魔法が使えず無能と呼ばれていた少女の能力【スキル】は実は最強でした

輝月レイヤ

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第二章・第2話

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**「新たな仲間たち」**

王都オルフォード。

その中心にそびえる巨大な**時計台**。

その最上階にあるのが――

**聖無隊執務室。**

重厚な扉の前に、一人の少女が立っていた。

銀髪。

碧眼。

長い髪を揺らす少女。

**リナ。**

「ここが……」

聖響騎士団。

その中でも特異な部隊。

**聖無隊。**

ナハトが率いる直属部隊だった。

リナは深呼吸する。

「よし……」

そして扉を開いた。

ギィィ……

執務室は広かった。

大きな窓。

並ぶ机。

そして――

一人の青年が椅子に座っていた。

「ん?」

その青年が振り向く。

薄い茶色の髪。

少し長めの短髪。

どこか幼く見える顔立ち。

そして――

**大きなヘッドホン**をしていた。

彼はリナを見ると少し驚いた。

「お?」

そして笑う。

「もしかして」

「君も聖無隊?」

リナは少し戸惑いながら答える。

「う、うん」

「リナって言います」

青年は椅子から立ち上がった。

「やっぱり」

「俺と同じ新人だね」

彼は軽く手を振る。

「俺は」

「**ルファール・ドゥーベ**」

リナが目を丸くする。

「ドゥーベ……?」

七星貴族。

その名門の一つ。

ルファールは気楽に笑った。

「そ」

「ドゥーベ家の息子」

「まぁそんな大したもんじゃないけど」

リナは少し緊張する。

「よろしく……!」

ルファールはニコッと笑う。

「こちらこそ」

彼はヘッドホンを軽く叩いた。

「これ?」

「気になる?」

リナは頷く。

ルファールは楽しそうに言った。

「俺さ」

「**音魔法**の適性があるんだ」

彼の指先から小さな光が現れる。

次の瞬間――

♪ ♫

空中に**音符のような魔力**が浮かんだ。

リナが目を輝かせる。

「すごい……!」

ルファールは肩をすくめた。

「まぁまだ練習中だけどね」

「音を魔力に変える魔法」

彼は少し誇らしそうに言う。

「ドゥーベ家は代々これなんだ」

リナは微笑んだ。

「よろしくね、ルファール」

ルファールも笑う。

「よろしく」

こうして。

**聖無隊の新人二人**が出会った。

---

一方その頃。

王城の別棟。

そこには別の執務室があった。

扉の前に立つ少女。

赤い髪。

強い瞳。

**アリュール。**

彼女は扉を開く。

そこは――

**聖火隊執務室。**

中には一人の女性がいた。

長い赤髪。

鋭い眼差し。

彼女は腕を組みながら言う。

「あなたが新入り?」

アリュールは答える。

「ええ」

女性は名乗る。

「私は」

「**聖火隊副隊長**」

「カレン」

炎の魔力が彼女の周囲に揺らいでいた。

「よろしく、アリュール」

アリュールは少し笑った。

「こちらこそ」

---

同じ頃。

別の執務室。

**聖風隊。**

そこにいたのはアルカイド。

眼鏡を押し上げながら部屋を見渡す。

「ここが……」

その時。

風が吹いた。

次の瞬間。

窓際に一人の女性が立っていた。

緑髪。

長い髪を揺らす女性。

彼女は微笑む。

「あなたがアルカイドね」

アルカイドが驚く。

「いつの間に……」

女性は優雅に礼をした。

「**聖風隊副隊長**」

「ミストリア」

彼女の周囲には微かな風が舞っていた。

「よろしく」

アルカイドは少し興味深そうに言う。

「面白い魔力ですね」

ミストリアはクスッと笑った。

---

その頃。

港近くの砦。

そこにある執務室。

**聖水隊。**

レディンが扉を勢いよく開けた。

「失礼しまーす!」

すると。

部屋の中央にいたのは――

巨大な男。

筋肉質。

青い髪。

彼は豪快に笑った。

「ガハハハ!」

「お前がレディンか!」

レディンが驚く。

「誰!?」

男は胸を叩く。

「俺は」

「**聖水隊副隊長**」

「ガルド!」

彼の背後には水の魔力が渦巻いていた。

「よろしくな!」

レディンは笑った。

「面白そうじゃん!」

---

そして。

王城の庭園近く。

静かな建物。

そこは――

**聖地隊執務室。**

ナティエが静かに扉を開く。

中には一人の少女がいた。

緑髪。

優しい雰囲気。

彼女は本を閉じて微笑む。

「あなたがナティエさんですね」

ナティエは頷く。

少女は立ち上がる。

「私は」

「**聖地隊副隊長**」

「リーファ」

その瞬間。

床から小さな花が咲いた。

ナティエが少し驚く。

リーファは優しく言った。

「よろしくお願いします」

ナティエも小さく微笑む。

「こちらこそ」

---

こうして。

聖響騎士団の各隊に。

新たな仲間たちが集まった。

だが――

誰もまだ知らない。

この出会いが。

やがて訪れる**大戦**の序章であることを。

そして。

時計台の最上階。

聖無隊執務室。

ナハトは窓から空を見ていた。

「……集まったか」

その碧眼は静かに輝いていた。

物語は。

さらに大きく動き始める。
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