カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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after3:纏いし炎は最強の証

3-8:纏炎族父娘の博物館案内

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■セイヤ・シンマ 基人族ヒューム 男
■23歳 転生者


 その後、グレンさんとセキメイを客間に案内し、夕食の席でみんなに紹介した。
 グレンさんたちは多種族の奴隷が、皆侍女服を着ている様子に面食らっていた。揃っていると威圧感があるからな。

 ちなみにリンネはグレンさんの事を知っていた。やはり有名人らしい。


「西方ではもちろん砂漠でだって有名人ですネ! 吟遊詩人が題材にしている事も多いですし……でもそう言えば獣帝国に入ったらパッタリ聞かなくなりましたネ」


 リンネも題材にした事はあるらしいが、全く受けなかったそうだ。それはお前の独特なセンスに問題があると思う。

 侍女の紹介の中では、ミーティア・ラピス・ウェルシア辺りの事も説明しておく。
 当然ながら王女やら貴族が俺の奴隷となっている事に驚いていたが、経緯や理由については曖昧にしておいた。


 ともかく剣の達人がしばらく食客になるという事で、侍女の中でも特に近接物理戦闘系の前衛は出来るだけ教えを乞うように伝えた。もちろん俺もグレンさんと模擬戦するし。グレンさん的にも俺とやるのがちょうどいいらしいし。


「と、言いつつもやる事は多い。明日はまずグレンさんとセキメイに博物館の案内をする。付き添いは数名。選出はエメリーに頼む」

「かしこまりました」

「それと探索の報告を本部長にしてきたから、博物館を改装するぞ。今回は大掛かりな改装になる。事前に準備して一気に変えるからその用意もしておかないとな。これもエメリーの負担が大きいんだが、みんな協力してくれ。ウェルシアはセシルさんにその旨を伝えておいてくれ」

「かしこまりました」


 グレンさんたちが来た事で陰に隠れたが、本来はこっちが今日の主題だ。
 四階層の地図の更新と、火山エリアの説明。そして領域主の情報と、火竜のドロップ品の展示。
 炎岩竜と氷晶竜の新規ドロップ品の展示もあるな。

 そして何と言っても五階層の展示室を設けないといけない。まだ領域主も見つけていないが、どういったエリアかは出しても問題ないだろう。
 組合の正式な発表は当分先だと思うが「あくまで個人の見解です」とか書いておけばいい。
 多分、一番注目される所だと思うから一部屋は確保しておかないとな。


 本来ならこうして明日の予定を伝えた所でみんなの希望などを聞きつつ<カスタム>を施すのが日常なんだが、グレンさんとセキメイが居る前でそんな事は出来ない。
 だから俺が風呂から出たら順々に部屋に来るように伝えておいた。何人ずつとかでもいいしな。


 ともかくそうして夕食の席は終了。
 俺は一番風呂……なんだが、グレンさんに風呂の説明をしないといけないから一緒に入る。セキメイは侍女に任せた。


「夕食も豪華すぎて驚いたが、この風呂はすごいな。そこいらの王族も敵うまい」

「俺が風呂好きなんで拘ったんですけど、そのせいでみんな好きになっちゃったんですよ。だから迷宮にも簡易的な風呂を持っていってるんです」

「迷宮で風呂に入るのか!? はははっ! それは筋金入りだな!」


 満足して頂けたようで何より。
 後で聞けばグレンさん以上にセキメイは驚いていたらしい。

 ちなみに夕食はヒイノの希望もあってドラゴンステーキになった。何かと理由をつけては食べたがる。気持ちは分かるが。
 グレンさんでも初めて食べるらしく「これはエントランスにあった風竜の!?」と聞かれたので「風竜は食べ尽くしたんで、これは水竜です」と伝えておいた。

 風竜以外に水竜まで倒していたのかと驚かれたので、海王国の旅行についても説明するはめになった。
 ついでに四階層で火竜も倒したと伝えておいた。どうせ博物館に展示するし。

