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After Story
side.ダグラス
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長い休みが終わり、日常が戻った。昨日の夜からユキは寂しそうにし、今日の朝なんて寂しいと唸るユキは本当に可愛かった。
俺も寂しさは感じるが仕事をしないわけにもいかない。それにユキにも言った通りこの仕事に誇りを持っているし、日中我慢すれば夜に夫婦として過ごせる時間はより甘美なものになるだろうと思ったんだ。
だから宥めて請われるままにキスをして切り替えたんだが……正直、ユキの可愛さにやられそうだ。今さっき泣きながら眠ったユキを抱きしめながら思う。
俺が護衛に移ったときから一気に暗くなった表情には心配した。だが、それほどに寂しさを感じてくれていることに嬉しさを感じたのも事実。ヴォイド様の授業にも身が入らない様子で、ヴォイド様の提案でお茶会に切り替わり、ユキは一見明るく振舞っていたが空元気だったのはすぐにわかった。土産を渡す際に手が触れた瞬間、一瞬だけくしゃりと顔を歪めたユキを見逃さないはずがなかった。すぐさま抱きしめたくなったが職務中だと必死に堪えた。
時間になりヴォイド様は出て行き、ユキはカウチに身を預けると旅行中に与えたクマのぬいぐるみを抱きしめて泣きそうな顔をしていた。そこまで寂しがってくれるのは嬉しいが、やはり好きな人が目の前で泣きそうなのに望むようにしてやれないのは辛かった。
少し寝ることにしたらしいユキはリディアがかけた毛布の中でクマを抱きしめて目を閉じていたが、あまり眠れない様子でもぞもぞと動いていた。うとうとしながら何かを探すように動く手を取りたくなったが我慢した。
しばらくして寝ることを諦めたのか目は開いたままゴロゴロと寝転がっていたユキはついには泣き出した。リディアが声をかけるも何もないと口を閉ざしてしまい、俺はついにユキを抱きあげた。この状態のユキを放っておく方が問題であるし、なにより愛しい妻が泣いているのに放っておく男がどこにいる? まぁ、職務中の現在はあくまで護衛としてしか接することはできないが……と努めて優しくユキに話しかけた。
するとユキは俺に嫌わないで、などと可愛いことを言い出した。寂しいから泣いたのではなく嫌われたくないから泣いたなど……正直、ベッドへ行きたかった。今の俺は護衛だと必死に自分に言い聞かせた。
俺が嫌いにならないと言ったことで安心したように眠ったユキは、眠りながらも俺にしがみついて俺の服を握りしめていて、無理に剥がしたら起きてしまうだろう。
……ああきっとそうだ、そうに違いないさ。だからリディアに毛布を取らせてそれでユキをくるみ、抱きしめ続けても問題はないだろう? 主人の心を守るのも仕事だ。リディアから呆れた視線を感じたが無視だ。
それにしても嫌わないで、か……はは、俺がユキを嫌うなどあり得るわけがないのにな。こんなにも可愛くて愛しくてたまらないのに嫌うなどありえん。
というよりそもそもユキがここまで寂しがるのは俺のせいだろう。必要以上に甘やかしている自覚はあるからな。もちろん甘やかしたくて仕方ないからという理由が大部分を占めるが、俺がいないと、と思ってもらえるようにと考えてというのも少しある。十分必要とされている自覚も愛されている自覚もあるが、依存するほどに必要とされたいと思う自分がいる。
だからユキが俺が横にいないことに寂しさを覚えても、嬉しさは感じても鬱陶しさや迷惑などといった感情は抱かない。ユキはどうやら俺が嫌がると思ったようだがな。悪いな、ユキ。俺は存外ドロドロとした醜い感情を持っているんだ。
辛そうなユキを見るのは辛いが、それだけ俺を必要としてくれて俺は嬉しいぞ。
まぁでも、それだけ俺を必要としてくれていることはわかったのだから、次に起きた時は少しでも笑顔を見せてくれると嬉しいな。空元気の作り笑いではなく、本当の可愛い笑顔が見たい。ちょっとした微笑みでもいいから、心からの笑顔を見せてほしい。
ユキが安らかなるようにと願いを込めてキス……は、駄目だよな……すやすやと気持ちよさそうに眠るユキを見ているとキスをしたくなるがグッと我慢だ。終業後、ユキが起きているときに唇にキスをしたらいい。この間ユキにも寝ている間に性的なことをされるのは嫌だと言われたしな。……一方的なのが嫌だという理由が可愛すぎてその夜は盛り上がりすぎた感は否めないがまぁそれはいいだろう。
