官能小説 バス通りの花屋 夫婦の愛とは

小笠原雅

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ハプニングバー オーナーの罠の嵌って

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10、ハプニングバー オーナーの罠

 次の日の朝美月は悠太に抱きついたまま寝ていた。

 その腕にきつく掴まれた痣がある。少し爪も立てた様だ。写真を撮り美月に医者に行かせて診察書を書いて貰った。少しまた少し美月は話してくれた。
 悠太は代理人を立てて話しをした。婦女暴行だから警察沙汰にするべきだったが表に出ると犯された美月が前に出る。消えて貰うのが1番だ。会社員だった男は、美月にお金を置いて遠くの支社に配属変えとなり美月との関係も切れた。


 美月が話しかけて来た。ドライブはまだ続いている。
 「思い出したく無いけどあの事がきっかけね、それから貴方が私を変態にしたのよ」

 振り返ることで夢でも見ている気分だった悠太は、急に美月に話しかけて来られたのでドキッとした。

 その姿を横で見ていた美月は少し笑って真剣な顔に戻って聞いた。
「あの時悠太は凄く冷静だった。なぜそんなに冷静になれたの?」
 「もうずいぶん前だね覚えてるかな、美月は最初に「ごめんなさい」と言ったからね。  勝気で自分から謝ることの嫌な美月が最初に「ごめんなさい」と言ったから話を聞こうと思った。」と悠太が教えてくれた。
 「そっか私は愛してくれてるからだって答えを期待していたのに」
「そうだよな、仕事で目の前の崖を登り切る事しか考えて無かったな、あの頃は。それが原因だと今は思っているよ」

「嬉しかったわ、私は。愛されてると思った。あの本も読んだしね。あれが再出発かな?思い出してしまいそうね」

「そうかもな、思い出してしまうな」




 「O嬢の物語」と言う小説がある。
 付き合った彼氏がO嬢に、自分のことを愛しているのなら彼のは入っているグループに入り、そのメンバーの男達に抱かれろと言う。
 入会して知らない男の前で裸にされ、拘束されてむち打ち鞭を打たれて、散々痛ぶられる。それを我慢することで主人公は彼氏への愛を示す物語だ。
 その中には彼氏の指示する男と寝ることも強要される。その中で主人公は本物の快楽と言うものを味わっていく。

 その時は知らなかったが、悠太はこれを狙っていたようだ。

この本を読む様に言われた。

 それ以降は美月は娘が寝たら裸になって首輪をつけて、玄関で待っている。遅く帰宅した悠太に靴を脱ぐのも待ちどうしくて抱きついてしまう。仕事の最中でも思い出すし首輪も自分で買った。それほど告白の後のセックスは良かったし美月を変えた。
 悠太は美月の手を縛ってカーペットの上に転がす。口の中に美月が履いていた下着を押し込み、悲鳴が出ない様にして美月の中にシンボルを入れ、尻を叩きながら腰を振る。美月が全身を表して快感に震えている。ピルを飲ませて生で出している。

 悠太が調べたハプニングバーで大勢の男に欲望はけ口として使わせている、知らない男に代わる代わる体を使われた。悠太が言うならなんでもする、我慢の代償に凄い快感を与えてくれる。それが終わった後の悠太とのセックスは最高だ、ほんとに心が安らぐ。

 悠太は何度目かのハプニングバーに行き1人でカウンターで飲んでいた。
 マジックミラーの向こうでは美月が4人の男に囲まれてセックスを楽しんでいる。
 両手に知らない男シンボルを掴んで、膝立ちの格好で男の顔に跨って股間の真珠を舐めて貰っている。口の中にもシンボルを咥えて喉の奥に押し込まれている。まるでAVの世界だ、女が積極的ならこんな事が毎晩のように起こる。

 初めて来た時は美月が知らない男に抱かれて狂った様に逝き捲るのを見た時、悠太の頭の神経が切れた様にな、焦げた匂いが鼻から出た気がした。それは殴られたのと同じ感覚だった。
 凄く興奮したしその後の嫉妬に燃えたセックスは凄く愛を感じる事が出来た。

