カスタム侍女無双~人間最弱の世界に転生した喪服男は能力をいじって最強の侍女ハーレムをつくりたい~

藤原キリオ

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after5:久しぶりのカオテッド

5-10:新人たちの新生活

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■セキメイ 纏炎族シマァ 女
■136歳 セイヤの奴隷

 正式にセイヤ殿の奴隷となり、【黒屋敷】の一員となり、私と父上の新たな生活が始まった。
 今まで食客として過ごしてきた屋敷ではあるが、心構え、やる事、覚える事、考え方、まさに一新と言える。

 私はミーティア殿から侍女服をお借りし、見た目としては早速侍女となった。
 無骨者の私にこのような服は似合わないと思うのだが、周りの皆が同じ格好なのでそこまで違和感はない。すでに見慣れ過ぎている。

 しかし侍女教育というものを受ける前に色々と補完しておかなくてはいけない知識があるらしく、まずはそれをエメリー殿から教えて頂く。父上とプラム殿も一緒だ。


「ご主人様が異世界人だと言う事を言えないままでしたので、これまでお話し出来なかった事もあります。それと<カスタム>についても基本的な部分に触れただけですので、ちゃんと理解しておいた方が良いでしょう」


 との事だ。
 そこからの話は食客として居座っていた間、疑問に思っていた事の答え合わせのような印象を受けた。もちろん新しい知識もあるのだが、どちらかと言えば「ああ、そういう事か」と思わされる事が多い。


 色々と教育を受けていく中で最も時間をとったのが『衛生管理』だろう。
 今までも食客として住まわせて頂いていて、毎日身綺麗にしたりお風呂に入ったりということはしていたのだが、それはこれだけ立派なお屋敷に住まわせて頂くのだから流儀に合わせるのも当然かと思っていたのだ。
 極度の潔癖症に思えても、それがこの屋敷のルールなのだと。我々はそれに合わせるべきだと父上とも話していた。

 いざ正式に侍女・従僕となり、ご主人様が異世界人であると分かったことで少しは理解できた部分もあるのだが、一方で「異世界人であると周知できたからやっと教えることができる」という知識もあるのだという。それが『衛生管理』だと。

 ご主人様のいらした世界は魔法もスキルもないし、魔物もいない世界だという。
 種族は基人族ヒュームに限定されているそうだし、そう聞くと何から何まで違うように感じた。

 私としては「なんと住みづらい世界なのだろう」と思ったが、おそらくご主人様からすればこのアイロスの地のほうが住みづらいに違いない。
 だからこそご主人様がテコ入れした結果、この屋敷の中は色々と変わった部分があるのだろうな、と思い直した。トイレとか。お風呂とか。キッチンとか。


「ご主人様のいらした世界に魔法はありません。魔物も居ないので魔石もありません。病気になれば回復魔法もなく、ポーションもないのです」

「なるほど。だからこそ予防に重きを置くという事か。怪我などはどうするのだ?」

「時間を掛けて自身の治癒力に頼るそうです。それを補う薬などはあるそうですが」

「それは何とも……」

「その代わりにこちらとは比べ物にならないほどに医療技術は発達しているそうです。先ほど言ったウィルスという目に見えないほど小さな生物に関しても、技術発達の過程で見つかったものではないかと」


 目に見えないほど小さな生物が人を死に至らしめるほどの病をもたらす。
 そういった考えが当たり前のように浸透している世界か……。
 <千里眼>とかで見えないものなのだろうか。


「プラム、竜は病気に掛かるのですか?」

「さっきからその『びょーき』というのがよく分からんのじゃが」

「例えば体温が上がったり、身体が重くなったり、気持ち悪くなったり、ダルくなるような……」

「うーむ、食べ過ぎて重くなる事はあるのう」


 どうやら竜は病気とは無縁らしい。羨ましいと思う反面、竜ならば当たり前かと納得もする。
 しかしプラム殿も私たちの生活に合わせて衛生管理をするそうだ。手洗い、うがい、入浴と。


 <カスタム>の復習……というか応用知識についても教わる。
 ステータスの項目の詳しい内容も含まれるが、これはエメリー殿はもとよりご主人様でさえも全貌が明らかになっていない。
 これまでの経験とご主人様による予想が入っているらしい。

 例えば【器用】を上げるとスキルを覚えやすくなるだとか、戦闘が巧くなるだとか、そういった事はあくまで「おそらくこうだろう」という印象によるものだと。
 実際に【器用】を上げただけで覚えた者も居るし、一方でご主人様はエメリー殿以上に【器用】を上げているが、スキルの数は非常に少ないらしい。
 聞く限りエメリー殿のスキル取得ペースが異常なのだが、そこは触れないでおこう。


「この【運】という項目はどうなのだ?」

「【運】に関しては全く分かっておりません。ご主人様曰く『上げた所で不運に見舞われる事はあるから無意味だ』との事です。一応ある程度は上げていますが」

「ふむ、考慮するだけ無駄か」

「戦闘に活かせそうもないですしね」


 現状、戦闘に関するところで言えば、状態異常にかかる確率などに関わっているのではないかという話だ。
 しかし状態異常に対する防御は魔法防御と同じく【抵抗】の項目が関わっていると見られており、益々【運】という項目の必要性が分からなくなっているという。ご主人様で分からないのであればもうお手上げだな。


 そうした座学と共に侍女教育も並行して行われた。
 侍女としての立ち振る舞いや姿勢、屋敷での仕事内容についてだ。


「セキメイにはこれまでの侍女と同じように教えるつもりですが、プラムは侍女の前に『人』としての生活に慣れるところから必要ですし、グレンさんは従僕であって侍女ではありません。そこが悩みどころなのですが……」


 どうやらエメリー殿も悩ましいらしい。いつになく歯切れが悪い。
 とりあえず私を中心に今まで通りに教え、父上とプラム殿は少し外して考えるらしい。
 父上の場合取り入れるべきところは取り入れ、プラム殿の場合真似できるところは真似すると。侍女教育としての完成形は目指さないという形にひとまずはするようだ。

 それでも姿勢であったりお辞儀であったりという基本的なところはちゃんとやる。
 これは侍女だろうが従僕だろうが同じだからだ。
 主人に対して敬意を払う姿勢ということだな。
 エメリー殿曰く「侍女とは主人に対して愛をもって奉仕するもの」とのことで、父上に対して「ご主人様を愛せ」とは言えないらしいが「敬意を払う」というのならば同じこと。とりあえず同じように教えるとのことだ。


「グレンさんもセキメイも姿勢は素晴らしいですね。最初からここまでしっかり出来る者はおりませんよ」

「戦いの基本でもあるからな。セキメイには厳しく教えたつもりだ」


 頭に皿を乗せた状態の父上がそう言う。
 思えば幼少の頃から厳しく躾けられたものだ。剣を正しく振るう為、剣に力を乗せる為、振るった後に次の動作に移る為、常に正しい姿勢は意識していなければならない。
 幾度となく怒られたものだがそのおかげで強くなれた部分ももちろんあるし、その頃のおかげで今こうして侍女教育もスムーズに行えている。

 ……まぁ当時は頭に皿を乗せる修行などなかったがな。


「プラムも思いのほか綺麗ですね。竜など姿勢は悪そうですのに」

「後ろをぐぐっとやればよいのではないか? 真似するくらいなら訳なかろう」

「ああ、筋力を使っているのですか。それが苦もなく出来るというのはさすが竜ですね。思いの外柔軟そうですし」


 竜に人と同じ姿勢をとれと言って出来るものかと私も思ったのだが、どうやら問題ないらしい。
 考えてみれば人以上に身体をひねったりして攻撃してくるわけだし、筋力なんてそれこそ人の数倍もあるだろう。
 <変異ミューテーション>で人の形をとっているとしても基本的な竜の身体能力というのは変わらないものなのだな。


「ではこの状態でお辞儀してみましょう。おかえりなさいませご主人様。はいどうぞ」

「おか……いや無理ですよこんなの! 皿を乗せたままどうやってるんです!?」

「むむっ、これは難しいのう。少ししか傾けられぬ」

「姿勢を維持したまま重心を移動させているのか。なるほどこれはまさに″技術″だな」

「父上!? プラム殿も!? なぜすんなり出来るのですか!?」


 エメリー殿の頭には皿だけでなくティーカップも乗っている。その状態でお辞儀など見ているこちらは魔法を使っているようにしか見えないのだが……どうやら魔法を使わずとも可能なものであるらしい。

 エメリー殿曰く、私は今までの新人侍女と比べてもかなり筋がいいほうらしい。そこはお褒め頂いた。
 しかし私と同時に教育を受けている父上とプラム殿が優秀すぎるので霞んでしまう。
 プラム殿が意外すぎたな。戦闘や知識面では私も圧倒できるのだが、身体能力でなんとかできる部分は熟せてしまう。
 侍女としての生活に慣れるのももしかしたら早いのかもしれない。もちろんそれは良いことなのだが。

 その後、皿を乗せたまま歩いたり走ったりといったことも試したが、やはり二人は難なく熟せていた。
 私も何とか食らいついてはいたのだが……比べる相手が悪かったと見るしかない。


 侍女教育として屋敷内の仕事も一通り教えて頂く。
 掃除、洗濯、料理、畑仕事、警備、あとは博物館など他の侍女が携わっている仕事の補助などもだな。


「従僕と言えどもグレンさんが掃除していたり畑仕事をしているとご主人様が変に見られてしまいます。ですので家事は侍女に任せ、グレンさんには指南役に重きを置いてもらうのとせいぜい警備くらいに従事して頂くのがよいでしょう」

「ふむ、そういうことならば仕方ない。一応料理も得意なのだがな……」


 私たちは二人で修行の旅を続けていたので一通りの家事は出来る。
 中でも料理は父上の趣味みたいなものだ。
 まぁ主に野営食だったのでこの屋敷のように凝ったものを作るというわけではないのだが。

 今までずっとこのお屋敷に御厄介になっていて、ここの料理がそこら辺の王族より豪華だというのはよく知っている。
 食客ということで出されたものをただ食べるだけであったが、正式に従僕となった今、少しは携われるのかと期待していたのかもしれないな、父上は。
 まぁ少し手伝うくらいならばご主人様も二つ返事で了承しそうではあるが。なにせご主人様ご自身が料理好きだと言うし。


「プラムは一つずつしっかり覚えていきましょう。これも人の生活に慣れる一環と思ってください」

「うむ、よろしく頼む!」

「お掃除にしても力を入れすぎてものを壊したりしたら大変ですからね。総合神殿のお掃除などは特に気を付けなければいけません。御神像を壊したとなれば一大事ですから」

「ううむ……そう言われると怯んでしまうのう。竜人ドラウグル様の御神像を壊すわけにはいかぬ」


 何となく壊す未来が見えるな。仕事を任せるほうも気掛かりだろう。
 とは言えプラム殿も神殿管理の担当になったようだし、やらぬという訳にもいかないのだろうな。


「ええ、また作り直すのも大変ですし……ああ、そう言えばお二人はどの神様を信奉していらっしゃるのですか?」

「我々は戦神ブルロイ様だ。すでに何度も参拝させて頂いている。まぁ纏炎族シマァとしては【火の神フレイアシード】様を奉じている者も多いのだが……」

「もしお祈りするというのであれば御神像を御造りしなければなりません。その際はご自身で彫って頂くことになりますがいかがなさいますか?」

「なっ、わ、我々が彫るのか? 御神像を?」

「ええ、あそこに並んでいる全ての御神像はそれぞれの信者が自ら彫ったものですので」

「そ、そうだったのか……」


 てっきりどこかの彫刻家に注文したものかと思っていた。それがまさか侍女の皆様によるお手製だったとは……。
 まぁ言われてみればあのように手をつなぎ合わせるような形の御神像など他では見られないだろうしな。何より御神像の数が多すぎるし……そこいらの彫刻家には全く分からない神だっているのだろう。

 父上は丁重に断っていた。戦神ブルロイ様の御神像だけで十分だと。
 いくら我々が家事から何から出来ると言っても彫刻家のような真似はできない。父上が断ってくれて助かったというのが本音だ。

 そのような感じで侍女教育自体はかなりスムーズに終わった。
 もちろん私はまだまだ覚えることが多いし、プラム殿は人の生活に慣れるということに重きを置いているのでより時間はかかるのだろうが、基本的な侍女教育としてはこれまでの新人侍女よりもかなりあっさり終わったとのことだ。


 その分、戦闘訓練の時間を長くとって頂いている。
 修行の時間だ。これは本当にありがたい。

 これはご主人様のご厚意でもあるらしい。
 私と父上は延々と修行する生活を送っていたので「侍女・従僕になったら全然修行の時間がとれなくなりました」というのを防ぐためだとか。

 まぁ今となっては「修行に時間をかけるより<カスタム>したほうが簡単に強くなれる」とは分かっているのだが、それでも修行をしていないと不安だし、実際<カスタム>しただけで修行もせずに強くなれるわけがない。
 ステータスを上げたならばそれに対応できるよう身体を慣らすのは必要だし、細かい戦闘技術というのは<カスタム>では補えないところらしいからな。いずれにせよ修行が必要ということだ。

 ましてや私の場合――父上は私以上に極端だが――下地として戦闘技術が出来上がってしまっている。
 少し<カスタム>して頂いただけで動きが変わってしまうから、それに慣れるのが大変なのだ。

 【攻撃】を上げれば剣を振るう速度も変わるし、魔物を斬っても手応えが違う。的に向かって振るえば食い込む深さも変わるのでそこから次の動作に繋げるのも若干遅れる。
 一つの項目を少し上げただけでこれなのだ。今までと同じように戦えと言われても無理な話である。

 【敏捷】などもっとひどい。
 速度を上げれば相手との距離感も変わるし、当然剣の当たり方も変わる。
 何より身体の速さに頭が付いていっていないのが問題だ。考えている以上に身体のほうが先に行っていると。

 そしてこれを慣らしやすくするために【器用】を上げる。
 すると今度は身体がスムーズに動きすぎて困惑する。確かにそれを頭で理解できるようにはなるのだがどうしても違和感は拭えない。
 確かに強くなっているのは間違いない。しかしそれを十全に活かすにはやはり修行の時間が必要なのだ。

 ……まぁ私以上に父上とプラム殿のほうが大変なのだがな。
 戦闘訓練は私のほうが先に終わらせることができそうだ。


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