今夜はどうやってユキを甘やかしてやろうか。ずっと甘い言葉をかけようか。それとも言葉よりも優しく撫で、キスを贈る方がいいだろうか。……甘い言葉を囁きながら撫でてキスを贈る方がいいか。よし、決まりだな。
「ユキ、こっちはなんだ?」
「あ、それはね────」
現在、ユキは陛下方とお茶会中だ。
昼前に起きたユキは少し寝ぼけた様子で擦りついてきて可愛かった。それから昼を食べ、予定の時間にここへ来た。
ユキは楽しそうにお土産を渡し、あれこれと話している。今の笑顔は本当の笑顔だとわかる明るい笑顔だ。ユキに笑顔が戻って本当に良かった。
そして俺はというと少し焦っている。思い出してしまったんだ。明日が訓練の日だということを。ユキの護衛騎士長となる前から、定期的に隊員を見てやっていたのだが、明日はそれの日だった。今日よりもユキから離れることになる。
……ユキ、泣かないか? しかし訓練は外すわけにはいかない。どうしたものか……
「えー! じゃあユキ、ダグラスに手料理食べさせたの?」
「しかもケーキまで作ったのか」
「うん。ダグのこと考えながら作ったらたくさん作っちゃった。すっごく楽しかったよ」
……ふむ。俺のことを考えながら、か……そうだ、差し入れを作ってもらうのはどうだろうか。俺のことを考えながら作ってもらうようにしたら少しは気も紛れるのでは……よし、そうしよう。俺もユキの差し入れが食べられる最高の案だ。
とりあえずの考えがまとまったところでユキを見ると、相変わらず可愛い笑顔を浮かべながら楽しそうに話していた。ユキが笑顔なのはいいことだ。
────漸く終業だ。今日は一日が長く感じたな。
夜になって終業を迎え、俺は報告をすませると足早にユキの元へ向かった。これからは夫婦の時間だ。早くユキに触れたくて仕方ない。
「ユキ!」
「ダグ!」
部屋に入った瞬間に抱きついて来た愛しい妻を抱き上げ、1つキスを贈ると嬉しそうにはにかんだ。本当に可愛い。
「今日1日寂しい思いをさせたな。何かしてほしいことはないか?」
今なら──いや、いつでもだな。ユキにならなんだってしてやりたい。
「……こうしてるだけでいい」
そう言ってコテリと頭を俺の肩に預けたユキ。可愛すぎやしないか?
可愛いユキをずっと見ていたくて優しく頭を撫でながら気持ちよさそうに頬を緩ませるユキを見つめていると、突然ユキがハッとしたような表情になった。
「ごめんね、ダグ疲れてるよね。お風呂も入らなくちゃ」
「ふむ……ユキも風呂はまだだったよな? 一緒に入ろう」
「へっ?!」
ユキは未だに共に風呂に入ることを恥ずかしがる。抱いてとろとろにさせた後ならばあまり恥ずかしさはないようなのだが、こうして何もない時に共に入ろうとすれば顔を真っ赤にして慌てた様子を見せる。この様子が見たくて度々風呂に誘うのだが、毎回同じようになるから可愛くて仕方がない。
「リディア……!」
「行ってらっしゃいませ」
風呂場に向かおうとするとユキは少しばかり暴れるが、それも脱衣室にて服を脱がせ始めたら諦めるようで俺が為すがままになる。風呂場で暴れることもないしな。滑りやすい風呂場で暴れて怪我をすることを懸念しているのだろう。
少しばかりいたずらをしつつユキを洗い、俺もユキに頭を洗ってもらううちに全身を洗えばあとは浴槽に浸かるだけだ。ユキは風呂が好きなようで、膝に乗せたまま浸かれば完全に力を抜いてもたれかかってくる。ぐぐ、と伸びまでして気持ちよさそうだ。
あまり黙って見つめていると欲が湧き上がって来そうだったため、明日の訓練のことを今のうちに話しておく。
「ユキ、すまない。明日は訓練の日でな……側にいれない」
「え……そっ、か……ん、わかった……」
「ユキさえ良ければ差し入れを作ってくれないか? 身体を動かすと糖分が欲しくなることがあるんだ。ユキが手作りしたもので休憩できたら頑張れそうだ」
「作る! 絶対に作って持っていく! 早く作れたら、訓練見に行ってもいい……?」
「構わないが……寒いぞ? それに見ても楽しくないと思うが……」
凍えるほど寒いわけではないが、動かずにじっと見ているだけと言うのは少々寒いだろう。風邪をひかないか心配だ。それに、むさい男ばかりの訓練風景などユキに面白いとは思えないが……
「ダグのお仕事してるとこ、見たいなぁって……だめ?」