 でも回数を重ねると違和感がある。ちょっとつまらない。

 カウンターの隣りに座ったここのオーナーが話しかけてくれた。
 オーナーは白髪混じりの長い髪を後ろで束ねているおっさんで、話し好きが嫌な所だ。こんな場所で身の上話しが出来るか?個人情報は漏らしたく無い。
 店の切り盛りはマスターがしているのでオーナーはたまに顔を出して客の話相手をしている。洗い物を喜んでしてるし真面目かな、実際暇なんだろう。
 この人は大阪弁の変わった人。
「今日もMちゃんハッスルしてるな?あの子声がええよな喘ぎ声が可愛いわ」
 美月はMちゃんと呼ばれている、マスターだけの話しだほかの人は名前も知らない。
「そうですか、頑張ってますか?」
 うんうんと満足そうに頷いて、
「綺麗やし人気もんやんなぁ、でもあれや、彼女あんたに悪い事したんかな?」
 顔を覗き込むように悠太の顔を見た。
「浮気か?」
「まあそんなもんですかね」
 軽く悠太は受け流した。
「そうやろな、彼女あんたが見てると感度が上がるねん。女心やな申し訳無い気持ちとそれなのに気持ちいいって気持ちが頭の中で化学反応起こすんやろな、その気持ちがええわ」
 悠太はオーナーの顔を見て今言っている事の意味を考えてみた。
「分からんかな、今彼女喘ぎ声が小さくしか聞こえんやろ?あんたが見て無いからや」
 聞いてみろって手に耳を当てている。
「あんたの命令でここに来てあんたが言うから他の男とやってるんやろ」
「あの子、あんたが見てないと不安しか無いわ。このまま捨てられるんじゃないかって思ってないか?」
「この後彼女抱いたんねんやろ、その為に此処に彼女は来てるんよ。そうしてあんたと繋がっていたいんやろな」

11、オーナーとベアリング玉

 最初にこの店に来て美月が相手したのはオーナーだった。紹介も無しに飛び込みで入店した2人は緊張していたしキョロキョロするだけだった。最初は見学だけして帰るつもりだったし、盛り上がっているグループも無く、ウーロン茶を2人で飲んでいた。
 いつの間にか美月が座るソファの隣りに男が座った。ちょうど美月を挟む様に悠太、美月、オーナーと言う感じで座ってる。
 悠太に先に挨拶して「ここのオーナーですよろしく。せっかくだから楽しみましょう」って美月の隣りに座った、この時は紳士な話し方だったな、すっかり騙された気がするな。
 美月を飛び越えて悠太に話しかけて来る、オーナーの本業の話しでオモシロオカシク会話が盛り上がったら、美月の身体を褒め始めた。美月は身体を縮め怖がっている様に思う。
 美月の耳元で話し掛けている。小さくはいはいと答えるのが聞こえる。美月の肩に触れて悠太に許可を取って、優しく撫で下ろして肌触りの良さを褒めている。
 上手だと思う、見ていていやらしさが無い。可愛い小動物を優しく撫でていて自然に見える。
 この店に入ると女性は下着をつけてバスタオルを巻いている。胸から上が露出して、足も丸出しの状態で触りやすい。
 オーナーは手のひらを軽く肌に密着させて、軽く浮かし指を鳥の羽の様にして優しく撫であげている。美月はうっとり溜息を吐きながらされるままになっている。
 周りを見渡せば知らない男女がオーナーの餌食にかかりそうな小動物に興味があるのがわかる。
 肩の始まりから指の先にスーとオーナーの指はゆっくりなぞる。ビックとしながら美月は反応する。
「そう、気持ちいいかもね、彼氏さんに伝えてごらん、気持ちいいって」
 時々悠太の目を見て暗黙の内に愛撫の仕方を教えている様に軽く頷いている。
 美月はアゴを上にあげて「気持ちいいってつぶやいた。悠太には「助けて」って言ってる気がする。強くオーナーの目を見たが、オーナー意に介さず、ダンスの振りを見せてる様に、美月の太ももの側面を軽く撫でている。「ハァ~」と背を伸ばす様に美月は反応している。
「彼氏さんもやって見て」
 感じ始めた美月を見て悠太も面白くなって真似をする。
「そうそう掴んでるね、もっと遅くても良いし力を抜いて見ても良い」
「指の先に静電気が出てる事を考えて見て、そう指の先にスパークが起きてると思って早く走らせるとスパークが途切れちゃうのよねスパークが出てる事を感じられる様にから何度も試して見て」

 教えてもらっているからと気を許したら、オーナーは美月を攻め続ける。
「彼氏さんにオナニー見せた事ある?」って聞いた。美月は慌てて首を振る。
 「見せたいでしょ」
「ほら彼氏さんが興奮しているよ?どうする?」
「それじゃ彼氏さんが硬くしてたら見せてあげようか?」
「触ってごらん!」美月はオーナーの誘導通り薄笑いを浮かべながら悠太の股間に手を伸ばした。
 美月がいやらしい女の顔になった時悠太の股間がビクンと反応した。
 美月の細くて長い指先が悠太のシンボルに触れた瞬間、美月は片手でシンボル、片手で抱きつきキスをせがんだ。
 軽くキスの受け答えをした後、美月はオーナーの胸に背中を押し付けるように抱きしめられ胸を揉まれた。優しく上に持ち上げる様にブラの上から何度も揉みあげられた。
「ああーんううーん」
 アゴをあげて甘えるような声を出してオーナーに顔を背けて恥らっている。
 優しく手で太ももを開き後ろからオーナーの足が絡まり美月の股間が露になる。
 オーナーは美月の腰上がる様に持ち上げながら悠太に下着を取る様に目くばせした。
 悠太の手が美月の下着に手が掛かる。美月は快感で分からなくなっている中でも抵抗をした。
「イヤよ、怖いし恥ずかしいの」
 答えもせずに悠太は美月の下着を剥ぎ取っていく。
 美月の股間は毛が少ない。色も濃くなく大き目の割れ目が興奮すると盛り上がる様に広がっている。特に股間の真珠がキラキラと輝いてとても綺麗だ。

