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本編
132 グレてやる
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見覚えのある二人がそれぞれパートナーらしき人を伴って来た。
「レイ! ローレンツも。久しぶりだね」
「ああ、舞踏会ぶりだ。招待ありがとう。そして結婚おめでとう」
「ありがとう、きてもらえて嬉しいよ。お隣は奥さんかな?」
おっとりした綺麗な方だ。竜人なだけあって存在感はすごいけれども。
「ああ、パートナー同伴可と書いてあったから連れてきたんだ。紹介しよう、妻のセナリアだ」
「セナリアです。ご結婚おめでとうございます」
「初めまして、ユキです。ゆっくりしていってくださいね」
「ありがとうございます」
ふわって笑った姿は本当に綺麗で。
本当に綺麗な人……女の人みたいだ……
「綺麗になる秘訣ってあります?」
つい聞いてしまった。ダグのために少しでも綺麗になりたいのです!
「まぁ……私よりもユキ様の方がお綺麗ですよ。ですがそうですね、愛を忘れないこと、とだけ申し上げておきます」
「愛を忘れない……それなら僕にもできます!」
「ふふ、どうかお幸せに」
ダグを一生愛するなんて簡単です!! 日に日にダグのことが好きって気持ちは増していくばかりだもの。もしたとえ喧嘩したとしても、ダグのことを愛してるって気持ちは変わらないと思うのです。
「ユキ、私と妻からの祝いだ。受けとってくれ」
「わぁ、ありがとう! セナリアさんもありがとうございます!」
綺麗にラッピングされた箱を渡された。結構ずっしりと重い。なんだろう、気になるなぁ……
「ユキ、そろそろ私の妻も紹介させてくれ」
「ああ、ごめんなさい!」
ついローレンツとセナリアさんの相手ばかりしてレイとレイの奥さんをほったらかしにしてしまっていた。申し訳ない。
「いや、大丈夫だ。結婚おめでとう。こっちが私の妻のメリフィナだ」
「メリフィナです。ようやくお会いできて嬉しいです。ご結婚おめでとうございます」
見た目はキリッとした美人系の方。一見厳しそうな印象を受けるけど、表情が豊かで声も優しい。
「初めまして、メリフィナさん。僕もお会いできて嬉しいです」
「レイナードったらなかなかユキ様を紹介してくれなくて……酷いと思いませんか?」
「僕も奥さんがいることを教えてくれなかったんですよ。本人は僕のことを弟だって言うのに教えてくれないなんて酷いですよね」
いつもレイに遊ばれてる僕は仕返しのチャンスの匂いを嗅ぎつけ、速攻でメリフィナさんに乗ってみる。
「まぁ! 本当に酷い……私のことを何も言っていなかったなんて! 私なんてその程度なのですね、レイナード」
「違う! タイミングが掴めなかっただけで断じてメリフィナを蔑ろにしていたわけではない……!」
わお、焦ってるレイなんて初めて見たよ。いつも人で遊んでニヤニヤしてるのに今はメリフィナさんにあせらされて……あのレイを手玉に取るなんておそるべしメリフィナさん……!
「ならばその証拠をくださいませ。私は存在を忘れられていたのではと不安で仕方ありません」
「ち、違う! 私はメリフィナを愛している。存在を忘れるなど……」
「ですからその証拠をくださいませ」
「わ、わかった、指輪を贈ろう。左手の薬指につける指輪はユキの世界で夫婦や恋人の証だそうだ。どうだ?」
「ええ! お待ちしておりますね!」
わぁ、すごーい。指輪を贈らせる約束取り付けたよ。多分レイは最高級のものを用意するんだろうなぁ。本当におそるべしだよメリフィナさん!
「ローレンツ……」
「わかった、私達も指輪をつけようか」
「はい……!」
わお、こっちも指輪をつけるのですね。ロイとアルもお揃いの指輪をつけるようになったし、このままだんだんと広まっていきそうな気がする。悪いものではないし全然いいのだけどね。
「ユキ、私とメリフィナからの祝いだ」
「ありがとう! 指輪探しがんばってね」
「ああ、頑張るさ……」
にっこにこのメリフィナさんとは対照にちょっとやつれたレイ。お仕事の合間にメリフィナさんが喜ぶものを必死に探すんだろうなぁ。頑張れ!
