もう要らない。

レラー

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行方不明

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プルルルル
ガチャッ
「もしもし」
「おう、凛歌。体調は大丈夫か?」
「はい、なんとか」
「そうか、お大事にな。それと早乙女はどこへ行ったんだ?」
「え?まだ帰ってないんですか?」
「そうだな、あいつ..逃げたな..」
「私が家に着いてお礼を言おうと思ったらもういなかったのでてっきり帰ったのかと..」
「困るなぁ..」
そう言って電話は切れた。
「帰ってないの?どういうこと?」
ベッドに倒れ込みながら私はそのことが頭の中をよぎり続けた。
........
ハッ
「寝てたのか、私」
まだ親は帰ってきていないらしい。
「テレビでも見よ..」
テレビをつけたらニュース番組が映し出された。
そしてそこにあるのは見たことのある光景だった。
「嶺!?」
「今日の午後1時半過ぎから行方不明となっており....」
「え.....?」
私は家を飛び出した。

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