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5.元聖女は自分のことを知る決心をしました。
第127話(ステファン視点)
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あれは、僕が8歳か9歳くらいの時だったっけ……、ライガが家に来る前だ。父さんが国からの命令で兵士を連れて、魔物討伐に遠征に行ったことがあった。母さんが「国内で村が丸ごと襲われるなんて」と言っていた気がする。それがミアラって村だったはずだ。
国外――辺境には魔物が多いとはいえ、国の中で突然村が一つなくなるほど魔物が暴れるなんてことは、滅多にない。だから、覚えている。村は壊滅、生き残った住人も離散したはずだ。
「そうだ。――あの子ども――レイラを引き取って、こっちに戻ってきて、しばらくして村がなくなったって聞いた時は肝が冷えたぜ。こりゃ、こいつを手元に置いといちゃまずいと思ってな、魔力だけは異様にあるみてぇだったから、魔力の高いガキを捜してた大司教に安くしとくから買ってみないかともちかけたんだ」
レイヴィスはくくっと何が面白いのか笑う。
「まだ魔法も覚えてないようだったから、耳切って大人しくさせて、祈り方を教えれば役に立つんじゃねぇかって言ったら、大成功だったみたいでな。そっから大司教も調子に乗って、竜の卵だ何だって買ってくれるようになったから助かったぜ」
――『安くしとくから』? 本当に、こいつは人のことを何だと思ってるんだ。
不快感がこみ上げてきて、思わず握った拳の爪が手に食い込むのがわかった。
――もう聞くべきことは聞いた。これ以上こいつと話すのは不快だ。
僕はライガとエイダンに声をかけた。
「もう行こう。グレンダさんも早く、治療できるとこに連れて行かないと」
そう言いながら、青白い顔になっているグレンダを背中に担いだ。死なないだろうけど、証言してもらえないような状態になったら困る。
「おいおい!」
レイヴィスが苦笑いを浮かべて、声を荒げる。
「俺は素直に聞かれたことに答えたぜ?」
「ありがとよ。素直なのはいいことだ」
ライガは言いながら、そいつを担ごうとしゃがんだ。
「――――ったく、ついてねぇよ。ベルリクの馬鹿が冒険者ギルドの所長の息子に手ぇ出したせいで、捕まったからよ、様子見に来てこのザマだ。ライガ、あの馬鹿熊じゃなく、お前の方を俺んとこに残してた方が、良かったかもな」
「――ふざけるなよ」
愚痴っぽく大げさにため息をついた髭の男の顔すれすれで、ライガは牙を出して唸る。
かなり、怒ってるな。
ベルリクとの一件のあと、ライガは落ち込んでいた。
詳しくは聞かなかったけど、『ベルリクはさ、俺に飯くれたこともあったんだよ』とぼやいていたから、なんとなく事情は察した。ライガは僕より人情が厚いから、ベルリクのことも不憫に思ったのかもしれない。——それを、こんな馬鹿にしたような言い方をされれば、怒るだろうな。
けれど、そんな僕らを見て、レイヴィスはまた大きく息を吐いた。
「おいおい、そんな顔するなよ。――なぁ、ライガ……それとお前ら、俺を連れて、隣の国まで行ってくれよ。――そっちにも拠点がある。金ならいくらでもやるぜ」
僕は殴りかかりそうなライガの肩に手を置くと、相手を睨んだ。
「――金の問題じゃ、ないんですよ。あなたとグレンダさんは魔術師ギルドに引き渡します」
「――それで、お前らに何の得がある? もらえる謝礼はいくらだ? たいした額じゃねぇだろ。魔術師ギルドに褒められてそれで充分ってか?」
レイヴィスは身体を起こして、僕の顔を覗き込むように言った。
「――――『お前には魔法の才能がねぇ』って追い出された俺が、魔法使いの何倍も稼いでるんだぜ。なぁ、お前だって魔法の才能がなかったクチだろ。魔術師ギルドの手駒で虚しくならねぇのか? 俺と一緒に、もっとうまく生きてみようぜ」
――確かに、僕は弟や妹に比べ、剣の才能はもちろん、魔法の才能もなかった。
僕の母親は魔法使い、父親は魔法と剣を同時に使う魔法剣士だ。
弟も妹も両親の血を受け継いで多属性の魔法が使える。
生命魔法しか使えず、簡単な身体強化ができるくらいの僕が、炎やら風やらを剣と一緒に繰り出してくる弟に敵いっこなかった。
魔法使いにコンプレックスがないかと言えば、嘘になるけど。
――だからといって、別に魔術師ギルドの手駒になっているつもりはない。
僕は僕の意思で冒険者として仕事をしている。
無言になった僕に、レイヴィスはペラペラと話し続ける。
「お前、ライガを飼いならして、魔物商人の才能あるよ。こいつガキのころは殴らないと言うこと聞かねえ馬鹿狼だったもんなあ。ずいぶん人間らしくなって、俺は感動してるよ」
「――お前と一緒にするなよ」
思わず呟いた。「――は?」と言ったレイヴィスを無視して、無言で部屋の隅に生き残っていた赤スライムを革袋で包んで拾ってくる。「何を」と言いかけた男の頭にグレンダと同じ要領で袋を被せた。これ以上こいつと話したくない。聞くことは聞いたから、道中は黙っていてもらおう。
もごもごと袋の中で苦しんでいるレイヴィスに聞こえるように大きな声で言う。
「――あなたのお陰で、どれだけの人がひどい目に遭っていると思いますか? 僕らは必要な情報をもらえましたので、あなたは、魔法使いたちの実験台にでもされて、自分の今までしたことの責任を自分でとってきてください」
それから、と付け加える。
「ライガは僕の弟みたいなものですから、馬鹿馬鹿言わないでください。こいつ、賢いですよ、これでも。あと、ライガの方が、あんたより人として上だ」
ライガは袋をかぶったままのレイヴィスを担ぎあげると、「これでもってなんだよ」と狼の顔でぼやいた。
国外――辺境には魔物が多いとはいえ、国の中で突然村が一つなくなるほど魔物が暴れるなんてことは、滅多にない。だから、覚えている。村は壊滅、生き残った住人も離散したはずだ。
「そうだ。――あの子ども――レイラを引き取って、こっちに戻ってきて、しばらくして村がなくなったって聞いた時は肝が冷えたぜ。こりゃ、こいつを手元に置いといちゃまずいと思ってな、魔力だけは異様にあるみてぇだったから、魔力の高いガキを捜してた大司教に安くしとくから買ってみないかともちかけたんだ」
レイヴィスはくくっと何が面白いのか笑う。
「まだ魔法も覚えてないようだったから、耳切って大人しくさせて、祈り方を教えれば役に立つんじゃねぇかって言ったら、大成功だったみたいでな。そっから大司教も調子に乗って、竜の卵だ何だって買ってくれるようになったから助かったぜ」
――『安くしとくから』? 本当に、こいつは人のことを何だと思ってるんだ。
不快感がこみ上げてきて、思わず握った拳の爪が手に食い込むのがわかった。
――もう聞くべきことは聞いた。これ以上こいつと話すのは不快だ。
僕はライガとエイダンに声をかけた。
「もう行こう。グレンダさんも早く、治療できるとこに連れて行かないと」
そう言いながら、青白い顔になっているグレンダを背中に担いだ。死なないだろうけど、証言してもらえないような状態になったら困る。
「おいおい!」
レイヴィスが苦笑いを浮かべて、声を荒げる。
「俺は素直に聞かれたことに答えたぜ?」
「ありがとよ。素直なのはいいことだ」
ライガは言いながら、そいつを担ごうとしゃがんだ。
「――――ったく、ついてねぇよ。ベルリクの馬鹿が冒険者ギルドの所長の息子に手ぇ出したせいで、捕まったからよ、様子見に来てこのザマだ。ライガ、あの馬鹿熊じゃなく、お前の方を俺んとこに残してた方が、良かったかもな」
「――ふざけるなよ」
愚痴っぽく大げさにため息をついた髭の男の顔すれすれで、ライガは牙を出して唸る。
かなり、怒ってるな。
ベルリクとの一件のあと、ライガは落ち込んでいた。
詳しくは聞かなかったけど、『ベルリクはさ、俺に飯くれたこともあったんだよ』とぼやいていたから、なんとなく事情は察した。ライガは僕より人情が厚いから、ベルリクのことも不憫に思ったのかもしれない。——それを、こんな馬鹿にしたような言い方をされれば、怒るだろうな。
けれど、そんな僕らを見て、レイヴィスはまた大きく息を吐いた。
「おいおい、そんな顔するなよ。――なぁ、ライガ……それとお前ら、俺を連れて、隣の国まで行ってくれよ。――そっちにも拠点がある。金ならいくらでもやるぜ」
僕は殴りかかりそうなライガの肩に手を置くと、相手を睨んだ。
「――金の問題じゃ、ないんですよ。あなたとグレンダさんは魔術師ギルドに引き渡します」
「――それで、お前らに何の得がある? もらえる謝礼はいくらだ? たいした額じゃねぇだろ。魔術師ギルドに褒められてそれで充分ってか?」
レイヴィスは身体を起こして、僕の顔を覗き込むように言った。
「――――『お前には魔法の才能がねぇ』って追い出された俺が、魔法使いの何倍も稼いでるんだぜ。なぁ、お前だって魔法の才能がなかったクチだろ。魔術師ギルドの手駒で虚しくならねぇのか? 俺と一緒に、もっとうまく生きてみようぜ」
――確かに、僕は弟や妹に比べ、剣の才能はもちろん、魔法の才能もなかった。
僕の母親は魔法使い、父親は魔法と剣を同時に使う魔法剣士だ。
弟も妹も両親の血を受け継いで多属性の魔法が使える。
生命魔法しか使えず、簡単な身体強化ができるくらいの僕が、炎やら風やらを剣と一緒に繰り出してくる弟に敵いっこなかった。
魔法使いにコンプレックスがないかと言えば、嘘になるけど。
――だからといって、別に魔術師ギルドの手駒になっているつもりはない。
僕は僕の意思で冒険者として仕事をしている。
無言になった僕に、レイヴィスはペラペラと話し続ける。
「お前、ライガを飼いならして、魔物商人の才能あるよ。こいつガキのころは殴らないと言うこと聞かねえ馬鹿狼だったもんなあ。ずいぶん人間らしくなって、俺は感動してるよ」
「――お前と一緒にするなよ」
思わず呟いた。「――は?」と言ったレイヴィスを無視して、無言で部屋の隅に生き残っていた赤スライムを革袋で包んで拾ってくる。「何を」と言いかけた男の頭にグレンダと同じ要領で袋を被せた。これ以上こいつと話したくない。聞くことは聞いたから、道中は黙っていてもらおう。
もごもごと袋の中で苦しんでいるレイヴィスに聞こえるように大きな声で言う。
「――あなたのお陰で、どれだけの人がひどい目に遭っていると思いますか? 僕らは必要な情報をもらえましたので、あなたは、魔法使いたちの実験台にでもされて、自分の今までしたことの責任を自分でとってきてください」
それから、と付け加える。
「ライガは僕の弟みたいなものですから、馬鹿馬鹿言わないでください。こいつ、賢いですよ、これでも。あと、ライガの方が、あんたより人として上だ」
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