 グレンさんは竜と戦った事があるらしい。武者修行の旅で北の山脈に行ったそうだ。相手は土竜(※モグラではない)だったらしいが。
 しかしソロではやはり戦いにならず、逃げ帰るハメになったと。
 俺たちが何体も竜を倒していると聞いて何やら思案気な顔になっていた。





 その翌日、俺たちは朝から博物館へと向かう。
 グレンさんとセキメイに加え、俺とフロロ、ラピス、リンネ。そしてウェルシアも居るがこれはセシルさんと打ち合わせの為で案内役ではない。

 朝からすでに行列の出来ている博物館前の人波を掻き分けて入口へと向かう。

 どうも例の『聖戦』以降、カオテッドの周囲の街からも団体客が来るようになったらしい。
 英雄譚の現場、聖戦の地で一番の観光名所が博物館だと。英雄の活躍・戦歴が見られるという事でツアー客の如く訪れていると。

 最初に獣帝国のイーリスから団体客が来たと聞いて「はあ?」となったわけだが、それが各地から続くとなれば動かざるを得ない。
 館長であるセシルさんの要望もあり、第九展示室を『聖戦展示室』としてある。
 まぁ展示するものなどないのだが――さすがに魔族の死体を展示するわけにもいかないし――説明ボードとエメリーのスケッチで、こんな感じだったよと伝える為の部屋だな。
 歴史的事件であったのは確かなので、資料の展示としてはアリだと思う。博物館の意味合いとは異なると思うが。


 ともかくグレンさんとセキメイを連れて案内していく。
 二人とも俺たちよりも多くの迷宮に潜っているらしいし、れっきとしたSランク・Aランク組合員だ。
 細かい説明文でもちゃんと読み、考察しながらじっくり見て行く。


「確かに大規模迷宮の中でも難易度は高いのだろうな。領域主の配置的に三階層まで行くのは問題なさそうだが」

「グレンさんが潜るとすれば、仮にソロじゃなくてセキメイと二人だったとしても三階層の『不死城』が越えられないと思います」

「うむ、リッチは相手が悪すぎるな」


 逆に四階層のトロールキングやヘカトンケイルとかならグレンさん、ソロでもいけそうだけどな。
 リッチは神聖属性以外がほぼ無意味らしいし、そうなると纏炎族シマァの剣士二人じゃ無理だろう。

 そして四階層の目玉と言うべき二体の新種の竜。炎岩竜と氷晶竜の展示に移る。


「これは……風竜や水竜と比べてどうだったんだ?」

「完全にこっちの二体の方が強いですよ。ゴブリンとホブゴブリンくらい違います」

「竜の中でも上位という事か……ん? 甲羅の試し切り? 竜の素材を惜し気もなくよくもまぁ」

「訓練場にもありますよ。黒い的があったでしょう? あれです」

「あれか! あれが竜の甲羅だったのか!」


 昨日は模擬戦だけで的の説明なんてしてないからな。やはり見ただけじゃ竜素材とは分からないものらしい。
 近接攻撃用の大き目の甲羅も訓練場に放置してるから、グレンさんとセキメイはそこで試すようだ。

 セキメイは色々と驚きながら後ろを付いて来る。
 ラピスやフロロ、リンネが相手しているらしい。


「はぁ……こんな竜と……貴女方も戦ったのですか?」

「ついこないだも戦ったわね。私とリンネは炎岩竜が一回。氷晶竜は二回」

「我はどっちも二回だ。出来れば二度と戦いたくはなかったがのう……」

「ホントすごい竜ですネ! 亀なんか島ですネ! 島!」

「はぁ……それは何とも……」


 ちなみにグレンさんはソロでファイアドレイクに勝った事があるらしい。さすがとしか言えないな。
 その流れで今はまだ展示していない四階層の最終関門についても軽く説明した。
 火竜とフェニックス二体とファイアドレイク六体でしたと。