美月のお腹には痣がある、普段なら気にならない程度の痣なのに、美月が興奮すると少しずつ赤身が帯びてくる。
男からみれば、美月の痣は恥骨の上ぐらいが大きく右脇腹に細くなる。
それは恥骨の上に竜の頭があって美月の中に入れ込んでいる男のシンボルに竜が噛み付いたように見える。
 オーナーはバスタオルを取って大事そうに撫でた、「竜だなぁこの子は男を食う竜だ」
興奮したオーナーはオナニーをさせる筈だったのにいきなり美月を悠太に抱かせ美月の股間に入り込んでしまった。
両手の人差し指を使って真珠の皮を引き上げる様にして引き上げ舌先でチロチロと細かく舐め上げている。
美月はオーナーに股間の真珠を舐められていた。集中出来る様にと目隠しをしてソファの背もたれに両手を広げて指でキツく掴み快感に耐えている。
「ああんああんああん気持ちいい」
「あんあんあん」
 時々耳元で後ろで彼氏さんが見てるよと呟き、また舐め上げる。
「ああああああああ」
 止まらない快感に美月はどうして良いか分からない。お腹の竜が畝る顔を股間に付けたオーナーの頭に噛みついた様に見える。頭を振り、オーナーの髪の毛を押さえつけて美月が出した事のない声で逝きまくっている。
 一度痙攣しても止めようとしない3回5回逝ってはすぐにまた絶頂に美月は戻ってくる。
 「ああああ無理無理また逝くまた逝くの」
「助けて気持ちいい気持ちいいああん」
「好き好き好きなのダメー~」

 オーナーの餌食になった小動物はクンニだけで気絶した。

 悠太はシンボルを入れようとしたオーナーの逸物を見た。狩首の下のベヤリング玉の多さに驚きまた来ますからと抑えた。
 オーナーも夢中になってしまった事を認めてまた来る約束をして離れた。

 しばらくすると悠太より年下の女性が話しかけて来た。寝ている美月は悠太の横で寝ている。
 ここと違う他の店の話とか、内装の話とか小さい声で話しかけて来る。この店は男達はみんなパンツだけで興奮する時の膨らみがわかりやすい。悠太の膨らみに気付いた女は「横に来るだけで反応しちゃうの?」って喜んでいる。
 急に積極的になり、悠太の肩に寄りかかり男の乳首をいじられて、キスをされた。片手は乳首に片手は悠太のシンボルに手が回り直ぐギンギンになってしまった。
 膝上にその子が乗りコンドームを素早く付けてシンボルを入れようとしている。それも女の子が自分の手で、断りもせず腰を落とすと女は背中を仰け反らしため息を吐く。
「凄く硬い、そして長いわ」
 女が腰を上下させて悠太の頭を抱き抱え赤ん坊に乳を呑ますように胸を与えた。悠太は興奮してされるままの姿から乳首に吸い付き反撃に出た。女も喜んで悠太の顔を掴む様にまたキスをして来た。

 横で喘ぎ声がする
「痛ーい、ああアアアーーー」
「すごい凄い凄いーーーー」
「ああアアア逝っちゃう逝っちゃう逝っちゃう」
「ダメー~~~そこに当たるの引っかかる」
またまたまたいっくーーー」

「美月だ突っ込んでいるのはオーナーだ。
 あのベアリング玉が入った奴を突っ込まれてるんじゃ無いだろうな?」
「やばいぞ」

 でも悠太の上で腰を振る女の子も凄い腰の使い方だ。おへそを前後にに振る、股間の真珠を悠太に押し付ける。
 自由に荒々しく動いている。
美月の声を聞きながら綺麗な知らない女の腰使いに翻弄され、美月の逝く声を聴いてる。

 悠太の頭の中の線が切れた気がした。ツーンと鼻に鼻血のような匂いがした、丸で頭を殴られた後みたいに。

 さっきのオーナーの声がする。
「この子の竜が俺のシンボルを食いよる。ううう最高やわー、ほらほら見てみて。
 へそが動いて中がぐちゃぐちゃに動いとる竜に食われる!うううぉーー」
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