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After Story
風邪と優しさ
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※嘔吐表現有りのためご注意ください
* * * * * * * * * *
お昼を食べさせてもらってダグが仕事に戻った後、うとうとと眠っていた僕はだんだん気持ち悪くなってきて目が覚めた。一度トイレへ行こうと思って起き上がって立ち上がり、抱えようとしてくれたラギアスを止めて歩き出したんだけど……その瞬間に一気に具合が悪くなって、慌てて走ってトイレへ向かおうとしたけれど間に合わなかった。
「う、え……っ!」
「ユキ様!!」
慌ててラギアスが背中をさすってくれるけれど、気持ち悪さは治らない。こんなところ見られたくないし、止めたいのにどうしようもなく気持ち悪くて……
「おい、治癒師を呼べ!」
「はい!」
ラギアスが騎士さんにそう言ったのがかすかに聞こえたけれど、まだ治らない気持ち悪さに僕はそっちのことに意識がいかなかった。
「ユキ様、堪えなくていいですからね。具合が悪いなら我慢なさらないでください」
「う……ごめ……」
「謝る必要はありませんよ。大丈夫ですから。ダグラスさんも今呼びますからね」
ラギアスはそのままダグに連絡してくれて、僕が吐いたものを見られたくないと察してか浄化も僕や部屋全体にかけてくれた。自分でかけたかったけれど、浄化を使うことすら無理なくらいにしんどかったからラギアスのその気遣いがありがたかった。
「あり、がと……」
「いいえ。すぐにダグラスさんも治癒師も来ますからね」
ラギアスはそう言ってずっと背中をさすってくれて、ダグより先に到着した治癒師さんも同じように摩ってくれて、だんだんと気持ち悪さはおさまってきた。
ダグは戻ってくるとすぐにラギアスと変わったけれど、浄化をかけてもらったとはいえ吐いた後だってことが気になって僕は離れてもらおうとした。だけどダグはより強く抱きしめてくれて、その腕にひどく安心した。
だけどこっちにきて熱を出したことなんて数え切れないくらいにあるけれど、僕が吐いちゃったのは初めてだからダグも焦ってしまったみたい。治癒師さんに叱られているダグを見てなんだか申し訳なくなったけど、こうして側にいてくれて支えてくれるだぐの存在はすごく嬉しかったし心強かった。僕もこんなふうになるのは久しぶりで不安になってたんだろうなぁ。
眠る時もダグは一緒にベッドに入って抱きしめてさすってくれた。お仕事だったのに、って申し訳なく思う気持ちもあったけれど、今はちょっと甘えたかったから、優しいダグに甘えちゃいました。元気になったら、きっとダグを送り出してくれたんであろうダグの部下さん達にお礼を言わなくちゃね。
そんなことを考えながらダグの中で安心しつつ眠った僕は起きたらすっかり気持ち悪さは抜けていて、風邪特有のしんどさだけが残っていた。
「気持ち悪くはないか?」
「だいじょぶ……」
「それは良かった。……少しなら水を飲ませても大丈夫か?」
「そうですね、お顔色も大分戻りましたし、すこしのお水なら大丈夫でしょう。ゆっくりと飲ませて差し上げてください」
診察に来た治癒師さんに許可をとったダグは僕を抱き起こしてゆっくりとお水を飲ませてくれました。お腹がびっくりしないようにかぬるめのお水だったけれど、久しぶりに飲んだような感じがして凄く美味しかったです。
「大丈夫そうですね。お腹も壊していないようですし一時的なものだったのでしょう。ゆっくりお休みいただければ良くなると思いますよ」
「そうか、ならばよかった」
「ですが、ご夕飯はいつもよりも少なめがよろしいでしょう。お腹に優しいリゾットやスープをお腹いっぱいにはならない程度の量がよいかと。ご無理は禁物です」
「わかった」
気持ち悪さは治ったけれど食欲はあんまりないからおそらく夜ご飯はもともとたいして食べられないだろうし特に問題はないかな。多分ダグが神官さんに指示を出して少ない量を用意するようにしてくれるんだろうけど、それよりも少ない量しか食べられないと思う。残してしまうのは申し訳ないけど、今は許してほしいな。また吐いちゃうのは嫌だし……
「汗はまだかいておられませんね。この調子でいくと夜間の熱が高くなるでしょうから、ご夕食後にこちらの解熱剤を追加してください。少しだけ眠くなる成分も入っていますので、ゆっくりお休みいただけるかと」
「わかった、ありがとう」
「いえいえ。それでは私は下がりますので、神子様は今は休むことだけお考えくださいね」
「はい」
「それでは失礼します」
一礼して出て行った治癒師さんを見送ってからダグに視線を戻すと優しく微笑んでゆっくり頭を撫でられました。おまけにおでことまぶたにキスも降ってきてキュンとしました。
「ゆっくり休んで治そうな。元気になったらデートをしよう。ユキの好きな甘い物も沢山用意しないとな」
「ん……」
デートのためにも早く治さなくちゃね! 冬だから庭には長時間出させてもらえないから、2人で温室に引きこもってゆっくりするのとかいいかな。ダグのヴァイオリンも聴きたいなぁ……うぅむ、早くデートがしたいです。うずうずしちゃうけど早く治さなくちゃだから一旦デートのことは考えないようにしなくちゃ……!
