5 / 11
【5】
しおりを挟む
カイリの家庭は、女系家族であった。
彼の上には二人の姉がいる。
カイリは、そんな姉弟で一番末っ子。
幼い頃から、姉達には頭が上がらなかったし
二女の姉は、幼いカイリによく女装を強制していた。
それは、カイリを"着せ替え人形"として、
時には、"都合の良い妹"として、
そんな自分勝手な関係をカイリへ強いていた。
それが、カイリの生まれ育った家庭。
そうした環境下のせいもあったのだろう。
カイリ自身も男性的な物事に興味が薄い。
それ以前に、男女の性的な区別に対して、隔たりを感じていない。
ゴスロリ趣味にしても、そこに性別の要素を感じてはいなかった。
自分としては、純粋に可愛い物、キレイな物。
それを着てみたい、身に着けたいという欲求。
そこに女性、男性といった区別をカイリは感じていないし、見出していない
男女といえば、恋愛関係。
カイリ自身はどちらの性に惹かれるか、自分でもハッキリとしていなかった。
ゴスロリドレスで女装して、パパ活をしている。
そこに男性に対する性欲はなく、カイリにとっては"仕事"でしかない。
自分の"キレイ"で男を喜ばし、その代金を頂戴する。
カイリの感覚や意識では、パパ活は"靴磨き"や"清掃夫"に近い。
ゆえに当然、カイリは男とセックスした事はない。
今までのパパ活も、相手の性欲を手や口だけで処理してきた。
当然、カイリ少年は、女性とセックスした経験もない。
自分が年端もいかない年齢であるから、興味を持っていないのかも知れない。
または、人よりも性欲が少ない体質なのかも知れない。
カイリ自身は、どちらも好きではないのかも知れないと考えている。
しかし、過去にあった出来事にショックを受けていて
男性よりも、女性に対する抵抗感がある事は否めない。
あれは、何気ない平日の午後。
その日、学校から下校したカイリは、自室で漫画を読んでいて寝てしまっていた。
夏直前な、うららかな午後。
微かに湿り気があり、でも夏の気配を感じる空気。
明けた窓からは、緩やかな風が入り込み。
湿気が高く、熱い気温であったが、爽やかな空気の流れがカイリの健やかな眠りを見守っていた。
ふと、そんな心地よい眠りから目を覚ます。
もったりとした寝起きの空気感に包まれ、カイリはゴロリッとベッドの上で寝返りを打った。
彼はまどろみきった、心地よいこの空間と時間を壊したくなかった。
しかし、微かに聞こえた声によって、カイリは理想郷から現実へと引き上げられる。
別の部屋から聞こえる声。
それは、くぐもりハッキリとしなかった。
誰だろう…?
カイリは、うとうとした意識をリスタートさせながら、声の主を推測した。
父親は…?
普通に会社員だし…。
今日は平日なので仕事に出ている。
母親…?
この時間はパートに出勤している筈…。
長女の姉…?
もう社会人で、父親と同じく正社員だ。
二女の姉?
