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本編
128 気になる
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朝、いつも通りの時間に起きて普通に歩く僕を見てリディアが感心したように。
「ほぉ……本当に一回で我慢できたんですねぇ」
「……もっとしてよかったのか?」
「だめに決まっているでしょう! 馬鹿ですかあなたは」
リディアがダグを見る目が絶対零度だ……部屋の温度もちょっと下がった気がする……おそろしや……
そしてダグはなぜリディアにそんな返しをしてしまったのか……え? ほんの少しの可能性にかけてみた? チャレンジャーだね……
「さあユキ様、本当におかしいところはございませんか? 正直に言っていいのですよ?」
「だ、大丈夫だよ。元気だよ?」
今怠いなんて言ったらダグが殺される……! リディアが懐に手をかけてるけど僕知ってるよ、そこに短剣を隠してるって……!
まぁ本当にしんどさとかないから何も問題はないけども。いや、多少の違和感はあるよ? でも問題なく歩けるし普通に座れるし大丈夫なのです。
「本当ですね? ならよろしいのですが……」
「大丈夫だよ! 僕お腹空いたなぁ」
「……では朝食にいたしましょうか」
「うん!」
よし、部屋の温度が元に戻った。あったかい。
「ユキ様、そろばんが出来たのですが、使い方を教えて頂けませんか?」
朝ご飯を食べ、ヴォイド爺が来るまで、とパラパラと例の草書の本をめくっているとリディアがそう言った。
「ん、いいよ。ここより勉強用の机の方がいいかな? そっち行こうか」
「はい。申し訳ありません、解読のお邪魔をしてしまいましたね」
「ううん、大丈夫だよ。読んでたのはすでに解読が終わったところだし」
それに解読は問題なく進んでいるから今やらなくとも全然構わない。最初はなかなか進まなかったけど、ある程度読み始めたら案の定さくさくと読めるようになったんだよ。行き詰まってないから後回しでも大丈夫。
……読むのは、ね。書き出すのが苦手なんだよなぁ。まぁ引き受けた以上はちゃんとやりますけど! ヴォイド爺の頼みだし!
僕が椅子に座ればすっと前にそろばんが置かれた。もうまんまそろばん。
「まずはね、珠を揃えるところから始まる。珠が一つの方が上になるよう一度に立てて戻し、上の珠を人差し指で端から端まで一気に上げる。この状態をまず作るの」
え、説明そこから? と思うかもしれないけど、実際そろばん習った時もこんな説明受けたし、何も知らない人がパッとそろばんを渡されたってどうしようもないでしょ? だから一からちゃんと説明するの。
「基本的に珠を弾く時は下の珠は親指で上げて人差し指で下げ、逆に上の珠は人差し指で下げて親指で上げる。この定点を基準に、左に行けば行くほど位は大きくなる。下の珠は一つあたり一を。上の珠は五を表すんだ。一から十まで続けて表すとこうなる」
言いながらパチパチと珠を弾いて一から順に作っていく。簡単だけれど基本はしっかりやっておかないとね。
「では152ならこうですね?」
「うん、そうだよ」
「なるほど……数の表し方はわかりました。計算の仕方は?」
「何も難しいことないよ。例えばここに268を足したいとするでしょ。そうすると百の位から順に足して行くんだ。繰り上がりはその度に次の位を足すの。そらばんは大きい桁から足し引きするんだ」
リディアが152と作ったところにゆっくりと268を足していく。
「なるほど……」
「引き算は一番大きい位から引いていくだけ。でも掛け算割り算は少し難しいかも」
掛け算は……たぶん文官が使うとなれば桁数が多くなるだろうから片落としを教えよう。割り算はまぁ普通に。
