41 / 115
第二章(下)
第7話
しおりを挟む
前回のあらすじ、四天王逃走。
「おっしゃアン!あのジジイがどっちの方に逃げていったか教えな!」
「タイランお嬢様。血の跡が一定の距離で、途切れ途切れに地面に残っております。恐らくは、敵もすぐには気付かずに残していったのでしょう」
メイド服の少女は、大剣持ちの少女の手を取り、小走りに血の跡を辿っていく。
「アン様。身体の変形で、物陰に身を隠すことは出来ますか?」
「大丈夫だよお!二人で行ってきて!」
自分に向かって手を振る幼女を確認し、メイド服の少女は加速する。
*********
身体が激しく揺れている。甘く下くちびるに置いてあるだけの歯が、揺れのせいで時折肉に食い込んでいく。
絶賛スズに担がれ中です。
この際羞恥心は良いとしよう。文字通りパーティー仲間におんぶにだっこしている状態だから、それが物理的なものになっただけ... でもやっぱり恥ずかしい。
だが一番の問題は、なんといっても俺の豚さんがぶひいしてしまう可能性だ。こういうのは一度妄想したら終わりなんだ。数えろ、下くちびるを噛みながら、あのゆるい豚を数えるんだ。
豚が三十八匹... 三十九匹...
「噴水周りでちょっとした騒ぎになっているみたいですね、少女が武器を持って暴れているだとか」
「タ、タイランさんかメイさんの可能性が高いですね... 時間から言っても、もう待ち合わせ場所に着いていてもおかしくないですし...」
豚が四十匹...
「あの二人なら問題は無いでしょうが、心配なのはアンです。スズに死霊を治すことは出来ますか?」
「ア、アンさんの場合は、自身で魂を操って致命傷も治すことは出来ると思います。魂が未練によって固まっているうちは、細切れになったり焼かれたりしなければ自分で治療できるかと...」
豚の... 細切れ...?
「わ、私は魂を操って身体を改造するだけなので、アンさんに出来ない事は私にも出来ません...」
「... メイ達が守ってくれる事を願いましょうか」
誰か俺の豚さんも守ってほしい...
********
「なんっじゃこりゃああああああ!」
大通りを抜け、いくつか路地を曲がった頃、大剣の少女の視界はおおかた回復していた。
そんな少女は、地面の血痕がここで完全に途切れているのを確認すると叫び声を上げる。
ちょうど路地を抜けた所、そこは大通りで、人がごった返していた。
「タイランお嬢様のお話から察するに、敵を振動を操る能力を持っているのでしょう。物体の振動、音、光の振幅や波長をコントロールできると...」
「そうだ!こう... あいつが見えなくなったり、音とか光が強くなったりするんだ!」
両手で訳のわからないジェスチャーを繰り広げる大剣の少女。
一瞬の間が開き、メイド服の少女が表情を変えずに続ける。
「でしたら、もしかすると見た目を変えたり、姿を消しているのかもしれません。タイランお嬢様、申し訳ないのですがやはりここは感情を読めるリリー様に...」
「メイ... 俺を見るな、周りの人間を見ろ。良く観察するんだ」
メイド服の少女が目を離した一瞬の隙、鈍く、空気を震わせるような音が響く。直後、少女の視界には、突如降り注ぐ赤い雨に困惑する周囲の人々が映った。
「自身から反射する光を操るって言うならよ、血の付いていないやつが敵だ!探すんだメイ!」
唐突に増える情報量に目を見開くが、すぐに柔らかい笑顔を浮かべるメイド服の少女。
視野を広くし、注意深く確認すると、見える。衣服に着地した瞬間消える、血の滴が。
「無作法な事を失礼しました、タイランお嬢様。あちらの、フードを被った、小柄なご年配の女性です」
大剣持ちの少女はメイド服の少女が手のひらで指した方向へ、砂ぼこりと風を残して走り出す。大剣持ちの少女が前後に素早く振っている左手からは、血が滴っていた。
「タイランお嬢様は本当に無茶ばかり... 能力をこんな風に使われるだなんて...」
大剣持ちの少女は勢いを殺さずに大きく跳躍し、小柄な女性に向かって大剣を振るい、大きな音と共に砂ぼこりを立てる。少女は手ごたえが無い事を確認し、大剣を構える。
砂ぼこりが晴れると、小柄な女性はどこへやら、数滴血を浴びた老人が腰を曲げて立っていた。
「わしは... お前なんぞに構っている暇など無いのじゃぞ」
「そりゃあ寿命が寿命だから時間なんてねえだろうよ!もっとも、寿命より先に俺がてめえの事を墓送りにしてやるぜ。埋葬なんて出来ねえくらいに体を消し飛ばしてな!」
*********
ありのまま今起こった事を説明するぜ... 噴水の近くのベンチに落ちていた麻袋をリリーが覗いた瞬間、某たぬきロボットのポッケから出る道具のようにアンの身体が出てきた...