学校は終わっているが…、部活で居ない筈。
可能性が高いのは、二女だが…。
…もしかしたら、泥棒かも知れない
そう思うとカイリは起き上がり、声のする方へと向かう事にした。
声は二女の部屋からだった。
それは言葉ではなく、意味不明な声。
嗚咽の様な、泣いている様にも聞こえる。
かと思えば、歌う様な、ハミングの様にも聞こえた。
女性の声だが、普段の二女が出す様な声ではない。
「…姉ちゃん…?」
カイリの背中に、ゾワリッと不安が這い上がる。
もしかしたら、部屋の中で姉に何かあったのかもしれない。
湧き上がった不安に押される様に、カイリはドアを開けた。
姉はベッドで横になっていた。
だが、姉は一糸まとわぬ全裸で横たわっている。
腕と脚は日焼けして、うっすらとした小麦色の肌。、
服に隠れていた部位の肌は白く、日焼けした肌とクッキリとしたコントラストが出来ている。
そして、彼女の白い肌は上気して、ほんのりピンク色がかっていた。
「あぁん~…っ、ぐうぅ。オマンコぉビクビクしちゃうっ」
「もっと…、もっとぉ…、お願いぃー…っ」
普段は隠されている筈の、ふっくらとした形の良いお椀型な胸
ゆるやかだが、女性らしいラインが形成されつつある肢体。
そんな彼女は、横向きにベッドに横たわり、苦悶の表情を浮かべつつシーツへ顔を伏せている。
「あぁ…、そこぉ、そこがぁいいっ!もっと、もっとぉ強く…っ!!」
「はぁんっ、そこっソコっ!子宮に、当たるぅ…もっとぉっ」
カイリは全裸で寝ていた姉の姿に驚いて、意識がすっ飛んでしまっていた。
だが、彼女の後ろに添い寝をしている男の存在に気が付いた。
その男は、何度か家に遊びに来ていたのを観た事がある。
姉の彼氏だ。
彼氏の手は、彼女の片足を抱え、姉は横向きに寝ながらも、片足を大きく上へ持ち上げられている。
その拡げた彼女の股間へ、彼氏の股間が入り込んでいた。
そして、ゆっさゆっさと姉と彼氏の体は独特のリズムで揺れている。
カイリには、姉と彼氏が何をしているのか、理解出来なかった。
良く見ると、姉の女性性器に彼の男性性器が深々と突き刺さっているのが見える。
それはカイリの目の前で、何度も出たり入ったりを繰り返す。
そのリズムが、姉と彼氏の全身をリズミカルに揺れ動かしていた。
「えっ?あ。かっ、カイリっ!?」
「え?えっ??アンタ居たのっ??」
「んぁ…っ、ばっかぁっ、あぁ。そこ、そこはっ…ダメぇ、あぁ…ん…っ」
姉はカイリがそこに居る事、そして自分たちのセックスを見ている事に驚愕した。
だが、すぐに大きな快感の波に飲み込まれ、ベッドへ顔を伏せた。
「おーいっ、今日は誰も居ないんじゃなかったのかよぉっ!!」
彼氏は苦笑しながら、腰を振って姉の肢体を突き上げた。
「カイリぃ…!? ちょっと、なんでえぇ…、あぁっ、やめてっ」
「見てる、おと、弟が見てるぅっ!!」
彼氏に容赦なく突き上げられ、姉は苦しみつつ声を絞り出す。
「今更、止められるかよっ!!」
彼はそう言うと、より姉へと覆い被さり、激しく腰を振った。
彼氏に刺し貫かれ、ぐいんっと姉の肢体が大きく跳ねる。
日焼けした褐色の肌と、白い肌のコントラストが綺麗に見え
姉の表情は狂おしく歪んだ。
「お。おお。誰かに見られるとぉ、興奮すんなっ!!」
「ばっばかぁっ!!」
「あっちぃ、アッチ行ってっ!!カイリ…っ!!」
「ひぁぁっ、イマは、今は…見られたくないの…んぁぁっ」
わざと意地悪に彼氏は、弟のカイリが見ている前で姉の肉体を滅多刺しにしてゆく。
