396 / 421
after4:北は竜の地、邂逅の時
4-7:竜人族の里へ
しおりを挟む■ボーリン 鉱人族 女
■65歳 迷宮組合トルテーモ支部長
「な、なんだったんですか、あの人たち……」
「そりゃあんた、【黒屋敷】ってSSSランククランだろうよ」
「知ってますよ、そんな事!」
あの子たちが去った後、受付嬢のメリッサが頭を抱えていた。気持ちは分かる。
もちろんトルテーモが鉱王国の街であり、カオテッドと街道で繋がっている以上、商人たちからの噂も流れていた。
聖戦の事も、【黒屋敷】という存在も、知ってはいた。
スペッキオ本部長からの手紙にはより詳しく書いてあったし、だからこそ組合職員には事前に通達も出来た。
SSSランクってのはこんな連中だからね、と知らせておく事も出来た。
とは言え話に聞くのと実際に見るのでは全く違う。
目の前に証拠があるのにその事が信じられない。現実を突きつけられる事による非現実感。
あたしだって同じもんを味わったんだからね。メリッサの事をどうこう言えないよ。
基人族のクラマスと二五人の多種族メイド。
貴族服とメイド服に身を包んだ、礼儀から何から組合員らしくないクラン。
普通の貴族と接する機会があっても、あんな威圧感を受ける事はないね。
貴族宅のメイドよりこのクランの方がちゃんとしたメイドっぽく見えるのがよく分からないが。
ともかくトルテーモ迷宮を制覇するであろう前提で対応はした。あの子たちも『制覇できて当然』って顔してたしね。
自信の表れ――それは力とか経験とか、そういうのとは関係なく、ごく自然にそう思えてしまえているんだろうと。
英雄クランとは、SSSランククランとはここまでのものかと思わされたもんだ。
しかし探索から帰って来た時にはさすがに驚いた。
ツェッペルンド迷宮を七日で制覇したと聞いたから「もしかすると」とは思っていたけど、六日で帰って来たからね。
トルテーモ迷宮は二六階層と浅い方だが【迷宮主】はミスリルガーゴイルだ。
固いのは当然。魔法もろくに効かないし、飛びながらの攻撃も激しい。
おまけにお供のガーゴイルが四体。Bランクパーティー一組程度ではガーゴイル一体を相手するだけで精一杯だ。
だからトルテーモ迷宮を制覇するのはそれなりに人数の居る高ランククランや、複数パーティーでの共闘となる。
浅い迷宮だからって制覇率が高いわけじゃない。少なくとも一年以上は制覇者を出していないからね。
で、英雄クラン様は六日で制覇したわけだ。
もちろん過去最速。記録は二二日だったからね。大幅更新ってレベルじゃない。
まぁそこは覚悟していた部分でもある。信じられない気持ちがあったのも事実だが。
とはいえ、だ。
魔石を山のように持ち込んで来たとか、【階層主】と【迷宮主】のドロップを何体分も持ち込んで来たとか……。
「あ、あんた、まさか【主】と何戦も繰り返して来たってのかい!?」
「三戦ずつだけですけどね。一種類ずつは博物館用に持ち帰るんで、それ以外は売ります」
風の噂で聞いた事がある。カオテッドには【黒屋敷】が運営している施設があって、そこがカオテッド一番の観光名所になっているって。
なんでも迷宮で得たドロップ品を並べて、訪れた人に見せているらしい。
組合員がドロップ品を手に入れれば、売るか装備品に加工するかの二択だ。
それを見せる事で金を稼ぐだなんて、そんな事を考えるのも実際に出来るのもこのクランだけだろう。
で、トルテーモ迷宮の【主】のドロップも同じように見せるって事かい? だから三回ずつ戦ったと?
