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after2:海王国に行こう!
2-9:観光スポット?に出発!
しおりを挟む■セイヤ・シンマ 基人族 男
■23歳 転生者
「セイヤ殿……その、サフィアもセイヤ殿の奴隷にしたほうが宜しいのでしょうか?」
「げほっ、げほっ、げほっ!」
夕食の席で正面のトリトーン陛下にそんな事を言われた。むせるわ。
いやね? サフィアがうちの侍女たちと仲良しになったし、俺の話とかも聞きたがっている様子を見て、俺たちがここに居る間はなるべく一緒に遊ばせてあげたいと言ったんだよ。
夜も侍女の部屋にお泊りしたいとか言ってたし。ラピス曰く真面目なサフィアがそんな我が儘言うのは珍しいとかで。
だからそんな感じにさせて貰えませんか、と。
そう陛下に聞いたら何を勘違いしたのかサフィアも侍女にすると思われたらしい。
いや、そんなの無理ですよ。
なんで海王国に二人しか居ない直系の王位継承者を二人とも俺の奴隷にしちゃうんだ。
二人しか居ないって聞いたのもラピスを奴隷にした後だからな?
てっきり兄とか弟とか居ると思ったら居ないと。二人姉妹だと。
奴隷にしちゃったら次期女王とか無理だろ? 多分。奴隷紋のある女王なんてなぁ。
で、なんで長女の方が奴隷になるんだよ、と頭を抱えたのも懐かしい思い出だ。
そこへ持って来てサフィアまで奴隷にするつもりはない。
優秀な妹は次期女王として頑張って欲しい。姉は諦めてくれ。
まぁ正直言えば奴隷紋を消す方法はある。大きく三つな。
一つは奴隷契約時の契約魔法に『主人が亡くなったら奴隷から解放される』だとか『〇年経過で奴隷解放』とかを設定すれば消えるらしい。
俺の契約には盛り込んでいない。それは後からその仕組みを知ったというのもあるが、最初から闇奴隷となった者には意味がないという事もある。
うちで言えばエメリー、イブキ、ヒイノ、ティナが闇奴隷だ。その四人に関しては後から俺専用の奴隷契約を結んでも解放されないらしい。
という事で、最初から一貫して同じ契約内容にしている。
二つ目は奴隷商人が契約魔法を利用して『契約破棄』を行う事。
これは契約を結ぶ時よりもかなり複雑な魔法を必要とし、触媒も必須らしい。
その触媒が高価な為に『契約破棄』にはかなりのお金が掛かるそうだ。
三つ目は高位神聖魔法の<解呪>。
これは神聖魔法が得意な神聖国であっても四大司教クラスでないと行使出来ない大魔法とされている。
他教の神官が出来るのかどうかは知らないが、おそらくごく一部の教皇クラスでなければ無理じゃないかと。天使族で苦戦するレベルなのだから。
という事で世間的には現実的ではない。
一度奴隷になってしまった場合、特に闇奴隷であれば一生奴隷のままと思われる事が多いのだそうだ。
まぁうちの回復役、三人とも<解呪>使えますけどね。
侍女たちは俺に忠義というか愛情を持って接してくれているので<解呪>を使わせる事はないと思うが、基人族の俺は一番早く死ぬだろうから、死に際になったらさすがに解放しておこうと思っている。
俺が死んだ後も俺の奴隷として生き続けさせるのは忍びない。
そんなわけで俺の奴隷に関しては奴隷紋の事はあまり気にしていないのだが、だからと言って事情を説明出来ないトリトーン陛下に「じゃあサフィアも貰いますわ」とは言えない。
あくまで侍女の友達で居てやって欲しいと、ただそれだけだ。
「なるほど。そういう事でしたら私からもお願いしたいくらいです。サフィアには窮屈な思いをさせていますから、得難い経験になるでしょう」
「ありがとうございます。侍女たちも喜びます」