さすがにカイリも、自分の姉と彼氏が行っている行為がセックスだと気が付いた。
「ほらほら、弟クンっ見てろよっ」
「だ、だめぇっ、かっカイリに観られて、るぅっ!!」
「お前の姉ちゃんのマンコ、気持ちいいぜぇーっ」
「ばかバカァっ、変な事言わないでっ」
快楽に互いの肉体を絡ませ、姉と彼氏は肉体をぶつけあう。
男性性器に貫かれ、
突き上げられ、
姉は弓なりに身を反らせた。
甘い声をあげ、
苦悶に歪み、
嗚咽する姉。
「おぅ。おおぅっ。すっげえ気持ちいっ」
「弟に観られてると…、スゲェマンコ締まるじゃんーっ」
「んぁぁ、か、カイリぃごめんっ…お姉ちゃん、見られたくない…っ」
彼の上には二人の姉がいる。
カイリは、そんな姉弟で一番末っ子。
幼い頃から、姉達には頭が上がらなかったし
二女の姉は、幼いカイリによく女装を強制していた。
それは、カイリを"着せ替え人形"として、
時には、"都合の良い妹"として、
そんな自分勝手な関係をカイリへ強いていた。
それが、カイリの生まれ育った家庭。
そうした環境下のせいもあったのだろう。
カイリ自身も男性的な物事に興味が薄い。
それ以前に、男女の性的な区別に対して、隔たりを感じていない。
ゴスロリ趣味にしても、そこに性別の要素を感じてはいなかった。
自分としては、純粋に可愛い物、キレイな物。
それを着てみたい、身に着けたいという欲求。
そこに女性、男性といった区別をカイリは感じていないし、見出していない
男女といえば、恋愛関係。
カイリ自身はどちらの性に惹かれるか、自分でもハッキリとしていなかった。
ゴスロリドレスで女装して、パパ活をしている。
そこに男性に対する性欲はなく、カイリにとっては"仕事"でしかない。
自分の"キレイ"で男を喜ばし、その代金を頂戴する。
カイリの感覚や意識では、パパ活は"靴磨き"や"清掃夫"に近い。
ゆえに当然、カイリは男とセックスした事はない。
今までのパパ活も、相手の性欲を手や口だけで処理してきた。
当然、カイリ少年は、女性とセックスした経験もない。
自分が年端もいかない年齢であるから、興味を持っていないのかも知れない。
または、人よりも性欲が少ない体質なのかも知れない。
カイリ自身は、どちらも好きではないのかも知れないと考えている。
しかし、過去にあった出来事にショックを受けていて
男性よりも、女性に対する抵抗感がある事は否めない。
あれは、何気ない平日の午後。
その日、学校から下校したカイリは、自室で漫画を読んでいて寝てしまっていた。
夏直前な、うららかな午後。
微かに湿り気があり、でも夏の気配を感じる空気。
明けた窓からは、緩やかな風が入り込み。
湿気が高く、熱い気温であったが、爽やかな空気の流れがカイリの健やかな眠りを見守っていた。
ふと、そんな心地よい眠りから目を覚ます。
もったりとした寝起きの空気感に包まれ、カイリはゴロリッとベッドの上で寝返りを打った。
彼はまどろみきった、心地よいこの空間と時間を壊したくなかった。
しかし、微かに聞こえた声によって、カイリは理想郷から現実へと引き上げられる。
別の部屋から聞こえる声。
それは、くぐもりハッキリとしなかった。
誰だろう…?
カイリは、うとうとした意識をリスタートさせながら、声の主を推測した。
父親は…?
普通に会社員だし…。
今日は平日なので仕事に出ている。
母親…?
この時間はパートに出勤している筈…。
長女の姉…?
もう社会人で、父親と同じく正社員だ。
二女の姉?