何を言っているのか分からねえと思うが、多分昨日見せた身体を変形させるやつだろう...
「アン、タイランとメイはどこですか?」
「ふふふ、リリーお姉ちゃん達、口では言ってくれなかったけど、やっぱり勇者パーティーなんだね」
そういえばがっつりアンの前でも四天王の話していたけど、ちゃんと自分たちが勇者パーティーだっていうのは明かしていなかったな...
周りを見るとこの感じ、ベンチとか地面とかが壊れているし、タイランか四天王が能力を使ったんだろうか... いや、タイランなら物理的に壊した可能性も捨てきれないか。
「ア、アンさん。どうか質問に答えてくださると...」
「質問に答えるのはお姉ちゃん達だよ、スズお姉ちゃん」
アンの笑みは変わらない。だけどどこか重く、不気味だ。
「タイランお姉ちゃんは周りの空気を自分の方向に吸い寄せた。そんなこと、普通は出来ないよね?」
な、なんだそれは。掃除機みたいな感じなのか?胸を大きく膨らませ、口から空気を吸い込む姿しか想像が出来ないが。
「... スズ、恐らくアンは四天王から被害を受けています。この際話してしまっても良いものですか?アンを戦いに巻き込むわけにもいきませんし」
「リリーさん、格好いい能力の明かし方、私達の状況の説明の仕方は何だと思いますか?」
なんか話がややこしい方向に反れているような。今はともかくタイランとメイの安全確保が先なんじゃないのか?多分戦っている最中なんだろうし。
リリーが怪訝そうな顔でスズを見つめると、急に目を見開く。するとその瞬間スズが俺に向かってタックルをし... 担ぎ上げる。
息が詰まる... 後まだ羞恥心は抜けきっていないからな俺...
そしてスズは勢いはそのまま、アンの首根っこを掴み、更に加速する。
「リリーさん!血の跡を辿りましょう!アンさんのお願いなら聞くしかないです!」
すでに遠くの方に見えるリリーは、おでこに手を当て、空中を仰いでいた。
感情が読めるのに、こうも散々に振り回されるものなんだな...
ーーーーーーーーーー
いいねボタン、お気に入り登録などしていただけますと幸いです。
「おっしゃアン!あのジジイがどっちの方に逃げていったか教えな!」
「タイランお嬢様。血の跡が一定の距離で、途切れ途切れに地面に残っております。恐らくは、敵もすぐには気付かずに残していったのでしょう」
メイド服の少女は、大剣持ちの少女の手を取り、小走りに血の跡を辿っていく。
「アン様。身体の変形で、物陰に身を隠すことは出来ますか?」
「大丈夫だよお!二人で行ってきて!」
自分に向かって手を振る幼女を確認し、メイド服の少女は加速する。
*********
身体が激しく揺れている。甘く下くちびるに置いてあるだけの歯が、揺れのせいで時折肉に食い込んでいく。
絶賛スズに担がれ中です。
この際羞恥心は良いとしよう。文字通りパーティー仲間におんぶにだっこしている状態だから、それが物理的なものになっただけ... でもやっぱり恥ずかしい。
だが一番の問題は、なんといっても俺の豚さんがぶひいしてしまう可能性だ。こういうのは一度妄想したら終わりなんだ。数えろ、下くちびるを噛みながら、あのゆるい豚を数えるんだ。
豚が三十八匹... 三十九匹...
「噴水周りでちょっとした騒ぎになっているみたいですね、少女が武器を持って暴れているだとか」
「タ、タイランさんかメイさんの可能性が高いですね... 時間から言っても、もう待ち合わせ場所に着いていてもおかしくないですし...」
豚が四十匹...
「あの二人なら問題は無いでしょうが、心配なのはアンです。スズに死霊を治すことは出来ますか?」
「ア、アンさんの場合は、自身で魂を操って致命傷も治すことは出来ると思います。魂が未練によって固まっているうちは、細切れになったり焼かれたりしなければ自分で治療できるかと...」
豚の... 細切れ...?
「わ、私は魂を操って身体を改造するだけなので、アンさんに出来ない事は私にも出来ません...」
「... メイ達が守ってくれる事を願いましょうか」
誰か俺の豚さんも守ってほしい...