そんな可愛い理由ならば断る理由はないな。
「駄目じゃない。ユキに見られるのならば俺はいつも以上に気合を入れなければな。格好の悪いところはみせられん」
「ダグはいつでもかっこいいよ? 僕の自慢の旦那様だもん」
「ユキも俺の自慢の奥さんだ。愛しているよ」
「僕も愛してる……」
ああ本当に俺の妻は可愛い。
俺も寂しさは感じるが仕事をしないわけにもいかない。それにユキにも言った通りこの仕事に誇りを持っているし、日中我慢すれば夜に夫婦として過ごせる時間はより甘美なものになるだろうと思ったんだ。
だから宥めて請われるままにキスをして切り替えたんだが……正直、ユキの可愛さにやられそうだ。今さっき泣きながら眠ったユキを抱きしめながら思う。
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時間になりヴォイド様は出て行き、ユキはカウチに身を預けると旅行中に与えたクマのぬいぐるみを抱きしめて泣きそうな顔をしていた。そこまで寂しがってくれるのは嬉しいが、やはり好きな人が目の前で泣きそうなのに望むようにしてやれないのは辛かった。
少し寝ることにしたらしいユキはリディアがかけた毛布の中でクマを抱きしめて目を閉じていたが、あまり眠れない様子でもぞもぞと動いていた。うとうとしながら何かを探すように動く手を取りたくなったが我慢した。
しばらくして寝ることを諦めたのか目は開いたままゴロゴロと寝転がっていたユキはついには泣き出した。リディアが声をかけるも何もないと口を閉ざしてしまい、俺はついにユキを抱きあげた。この状態のユキを放っておく方が問題であるし、なにより愛しい妻が泣いているのに放っておく男がどこにいる? まぁ、職務中の現在はあくまで護衛としてしか接することはできないが……と努めて優しくユキに話しかけた。
するとユキは俺に嫌わないで、などと可愛いことを言い出した。寂しいから泣いたのではなく嫌われたくないから泣いたなど……正直、ベッドへ行きたかった。今の俺は護衛だと必死に自分に言い聞かせた。
俺が嫌いにならないと言ったことで安心したように眠ったユキは、眠りながらも俺にしがみついて俺の服を握りしめていて、無理に剥がしたら起きてしまうだろう。
……ああきっとそうだ、そうに違いないさ。だからリディアに毛布を取らせてそれでユキをくるみ、抱きしめ続けても問題はないだろう? 主人の心を守るのも仕事だ。リディアから呆れた視線を感じたが無視だ。
それにしても嫌わないで、か……はは、俺がユキを嫌うなどあり得るわけがないのにな。こんなにも可愛くて愛しくてたまらないのに嫌うなどありえん。
というよりそもそもユキがここまで寂しがるのは俺のせいだろう。必要以上に甘やかしている自覚はあるからな。もちろん甘やかしたくて仕方ないからという理由が大部分を占めるが、俺がいないと、と思ってもらえるようにと考えてというのも少しある。十分必要とされている自覚も愛されている自覚もあるが、依存するほどに必要とされたいと思う自分がいる。
だからユキが俺が横にいないことに寂しさを覚えても、嬉しさは感じても鬱陶しさや迷惑などといった感情は抱かない。ユキはどうやら俺が嫌がると思ったようだがな。悪いな、ユキ。俺は存外ドロドロとした醜い感情を持っているんだ。
辛そうなユキを見るのは辛いが、それだけ俺を必要としてくれて俺は嬉しいぞ。
まぁでも、それだけ俺を必要としてくれていることはわかったのだから、次に起きた時は少しでも笑顔を見せてくれると嬉しいな。空元気の作り笑いではなく、本当の可愛い笑顔が見たい。ちょっとした微笑みでもいいから、心からの笑顔を見せてほしい。
ユキが安らかなるようにと願いを込めてキス……は、駄目だよな……すやすやと気持ちよさそうに眠るユキを見ているとキスをしたくなるがグッと我慢だ。終業後、ユキが起きているときに唇にキスをしたらいい。この間ユキにも寝ている間に性的なことをされるのは嫌だと言われたしな。……一方的なのが嫌だという理由が可愛すぎてその夜は盛り上がりすぎた感は否めないがまぁそれはいいだろう。
今夜はどうやってユキを甘やかしてやろうか。ずっと甘い言葉をかけようか。それとも言葉よりも優しく撫で、キスを贈る方がいいだろうか。……甘い言葉を囁きながら撫でてキスを贈る方がいいか。よし、決まりだな。
「ユキ、こっちはなんだ?」
「あ、それはね────」
現在、ユキは陛下方とお茶会中だ。
