という所だったのだと。





「うわっ! なんでトイレから水が!?」

「カイナ!? どうしたの大丈夫!?」

「あらあらあら、貼り紙をしてありましたのに……説明しておくべきでしたね」


 どうやらこのお屋敷はトイレにもトラップがあるらしい。


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