裏庭が裏ダンジョンでした@完結

まっど↑きみはる

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イタガ攻防戦

イタガ攻防戦 8

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 朝日が差し込みユモトは目が覚めた。隣のベッドを見るとムツヤとヨーリィが手を繋いだままスースーと寝息を立てて寝ている。

 まるで本当の兄妹みたいだなと、ふふっとやらわかな笑顔で見つめた後うーんと伸びをした。

 同じ頃アシノとモモも目を覚ました。

「おはようございます、アシノ殿」

「あぁ、おはよう」

 二人のベッドを挟んで真ん中ではルーが布団を蹴飛ばしていびきをかいて寝ている。

 今夜、魔人との決戦があるかもしれないとは思えない程穏やかな朝だった。

 しかし、街は騒がしかった。

 支度を整えムツヤ達が街へ出ると、治安維持部隊や武装をした冒険者が通りを行き交っていた。

 だが、賑やかというわけではない。朝市はやっておらず、一般人は数えるほどしか外に居ない。

 冒険者ギルドに向かうとガヤガヤと人でごった返していた。それを見てルーは安心からかふぅーっとため息交じりの息を吐く。

「あ、アシノ様ー!!」

 受付嬢がそう言ってアシノに向かって手を振るとギルドに居る人間の視線が全てアシノ達に向けられる。

 アシノはちょっと照れくさそうにしているのを隠しながら、人波をかき分けてズンズンと進む、ムツヤ達もその後を付いて行った。

「アシノ様、クーラ様がお待ちです」

「えぇ、わかりました」

 奥の会議室へ通され、扉が開くと、イタガの冒険者ギルドのマスター、クーラが待っていた。

「お待ちしておりましたアシノ様とお連れの皆様、どうぞお座り下さい」

 アシノは軽く一礼して部屋に入る。それに習い皆も同じく礼をした。

「周囲の街へ連絡を取り、戦力を回してもらいました。住民には治安維持部隊から外に出ないよう警告をして頂いております」

「助かりますクーラ様」

「アシノ様、魔人やトロールについて何か情報は掴めましたか?」

「いえ、昨日は魔人の急襲や皆の疲れも考慮し、街に居ました。今は街に戦力が集まっているので、私達は森へ入り調査をしたいと考えています」

「かしこまりました、何かあればこの連絡石をお使い下さい。どうかご武運を」

「ありがとうございます、クーラ様」

 短く現状と今後の方針を伝えるとアシノはさっと席を立ち、また一礼して部屋を出ていく。ムツヤ達もその後に続いた。

 また冒険者たちの注目を浴びながらギルドを出る。そしてそのまま街を出て森の中へと入と、周囲に人が居ないことを確認するとアシノは宣言した。

「ここをキャンプ地とする!!!」
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