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アイデンティティ
14P
しおりを挟む一瞬ポカンとしていたマリアンは俺の言葉の意味を理解。途端にバッ!と抱き着いてきて……痛い、苦しい、力が入り過ぎだ!
咳き込むと力を緩めて、仕返しと言わんばかりに俺も力一杯抱きしめ返す。
すげぇブンブン振る犬の尻尾が見えるようだな。嬉しいって気持ちが伝わってきて俺も嬉しくなる。
ほら、お前はそうやって笑っていろ。腰の痛みも忘れて俺に飛びかかってきたからな、支えきれなくて尻餅をついたじゃねぇか。
でもそんなマリアンが可愛くて、愛しくて。優しく名前を呼んで、見つめ合って、唇を重ねる。
「…………あっ!今思いついたんだけど、新しい組の名前ってさ――」
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