「俺は逃げないから焦らずにゆっくり治せ」
「はぁい……」
早く治すためにはよく寝ないとだよね。まだ夜ご飯までは時間があるし、もう少し寝ておこうかな? もぞもぞと寝返りを打ちながらダグにグリグリとおでこを擦り付けるように埋まれば、ゆっくりと撫でて眠りを促してくれるダグ。ダグに撫でられるのが大好きな僕はあっさりと夢の世界へ旅立ったのでした。
* * * * * * * * * *
入団式の日から1週間が経ち、熱は下がって残った風邪の症状は咳だけになった。まだ部屋の外には出してもらえないけれど、カウチに座って本を読むくらいならokになりました! 今回も食欲が激増した僕に合わせて一昨日と昨日はすごい量のご飯を用意してもらってました。今日は多分通常の量で大丈夫なはずです。そこまで食べたいっていう感じがないからね。
因みに風邪引いてからまだリディアには会っていなくて、かわりに毎日のようにリディア特製ドリンクが届けられてます。今日のは喉にいいやつかな? 飲むと喉がスッとして咳き込んで痛くなってしまった喉を癒してくれます。
ふわふわのブランケットを肩と膝にかけられて一切冷えることがない状態で今日ものんびりと読みかけの小説を読む。今読んでいるのはラスが貸してくれた物で、国の英雄と言われる騎士と身体の小さな王子の恋愛もの。ラスが好きなジャンルの小説です。
今は王子が視察先の街で拐われてしまって、間一髪で助け出されたところ。薬をもられてしまっていた王子は騎士と……ってそんな描写までしっかり書かれてるの!? ラスこんなの読んでるの……!?
思わず赤面してしまうくらいに生々しい描写で、あわあわと読み進めたところであれ? となった。
……この王子、この世界の人にしてはすごく小柄であまり身体が強くなくて……なんか不正を見つけたりとか世の中に出回ってなかった魔法具を開発したり、他国に飛び級で留学に行ったり……? 挙句誘拐事件にまきこまれる、と……トラウマも残っちゃったんだねぇ。
……いやいや、まさかそんな……わぁ、騎士さんが英雄なのってSランク魔獣を軽々と倒せるからなのかぁ。すごく真面目で部下からも信頼が厚くて、でもある日その強さを妬んだ人に毒を盛られちゃったんだね。けれど王子の魔法で一命をとりとめた、と……
……うん、気のせいじゃなさそう。ちらりと1番最後のページを開いて発行日を見てみると先月の頭と書いていた。まさか本当に僕とダグがモデルに……?