「絶望しかないな。そんな所をよく突破出来たものだ」

纏炎族シマァに炎って効くんですかね。ヤツらのブレスとかも効かないんじゃないです?」

「火竜はどうだかな。いくら纏炎族シマァでも<炎身>せねば耐えられない熱さというものがある。それに剣一本では攻撃の手が足りまい」


 それはそうだろうな。グレンさんの剣は多分アダマンタイトだと思うけど、それで火竜にどれだけダメージを与えられるかが分からん。<炎纏>したって火耐性の高そうな火竜相手じゃ意味ないだろうし。

 剣の性能で見れば、おそらく魔竜剣の方が上なんだよな。
 ただ<炎纏>を使うなら魔竜剣にする意味もなさそうだけど。炎を纏わせた剣で水魔法とか撃ってもなぁ……威力減りそうだし。

 まぁ欲しいと言われたら普通の竜素材の剣をあげてもいいかもな。
 ジイナの鍛治ならアダマンタイト越えは出来るだろう。


 そうして案内は進み例の『聖戦展示室』へ。
 一応説明は終わっているが、詳しい事とスケッチを見ながらだとやはり印象は変わるらしい。


「この『狂心薬』というものの効果はそんなに高いのか?」

「うちのドルチェ曰く一般人がゴブリンキングくらいになるらしいです。体格もそうですけど力とか速さとか総合的に強くなる感じですね。魔族以外が使うと肉体も精神も侵されてしばらくすると死んじゃうらしいですけど」

「ふむ、それを服用した魔族が二千体か。悪魔族ディーモンも全ての階級が揃っていると……」

「知ってる限り、ですけどね。俺は王級とか知らなかったんで、まだ俺の知らない階級があるかもしれません」

「私も終ぞ聞いた事がない。しかし軍の規模で見れば国がいくつ滅んでもおかしくはないな。聖戦というのも納得だ」


 悪魔族ディーモンが居ない状態でもあれだけの大群なら滅ぶだろうな。
 んで、男爵級が十五、子爵級が十、侯爵級が六、公爵級が三、王級が一体と。改めて見るとすごいな。よく戦ったもんだ。
 伯爵級とか居てもおかしくなさそうだけどな。知らないけど。あと騎士爵とか辺境伯とか。

 グレンさんがタイマンで戦えば公爵級でも倒せるかもしれない。
 ただ相手が大軍だからな。タイマンで戦えない状況を作られたらそれでお終いだ。
 やはり国を亡ぼすほどの軍勢であったというのは間違いない。


 最後は第十展示室。風竜の頭がどーんとあったが、今は無理矢理水竜の頭も並べている。どーんどーんと。
 合わせて天庸事件に関する説明と、水竜の島に関する説明も載せている。もちろんラピス経由でトリトーン陛下に許しを得た上でだ。
 二体の竜の頭はさすがにインパクトが強く、最近では一番の目玉となっているそうだ。通路もかなり狭くなったけどな。

 当然のようにグレンさんも驚いていたし、セキメイは絶句していた。ラピスとかが普通に説明していたが耳に入っていたかは分からん。

 グレンさんはかなり真剣に眺めていた。
 やはり竜との戦闘経験があるから余計に気になるんだろう。


「いや、素晴らしかった。このような施設は初めて見たが、なるほど人気が出るわけだ」

「やってるこっちも面白いんですよ。自分たちの成果を並べて見るって、結局は自己満足ですけどね」

「それで民や組合員の糧にもなっているのだから自己満足では済まされまい。同じ高ランクでも私のような放浪人とは違う、誠の意味で組合員の見本であると思うよ」


 グレンさんからそう言われると悪い気はしない。
 本部長とか一応上司だけど俺を褒めるとかしないしな。一番褒めるのは黒曜樹持ってきた時くらいだ。
 あとはもう愚痴とか呆れたりとか商人目線で褒めたりとかだから。

 ともかく一応の案内は出来たかな。あとは……訓練場で修行になるんだろうか。


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