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Ⅲ
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咲良が急に倒れたと言うので、僕は大学の授業を放り投げて、病院へ向かった。病室に入ると、咲良はベッドの上で、じっと天上を眺めている。
僕に気づいた咲良は、「こっちに来て」と言わんばかりに、手招きした。
その手は前よりも細く、色白さを増した気がする。
気づかないうちに、彼女を脅かす影が大きくなっている。
見え隠れしていた違和感が、徐々に形となって現れようとしている。
僕はそれが恐ろしくて仕方なかった。
僕が傍に寄ると、「ねぇ、貴方はまだ私のことを信じてくれるの…?」
ぎこちない笑みと、少し掠れた声。
彼女の手は少し震えているように見えた。
僕はその手をそっと握った。あの時、感じた温もりはどこへ消えてしまったのだろう。彼女の手は少し冷たく感じた。僕はその手を包み込むことしか出来ない。
「信じてる」なんて、簡単に言えるわけがなかった。
たとえ、それが僕の心に嘘をつくことになっても彼女に伝えるべきだったのかもしれない。
でも、きっと彼女には僕の本心が見透かされている。
だから、僕は黙ることしか出来ない。
「貴方はほんとに正直なんだね。」
彼女はそう呟いた。
「そんな綺麗じゃない。」
もっと僕を抉るような言葉で責めて欲しかった。
何も出来ず、立ち尽くすしかない僕を呪うように言葉を吐いて欲しかった。
でも、彼女は決して、僕の前で微笑みを忘れることはなかった。
彼女の微笑みが脳に張り付いて離れない。
まさにそれは愛おしさゆえの苦しさだった。
頭の中では幸せな部分だけが切り取られて再生されている。
でも現実はそうじゃない。
引き戻された意識が僕に思い出させる。
この世界の不条理を突きつけてくる。
僕が困惑するのを傍目に、彼女はクローゼットの紙袋を取るように僕に言った。僕は言われるがまま、紙袋を取り、彼女に渡す。
「これ着てみたかったの」
彼女が紙袋から取りだしたのは、真っ白なワンピースだった。
「着るの手伝ってくれる?」
ベッドに手をついて、体を起こそうとする咲良。
僕はそれを支えるように後ろに回った。
彼女に言われるがまま、服のボタンを外していく。
頭は思考回路が止まってしまったかのように、何も考えることは出来ず、目の前からは事実しか入ってこない。
ワンピースを身にまとった彼女は、じっと窓の外を眺めると、ただ一言、「ねぇ、海見に行こっか。」と呟く。
「なんで…」
僕の視界が涙で歪む。
「二人で海を見に行く」
それは僕がしたいことリストに一番最初に書いた事だった。
付き合ってからというもの、咲良は時々海へ行きたいと言った。
そして、特に何か目的がある訳でもないのに、海に行って、数時間過ごして帰ってくる。
僕たちにとっては何度も繰り返した出来事。
でも、今はそれがどうしようもないくらい恋しかった。
「理由は必要じゃないでしょ?」
彼女は平然と言った。
咲良は簡単に外に出れるような状態ではない。
歩くのさえやっとの状態。
海へ行くなんてもってのほかだった。
「咲良っ…。もう、いいよ。」
思わず声が出てしまう。
「僕に優しくしないでいいんだっ。僕はこうして何も出来ない。弱っていく君を見ているだけで、その不安を癒してあげることも出来ない。僕はただ見たくない現実から逃げるように蓋をする臆病者なんだっ。」
ぐちゃぐちゃに混ざりあった感情とともに流れ出す言葉。これが僕の本心なのかも分からない。ただ、吐き出して、楽になろうとしてるだけかもしれない。あらゆる憶測が頭の片隅で飛び回る。僕はどうしようもなくなっていた。
彼女はそんな僕をただ見つめていた。
そして、僕の息が落ち着いたのを確認すると、軽く頭を小突いた。
「思い上がるな」
はっきりと響いた言葉。
彼女の言葉がくっきり耳に残る。
「優しくしなくていい? 私にはそんな余裕ないよ。不安を癒してあげれない? 誰がそんな事頼んだの? ほんと、いつも一人で抱えすぎなの。一人で抱え込んで、一人で答えを出しちゃう…。」
息を切らす彼女…。僕はただその言葉を噛み締める。
「約束したじゃない…『二人で幸せになるんだ』って。貴方が一人抱えてちゃダメなの。」