でもちょっと難しいし一回じゃ教えきれないかなぁ……まぁ何回でも教えたらいいか、と思っているとそこは大変優秀なリディア。キッチリ一回で覚えました。
「こうですね?」
「うん、完璧!」
すごい……もうそろばんを使いこなしてる……速い……音がもうすごいもん。チチチチチッて聞こえる。パチパチじゃないんだよ。
「計算が楽です!」
「それは良かった……」
弾くの僕より速い……まさかこんな早く使いこなすとは思ってなかったよ? やっぱリディアは超人だね。僕、リディアに段位検定受けさせてみたいよ。
「いくつか作って文官にも教えてみましょう」
「それで文官の仕事が本当に早くなるかは保証できないけどね」
ここまで使いこなすのってこんな早かったっけなぁって言うのが僕の気持ちだから、文官がリディア並みに早く習得するのは珍しいんじゃないかなぁって思うのです。言わないけど。
「試すだけ試してみます」
どうぞお好きにしてください。
そろばんの説明も終わったし、と大事そうにそろばんをしまうリディアを横目に草書の本を開き、また解読を進めていく。
あ─……そろそろ書き出さないと後々面倒になりそうだ……
ある程度読んだところでとりあえず本を閉じ、前に書いた続きから少しずつ書き出していく。ダグにもらったペンを使えば気分も上がってサクサク書けた。
しばらく書いていればヴォイド爺がやってきたから一度それは避け、授業を真面目に受けた。
授業後に解読の進み具合を聞かれて、半分くらいまでは読み進めたと答えておく。まだ書き出しきれてないけども。途中までを渡した方がいいか聞けば、全部まとめて欲しいとのことで、あと少し待ってもらうことになった。あ、ちゃんと招待状は渡したよ。
午後はレイのお手伝いをして、夜。やっと騎士さんに招待状を持っていける。
「ダグ! 早く行こ!」
「どこから行くんだ?」
「ラギアス! 次がアルバスさんでその後に護衛してくれてる騎士さんのとこ」
「わかった」
グイグイとダグを引っ張りながら兵舎へ向かう。
ラギアスの部屋の前に着けばすっと扉が開いた。気配で気付いたのか!
「ユキ様、ダグラスさん、どうしました?」
「招待状持ってきたの! 遅くなってごめんね」
「……任務ですか?」
何故そうなった。
「違う違う! ラギアスはお客様。結婚式は無礼講なのです」
「私が参加してよろしいのですか……?」
「何言ってるの、当たり前でしょ。来てくれない方が悲しいよ」
「ありがとう、ございます……必ず、参加します」
「うん!」
やっぱりラギアスは可愛い! 今なんてちょっと尻尾揺れてるんだよ。多分抑えようとしてるけど抑えきれてない感じ。可愛すぎる。わしゃわしゃ撫で回したくなる。
撫で回したい気持ちを抑えてラギアスの元を離れ、次はアルバスさんのところへ。
「アールバースさん!」
アルバスさんの部屋へ着いて、呼びかけながらドアを叩けばすぐに開けてくれた。ちらっと見えた中は随分と広そうだ。やはり団長なだけはあるね。
「おー、ユキ。ダグラスも。どうした?」
「招待状渡しに来ました」
「おっ、結婚式か! ありがとなぁ。祝いは楽しみにしときな」
「えー、別にいりませんよ? 参加してくれるだけで嬉しいです」
ありがたいけどお祝いとか別にいらないのにね。
「まぁそう言うな。ダグラスと使えるものにしておいてやる」
「ダグと!」
それは嬉しい!! 一緒に使えるものってなんだろ? お揃いのグラスとか? お酒って今度今度って思っててもいまだに飲んでないし、飲んでみたいんだよね。お祝いがちょっと楽しみかも!
「ははは! 楽しみにしておきな。ダグラスもなぁ」
「……そうですね」
あれ、ダグは大体予想付いてるの? なんだろ、気になる。アルバスさんがちょっとニヤニヤしてるのも気になる。
……なんだろ??
気になってアルバスさんと別れてからダグに聞いても教えてくれなかった。なぜ。楽しみは後にとっておくもの? たしかに! 楽しみにしておこう!
