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永久の鬼追い
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しおりを挟むあたしの名前はナツメ。この体に生まれてまだ7年だけど、体の成長は早いからもう18くらい。ピチピチの女子高生。そして“永遠の鬼追い”。本当の、精神的な年齢は4桁になるわ。
ちょっと灰色がかった青い髪をポニーテールにしてて、クリクリの青い目は広い海みたいで綺麗だって。前に彼に言われたの。
でも一言多かったわね。笑顔で「力強くて鋭い目つきは鬼を狩る者としてピッタリだよ」ですって。褒めたつもりでしょうけど、即ビンタをお見舞いしてやったわ。
かの有名な安倍晴明様と深い関わりがあってね。もう1人の“永遠の鬼追い”の彼と、わけあって一緒に仲良く鬼退治してるの。
その“永遠の鬼追い” って呼ばれているのはあたしともう1人の彼、マクベス。あたしの大事なパートナー。
彼はこの千年以上生きてきた人生の中で唯一、あたしより先に死んだ時が1度だけあるの。1つの国が滅んだ“7年前の百鬼夜行”と呼ばれるようになったあの出来事の時よ。
だから今回は若干だけどあたしよりも年上。生まれて7年半だけど、体の年齢は21歳くらいかしら?
大人ぶって、18歳のあたしを子供扱いしてムカつく。脳ミソはあたしの方が大人なんだからね!マクベスは結構、勉強できないバカなのよ。
若草色の髪に金色の優しい瞳。赤いハットをかぶって赤い上着を着てるんだから超悪目立ち。それに、超お人好しで疑うことを知らないからものすっごい騙されやすいの。
あたしや周りの人が気づいて騙されてるって注意しても「騙されてお金を失っても、その人との出会いやお金の巡りは運命だから」とかわけのわからないことを言うのよ。
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