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美月の過去 ゲームの様な恋心
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8、美月の過去
美月は夫の悠太の運転する軽四自動車に乗って高速道路を走っている。夫の寺崎悠太は45歳の会社員で実家は山間の漁村にある。
今日は親戚のおじさんの法事があるので2人で車に乗って向かっている。娘は今回は学校の都合で行けない。珍しく美月と悠太の2人で旅行と言うことになった。
早いうちから予定がわかってたので、日曜日の法事に合わせて土曜日から出て近くの観光地で一泊してから、おじさんの家に行くことにした。
こうして仲良く2人で車に楽しく乗っているのが不思議なぐらいだった頃、2人の関係に大きな変化が起こった。もう3年ぐらい経つのかもしれない。
悠太はハンドを握りながらその頃を思い出していた。それは美月の体験から始まる。
その頃。
町内会の関係で役を引き受けた時、頻繁にその会の男性が美月の家に出入りするようになった。出入りといっても玄関先での立ち話で男は年齢のわりに若く見えるし話しも楽しい。
美月から見て良い男に見えた。悠太は仕事で忙しく夜遅く帰って来ては疲れたばかり、夫婦仲も疎遠、子供も大きくなって手がかからなくなった頃、明るく世話好きな人柄が次第にその男に美月の心が惹かれていた。
夏の町会行事で大掛かりな祭りの時、お酒をたくさん飲まされてほろ酔いになった美月を、その男は上手くお宮さんの建物の影に誘い込んだ。
手を掴まれ強く引っ張り奥に誘い込まれ、無理矢理美月にキスを迫った。
その時はうまく逃げたが、その時の心のドキドキが忘れられない。何か甘く切ない思いにさせる。恋をしたい主婦には最高の餌になるんだろう。
ある日の夜、その男の会社の事務所で町会の資料の整理をみんなでしようと頼まれた。
時間を作って向かったら美月とその男と2人だけだった。美月は男の匂いと怪しい雰囲気に気付いていた。薄い露出の高い服を選んだし、下着も選んだ。男はお茶を用意してくれて簡単な作業を説明した。
また強引な事があるのかしらとワクワクしてしまう、それ以上は立場もあって出来ないだろうゲームみたいな軽い遊びを楽しんでいる。
「またね山田さんが無理な事言うんだよね」
「またですか?」美月も楽しそうに答えた。
「無理な事を真面目な顔で言うんだよね」
いつもの役員さんの笑い話や次の行事の苦労話し、そのあと少し沈黙があった。
「いい匂いするよね」
美月のノースリーブのブラウスから出てる肩のラインが男には色っぽく見える。ブラウスが透けて花柄のブラのカップ浮き出てる。男の目がぎらついているのに、美月は嫌な気がしない、少しドキドキする。少し男の顔を覗いて見た。男の目がハッキリ欲情してる。
美月は視線が胸に張り付いている感覚にゾクゾクした。胸の突起が引っ張られる気がして自然に背筋が伸びてしまう。
美月は夫の悠太の運転する軽四自動車に乗って高速道路を走っている。夫の寺崎悠太は45歳の会社員で実家は山間の漁村にある。
今日は親戚のおじさんの法事があるので2人で車に乗って向かっている。娘は今回は学校の都合で行けない。珍しく美月と悠太の2人で旅行と言うことになった。
早いうちから予定がわかってたので、日曜日の法事に合わせて土曜日から出て近くの観光地で一泊してから、おじさんの家に行くことにした。
こうして仲良く2人で車に楽しく乗っているのが不思議なぐらいだった頃、2人の関係に大きな変化が起こった。もう3年ぐらい経つのかもしれない。
悠太はハンドを握りながらその頃を思い出していた。それは美月の体験から始まる。
その頃。
町内会の関係で役を引き受けた時、頻繁にその会の男性が美月の家に出入りするようになった。出入りといっても玄関先での立ち話で男は年齢のわりに若く見えるし話しも楽しい。
美月から見て良い男に見えた。悠太は仕事で忙しく夜遅く帰って来ては疲れたばかり、夫婦仲も疎遠、子供も大きくなって手がかからなくなった頃、明るく世話好きな人柄が次第にその男に美月の心が惹かれていた。
夏の町会行事で大掛かりな祭りの時、お酒をたくさん飲まされてほろ酔いになった美月を、その男は上手くお宮さんの建物の影に誘い込んだ。
手を掴まれ強く引っ張り奥に誘い込まれ、無理矢理美月にキスを迫った。
その時はうまく逃げたが、その時の心のドキドキが忘れられない。何か甘く切ない思いにさせる。恋をしたい主婦には最高の餌になるんだろう。
ある日の夜、その男の会社の事務所で町会の資料の整理をみんなでしようと頼まれた。
時間を作って向かったら美月とその男と2人だけだった。美月は男の匂いと怪しい雰囲気に気付いていた。薄い露出の高い服を選んだし、下着も選んだ。男はお茶を用意してくれて簡単な作業を説明した。
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