ちなみに騎士さん達へ招待状を渡しに行けば泣いて喜ばれました。びっくり。
──────────────────
作者です。
そろばんの使い方についてご指摘がありましたので、修正いたしました。
「ほぉ……本当に一回で我慢できたんですねぇ」
「……もっとしてよかったのか?」
「だめに決まっているでしょう! 馬鹿ですかあなたは」
リディアがダグを見る目が絶対零度だ……部屋の温度もちょっと下がった気がする……おそろしや……
そしてダグはなぜリディアにそんな返しをしてしまったのか……え? ほんの少しの可能性にかけてみた? チャレンジャーだね……
「さあユキ様、本当におかしいところはございませんか? 正直に言っていいのですよ?」
「だ、大丈夫だよ。元気だよ?」
今怠いなんて言ったらダグが殺される……! リディアが懐に手をかけてるけど僕知ってるよ、そこに短剣を隠してるって……!
まぁ本当にしんどさとかないから何も問題はないけども。いや、多少の違和感はあるよ? でも問題なく歩けるし普通に座れるし大丈夫なのです。
「本当ですね? ならよろしいのですが……」
「大丈夫だよ! 僕お腹空いたなぁ」
「……では朝食にいたしましょうか」
「うん!」
よし、部屋の温度が元に戻った。あったかい。
「ユキ様、そろばんが出来たのですが、使い方を教えて頂けませんか?」
朝ご飯を食べ、ヴォイド爺が来るまで、とパラパラと例の草書の本をめくっているとリディアがそう言った。
「ん、いいよ。ここより勉強用の机の方がいいかな? そっち行こうか」
「はい。申し訳ありません、解読のお邪魔をしてしまいましたね」
「ううん、大丈夫だよ。読んでたのはすでに解読が終わったところだし」
それに解読は問題なく進んでいるから今やらなくとも全然構わない。最初はなかなか進まなかったけど、ある程度読み始めたら案の定さくさくと読めるようになったんだよ。行き詰まってないから後回しでも大丈夫。
……読むのは、ね。書き出すのが苦手なんだよなぁ。まぁ引き受けた以上はちゃんとやりますけど! ヴォイド爺の頼みだし!
僕が椅子に座ればすっと前にそろばんが置かれた。もうまんまそろばん。
「まずはね、珠を揃えるところから始まる。珠が一つの方が上になるよう一度に立てて戻し、上の珠を人差し指で端から端まで一気に上げる。この状態をまず作るの」
え、説明そこから? と思うかもしれないけど、実際そろばん習った時もこんな説明受けたし、何も知らない人がパッとそろばんを渡されたってどうしようもないでしょ? だから一からちゃんと説明するの。
「基本的に珠を弾く時は下の珠は親指で上げて人差し指で下げ、逆に上の珠は人差し指で下げて親指で上げる。この定点を基準に、左に行けば行くほど位は大きくなる。下の珠は一つあたり一を。上の珠は五を表すんだ。一から十まで続けて表すとこうなる」
言いながらパチパチと珠を弾いて一から順に作っていく。簡単だけれど基本はしっかりやっておかないとね。
「では152ならこうですね?」
「うん、そうだよ」
「なるほど……数の表し方はわかりました。計算の仕方は?」
「何も難しいことないよ。例えばここに268を足したいとするでしょ。そうすると百の位から順に足して行くんだ。繰り上がりはその度に次の位を足すの。そらばんは大きい桁から足し引きするんだ」
リディアが152と作ったところにゆっくりと268を足していく。
「なるほど……」
「引き算は一番大きい位から引いていくだけ。でも掛け算割り算は少し難しいかも」
掛け算は……たぶん文官が使うとなれば桁数が多くなるだろうから片落としを教えよう。割り算はまぁ普通に。
でもちょっと難しいし一回じゃ教えきれないかなぁ……まぁ何回でも教えたらいいか、と思っているとそこは大変優秀なリディア。キッチリ一回で覚えました。
「こうですね?」
「うん、完璧!」
すごい……もうそろばんを使いこなしてる……速い……音がもうすごいもん。チチチチチッて聞こえる。パチパチじゃないんだよ。