「明日以降はどうするのですか? サフィアと一緒に王都の観光ですとか……」
「ええ、それにも一日使いたいと思っていますが、是非行ってみたい場所がありまして」
「と申しますと?」
「【水竜の島】へ」
「「「【水竜の島】ぁ!?」」」
♦
海王国旅行の計画を練っている段階でラピスには色々と相談していた。
せっかく海に行くのだから海水浴や浜辺で遊びたいし、海産物も食べたいし、お土産も買いたい。
でも王都アクアマリンに行ったところで観光施設があるわけじゃないし浜辺もないと。
そもそも観光目的で海王国に来る他国の人なんて皆無なわけだし、一部の行商が海王国民の協力の下、船で買い付けに来るくらい。物理的に排他的と言って良いだろう。
俺たちは陛下にご挨拶するのと同時に旅行・観光も目的なのだが、それを満たすのは難しいのではと。
だから最初にラピスは「海王国なんて行く必要ない」と言ってたわけだ。
もちろん海王国に観光スポットや遊び場がないわけではない。
それがほとんど海中や海底にあるのが問題なのだ。インバウンドである俺たちは全く楽しめない。
じゃあ王都の近くに島とかないのか、と聞いたらこう答えたのだ。
「うーん、【水竜の島】ってのがあるけど……」
「おお? 水竜? ドラゴンが居るのか?」
「そう言われてるだけだけど誰も近づけないのよ。って言うのも――」
渋るラピスというのも珍しかったが、聞いてみれば納得。
どうやらその島の周囲はシーサーペントの住処らしく、しかも群れているらしい。
だから海王国民は誰もその島に近づかない。
十年に一度くらい、そこのシーサーペントが王都の近くまで来る事があり、その防衛も大変なのだそうだ。
島の周囲のシーサーペントの群れ。
当然、誰も島に辿り着いた事などなく、本当に水竜が居るかどうかも分からないと。
あくまで伝承でそうなっているだけで、実際は何も居ないかもしれない、という事だそうだ。
「それはなかなか面白そうな観光スポットじゃないか」
そう言う俺を侍女たちは冷ややかな目で見る。やめてくれ、俺にそんな趣味はない。
だって、もし水竜が居たとしてさ、それが【炎岩竜】や【氷晶竜】ほど強いとも思えない。
んで、それを狩れれば肉と水属性素材をゲット出来るだろ?
魔竜剣も水属性が出来るし、ドラゴンステーキも食える。風竜の肉もかなり少ないから正直助かる。
そう言ってみたら――
「「「「是非行きましょう」」」」
と乗り気になった。みんなドラゴンステーキ好きだから仕方ないね。
♦
「セイヤ殿、どうかお気を付けて」
「ラピス、サフィア、無事に帰って来てね」
「はいっ! 行って参りますっ!」
「大丈夫よ、安心してて頂戴」
黒船に乗り込む前、陛下やメラルダさんとそんな挨拶を交わした。
陛下たちは案の定【水竜の島】に行くと言ったら止めてきた。しかもその目的が素材採取の為だと言うと尚更止められた。いや、ドラゴンステーキ食いたいとかは言ってませんよ? さすがに。
そこで、ラピスから「海王国が【水竜の島】のシーサーペントに困っている」というのを聞いて、だったら俺たちに任せてくれと説き伏せた。あくまで素材採取はそのついでだと。
迷宮で竜を倒し、聖戦で魔族の軍勢と戦ったのも知っているが、その実力を陛下自身が見たわけじゃない。だから心配もする。それは当然だ。
しかも「せっかくだからサフィアも連れて行きたい」と無茶な事を言う。
こっちは観光のつもりだが陛下からすれば死地に送り出すのと同義だ。
『だーいじょうぶよ、お父様。シーサーペントが百匹来たってご主人様一人で倒せるわよ』
結局はラピスのこの言葉に折れた。俺、シーサーペント見た事もないんだけど?