そう思ったらこの誘拐事件後の濡れ場が凄く恥ずかしいのですが……! それに僕は薬なんて盛られてない……! たしかにトラウマは残りましたけどもね! 描かれている内容は箝口令が敷かれたこと以外の出来事だから問題はないんだろうけど……他にも僕が知らないところで僕とダグがモデルになっている気がしてなんだか気が気ではなくなった僕でした。
* * * * * * * * * *
お昼を食べさせてもらってダグが仕事に戻った後、うとうとと眠っていた僕はだんだん気持ち悪くなってきて目が覚めた。一度トイレへ行こうと思って起き上がって立ち上がり、抱えようとしてくれたラギアスを止めて歩き出したんだけど……その瞬間に一気に具合が悪くなって、慌てて走ってトイレへ向かおうとしたけれど間に合わなかった。
「う、え……っ!」
「ユキ様!!」
慌ててラギアスが背中をさすってくれるけれど、気持ち悪さは治らない。こんなところ見られたくないし、止めたいのにどうしようもなく気持ち悪くて……
「おい、治癒師を呼べ!」
「はい!」
ラギアスが騎士さんにそう言ったのがかすかに聞こえたけれど、まだ治らない気持ち悪さに僕はそっちのことに意識がいかなかった。
「ユキ様、堪えなくていいですからね。具合が悪いなら我慢なさらないでください」
「う……ごめ……」
「謝る必要はありませんよ。大丈夫ですから。ダグラスさんも今呼びますからね」
ラギアスはそのままダグに連絡してくれて、僕が吐いたものを見られたくないと察してか浄化も僕や部屋全体にかけてくれた。自分でかけたかったけれど、浄化を使うことすら無理なくらいにしんどかったからラギアスのその気遣いがありがたかった。
「あり、がと……」
「いいえ。すぐにダグラスさんも治癒師も来ますからね」
ラギアスはそう言ってずっと背中をさすってくれて、ダグより先に到着した治癒師さんも同じように摩ってくれて、だんだんと気持ち悪さはおさまってきた。
ダグは戻ってくるとすぐにラギアスと変わったけれど、浄化をかけてもらったとはいえ吐いた後だってことが気になって僕は離れてもらおうとした。だけどダグはより強く抱きしめてくれて、その腕にひどく安心した。
だけどこっちにきて熱を出したことなんて数え切れないくらいにあるけれど、僕が吐いちゃったのは初めてだからダグも焦ってしまったみたい。治癒師さんに叱られているダグを見てなんだか申し訳なくなったけど、こうして側にいてくれて支えてくれるだぐの存在はすごく嬉しかったし心強かった。僕もこんなふうになるのは久しぶりで不安になってたんだろうなぁ。
眠る時もダグは一緒にベッドに入って抱きしめてさすってくれた。お仕事だったのに、って申し訳なく思う気持ちもあったけれど、今はちょっと甘えたかったから、優しいダグに甘えちゃいました。元気になったら、きっとダグを送り出してくれたんであろうダグの部下さん達にお礼を言わなくちゃね。
そんなことを考えながらダグの中で安心しつつ眠った僕は起きたらすっかり気持ち悪さは抜けていて、風邪特有のしんどさだけが残っていた。
「気持ち悪くはないか?」
「だいじょぶ……」
「それは良かった。……少しなら水を飲ませても大丈夫か?」
「そうですね、お顔色も大分戻りましたし、すこしのお水なら大丈夫でしょう。ゆっくりと飲ませて差し上げてください」
診察に来た治癒師さんに許可をとったダグは僕を抱き起こしてゆっくりとお水を飲ませてくれました。お腹がびっくりしないようにかぬるめのお水だったけれど、久しぶりに飲んだような感じがして凄く美味しかったです。
「大丈夫そうですね。お腹も壊していないようですし一時的なものだったのでしょう。ゆっくりお休みいただければ良くなると思いますよ」
「そうか、ならばよかった」
「ですが、ご夕飯はいつもよりも少なめがよろしいでしょう。お腹に優しいリゾットやスープをお腹いっぱいにはならない程度の量がよいかと。ご無理は禁物です」
「わかった」
気持ち悪さは治ったけれど食欲はあんまりないからおそらく夜ご飯はもともとたいして食べられないだろうし特に問題はないかな。多分ダグが神官さんに指示を出して少ない量を用意するようにしてくれるんだろうけど、それよりも少ない量しか食べられないと思う。残してしまうのは申し訳ないけど、今は許してほしいな。また吐いちゃうのは嫌だし……
「汗はまだかいておられませんね。この調子でいくと夜間の熱が高くなるでしょうから、ご夕食後にこちらの解熱剤を追加してください。少しだけ眠くなる成分も入っていますので、ゆっくりお休みいただけるかと」
「わかった、ありがとう」
「いえいえ。それでは私は下がりますので、神子様は今は休むことだけお考えくださいね」
「はい」
「それでは失礼します」
一礼して出て行った治癒師さんを見送ってからダグに視線を戻すと優しく微笑んでゆっくり頭を撫でられました。おまけにおでことまぶたにキスも降ってきてキュンとしました。
「ゆっくり休んで治そうな。元気になったらデートをしよう。ユキの好きな甘い物も沢山用意しないとな」
「ん……」
デートのためにも早く治さなくちゃね! 冬だから庭には長時間出させてもらえないから、2人で温室に引きこもってゆっくりするのとかいいかな。ダグのヴァイオリンも聴きたいなぁ……うぅむ、早くデートがしたいです。うずうずしちゃうけど早く治さなくちゃだから一旦デートのことは考えないようにしなくちゃ……!
