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初夜
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しおりを挟む俺、たぶんもう耳と尻尾を元に戻せると思う。繋がって1回目が終わった時、感じたんだ。
心も体も悠一で満たされて、俺の中にある大きな壁がなくなったような感じ。なんかこう、血管の中に血栓があって、それが消えて血流が良くなったみたいな。
でも今は戻さない。あの甘美な匂いとは違う、悠一の体から放たれる濃厚な匂いというかオーラにあてられて興奮がヤバい。
大丈夫だって言ったけど、悠一の“魅了”の力は想像以上で。けど、負けるもんか。
俺が悠一を魅了するんだ。悠一の力を利用してもっと乱れてエロエロになってやる。俺のテクでイかせてやる。こうなりゃあ楽しんでやるよ。
「は……はははっ……シオン、お前最高。ここまで解放して俺の力に負けないとか、むしろ煽ってくるとか」
黄色い目が丸くなった。笑って、ギューッて抱きしめて。そして引っ張り上げ、抱き起こすとベッドの上に向き合うように座る。
グジュッ!と体重で沈み、悠一の竿がさらに奥まで深く入ってくる。目の前がチカチカして、腰がガクガク震えた。
「か、はぁっ!く、苦しい……ひゃんっ!やぁっらめ……奥、きもひぃっ、ゆういひっ、あぁっ!」
「あぁ、すっごい締まるよシオン。ナカも熱くて、はぁっ、俺のが溶けてしまいそう。ねぇ、しがみついていないで顔を見せて?可愛くてエロい、シオンの顔を」
「んっ、悠一……あっ!?ま、またおっきく、んあっ!や、そんな、らめっ、おかしく……なるぅっ!」
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