そのあともラスやリアムさん、ヴォイド爺、騎士さん達から色々とお祝いをもらった。まさか騎士さん達から貰えるとは思ってなくてすごく驚いたけどそれと同じくらい嬉しかった。
アルバスさんもお祝いをくれたのだけど……
「ユキ、こいつは夜に開けな!」
「夜、ですか?」
晩酌用のお酒、とか……? でもそれにしては箱が軽い。
「そうだ。それを見てユキがどうするかは自由だな。ま、新婚夫婦には定番のものとだけ言っておく」
新婚夫婦には定番? ……エプロン、とか? 僕がそれを見てどうするかは自由って……手料理で胃袋も掴めってことですか?? なるほど、さらに絆を深くってことですね! 僕がんばって料理作るよ!!
「僕頑張ります!!」
「ごっふ……ユキ?!」
「ぶっふぉ!! おっ、おう、頑張れ……! くっくっ……」
あれ、僕は意気込んだのにダグがむせてアルバスさんは豪快に吹き出した。どうして? アルバスさんはもちろん、ダグもアルバスさんがくれるものわかってたみたいだし中身がエプロンってわかってるんじゃないの?
「だ、ダグラス良かったじゃねぇか。ユキが頑張ってくれるってよ」
「……そうですね」
あれれ、ダグなんだか決まり悪そうな顔。むむ、僕が料理できないと思ってる? 僕母さんにいっぱい教えられたから料理は得意だよ! 美味しいのいっぱい作るからまってて!!
僕の望んでいたように無礼講でみんなでどんちゃん騒ぎして一頻り楽しんだあと、解散して部屋に戻りまして。ダグと夜ご飯を食べてからさぁみんなからのお祝いを見てみようとなってダグに渡されるままに開いていけば、ティーセット、カトラリー、ジュエリーボックス、ペアの万年筆などなど色々出てきた。どれもこれも綺麗でダグと一緒に使うためにカトラリーとかはリディアに預けた。
「あれ、お義兄さんとアルバスさんからのは?」
他のは出してもらったけどまだその二人のを出してくれていない。
「……あの二人のは開けないことをお勧めするが……」
「どうして? せっかくもらったのだから開けないと」
「……後悔しないか?」
「もちろん! 貰ったものを見て後悔するなんてないよ!」
とは言いましたが。
……なにこれ。
「え……? これ、なに?」
もう今の中はエプロン一色で、ダグになにを食べさせてあげようか考えながらダグが出してくれたアルバスさんからのお祝いを開けると、中から出てきたのは薄い白い布でできた服。いや、服というにはあまりにも薄くて布面積も少ない……え。
「……だから聞いただろう。後悔しないか、と」
「う……え?」
えっえっこれってあの……えっちする用の服というか下着というか……ですよね?
僕、エプロンだと思っててアルバスさんの目の前で頑張るなんて言って……
「死にたい……!!」
「大丈夫だ、勘違いしていたことはわかっている。気にするな」
うぅ……
「お義兄さんのは……?」
「おそらく団長と同じようなものだぞ」
違うものであることを願いつつ開けてみるとアルバスさんからのものよりもさらに布面積が狭くなった服が出てきましたとさ。
「お義兄さんのバカ!!!」
僕がよろこぶかはダグ次第って……よろこぶって悦ぶ?! うわぁん、グレてやる!!
「……なんかすまん」
「ユキ様、そちらは今日は預かっておきますね。大丈夫です、明日になったらお返ししますから」
二つの薄い布はリディアによって取り上げられた。僕としては返してくれなくとも……
「あ、ちなみに初夜なのですがあまり盛り上がらないでくださいね。明日動けないと困りますので」
「へ?!」
なにその忠告! というか初夜って……間違いではないけども!! 事実上の解禁宣言、なのだろうけどちょっと直球過ぎでは?!!
いつも通りにお風呂に入れてもらってドキドキしながらダグとベッドに入ったけどキスだけされておしまいだった。
「明日何かあるようだし、明日まで待とう。明日の夜は寝かせないから今のうちに寝ておけ」
ひぅ……!! ぼ、僕明後日を無事に迎えられますでしょうか……?