昼前に起きたユキは少し寝ぼけた様子で擦りついてきて可愛かった。それから昼を食べ、予定の時間にここへ来た。
ユキは楽しそうにお土産を渡し、あれこれと話している。今の笑顔は本当の笑顔だとわかる明るい笑顔だ。ユキに笑顔が戻って本当に良かった。
そして俺はというと少し焦っている。思い出してしまったんだ。明日が訓練の日だということを。ユキの護衛騎士長となる前から、定期的に隊員を見てやっていたのだが、明日はそれの日だった。今日よりもユキから離れることになる。
……ユキ、泣かないか? しかし訓練は外すわけにはいかない。どうしたものか……
「えー! じゃあユキ、ダグラスに手料理食べさせたの?」
「しかもケーキまで作ったのか」
「うん。ダグのこと考えながら作ったらたくさん作っちゃった。すっごく楽しかったよ」
……ふむ。俺のことを考えながら、か……そうだ、差し入れを作ってもらうのはどうだろうか。俺のことを考えながら作ってもらうようにしたら少しは気も紛れるのでは……よし、そうしよう。俺もユキの差し入れが食べられる最高の案だ。
とりあえずの考えがまとまったところでユキを見ると、相変わらず可愛い笑顔を浮かべながら楽しそうに話していた。ユキが笑顔なのはいいことだ。
────漸く終業だ。今日は一日が長く感じたな。
夜になって終業を迎え、俺は報告をすませると足早にユキの元へ向かった。これからは夫婦の時間だ。早くユキに触れたくて仕方ない。
「ユキ!」
「ダグ!」
部屋に入った瞬間に抱きついて来た愛しい妻を抱き上げ、1つキスを贈ると嬉しそうにはにかんだ。本当に可愛い。
「今日1日寂しい思いをさせたな。何かしてほしいことはないか?」
今なら──いや、いつでもだな。ユキにならなんだってしてやりたい。
「……こうしてるだけでいい」
そう言ってコテリと頭を俺の肩に預けたユキ。可愛すぎやしないか?
可愛いユキをずっと見ていたくて優しく頭を撫でながら気持ちよさそうに頬を緩ませるユキを見つめていると、突然ユキがハッとしたような表情になった。
「ごめんね、ダグ疲れてるよね。お風呂も入らなくちゃ」
「ふむ……ユキも風呂はまだだったよな? 一緒に入ろう」
「へっ?!」
ユキは未だに共に風呂に入ることを恥ずかしがる。抱いてとろとろにさせた後ならばあまり恥ずかしさはないようなのだが、こうして何もない時に共に入ろうとすれば顔を真っ赤にして慌てた様子を見せる。この様子が見たくて度々風呂に誘うのだが、毎回同じようになるから可愛くて仕方がない。
「リディア……!」
「行ってらっしゃいませ」
風呂場に向かおうとするとユキは少しばかり暴れるが、それも脱衣室にて服を脱がせ始めたら諦めるようで俺が為すがままになる。風呂場で暴れることもないしな。滑りやすい風呂場で暴れて怪我をすることを懸念しているのだろう。
少しばかりいたずらをしつつユキを洗い、俺もユキに頭を洗ってもらううちに全身を洗えばあとは浴槽に浸かるだけだ。ユキは風呂が好きなようで、膝に乗せたまま浸かれば完全に力を抜いてもたれかかってくる。ぐぐ、と伸びまでして気持ちよさそうだ。
あまり黙って見つめていると欲が湧き上がって来そうだったため、明日の訓練のことを今のうちに話しておく。
「ユキ、すまない。明日は訓練の日でな……側にいれない」
「え……そっ、か……ん、わかった……」
「ユキさえ良ければ差し入れを作ってくれないか? 身体を動かすと糖分が欲しくなることがあるんだ。ユキが手作りしたもので休憩できたら頑張れそうだ」
「作る! 絶対に作って持っていく! 早く作れたら、訓練見に行ってもいい……?」
「構わないが……寒いぞ? それに見ても楽しくないと思うが……」
凍えるほど寒いわけではないが、動かずにじっと見ているだけと言うのは少々寒いだろう。風邪をひかないか心配だ。それに、むさい男ばかりの訓練風景などユキに面白いとは思えないが……
「ダグのお仕事してるとこ、見たいなぁって……だめ?」
そんな可愛い理由ならば断る理由はないな。
「駄目じゃない。ユキに見られるのならば俺はいつも以上に気合を入れなければな。格好の悪いところはみせられん」
「ダグはいつでもかっこいいよ? 僕の自慢の旦那様だもん」
「ユキも俺の自慢の奥さんだ。愛しているよ」
「僕も愛してる……」
ああ本当に俺の妻は可愛い。
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