ラピスは実際にシーサーペントを見た事あるし、その事は陛下たちも知っている。
その恐ろしさを知っているラピスがそこまで言うのだからと渋々納得した格好だ。
ただ王都を出た事のないサフィア一人を出すのは不安との事で、近衛兵を三人ばかり付けてくれと言われた。
もちろん了承。合計で三〇人だろ? ギリギリ黒船で行ける。
という事で俺たち【黒屋敷】とサフィア、近衛兵三人で王都を出航する。
「じゃあ行くわよー!」
黒船を先導するのは泳ぐラピスだ。
王都から【水竜の島】までは南へ三日といった所らしい。周りには海しかない為、海底の地形で方角を見るしかない。という事で基本的にはラピスがそれを確認する事になっている。
近衛兵の人も人魚族なので同様の事は出来るのだが、いかんせん船の速度が速い。
普通に行けば往復六日。そこまでサフィアを王都から離すのも陛下に悪い気がするという事で、なるべく速度を出している。
前衛組には櫂で漕いでもらっているし、後衛組には帆に<送風>を当ててもらっている。
もちろんエメリーは操船、ケニや斥候組は周囲の警戒をしている。
甲板は俺を含めて数名。これは魔物の対処と同時にラピスとエメリーのつなぎ役でもある。
そんなわけで地形を把握しつつ、急ぐ船を先導し、尚且つ魔物の対処をすると考えると近衛兵ではキツイのだ。どうしてもラピス頼みになる。
近衛兵たちはサフィアを守る事だけに集中してもらいたい。
「こ、こんなに速い船があるとは……」
「さすが勇者様の船と言うべきか……」
「いやラピス殿下の泳ぎを見ろ、尋常じゃないぞ……」
そんな事を言っている。まぁ慣れてくれとしか言えない。
一方でサフィアは初めての外出という事で目を輝かせている。
一応、サリュやネネを常に近くに置いているのでお喋りしながらはしゃいでいるな。
「サリュちゃん! あれは女神様ですか!」
「そうです。ここに来るまでに時間があったからジイナさんが彫って作ったんですよ。私も手伝いました」
「うわぁ! 真っ黒な女神像! すごいです!」
「ちなみにあれも竜の素材なんですよ? 【炎岩竜】って亀さんみたいな竜の甲羅です」
「えぇぇ!?」
そんな感じで船の案内だな。あとで船室とかも見るといい。
と、のんびりしていると船下のラピスが「大物狩ったから投げるわよー」と声を上げた。
そうして甲板に放り込まれたのはサメだ。甲板が埋まるくらい大きなサメ。
「バッカお前! サフィアとか居るんだぞ!」
サメに押しつぶされたら敵わんと、甲板に届く前に俺が即座に<インベントリ>に入れた。
「お、おい、今の……ホワイトシャークか……?」
「ま、間違いない、【白き漁獣】だ……!」
「そ、それをラピス殿下、単独で……!?」
近衛兵がざわついている。どうも強い魔物らしい。
いや、そんな事はどうでもいい。俺は甲板から身を乗り出してラピスに文句を言った。
「コラァァ! お前、狩るのはいいけどやたら投げるんじゃねえよ! サフィアに当たったらどうすんだ! 自重しろ!」
「ごめーん! 大物狩ったからテンション上がっちゃった! 気を付けるわ! サフィアもごめんね!」
「だ、大丈夫ですー! お姉様は大丈夫ですかー!?」
「あんなの敵じゃないわー! 楽勝よー!」
サフィアの前だからってイイ恰好したいのか? 全く困った姉だ。
ともかくそのホワイトシャークとやらは夕食のテーブルに乗った。
どうやら海王国では高級食材らしい。強い魔物らしいからそりゃそうなんだろう。
味としては非常に淡泊な白身魚という感じで俺としては醤油が欲しくなった。
旨いは旨いけどな。量もあるし。残りは陛下にお土産でもいいかもしれん。
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