********
「なんっじゃこりゃああああああ!」
大通りを抜け、いくつか路地を曲がった頃、大剣の少女の視界はおおかた回復していた。
そんな少女は、地面の血痕がここで完全に途切れているのを確認すると叫び声を上げる。
ちょうど路地を抜けた所、そこは大通りで、人がごった返していた。
「タイランお嬢様のお話から察するに、敵を振動を操る能力を持っているのでしょう。物体の振動、音、光の振幅や波長をコントロールできると...」
「そうだ!こう... あいつが見えなくなったり、音とか光が強くなったりするんだ!」
両手で訳のわからないジェスチャーを繰り広げる大剣の少女。
一瞬の間が開き、メイド服の少女が表情を変えずに続ける。
「でしたら、もしかすると見た目を変えたり、姿を消しているのかもしれません。タイランお嬢様、申し訳ないのですがやはりここは感情を読めるリリー様に...」
「メイ... 俺を見るな、周りの人間を見ろ。良く観察するんだ」
メイド服の少女が目を離した一瞬の隙、鈍く、空気を震わせるような音が響く。直後、少女の視界には、突如降り注ぐ赤い雨に困惑する周囲の人々が映った。
「自身から反射する光を操るって言うならよ、血の付いていないやつが敵だ!探すんだメイ!」
唐突に増える情報量に目を見開くが、すぐに柔らかい笑顔を浮かべるメイド服の少女。
視野を広くし、注意深く確認すると、見える。衣服に着地した瞬間消える、血の滴が。
「無作法な事を失礼しました、タイランお嬢様。あちらの、フードを被った、小柄なご年配の女性です」
大剣持ちの少女はメイド服の少女が手のひらで指した方向へ、砂ぼこりと風を残して走り出す。大剣持ちの少女が前後に素早く振っている左手からは、血が滴っていた。
「タイランお嬢様は本当に無茶ばかり... 能力をこんな風に使われるだなんて...」
大剣持ちの少女は勢いを殺さずに大きく跳躍し、小柄な女性に向かって大剣を振るい、大きな音と共に砂ぼこりを立てる。少女は手ごたえが無い事を確認し、大剣を構える。
砂ぼこりが晴れると、小柄な女性はどこへやら、数滴血を浴びた老人が腰を曲げて立っていた。
「わしは... お前なんぞに構っている暇など無いのじゃぞ」
「そりゃあ寿命が寿命だから時間なんてねえだろうよ!もっとも、寿命より先に俺がてめえの事を墓送りにしてやるぜ。埋葬なんて出来ねえくらいに体を消し飛ばしてな!」
*********
ありのまま今起こった事を説明するぜ... 噴水の近くのベンチに落ちていた麻袋をリリーが覗いた瞬間、某たぬきロボットのポッケから出る道具のようにアンの身体が出てきた...
何を言っているのか分からねえと思うが、多分昨日見せた身体を変形させるやつだろう...
「アン、タイランとメイはどこですか?」
「ふふふ、リリーお姉ちゃん達、口では言ってくれなかったけど、やっぱり勇者パーティーなんだね」
そういえばがっつりアンの前でも四天王の話していたけど、ちゃんと自分たちが勇者パーティーだっていうのは明かしていなかったな...
周りを見るとこの感じ、ベンチとか地面とかが壊れているし、タイランか四天王が能力を使ったんだろうか... いや、タイランなら物理的に壊した可能性も捨てきれないか。
「ア、アンさん。どうか質問に答えてくださると...」
「質問に答えるのはお姉ちゃん達だよ、スズお姉ちゃん」
アンの笑みは変わらない。だけどどこか重く、不気味だ。
「タイランお姉ちゃんは周りの空気を自分の方向に吸い寄せた。そんなこと、普通は出来ないよね?」
な、なんだそれは。掃除機みたいな感じなのか?胸を大きく膨らませ、口から空気を吸い込む姿しか想像が出来ないが。
「... スズ、恐らくアンは四天王から被害を受けています。この際話してしまっても良いものですか?アンを戦いに巻き込むわけにもいきませんし」
「リリーさん、格好いい能力の明かし方、私達の状況の説明の仕方は何だと思いますか?」
なんか話がややこしい方向に反れているような。今はともかくタイランとメイの安全確保が先なんじゃないのか?多分戦っている最中なんだろうし。
リリーが怪訝そうな顔でスズを見つめると、急に目を見開く。するとその瞬間スズが俺に向かってタックルをし... 担ぎ上げる。
息が詰まる... 後まだ羞恥心は抜けきっていないからな俺...
そしてスズは勢いはそのまま、アンの首根っこを掴み、更に加速する。
「リリーさん!血の跡を辿りましょう!アンさんのお願いなら聞くしかないです!」
すでに遠くの方に見えるリリーは、おでこに手を当て、空中を仰いでいた。
感情が読めるのに、こうも散々に振り回されるものなんだな...
ーーーーーーーーーー
いいねボタン、お気に入り登録などしていただけますと幸いです。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる