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本編
9 side.ダグラス
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今日、降臨された神子様であらせられるユキ様(恐れ多くもあだ名で呼ぶことをお許しくださった)の護衛騎士長に任命され、その名誉に歓喜に打ち震えた。
ユキ様への御目通りが叶いお姿を目にした途端、その儚さに、命に代えてもお守りしようと固く誓った。そのためならば空き時間も使いこれまで以上に鍛錬に励もうと。
ただ、18と聞いていたがそれは本当なのだろうか……?どう見ても12歳やそこらにしか見えなかったが……いや、ヴォイド様が仰っていたのだ。事実なのだろう。
そしてユキ様がお休みになられる夜、扉の横で静かに待機していると、扉が開き、ユキ様が姿を現された。聞けば外に出たいと。正直、夜出歩くのはいくら城とはいえ警備の問題もあるのでなるべく控えて頂きたかったが、そのどこか思いつめたような様子に部屋に戻るようにも言えず、庭へとお連れした。
庭へ着き、ユキ様のご様子からして少し距離を置いた方がいいだろうと、ただ見守っているとユキ様はその場に膝をつき、空を見上げられた。
その背中があまりにも孤独で、手をのばしかけたが今のユキ様はそれをお望みではないだろうとぐっとこらえ、じっと見守る。
そうしてどれほどの時間が経ったのだろうか。
ユキ様は小さく、歌い出した。歌詞はこの世界にはない言葉で、その意味はわからなかったがユキ様の感情が心へと入ってきた。
ユキ様の歌はどんどんと力強くなっていき、しだいに激情へと変わっていった。
置いていかないで
僕も連れて行って
帰りたい
帰れない
僕は、ひとりだ
そんな感情が流れ込んできた。
胸が締め付けられるようだった。目頭が熱くなったが、今泣きたいのは私ではないと、ぐっと歯を噛み締め、堪えた。
静かに歌い終わり、涙するユキ様に俺は耐えきれず、その身を後ろから抱きしめた。そうしなければユキ様が壊れてしまう気がした。ユキ様はひとりではないと、伝えたかった。
泣き叫ぶユキ様を、ただただ抱きしめ続けた。
誓おう。俺はこの方の身だけではなく、心も守ると。
ユキ様への御目通りが叶いお姿を目にした途端、その儚さに、命に代えてもお守りしようと固く誓った。そのためならば空き時間も使いこれまで以上に鍛錬に励もうと。
ただ、18と聞いていたがそれは本当なのだろうか……?どう見ても12歳やそこらにしか見えなかったが……いや、ヴォイド様が仰っていたのだ。事実なのだろう。
そしてユキ様がお休みになられる夜、扉の横で静かに待機していると、扉が開き、ユキ様が姿を現された。聞けば外に出たいと。正直、夜出歩くのはいくら城とはいえ警備の問題もあるのでなるべく控えて頂きたかったが、そのどこか思いつめたような様子に部屋に戻るようにも言えず、庭へとお連れした。
庭へ着き、ユキ様のご様子からして少し距離を置いた方がいいだろうと、ただ見守っているとユキ様はその場に膝をつき、空を見上げられた。
その背中があまりにも孤独で、手をのばしかけたが今のユキ様はそれをお望みではないだろうとぐっとこらえ、じっと見守る。
そうしてどれほどの時間が経ったのだろうか。
ユキ様は小さく、歌い出した。歌詞はこの世界にはない言葉で、その意味はわからなかったがユキ様の感情が心へと入ってきた。
ユキ様の歌はどんどんと力強くなっていき、しだいに激情へと変わっていった。
置いていかないで
僕も連れて行って
帰りたい
帰れない
僕は、ひとりだ
そんな感情が流れ込んできた。
胸が締め付けられるようだった。目頭が熱くなったが、今泣きたいのは私ではないと、ぐっと歯を噛み締め、堪えた。
静かに歌い終わり、涙するユキ様に俺は耐えきれず、その身を後ろから抱きしめた。そうしなければユキ様が壊れてしまう気がした。ユキ様はひとりではないと、伝えたかった。
泣き叫ぶユキ様を、ただただ抱きしめ続けた。
誓おう。俺はこの方の身だけではなく、心も守ると。
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