思わず「はぁ」と息を吐く。
【階層主】はともかく【迷宮主】との連戦なんて誰であっても考えられないと思ってたけどね……。
それだけの事を熟して、尚且つこの速さとか、一体どれだけあたしの想像を超える力を持ってるんだか。
あのスペッキオ本部長がSSSランクにしたのも頷ける。それだけ規格外って事だ。
「そ、それにあんた、この魔石の量は……」
「あー、ここの迷宮は魔物部屋が少なくてですね、あんまり量がなくて申し訳ないんですが」
「ちょっと何を言ってるか分からないんだが」
頭を落ち着かせ、冷静に努めつつ、色々と話を聞いた。
どうやらこのクランは普段、カオテッドに潜っている時にも魔物部屋を連戦するような探索をしているらしい。
群がる魔物をまとめて倒す事に長けている。だからこその『聖戦の覇者』なのか。総じて一騎当千の子たちなのだと。
普通の組合員ならば避けて当然の魔物部屋。そこに入り殲滅する事が、この子たちにとっての『通常の探索』かい。
おまけに聞けば能力向上魔法を使い続けて、走りながら探索しているらしい。
だからこその速さ。そう言ってしまえばそれまでなんだけどねえ……。
支部長の立場からすると注意しとかないといけない事が多い。
迷宮を走るなだとか、魔物部屋に入るなとか、他の組合員が真似したらどうするんだとか、高ランクなら見本となるようにとか。
とは言え魔石にしてもドロップにしても大量の買い取りは非常に助かる。
おまけにこれがSSSランクという規格外クランの『通常探索』なんだと言われれば、あたしには何も言えない。ただただ理解が出来ないだけだ。
「ま、あんなの二組と居るクランじゃないよ。特別の中の特別。間近で見られた事がラッキーだったとでも思うんだね」
「はぁ」
メリッサにそんな事を言いつつ、あたしは事務仕事に戻った。
……まさか帰りに寄ってまた潜るとかないだろうね?
■ケニ 鳥人族 女
■18歳 セイヤの奴隷
迷宮に潜りつつ鉱王国を北上して約一月。
初めての経験ばかりでしたがとても新鮮で面白かったです。
魔物討伐組合の時に初めて遠征を体験したような感じでした。
ずっと遠くに見えていたマツィーア連峰も目前。
見上げる山々は横に長く伸びて、その端は確認出来ません。
頂上もまた雲に遮られて、どれほどの高さなのかは分かりません。
鉱王国の北側、連峰の麓に竜人族の里があるという話でしたが、正確にはその山脈を少し登る必要があるそうです。
鉱王国の街道から竜人族の里に続く山道を行き、やっと辿り着ける場所なのだと。
竜人族の里は鉱王国の領土というわけではないそうですからね。普通に行くには不便な場所なのだそうです。
排他的な里だとはツェンさんから聞いてました。それは地理的にも種族の性格的にも他種族を遠ざけるものなのだろうと。
ツェンさんはそれが嫌で里を飛び出したそうですが、確かにツェンさんの性格を知っている身としては里に閉じこもっている人ではないだろうなーと思ってしまいます。
とは言え鉱王国からの隊商も定期的に訪れるそうで、完全に他種族を排斥しているわけではないらしいですね。
もっとも竜人族の方から鉱王国に訪れるような事はないし、隊商が来るにしても険しい山道を馬車で来るわけで、しかも山に出てくる魔物は平野部のそれより非常に強い。
だから隊商も限られてしまうとの事です。
「すげえトコ住んでたんだな、ツェン。陸の孤島って感じだ」
「だろ? こんな場所、好き好んで来るヤツが居ねえよ。引き返すなら今のうちだぜ?」
「いや行くけど。里は結構上の方なのか? いや、山脈の高さを見れば二合目とか三合目とかそんなもんなのかな」
「二とか三とか分かんねえけど、この速さならそんな掛からねえな」
山道に入ったので馬車を引っ張ったまま馬が登るのは辛いだろうと、全員下りています。何なら馬車を後ろから押してあげています。
馬車を<インベントリ>に入れちゃえばいいと思うんですけどねー。何か考えがあるんでしょうか。
ともかく荷物を載せた隊商の馬車より速いのは確かで、道中の魔物にしても隊商護衛なんて比じゃない、世界一の戦力ですからねー。心配するまでもないです。
