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本編
127 一回だけ
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「し、招待状配りに……!」
「明日でもいいだろう?」
「ひっ、まってまって……!」
わぁあん! ひん剥かれたぁあ!!
「ユキ、いい子だから……な?」
「ひぐっ……」
な? じゃない!! ふって笑ったダグにときめいてなんかないんだからな……!
「非常に、ひっっっじょうに不本意ですが! 一度だけは許します。もし明日のユキ様が動けなければあなたの下半身は切り落とします」
「わかった」
二人して何真剣な顔で話してるのさ……! 僕の意思は?!
え? したいんだろう?
ち、違うし! 別にしたいなんて思ってないし……!
「さぁユキ様お風呂に入りましょうね」
にっこりと笑ったリディアはやる気に満ち溢れてて。あ、これいつも以上に磨き上げられるやつだ……と僕は確信した。
お風呂できっちり磨き上げられてグッタリの僕はリディアの手からダグに渡されまして。もう一度ダグに釘をしっかり刺してから出ていったリディアを横目に寝室へ連れて行かれ。ちなみに僕がお風呂入ってる間にダグも新しい部屋で入ってきたらしいよ……
どさりとベッドに降ろされた瞬間に招待状を配りにいってないことを思い出した僕は抵抗したもののそれがダグに通じるはずもなく。
着せられたばかりの服をひん剥かれ、ダグの微笑みにノックアウトさせられたところで回想は終了。
「う、うぅ……なんでこんなことに……」
「したかったんだろう?」
「ち、違うし!!」
「じゃあ嫌か?」
「い……や、じゃない……」
うぅ、いやな訳ないじゃんか!
「今日は一度しかできないからな。じっくりしよう」
じっくり……僕の身体もつかな……
「んっ……ん…………ふ、ぁ……」
あ──……キスもじっくりだぁ……きもち─……
じわじわと広がる快感が心地よくて、唇が離れていった時には僕の身体はもうふにゃふにゃ。力は入らないし頭はぼーっとするしでふわふわした気持ちいい感じがずっと続いてる。
「くく、もうこんなになって……先が大変だぞ」
うー、ダグのせいだもん……
「ん……ぁ……ゃ、あ……っ……」
もどかしい……
決定的な快感は与えられず、焦らすようにゆったりと刺激される。気持ちいいけれど、もどかしくて焦れったい。
僕を潰さないように体力を残させる意味もあるんだろうけど……
「ゃ……も、ほし、ぃ……」
我慢できなくなり、懇願すれば漸く香油に手を伸ばしたダグ。やっと、後ろに触れてもらえる。後ろが慣れたらダグの熱いもので────
「あっ……」
「こら、締めるな」
ダグのものが入ってくる感覚を思い出してしまい、指が触れた瞬間きゅう、と締め付けてしまい咎められた。
ふぅふぅと息を吐きながら力を抜くことに専念すれば、やわやわと指先で揉まれ、つぷりと一本の指が中へ入ってきた。
「んんっ……あ……」
中をかき回すことはせず、ただただゆったりと中を拡げられる。
一本、また一本と指が増えても、ダグはゆっくりと指を動かすだけ。もどかしげに身体を揺らす僕を優しく見つめながら。
「あ……ダグ、だぐぅ……っ、ん」
「なんだ?」
「や……」
「言わないとわからないぞ?」
うそだ……! 僕の気持ちなんてお見通しのくせに!
うぅ……これ言わないといつまでもこのままだ……
「ほら、言え」
「んぁああっ!」
突然ぐりっと感じる場所を刺激されて腰が跳ねた。でもその後はまた指はゆるゆると動くだけに変わった。
一度強い刺激をもらえた僕の身体はもっと強い刺激を求め出して────
「ちょ、だい……! ダグ、の、ちょうだぃ……っ!」
「いい子だ」
くち、と音がし、熱いものが押し付けられたのを感じたと思えばそのままぐっと中に入ってきた。
「ん~っっ、ゃ、あぁっ…………?」
なん、で……? なんで動いてくれないの……?
ダグは中を突き進み、ある程度いったところでピタリと止まった。視線を送ればふっと微笑んで。
「次は?」
また言わないとダメなの……?
「ぅごいて……うごいて、ほし……」
「こうか?」
そう言ったダグはゆるりと動かした。でも散々焦らされた僕にはそれだけじゃ足らなくて。
もっと、もっと欲しくて。
「ちが、う……もっ、と……もっとちょうだい……!」
「お望みのままに」
「や────っっ!!」
漸く強く動いてくれたダグ。
気持ちいい、気持ちいい……!!
もっと長くこの快感を感じていたかったけれど焦れに焦らされた僕の身体が登りつめるのはすぐで。
「ああっ、ぁ、やぁあっっ!! いく、いっちゃ……っ!」
「ああ、一緒に……!」
ラストとばかりに強く突き上げられ────
「んぁああああッッッッ!!」
「くっ……」
二人同時に達した。
「はっ、はぁ、は、は、ぁ……は……っ」
まだ気持ちいい……
「大丈夫か?」
「ん……」
さらりと頭を撫でられるのも気持ちいい。
「まだぼうっとしてるな。このまま寝るか?」
「や……」
たしかに少し眠いけどまだ寝たくない。まだこの気持ち良さに浸っていたい。
抱きしめて欲しくてゆるゆると手を伸ばせば、先にダグのものを抜いてから抱き上げてくれた。
「何か飲むか?」
「ん……」
頷けば出してくれたのはお気に入りのレモン水。ダグに支えられつつ飲み干せば幾分か頭はすっきりとした。
「風呂入るか?」
「……入る」
えっちのあとに一緒にお風呂に入るのは恥ずかしいけど、あったかいお湯の中でゆっくりいちゃいちゃできるかも、と考えてしまったのだ。
下半身に力が入らないため抱き上げてもらい、二人でお風呂へ。
「流すぞ」
「うん」
ぎゅっと目を瞑れば温かいお湯がかけられる。少しかいていた汗が流されて気持ちいい。
そのまま全身洗ってくれて、今度は僕がダグの頭を洗う。その間にダグは自分の身体を洗い、終われば二人で浴槽へ。へ? 中に出されたもの? ……ほとんど魔力で吸収されて、残った分は浄化魔法をかけておしまい。浄化はする前にもダグがかけてるよ。恥ずかしい!
「きもち─……」
僕お風呂大好き……それに後ろからダグに抱きかかえられてお風呂の暖かさとダグの暖かさの二重の暖かさに包まれてもうたまらない……
ついつい全身の力を抜き、目を閉じてダグに身体を預けてしまう。
「寝てもいいからな」
「ん、大丈夫」
今日は回数的に言えば一回だったから体力は問題ない。いつもに比べたら、だけども。寝落ちするほどではない。
「満足したか?」
「ぅぐ……そ、そもそも僕はしたいなんて……」
「違ったのか?」
「う……違、わないこともないなんてこともないけど……」
「くっくっ……普通に言っていいんだぞ?」
「恥ずかしいの!!」
わかっているくせに!
「くっくっ……またしような?」
「ぅ……ん……」
断る理由なんてないけど、恥ずかしくて小さくしか返せなかったのは許してほしい!
お風呂から上がっても身体を拭いて服を着せてと甲斐甲斐しくお世話され、また抱き上げられて寝室へ。シーツまで取り替えてくれて、綺麗なシーツへ二人で寝転ぶ。
そのまま他愛もないことを話しつつ、ゆっくりと眠りについたその日はやはり幸せなのだった。
「明日でもいいだろう?」
「ひっ、まってまって……!」
わぁあん! ひん剥かれたぁあ!!
「ユキ、いい子だから……な?」
「ひぐっ……」
な? じゃない!! ふって笑ったダグにときめいてなんかないんだからな……!
「非常に、ひっっっじょうに不本意ですが! 一度だけは許します。もし明日のユキ様が動けなければあなたの下半身は切り落とします」
「わかった」
二人して何真剣な顔で話してるのさ……! 僕の意思は?!
え? したいんだろう?
ち、違うし! 別にしたいなんて思ってないし……!
「さぁユキ様お風呂に入りましょうね」
にっこりと笑ったリディアはやる気に満ち溢れてて。あ、これいつも以上に磨き上げられるやつだ……と僕は確信した。
お風呂できっちり磨き上げられてグッタリの僕はリディアの手からダグに渡されまして。もう一度ダグに釘をしっかり刺してから出ていったリディアを横目に寝室へ連れて行かれ。ちなみに僕がお風呂入ってる間にダグも新しい部屋で入ってきたらしいよ……
どさりとベッドに降ろされた瞬間に招待状を配りにいってないことを思い出した僕は抵抗したもののそれがダグに通じるはずもなく。
着せられたばかりの服をひん剥かれ、ダグの微笑みにノックアウトさせられたところで回想は終了。
「う、うぅ……なんでこんなことに……」
「したかったんだろう?」
「ち、違うし!!」
「じゃあ嫌か?」
「い……や、じゃない……」
うぅ、いやな訳ないじゃんか!
「今日は一度しかできないからな。じっくりしよう」
じっくり……僕の身体もつかな……
「んっ……ん…………ふ、ぁ……」
あ──……キスもじっくりだぁ……きもち─……
じわじわと広がる快感が心地よくて、唇が離れていった時には僕の身体はもうふにゃふにゃ。力は入らないし頭はぼーっとするしでふわふわした気持ちいい感じがずっと続いてる。
「くく、もうこんなになって……先が大変だぞ」
うー、ダグのせいだもん……
「ん……ぁ……ゃ、あ……っ……」
もどかしい……
決定的な快感は与えられず、焦らすようにゆったりと刺激される。気持ちいいけれど、もどかしくて焦れったい。
僕を潰さないように体力を残させる意味もあるんだろうけど……
「ゃ……も、ほし、ぃ……」
我慢できなくなり、懇願すれば漸く香油に手を伸ばしたダグ。やっと、後ろに触れてもらえる。後ろが慣れたらダグの熱いもので────
「あっ……」
「こら、締めるな」
ダグのものが入ってくる感覚を思い出してしまい、指が触れた瞬間きゅう、と締め付けてしまい咎められた。
ふぅふぅと息を吐きながら力を抜くことに専念すれば、やわやわと指先で揉まれ、つぷりと一本の指が中へ入ってきた。
「んんっ……あ……」
中をかき回すことはせず、ただただゆったりと中を拡げられる。
一本、また一本と指が増えても、ダグはゆっくりと指を動かすだけ。もどかしげに身体を揺らす僕を優しく見つめながら。
「あ……ダグ、だぐぅ……っ、ん」
「なんだ?」
「や……」
「言わないとわからないぞ?」
うそだ……! 僕の気持ちなんてお見通しのくせに!
うぅ……これ言わないといつまでもこのままだ……
「ほら、言え」
「んぁああっ!」
突然ぐりっと感じる場所を刺激されて腰が跳ねた。でもその後はまた指はゆるゆると動くだけに変わった。
一度強い刺激をもらえた僕の身体はもっと強い刺激を求め出して────
「ちょ、だい……! ダグ、の、ちょうだぃ……っ!」
「いい子だ」
くち、と音がし、熱いものが押し付けられたのを感じたと思えばそのままぐっと中に入ってきた。
「ん~っっ、ゃ、あぁっ…………?」
なん、で……? なんで動いてくれないの……?
ダグは中を突き進み、ある程度いったところでピタリと止まった。視線を送ればふっと微笑んで。
「次は?」
また言わないとダメなの……?
「ぅごいて……うごいて、ほし……」
「こうか?」
そう言ったダグはゆるりと動かした。でも散々焦らされた僕にはそれだけじゃ足らなくて。
もっと、もっと欲しくて。
「ちが、う……もっ、と……もっとちょうだい……!」
「お望みのままに」
「や────っっ!!」
漸く強く動いてくれたダグ。
気持ちいい、気持ちいい……!!
もっと長くこの快感を感じていたかったけれど焦れに焦らされた僕の身体が登りつめるのはすぐで。
「ああっ、ぁ、やぁあっっ!! いく、いっちゃ……っ!」
「ああ、一緒に……!」
ラストとばかりに強く突き上げられ────
「んぁああああッッッッ!!」
「くっ……」
二人同時に達した。
「はっ、はぁ、は、は、ぁ……は……っ」
まだ気持ちいい……
「大丈夫か?」
「ん……」
さらりと頭を撫でられるのも気持ちいい。
「まだぼうっとしてるな。このまま寝るか?」
「や……」
たしかに少し眠いけどまだ寝たくない。まだこの気持ち良さに浸っていたい。
抱きしめて欲しくてゆるゆると手を伸ばせば、先にダグのものを抜いてから抱き上げてくれた。
「何か飲むか?」
「ん……」
頷けば出してくれたのはお気に入りのレモン水。ダグに支えられつつ飲み干せば幾分か頭はすっきりとした。
「風呂入るか?」
「……入る」
えっちのあとに一緒にお風呂に入るのは恥ずかしいけど、あったかいお湯の中でゆっくりいちゃいちゃできるかも、と考えてしまったのだ。
下半身に力が入らないため抱き上げてもらい、二人でお風呂へ。
「流すぞ」
「うん」
ぎゅっと目を瞑れば温かいお湯がかけられる。少しかいていた汗が流されて気持ちいい。
そのまま全身洗ってくれて、今度は僕がダグの頭を洗う。その間にダグは自分の身体を洗い、終われば二人で浴槽へ。へ? 中に出されたもの? ……ほとんど魔力で吸収されて、残った分は浄化魔法をかけておしまい。浄化はする前にもダグがかけてるよ。恥ずかしい!
「きもち─……」
僕お風呂大好き……それに後ろからダグに抱きかかえられてお風呂の暖かさとダグの暖かさの二重の暖かさに包まれてもうたまらない……
ついつい全身の力を抜き、目を閉じてダグに身体を預けてしまう。
「寝てもいいからな」
「ん、大丈夫」
今日は回数的に言えば一回だったから体力は問題ない。いつもに比べたら、だけども。寝落ちするほどではない。
「満足したか?」
「ぅぐ……そ、そもそも僕はしたいなんて……」
「違ったのか?」
「う……違、わないこともないなんてこともないけど……」
「くっくっ……普通に言っていいんだぞ?」
「恥ずかしいの!!」
わかっているくせに!
「くっくっ……またしような?」
「ぅ……ん……」
断る理由なんてないけど、恥ずかしくて小さくしか返せなかったのは許してほしい!
お風呂から上がっても身体を拭いて服を着せてと甲斐甲斐しくお世話され、また抱き上げられて寝室へ。シーツまで取り替えてくれて、綺麗なシーツへ二人で寝転ぶ。
そのまま他愛もないことを話しつつ、ゆっくりと眠りについたその日はやはり幸せなのだった。
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