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イタガ攻防戦
イタガ攻防戦 9
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「……、どういう事よ」
ルーはジト目でアシノを見つめた。
「ここを私達の拠点にして彼奴等を迎え撃つんだよ」
「この様な場所で良いのでしょうか?」
ユモトも不安そうに尋ねた。アシノは一体何を考えているのだろうと。
「こんな場所だから良いんだよ、ここは街が近いからどこから攻められてもすぐに駆けつけられる」
「それなら街の中に居れば良いじゃない!!」
ルーがもっともらしい意見を言うが、アシノは首を振る。
「ぶっちゃけた話、あの魔人に抵抗できるのはムツヤぐらいしか居ない。だが、ムツヤは正体を隠さなくてはいけない」
「そんな事知ってるわよ」
「だからムツヤには正体不明の冒険者になって貰わなくちゃ困る」
ハッとモモは気付き、アシノに言う。
「つまり、襲撃が始まるまでここで待ち、始まったら変装したムツヤ殿を……」
「その通りだ、考えたがそれが最善だと私は思う。色々と無茶な部分はあるが、街を守るためには仕方がない」
アシノは自分の無力さに少し腹を立てていたが、冷静になることに徹した。
「ムツヤ、昨日の装備に着替えておけ。カバンは私が預かる、必要な道具は今のうちにこっちの普通のカバンに移しておけ」
「わがりました」
ムツヤは皆から見えない場所でユモトに手伝ってもらいながら青い鎧を身にまとった。その間手の空いている者たちはテントを2つ立てる。
「ここからは持久戦だ、なるべく消耗を抑えて襲撃が来るまで待つぞ」
アシノが言うと皆うなずく。これから大きな戦いが始まると思うと、新米冒険者のモモとユモトは心臓の高鳴りが止められなかった。
それを見抜いたのか、アシノは2人に声をかける。
「そう緊張するな、お前達は特訓もしたんだ。私達はムツヤのカバンを守りながらトロールを遊撃して倒していく、気を抜くのはダメだが、緊張しすぎるのも動きが固くなる」
「はい、そうですね」
「僕もできる限り精一杯の事をします」
モモとユモトは肩の力を抜いて言った。
それから皆はテントで武器の手入れや座って深呼吸などをしていた。アシノは寝っ転がり、ルーは爆睡している。
何故だか時間の進みが遅く感じた。
ルーはジト目でアシノを見つめた。
「ここを私達の拠点にして彼奴等を迎え撃つんだよ」
「この様な場所で良いのでしょうか?」
ユモトも不安そうに尋ねた。アシノは一体何を考えているのだろうと。
「こんな場所だから良いんだよ、ここは街が近いからどこから攻められてもすぐに駆けつけられる」
「それなら街の中に居れば良いじゃない!!」
ルーがもっともらしい意見を言うが、アシノは首を振る。
「ぶっちゃけた話、あの魔人に抵抗できるのはムツヤぐらいしか居ない。だが、ムツヤは正体を隠さなくてはいけない」
「そんな事知ってるわよ」
「だからムツヤには正体不明の冒険者になって貰わなくちゃ困る」
ハッとモモは気付き、アシノに言う。
「つまり、襲撃が始まるまでここで待ち、始まったら変装したムツヤ殿を……」
「その通りだ、考えたがそれが最善だと私は思う。色々と無茶な部分はあるが、街を守るためには仕方がない」
アシノは自分の無力さに少し腹を立てていたが、冷静になることに徹した。
「ムツヤ、昨日の装備に着替えておけ。カバンは私が預かる、必要な道具は今のうちにこっちの普通のカバンに移しておけ」
「わがりました」
ムツヤは皆から見えない場所でユモトに手伝ってもらいながら青い鎧を身にまとった。その間手の空いている者たちはテントを2つ立てる。
「ここからは持久戦だ、なるべく消耗を抑えて襲撃が来るまで待つぞ」
アシノが言うと皆うなずく。これから大きな戦いが始まると思うと、新米冒険者のモモとユモトは心臓の高鳴りが止められなかった。
それを見抜いたのか、アシノは2人に声をかける。
「そう緊張するな、お前達は特訓もしたんだ。私達はムツヤのカバンを守りながらトロールを遊撃して倒していく、気を抜くのはダメだが、緊張しすぎるのも動きが固くなる」
「はい、そうですね」
「僕もできる限り精一杯の事をします」
モモとユモトは肩の力を抜いて言った。
それから皆はテントで武器の手入れや座って深呼吸などをしていた。アシノは寝っ転がり、ルーは爆睡している。
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