マツィーア連峰には竜が居るって話ですけど、麓に近い方には亜竜も出るらしいです。その餌になりそうな魔物とかも。
で、ツェンさんはワイバーンと戦った事があるらしい。里の近くで、って事でしょうね。
<カスタム>される前にワイバーンを倒すとか……ツェンさんは元々強すぎるんですよ。
今となってはもう、私たちがいくら<カスタム>されて特訓を頑張っても、全く追いつける気がしません。
私は時々飛んでは周囲の目視警戒と進路の確認をしています。
そうして登り始めて鐘一つ分くらいでしょうか。私の<千里眼>にそれが映りました。
「ご主人様―、集落が見えましたー」
「よーし! 飛んだままだと警戒されるから下りてろ!」
「了解ですー」
私が見た限りだと思ったよりも広い集落でしたね。
そりゃ数百人が暮らす街レベルの里でしょうから広くて当然なのかもしれないですけど、こんな狭い山道の先にそれだけ広く整えられた土地があるとは思えないですもん。
畑もありましたし家も立派な造りのものが多そうでした。その家も独特に見えます。
こう言ってはなんですが戦いばかりのイメージがある竜人族に独自の建築技術があるのも驚きですし、農業とかやるとは思いませんでした。
てっきり森で採取したり狩った魔物の肉を食べたりしているだけかと。
いや、そりゃ余所とあまり交流を持たずに暮らしているわけですから、里の中で生産とか加工とか、してて当たり前なんですけど。
里の中を歩いている人とかも見えましたけど、当然竜人族だらけですねー。
こんなに多くの竜人族とか迫力あります。全員がツェンさんみたいに強いんでしょうか。最強の里ですね。
髪色も色々とあるようです。
ツェンさんの青髪は水竜系竜人族だからって事なんでしょうか。
ともかく里が近くなってきたという事で、ツェンさんはエメリーさんと一緒に先頭に行きました。
里の入口には門番さんみたいな人が居るそうで、その繋ぎの為ですね。
まぁこの里が小さな国みたいなものですから、国境警備と見れば警戒されるのも頷けます。
ましてやこの山道を通って来るのは定期的に来ている隊商くらいでしょうし、それに引き換え私たちは侍女ばかりですからね。
ツェンさんが居なかったら里に入れるのかどうかも怪しいです。
「いやー、ここまで長かったな! やっと目的地か!」
「あくまで目的地の一つ、だからね? カイナ。ボクらこれから山脈で竜狩りだから」
「うむ、むしろここからが本番とも言える。未だ自分は不安なんだが」
「ですよね。私たちは皆さんの足を引っ張らないようにしておかないと」
「貴女たち声を抑えなさい。里の方々の前ではご主人様の侍女として恥ずかしくない態度で臨むように」
『はいっ!』
はしゃいでいたらエメリーさんに怒られました。侍女長様は恐ろしい。
果たして竜人族の里の皆さんは、ツェンさんより強いエメリーさんを見て、それを受け入れる事が出来るんですかね?
この世には竜人族より強い多肢族が居る、と。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました
東束末木
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞、いただきました!!
スティールスキル。
皆さん、どんなイメージを持ってますか?
使うのが敵であっても主人公であっても、あまりいい印象は持たれない……そんなスキル。
でもこの物語のスティールスキルはちょっと違います。
スティールスキルが一人の少年の人生を救い、やがて世界を変えてゆく。
楽しくも心温まるそんなスティールの物語をお楽しみください。
それでは「スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました」、開幕です。
2025/12/7
一話あたりの文字数が多くなってしまったため、第31話から1回2~3千文字となるよう分割掲載となっています。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる