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【第1部】遥かなる空へのダイエット始動!
【第6話】地球からの離脱
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廃墟同然だったあのロケット館が横綱良子を乗せたまま、なんとエンジンをフルパワー噴射し、地球から飛び立ったのだ…
彼女はそのロケット館の最上階にある展望フロアで行われる、あるダイエット合宿の入校式に参加するはずだった…
しかし、彼女がその博物館のエレベーターで最上階へ昇っていたまさにその瞬間に起こった、全く予想だにしない出来事だったのだ。
何でもないただの古い建造物だったこのロケット館が、エンジンから灼熱の炎を吹き放ちながら、大空へと飛び立ったのだ!!
「ひぇ~~~~~~~~いっ!!? だ、助けてぇ~~~~~~~~っ!!!」
しかし、そんなパニック状態になっていた彼女は、その発射時の強烈なGに耐えられず、瞬く間に意識を失ってしまう。
そして、それからどれくらいの時間が経ったのだろうか…
彼女を乗せたエレベーターはロケット発射時に緊急停止をしていたが、再びそのエレベーターは動きだし、上昇をし始める。
そして、その振動で彼女は再び意識を取り戻し、全面ガラス張りのそのエレベーターから見える景色を眺めてみた。すると…
何とそこは、月だった!!
彼女を乗せたアポロ11号の形をしたロケット館は地球を飛び立ち、あの月面に降り立っていたのだった!!
「ひぇ~~~~~~~~~いっ!!? つ、月だわぁ~~~~~~~~っ!? どうなってんのぉ~~~~~~~~っ!!
でも… 地球はとっても綺麗♪ やっぱり地球は青かったぁ~~~っ!!! 満月ならぬ、満地球ね♪♪♪
…って、言うてる場合ちゃうわ~っ!!」
エレベーターのガラス越しに映る青い地球に感激しながら、やがて最上階の展望フロアへと到着する彼女。
そして、そのエレベーターの扉が開いた瞬間、耳の鼓膜が破れるかような大音量の声が聞こえてきた!!
「あなた方はーーっ!! もうダイエットに成功したと言っても過言ではなーーーーーーーーいっ!!!!
あなた方は素晴らしいっ!! あなた方は未知なる才能を持っている!! あなた方は選ばれし人間なんですーーっ!!!
だって、そうでしょう? あなた方は、この私の元に全国から集まってきたのですから!!
あなた方は、この素晴らしい『胡・散臭式【ウ・サンシュウ式】 究極ダイエット法研究所』を選んでくれたのですから!!
あなた方は、この世界一の当研究所に来られた時点で、もうダイエット成功という目標を達成したも同然なんですーーっ!!」
「おおぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
彼女が到着したロケット館の最上階フロアでは、もう入校式が行われているようだった。
檀上の巨大スクリーンに映し出されている研究所会長である『胡・散臭』(50歳)の心の中から叫んでいるような熱いスピーチ!
そして、その言葉に洗脳されるかのごとく、大きくこぶしを握り締めながら片腕を挙げ、大声で応えている塾生たち!!
そこは50畳ほどの広さがある全面展望スペースとなっていて、式に参加中の良子以外の塾生たち99名がひしめき合っていた!!
しかし、どうやら会長の胡・散臭自身は地球の本部にいて、そこからこの最上階フロアへ向けて衛星中継をしているようだった。
「皆さんご承知のように我が社『マルヘン野豚グループ0123』はパチンコ業界で大成功を収め、世界の頂点にまで登り詰めた実力企業。
そして本年度、ついに我が社は総資産額においても他の上位企業を圧倒する世界一の超巨大企業へと成長を遂げました!!
そうです! この私はパチンコで全世界を獲り、世界一の大富豪になったのです!!
ですが、そんな私は… 何か虚しい… 何か物足りない… 何か達成感が満たされない…
その理由は、パチンコで全世界を獲ったこの私には、今やもう何もすることがないからなのです。
そこで、私は新たな分野に進出することを決意しました。
それが、この『ダイエット業界』への進出というプロジェクトなのです!!
「その世界一の資産を持つ我が社が莫大な費用を投じ、独自の研究と開発の末、完成させた究極のダイエット法…
それが、他ならぬこの『胡・散臭式【ウ・サンシュウ式】 究極ダイエット法』であります!!!!」
パチンコ業界で王者となったこの私が、その実力をダイエット業界でも存分にお見せすることができるでしょう!!
さあ!! あなた方もこの私とご一緒に我が社のスローガンを唱えましょう!!!」
『目指せ!!! ダイエット率100%!!! 目指せ!!! リバウンド率0%!!!』
檀上の巨大スクリーンに映し出されたスローガンを全員が大声で叫ぶ!! それはまるでどこかの怪しい宗教団体のようだった…
「素晴らしい! では早速、当研究所の画期的なダイエットプログラムを始めましょ~う!!