「俺は逃げないから焦らずにゆっくり治せ」
「はぁい……」
早く治すためにはよく寝ないとだよね。まだ夜ご飯までは時間があるし、もう少し寝ておこうかな? もぞもぞと寝返りを打ちながらダグにグリグリとおでこを擦り付けるように埋まれば、ゆっくりと撫でて眠りを促してくれるダグ。ダグに撫でられるのが大好きな僕はあっさりと夢の世界へ旅立ったのでした。
* * * * * * * * * *
入団式の日から1週間が経ち、熱は下がって残った風邪の症状は咳だけになった。まだ部屋の外には出してもらえないけれど、カウチに座って本を読むくらいならokになりました! 今回も食欲が激増した僕に合わせて一昨日と昨日はすごい量のご飯を用意してもらってました。今日は多分通常の量で大丈夫なはずです。そこまで食べたいっていう感じがないからね。
因みに風邪引いてからまだリディアには会っていなくて、かわりに毎日のようにリディア特製ドリンクが届けられてます。今日のは喉にいいやつかな? 飲むと喉がスッとして咳き込んで痛くなってしまった喉を癒してくれます。
ふわふわのブランケットを肩と膝にかけられて一切冷えることがない状態で今日ものんびりと読みかけの小説を読む。今読んでいるのはラスが貸してくれた物で、国の英雄と言われる騎士と身体の小さな王子の恋愛もの。ラスが好きなジャンルの小説です。
今は王子が視察先の街で拐われてしまって、間一髪で助け出されたところ。薬をもられてしまっていた王子は騎士と……ってそんな描写までしっかり書かれてるの!? ラスこんなの読んでるの……!?
思わず赤面してしまうくらいに生々しい描写で、あわあわと読み進めたところであれ? となった。
……この王子、この世界の人にしてはすごく小柄であまり身体が強くなくて……なんか不正を見つけたりとか世の中に出回ってなかった魔法具を開発したり、他国に飛び級で留学に行ったり……? 挙句誘拐事件にまきこまれる、と……トラウマも残っちゃったんだねぇ。
……いやいや、まさかそんな……わぁ、騎士さんが英雄なのってSランク魔獣を軽々と倒せるからなのかぁ。すごく真面目で部下からも信頼が厚くて、でもある日その強さを妬んだ人に毒を盛られちゃったんだね。けれど王子の魔法で一命をとりとめた、と……
……うん、気のせいじゃなさそう。ちらりと1番最後のページを開いて発行日を見てみると先月の頭と書いていた。まさか本当に僕とダグがモデルに……?
そう思ったらこの誘拐事件後の濡れ場が凄く恥ずかしいのですが……! それに僕は薬なんて盛られてない……! たしかにトラウマは残りましたけどもね! 描かれている内容は箝口令が敷かれたこと以外の出来事だから問題はないんだろうけど……他にも僕が知らないところで僕とダグがモデルになっている気がしてなんだか気が気ではなくなった僕でした。
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