彼女はそう言って口を噤んだ。沈黙が病室の中を流れる。
彼女の言葉が僕の心に刺さって離れない。
僕は何も言えなかった。
だって、何も言い返すことが出来なかったから。
ただ今は情けなかった。あの時と同じ、ちっぽけで、自分では何もできない無力な自分。あの時が今の僕を見つめている。今の僕はただそこに立ち尽くすしか無かった。
「私はまだ諦めないよ。いつだって貴方との幸せを信じてる。一度だってこの期待を忘れたことはない。」
彼女はそう言いきって、ベッドから立ち上がろうとする。
僕はハッとなって彼女の体を支えた。
彼女は僕の手を振り払ってベッド伝いに立ち上がり、そのまま壁に沿うように歩いていく。そして、扉までたどり着くと、こちらに手を伸ばした。
「貴方はこれでもまだ私を期待してくれる?」
彼女の顔にはいつもの微笑みはなかった。
赤くなった頬と、目に滲む涙。
でも、あの時と同じ、強く惹かれる何かがそこにはあった。
僕はその手を握る。
ただ今はそれが僕の選択だと思った。
綺麗な理由なんてひとつも無い。
きっと僕は何も受け入れられてないし、何も分かっちゃいない。
でも今だけは、その手を握りたいと、紛れもない僕自身が思っていた。
「ほんとは忘れたくなかった」
砂浜でただ遠くを見つめていた。
彼女の白いワンピースが海風に揺れる。
重なったレースが曲線を描いてる。
季節に合わない麦わら帽子を抑えながら、こちらを振り向いた彼女。
そこにはあの微笑みがあった。
そして彼女は言った。
「忘れないでね」
その言葉は僕に託されたようだった。
確かな重みがあって、グッと僕の心に乗りかかる。
「私の事ずっと覚えていて欲しいから。それが私のわがままで、私の幸せだから。貴方の人生の中で私も生きていたいの。」
彼女はそう言うと、また海の方を見つめていた。
じっと先を見つめて僕の言葉を待っているように思えた。
「〇〇〇〇〇〇〇〇」
僕はあの時、何が伝えたかった?
彼女が僕を救ってくれたような言葉か?
彼女への感謝の言葉か?
彼女を想う純粋な心か?
それとも、縋り付くようなわがままか?
どれが僕なのか分からない。
どれも僕のような気がするし、どれも僕じゃない気もする。
ただ、それが彼女との最後の会話だった。
僕たちが四年目の春を数えることはなかった。
僕に気づいた咲良は、「こっちに来て」と言わんばかりに、手招きした。
その手は前よりも細く、色白さを増した気がする。
気づかないうちに、彼女を脅かす影が大きくなっている。
見え隠れしていた違和感が、徐々に形となって現れようとしている。
僕はそれが恐ろしくて仕方なかった。
僕が傍に寄ると、「ねぇ、貴方はまだ私のことを信じてくれるの…?」
ぎこちない笑みと、少し掠れた声。
彼女の手は少し震えているように見えた。
僕はその手をそっと握った。あの時、感じた温もりはどこへ消えてしまったのだろう。彼女の手は少し冷たく感じた。僕はその手を包み込むことしか出来ない。
「信じてる」なんて、簡単に言えるわけがなかった。
たとえ、それが僕の心に嘘をつくことになっても彼女に伝えるべきだったのかもしれない。
でも、きっと彼女には僕の本心が見透かされている。
だから、僕は黙ることしか出来ない。
「貴方はほんとに正直なんだね。」
彼女はそう呟いた。
「そんな綺麗じゃない。」
もっと僕を抉るような言葉で責めて欲しかった。
何も出来ず、立ち尽くすしかない僕を呪うように言葉を吐いて欲しかった。
でも、彼女は決して、僕の前で微笑みを忘れることはなかった。
彼女の微笑みが脳に張り付いて離れない。
まさにそれは愛おしさゆえの苦しさだった。
頭の中では幸せな部分だけが切り取られて再生されている。
でも現実はそうじゃない。
引き戻された意識が僕に思い出させる。
この世界の不条理を突きつけてくる。
僕が困惑するのを傍目に、彼女はクローゼットの紙袋を取るように僕に言った。僕は言われるがまま、紙袋を取り、彼女に渡す。
「これ着てみたかったの」
彼女が紙袋から取りだしたのは、真っ白なワンピースだった。
「着るの手伝ってくれる?」
ベッドに手をついて、体を起こそうとする咲良。
僕はそれを支えるように後ろに回った。
彼女に言われるがまま、服のボタンを外していく。
頭は思考回路が止まってしまったかのように、何も考えることは出来ず、目の前からは事実しか入ってこない。
ワンピースを身にまとった彼女は、じっと窓の外を眺めると、ただ一言、「ねぇ、海見に行こっか。」と呟く。
「なんで…」
僕の視界が涙で歪む。
「二人で海を見に行く」
それは僕がしたいことリストに一番最初に書いた事だった。
付き合ってからというもの、咲良は時々海へ行きたいと言った。
そして、特に何か目的がある訳でもないのに、海に行って、数時間過ごして帰ってくる。
僕たちにとっては何度も繰り返した出来事。
でも、今はそれがどうしようもないくらい恋しかった。
「理由は必要じゃないでしょ?」
彼女は平然と言った。
咲良は簡単に外に出れるような状態ではない。
歩くのさえやっとの状態。
海へ行くなんてもってのほかだった。
「咲良っ…。もう、いいよ。」
思わず声が出てしまう。
「僕に優しくしないでいいんだっ。僕はこうして何も出来ない。弱っていく君を見ているだけで、その不安を癒してあげることも出来ない。僕はただ見たくない現実から逃げるように蓋をする臆病者なんだっ。」
ぐちゃぐちゃに混ざりあった感情とともに流れ出す言葉。これが僕の本心なのかも分からない。ただ、吐き出して、楽になろうとしてるだけかもしれない。あらゆる憶測が頭の片隅で飛び回る。僕はどうしようもなくなっていた。
彼女はそんな僕をただ見つめていた。
そして、僕の息が落ち着いたのを確認すると、軽く頭を小突いた。
「思い上がるな」
はっきりと響いた言葉。
彼女の言葉がくっきり耳に残る。
「優しくしなくていい? 私にはそんな余裕ないよ。不安を癒してあげれない? 誰がそんな事頼んだの? ほんと、いつも一人で抱えすぎなの。一人で抱え込んで、一人で答えを出しちゃう…。」
息を切らす彼女…。僕はただその言葉を噛み締める。
「約束したじゃない…『二人で幸せになるんだ』って。貴方が一人抱えてちゃダメなの。」
彼女はそう言って口を噤んだ。沈黙が病室の中を流れる。
彼女の言葉が僕の心に刺さって離れない。
僕は何も言えなかった。
だって、何も言い返すことが出来なかったから。
ただ今は情けなかった。あの時と同じ、ちっぽけで、自分では何もできない無力な自分。あの時が今の僕を見つめている。今の僕はただそこに立ち尽くすしか無かった。
「私はまだ諦めないよ。いつだって貴方との幸せを信じてる。一度だってこの期待を忘れたことはない。」
彼女はそう言いきって、ベッドから立ち上がろうとする。
僕はハッとなって彼女の体を支えた。
彼女は僕の手を振り払ってベッド伝いに立ち上がり、そのまま壁に沿うように歩いていく。そして、扉までたどり着くと、こちらに手を伸ばした。
「貴方はこれでもまだ私を期待してくれる?」
彼女の顔にはいつもの微笑みはなかった。
赤くなった頬と、目に滲む涙。
でも、あの時と同じ、強く惹かれる何かがそこにはあった。
僕はその手を握る。
ただ今はそれが僕の選択だと思った。
綺麗な理由なんてひとつも無い。
きっと僕は何も受け入れられてないし、何も分かっちゃいない。
でも今だけは、その手を握りたいと、紛れもない僕自身が思っていた。
「ほんとは忘れたくなかった」
砂浜でただ遠くを見つめていた。
彼女の白いワンピースが海風に揺れる。
重なったレースが曲線を描いてる。
季節に合わない麦わら帽子を抑えながら、こちらを振り向いた彼女。
そこにはあの微笑みがあった。
そして彼女は言った。
「忘れないでね」
その言葉は僕に託されたようだった。
確かな重みがあって、グッと僕の心に乗りかかる。
「私の事ずっと覚えていて欲しいから。それが私のわがままで、私の幸せだから。貴方の人生の中で私も生きていたいの。」
彼女はそう言うと、また海の方を見つめていた。
じっと先を見つめて僕の言葉を待っているように思えた。
「〇〇〇〇〇〇〇〇」
僕はあの時、何が伝えたかった?
彼女が僕を救ってくれたような言葉か?
彼女への感謝の言葉か?
彼女を想う純粋な心か?
それとも、縋り付くようなわがままか?
どれが僕なのか分からない。
どれも僕のような気がするし、どれも僕じゃない気もする。
ただ、それが彼女との最後の会話だった。
僕たちが四年目の春を数えることはなかった。
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