学校は終わっているが…、部活で居ない筈。
可能性が高いのは、二女だが…。
…もしかしたら、泥棒かも知れない
そう思うとカイリは起き上がり、声のする方へと向かう事にした。
声は二女の部屋からだった。
それは言葉ではなく、意味不明な声。
嗚咽の様な、泣いている様にも聞こえる。
かと思えば、歌う様な、ハミングの様にも聞こえた。
女性の声だが、普段の二女が出す様な声ではない。
「…姉ちゃん…?」
カイリの背中に、ゾワリッと不安が這い上がる。
もしかしたら、部屋の中で姉に何かあったのかもしれない。
湧き上がった不安に押される様に、カイリはドアを開けた。
姉はベッドで横になっていた。
だが、姉は一糸まとわぬ全裸で横たわっている。
腕と脚は日焼けして、うっすらとした小麦色の肌。、
服に隠れていた部位の肌は白く、日焼けした肌とクッキリとしたコントラストが出来ている。
そして、彼女の白い肌は上気して、ほんのりピンク色がかっていた。
「あぁん~…っ、ぐうぅ。オマンコぉビクビクしちゃうっ」
「もっと…、もっとぉ…、お願いぃー…っ」
普段は隠されている筈の、ふっくらとした形の良いお椀型な胸
ゆるやかだが、女性らしいラインが形成されつつある肢体。
そんな彼女は、横向きにベッドに横たわり、苦悶の表情を浮かべつつシーツへ顔を伏せている。
「あぁ…、そこぉ、そこがぁいいっ!もっと、もっとぉ強く…っ!!」
「はぁんっ、そこっソコっ!子宮に、当たるぅ…もっとぉっ」
カイリは全裸で寝ていた姉の姿に驚いて、意識がすっ飛んでしまっていた。
だが、彼女の後ろに添い寝をしている男の存在に気が付いた。
その男は、何度か家に遊びに来ていたのを観た事がある。
姉の彼氏だ。
彼氏の手は、彼女の片足を抱え、姉は横向きに寝ながらも、片足を大きく上へ持ち上げられている。
その拡げた彼女の股間へ、彼氏の股間が入り込んでいた。
そして、ゆっさゆっさと姉と彼氏の体は独特のリズムで揺れている。
カイリには、姉と彼氏が何をしているのか、理解出来なかった。
良く見ると、姉の女性性器に彼の男性性器が深々と突き刺さっているのが見える。
それはカイリの目の前で、何度も出たり入ったりを繰り返す。
そのリズムが、姉と彼氏の全身をリズミカルに揺れ動かしていた。
「えっ?あ。かっ、カイリっ!?」
「え?えっ??アンタ居たのっ??」
「んぁ…っ、ばっかぁっ、あぁ。そこ、そこはっ…ダメぇ、あぁ…ん…っ」
姉はカイリがそこに居る事、そして自分たちのセックスを見ている事に驚愕した。
だが、すぐに大きな快感の波に飲み込まれ、ベッドへ顔を伏せた。
「おーいっ、今日は誰も居ないんじゃなかったのかよぉっ!!」
彼氏は苦笑しながら、腰を振って姉の肢体を突き上げた。
「カイリぃ…!? ちょっと、なんでえぇ…、あぁっ、やめてっ」
「見てる、おと、弟が見てるぅっ!!」
彼氏に容赦なく突き上げられ、姉は苦しみつつ声を絞り出す。
「今更、止められるかよっ!!」
彼はそう言うと、より姉へと覆い被さり、激しく腰を振った。
彼氏に刺し貫かれ、ぐいんっと姉の肢体が大きく跳ねる。
日焼けした褐色の肌と、白い肌のコントラストが綺麗に見え
姉の表情は狂おしく歪んだ。
「お。おお。誰かに見られるとぉ、興奮すんなっ!!」
「ばっばかぁっ!!」
「あっちぃ、アッチ行ってっ!!カイリ…っ!!」
「ひぁぁっ、イマは、今は…見られたくないの…んぁぁっ」
わざと意地悪に彼氏は、弟のカイリが見ている前で姉の肉体を滅多刺しにしてゆく。
さすがにカイリも、自分の姉と彼氏が行っている行為がセックスだと気が付いた。
「ほらほら、弟クンっ見てろよっ」
「だ、だめぇっ、かっカイリに観られて、るぅっ!!」
「お前の姉ちゃんのマンコ、気持ちいいぜぇーっ」
「ばかバカァっ、変な事言わないでっ」
快楽に互いの肉体を絡ませ、姉と彼氏は肉体をぶつけあう。
男性性器に貫かれ、
突き上げられ、
姉は弓なりに身を反らせた。
甘い声をあげ、
苦悶に歪み、
嗚咽する姉。
「おぅ。おおぅっ。すっげえ気持ちいっ」
「弟に観られてると…、スゲェマンコ締まるじゃんーっ」
「んぁぁ、か、カイリぃごめんっ…お姉ちゃん、見られたくない…っ」
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる