moon child

那月

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決意と意志

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「――っ、はぁ。こんなに泣いたのは、初めてですね」


「目ん玉が熱いわぁ。ってレナ!?おま、涙が真っ黒やっ」


「るっさいわねぇえ、化粧が落ちちゃったのよおぉ。ズビッ。もー、まぶたがすごい腫れちゃったわあぁ。主も笑わないでよぉおっ!」


「ふ、ふふふっ……ごめんごめん、お前達があまりにもお前達らしくてね。楽になったよ」


 今度はわざと、チユニを笑わそうとしてレンマがレナの顔を指さした。すっぴんでも十分綺麗だが、ナチュラルメイクをしていた顔は涙でドロドロ。


 あまりの汚さにチユニは吹き出して笑い、あの能面のようなユラでさえ顔を背け肩を震わせている。


 1度は腹を抱えて笑っていたが、ルカが気を使ってティッシュをレナに差し出したことで笑いは治まった。唯一笑っていないのは、カラスだけ。本当に疲れているようで熟睡だ。


 ミレイナは自分の目で見ることはできないが、この場の空気というか、皆の雰囲気で自然とつられて笑っていた。


「ふぅ。スッキリして力が抜けるけど、これからが大事だね。気を引き締めて取りかかろう。この世界の輝かしい未来のために」


 レンマの作戦、成功。一息ついたチユニ達はこれからの作戦について話し合った。


 月子達側から仕掛けることは、できなくもない。カラスが「ライトの心はもう壊された。この子が確認した」と言ったということは、あの子カラスがライトや神楽達のアジトに居たということ。


 カラスはアジトの場所を知っている。しかし、こちらからは仕掛けない。来るであろう襲撃を待つ。


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