ダイエットプログラム No.1 『続・アポロ計画 月面ダイエットーーーーっ!!!!!』 」
つづく・・・
彼女はそのロケット館の最上階にある展望フロアで行われる、あるダイエット合宿の入校式に参加するはずだった…
しかし、彼女がその博物館のエレベーターで最上階へ昇っていたまさにその瞬間に起こった、全く予想だにしない出来事だったのだ。
何でもないただの古い建造物だったこのロケット館が、エンジンから灼熱の炎を吹き放ちながら、大空へと飛び立ったのだ!!
「ひぇ~~~~~~~~いっ!!? だ、助けてぇ~~~~~~~~っ!!!」
しかし、そんなパニック状態になっていた彼女は、その発射時の強烈なGに耐えられず、瞬く間に意識を失ってしまう。
そして、それからどれくらいの時間が経ったのだろうか…
彼女を乗せたエレベーターはロケット発射時に緊急停止をしていたが、再びそのエレベーターは動きだし、上昇をし始める。
そして、その振動で彼女は再び意識を取り戻し、全面ガラス張りのそのエレベーターから見える景色を眺めてみた。すると…
何とそこは、月だった!!
彼女を乗せたアポロ11号の形をしたロケット館は地球を飛び立ち、あの月面に降り立っていたのだった!!
「ひぇ~~~~~~~~~いっ!!? つ、月だわぁ~~~~~~~~っ!? どうなってんのぉ~~~~~~~~っ!!
でも… 地球はとっても綺麗♪ やっぱり地球は青かったぁ~~~っ!!! 満月ならぬ、満地球ね♪♪♪
…って、言うてる場合ちゃうわ~っ!!」
エレベーターのガラス越しに映る青い地球に感激しながら、やがて最上階の展望フロアへと到着する彼女。
そして、そのエレベーターの扉が開いた瞬間、耳の鼓膜が破れるかような大音量の声が聞こえてきた!!
「あなた方はーーっ!! もうダイエットに成功したと言っても過言ではなーーーーーーーーいっ!!!!
あなた方は素晴らしいっ!! あなた方は未知なる才能を持っている!! あなた方は選ばれし人間なんですーーっ!!!
だって、そうでしょう? あなた方は、この私の元に全国から集まってきたのですから!!
あなた方は、この素晴らしい『胡・散臭式【ウ・サンシュウ式】 究極ダイエット法研究所』を選んでくれたのですから!!
あなた方は、この世界一の当研究所に来られた時点で、もうダイエット成功という目標を達成したも同然なんですーーっ!!」
「おおぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
彼女が到着したロケット館の最上階フロアでは、もう入校式が行われているようだった。
檀上の巨大スクリーンに映し出されている研究所会長である『胡・散臭』(50歳)の心の中から叫んでいるような熱いスピーチ!
そして、その言葉に洗脳されるかのごとく、大きくこぶしを握り締めながら片腕を挙げ、大声で応えている塾生たち!!
そこは50畳ほどの広さがある全面展望スペースとなっていて、式に参加中の良子以外の塾生たち99名がひしめき合っていた!!
しかし、どうやら会長の胡・散臭自身は地球の本部にいて、そこからこの最上階フロアへ向けて衛星中継をしているようだった。
「皆さんご承知のように我が社『マルヘン野豚グループ0123』はパチンコ業界で大成功を収め、世界の頂点にまで登り詰めた実力企業。
そして本年度、ついに我が社は総資産額においても他の上位企業を圧倒する世界一の超巨大企業へと成長を遂げました!!
そうです! この私はパチンコで全世界を獲り、世界一の大富豪になったのです!!
ですが、そんな私は… 何か虚しい… 何か物足りない… 何か達成感が満たされない…
その理由は、パチンコで全世界を獲ったこの私には、今やもう何もすることがないからなのです。
そこで、私は新たな分野に進出することを決意しました。
それが、この『ダイエット業界』への進出というプロジェクトなのです!!
「その世界一の資産を持つ我が社が莫大な費用を投じ、独自の研究と開発の末、完成させた究極のダイエット法…
それが、他ならぬこの『胡・散臭式【ウ・サンシュウ式】 究極ダイエット法』であります!!!!」
パチンコ業界で王者となったこの私が、その実力をダイエット業界でも存分にお見せすることができるでしょう!!
さあ!! あなた方もこの私とご一緒に我が社のスローガンを唱えましょう!!!」
『目指せ!!! ダイエット率100%!!! 目指せ!!! リバウンド率0%!!!』
檀上の巨大スクリーンに映し出されたスローガンを全員が大声で叫ぶ!! それはまるでどこかの怪しい宗教団体のようだった…
「素晴らしい! では早速、当研究所の画期的なダイエットプログラムを始めましょ~う!!
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つづく・・・
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