「レイ! ローレンツも。久しぶりだね」
「ああ、舞踏会ぶりだ。招待ありがとう。そして結婚おめでとう」
「ありがとう、きてもらえて嬉しいよ。お隣は奥さんかな?」
おっとりした綺麗な方だ。竜人なだけあって存在感はすごいけれども。
「ああ、パートナー同伴可と書いてあったから連れてきたんだ。紹介しよう、妻のセナリアだ」
「セナリアです。ご結婚おめでとうございます」
「初めまして、ユキです。ゆっくりしていってくださいね」
「ありがとうございます」
ふわって笑った姿は本当に綺麗で。
本当に綺麗な人……女の人みたいだ……
「綺麗になる秘訣ってあります?」
つい聞いてしまった。ダグのために少しでも綺麗になりたいのです!
「まぁ……私よりもユキ様の方がお綺麗ですよ。ですがそうですね、愛を忘れないこと、とだけ申し上げておきます」
「愛を忘れない……それなら僕にもできます!」
「ふふ、どうかお幸せに」
ダグを一生愛するなんて簡単です!! 日に日にダグのことが好きって気持ちは増していくばかりだもの。もしたとえ喧嘩したとしても、ダグのことを愛してるって気持ちは変わらないと思うのです。
「ユキ、私と妻からの祝いだ。受けとってくれ」
「わぁ、ありがとう! セナリアさんもありがとうございます!」
綺麗にラッピングされた箱を渡された。結構ずっしりと重い。なんだろう、気になるなぁ……
「ユキ、そろそろ私の妻も紹介させてくれ」
「ああ、ごめんなさい!」
ついローレンツとセナリアさんの相手ばかりしてレイとレイの奥さんをほったらかしにしてしまっていた。申し訳ない。
「いや、大丈夫だ。結婚おめでとう。こっちが私の妻のメリフィナだ」
「メリフィナです。ようやくお会いできて嬉しいです。ご結婚おめでとうございます」
見た目はキリッとした美人系の方。一見厳しそうな印象を受けるけど、表情が豊かで声も優しい。
「初めまして、メリフィナさん。僕もお会いできて嬉しいです」
「レイナードったらなかなかユキ様を紹介してくれなくて……酷いと思いませんか?」
「僕も奥さんがいることを教えてくれなかったんですよ。本人は僕のことを弟だって言うのに教えてくれないなんて酷いですよね」
いつもレイに遊ばれてる僕は仕返しのチャンスの匂いを嗅ぎつけ、速攻でメリフィナさんに乗ってみる。
「まぁ! 本当に酷い……私のことを何も言っていなかったなんて! 私なんてその程度なのですね、レイナード」
「違う! タイミングが掴めなかっただけで断じてメリフィナを蔑ろにしていたわけではない……!」
わお、焦ってるレイなんて初めて見たよ。いつも人で遊んでニヤニヤしてるのに今はメリフィナさんにあせらされて……あのレイを手玉に取るなんておそるべしメリフィナさん……!
「ならばその証拠をくださいませ。私は存在を忘れられていたのではと不安で仕方ありません」
「ち、違う! 私はメリフィナを愛している。存在を忘れるなど……」
「ですからその証拠をくださいませ」
「わ、わかった、指輪を贈ろう。左手の薬指につける指輪はユキの世界で夫婦や恋人の証だそうだ。どうだ?」
「ええ! お待ちしておりますね!」
わぁ、すごーい。指輪を贈らせる約束取り付けたよ。多分レイは最高級のものを用意するんだろうなぁ。本当におそるべしだよメリフィナさん!
「ローレンツ……」
「わかった、私達も指輪をつけようか」
「はい……!」
わお、こっちも指輪をつけるのですね。ロイとアルもお揃いの指輪をつけるようになったし、このままだんだんと広まっていきそうな気がする。悪いものではないし全然いいのだけどね。
「ユキ、私とメリフィナからの祝いだ」
「ありがとう! 指輪探しがんばってね」
「ああ、頑張るさ……」
にっこにこのメリフィナさんとは対照にちょっとやつれたレイ。お仕事の合間にメリフィナさんが喜ぶものを必死に探すんだろうなぁ。頑張れ!