「計算が楽です!」
「それは良かった……」
弾くの僕より速い……まさかこんな早く使いこなすとは思ってなかったよ? やっぱリディアは超人だね。僕、リディアに段位検定受けさせてみたいよ。
「いくつか作って文官にも教えてみましょう」
「それで文官の仕事が本当に早くなるかは保証できないけどね」
ここまで使いこなすのってこんな早かったっけなぁって言うのが僕の気持ちだから、文官がリディア並みに早く習得するのは珍しいんじゃないかなぁって思うのです。言わないけど。
「試すだけ試してみます」
どうぞお好きにしてください。
そろばんの説明も終わったし、と大事そうにそろばんをしまうリディアを横目に草書の本を開き、また解読を進めていく。
あ─……そろそろ書き出さないと後々面倒になりそうだ……
ある程度読んだところでとりあえず本を閉じ、前に書いた続きから少しずつ書き出していく。ダグにもらったペンを使えば気分も上がってサクサク書けた。
しばらく書いていればヴォイド爺がやってきたから一度それは避け、授業を真面目に受けた。
授業後に解読の進み具合を聞かれて、半分くらいまでは読み進めたと答えておく。まだ書き出しきれてないけども。途中までを渡した方がいいか聞けば、全部まとめて欲しいとのことで、あと少し待ってもらうことになった。あ、ちゃんと招待状は渡したよ。
午後はレイのお手伝いをして、夜。やっと騎士さんに招待状を持っていける。
「ダグ! 早く行こ!」
「どこから行くんだ?」
「ラギアス! 次がアルバスさんでその後に護衛してくれてる騎士さんのとこ」
「わかった」
グイグイとダグを引っ張りながら兵舎へ向かう。
ラギアスの部屋の前に着けばすっと扉が開いた。気配で気付いたのか!
「ユキ様、ダグラスさん、どうしました?」
「招待状持ってきたの! 遅くなってごめんね」
「……任務ですか?」
何故そうなった。
「違う違う! ラギアスはお客様。結婚式は無礼講なのです」
「私が参加してよろしいのですか……?」
「何言ってるの、当たり前でしょ。来てくれない方が悲しいよ」
「ありがとう、ございます……必ず、参加します」
「うん!」
やっぱりラギアスは可愛い! 今なんてちょっと尻尾揺れてるんだよ。多分抑えようとしてるけど抑えきれてない感じ。可愛すぎる。わしゃわしゃ撫で回したくなる。
撫で回したい気持ちを抑えてラギアスの元を離れ、次はアルバスさんのところへ。
「アールバースさん!」
アルバスさんの部屋へ着いて、呼びかけながらドアを叩けばすぐに開けてくれた。ちらっと見えた中は随分と広そうだ。やはり団長なだけはあるね。
「おー、ユキ。ダグラスも。どうした?」
「招待状渡しに来ました」
「おっ、結婚式か! ありがとなぁ。祝いは楽しみにしときな」
「えー、別にいりませんよ? 参加してくれるだけで嬉しいです」
ありがたいけどお祝いとか別にいらないのにね。
「まぁそう言うな。ダグラスと使えるものにしておいてやる」
「ダグと!」
それは嬉しい!! 一緒に使えるものってなんだろ? お揃いのグラスとか? お酒って今度今度って思っててもいまだに飲んでないし、飲んでみたいんだよね。お祝いがちょっと楽しみかも!
「ははは! 楽しみにしておきな。ダグラスもなぁ」
「……そうですね」
あれ、ダグは大体予想付いてるの? なんだろ、気になる。アルバスさんがちょっとニヤニヤしてるのも気になる。
……なんだろ??
気になってアルバスさんと別れてからダグに聞いても教えてくれなかった。なぜ。楽しみは後にとっておくもの? たしかに! 楽しみにしておこう!
ちなみに騎士さん達へ招待状を渡しに行けば泣いて喜ばれました。びっくり。
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そろばんの使い方についてご指摘がありましたので、修正いたしました。
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