そのあともラスやリアムさん、ヴォイド爺、騎士さん達から色々とお祝いをもらった。まさか騎士さん達から貰えるとは思ってなくてすごく驚いたけどそれと同じくらい嬉しかった。
アルバスさんもお祝いをくれたのだけど……
「ユキ、こいつは夜に開けな!」
「夜、ですか?」
晩酌用のお酒、とか……? でもそれにしては箱が軽い。
「そうだ。それを見てユキがどうするかは自由だな。ま、新婚夫婦には定番のものとだけ言っておく」
新婚夫婦には定番? ……エプロン、とか? 僕がそれを見てどうするかは自由って……手料理で胃袋も掴めってことですか?? なるほど、さらに絆を深くってことですね! 僕がんばって料理作るよ!!
「僕頑張ります!!」
「ごっふ……ユキ?!」
「ぶっふぉ!! おっ、おう、頑張れ……! くっくっ……」
あれ、僕は意気込んだのにダグがむせてアルバスさんは豪快に吹き出した。どうして? アルバスさんはもちろん、ダグもアルバスさんがくれるものわかってたみたいだし中身がエプロンってわかってるんじゃないの?
「だ、ダグラス良かったじゃねぇか。ユキが頑張ってくれるってよ」
「……そうですね」
あれれ、ダグなんだか決まり悪そうな顔。むむ、僕が料理できないと思ってる? 僕母さんにいっぱい教えられたから料理は得意だよ! 美味しいのいっぱい作るからまってて!!
僕の望んでいたように無礼講でみんなでどんちゃん騒ぎして一頻り楽しんだあと、解散して部屋に戻りまして。ダグと夜ご飯を食べてからさぁみんなからのお祝いを見てみようとなってダグに渡されるままに開いていけば、ティーセット、カトラリー、ジュエリーボックス、ペアの万年筆などなど色々出てきた。どれもこれも綺麗でダグと一緒に使うためにカトラリーとかはリディアに預けた。
「あれ、お義兄さんとアルバスさんからのは?」
他のは出してもらったけどまだその二人のを出してくれていない。
「……あの二人のは開けないことをお勧めするが……」
「どうして? せっかくもらったのだから開けないと」
「……後悔しないか?」
「もちろん! 貰ったものを見て後悔するなんてないよ!」
とは言いましたが。
……なにこれ。
「え……? これ、なに?」
もう今の中はエプロン一色で、ダグになにを食べさせてあげようか考えながらダグが出してくれたアルバスさんからのお祝いを開けると、中から出てきたのは薄い白い布でできた服。いや、服というにはあまりにも薄くて布面積も少ない……え。
「……だから聞いただろう。後悔しないか、と」
「う……え?」
えっえっこれってあの……えっちする用の服というか下着というか……ですよね?
僕、エプロンだと思っててアルバスさんの目の前で頑張るなんて言って……
「死にたい……!!」
「大丈夫だ、勘違いしていたことはわかっている。気にするな」
うぅ……
「お義兄さんのは……?」
「おそらく団長と同じようなものだぞ」
違うものであることを願いつつ開けてみるとアルバスさんからのものよりもさらに布面積が狭くなった服が出てきましたとさ。
「お義兄さんのバカ!!!」
僕がよろこぶかはダグ次第って……よろこぶって悦ぶ?! うわぁん、グレてやる!!
「……なんかすまん」
「ユキ様、そちらは今日は預かっておきますね。大丈夫です、明日になったらお返ししますから」
二つの薄い布はリディアによって取り上げられた。僕としては返してくれなくとも……
「あ、ちなみに初夜なのですがあまり盛り上がらないでくださいね。明日動けないと困りますので」
「へ?!」
なにその忠告! というか初夜って……間違いではないけども!! 事実上の解禁宣言、なのだろうけどちょっと直球過ぎでは?!!
いつも通りにお風呂に入れてもらってドキドキしながらダグとベッドに入ったけどキスだけされておしまいだった。
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