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決闘するなよ、俺以外のヤツと
決闘するなよ、俺以外のヤツと 6
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朝になり、ムツヤ達は宿屋を出ると街外れの開けた場所まで来た。
周囲に人が居ないか探知し、魔剣ムゲンジゴクをレプリカと取り替えてムツヤは抜刀する。
「剣を扱えるのはモモだけだからな、悪いがムツヤの相手を頼む」
「承知しました」
モモも剣を抜いてムツヤの前に立つ。お互い真剣だが、実力差があるので怪我の心配は無いだろう。
「まずはモモの攻撃をかわしたり受け止めたりしてみろ」
「ムツヤ殿、行きますよ!」
「お願いしまず!!」
モモは走り出してムツヤに斬りかかった。上から振り下ろされた剣をムツヤは最小限の動きで避ける。
次に振り上げ、横なぎと剣を振り回すが、それも全て紙一重でかわされ。
最後の体重を乗せた一撃も軽々と剣で受け止められて、弾かれてしまった。
「こりゃどうしたものかな……」
「完全に達人の動きね」
アシノもルーもはぁっとため息をつく。
「とりあえずムツヤ、そのギリギリでかわすのをやめろ。後は剣を受け止めた時によろけたり、力を入れてるふりをするんだ」
「わがりまじだ!!」
ムツヤとモモの特訓は仕切り直しになる。またモモが斬りかかり、今度は大きく飛び跳ねてムツヤはかわした。確かに大きくかわしたのだが……
「まてコラ!! お前は加減ってものが分からんのか!!!」
十数メートル後ろまでその場からの跳躍でムツヤは飛び跳ねていた。やっぱコイツはバケモノだとアシノは再認識する。
「お手本でも見せてあげられれば良いんだけど、私は召喚術師だし、ヨーリィちゃんも相当強いし……」
手本と聞いてアシノはハッとした。
何故、最初に気付かなかったんだとちょっと呆れながらも。
「そうだ、手本ならそれこそ闘技場で見れば良いじゃねーか」
「それよ!!!」
「そうと決まれば急いで行くぞ」
アシノは再び街に向かって歩き出す。ムツヤ達もその後を付いて行った。
「あそこに見えるのが闘技場だ」
アシノは遠くの建物を指差す。
「大きな建物ですねー」
感心してムツヤは言う。モモとユモトも闘技場を見るのは初めてのようで興味津々ではあった。
「これでも闘技場としては小さい方だぞ」
「スーナの街の冒険者ギルドにあった闘技場とはまた違うのですか?」
モモの質問にルーが答える。
「冒険者ギルドのは試験や手合わせなんかで使うから一般には公開されてないの。ここは入場料を払えば誰でも観戦できるわ」
モモは「なるほど」と納得をした。
「昔は奴隷を戦わせてたんだが、今の闘技場は冒険者の腕試しや正式な決闘の場になってる」
「奴隷をですか……」
亜人のモモは少し複雑な気持ちだった。それを察してアシノは言葉を続ける。
「まぁ、この街のは最近になって作られた闘技場だからそういう歴史は無いがな」
「そうですか……」
あくまでこの街だけで奴隷が戦っていなかったというだけで、亜人の奴隷が戦わされていた事実は変わらない。いらん事を言ったかとアシノは頭を掻いた。
「すまんモモ、ちょっと無神経な説明だったな」
「い、いえ、気になさらないで下さい!」
「モモちゃん!! アシノが謝るなんて珍しいわよ、土下座させちゃいましょう土下座!!」
「お前は黙ってろ!」
アシノが騒ぐルーの頭を引っ叩くと「プリンッ!」と奇声を上げる。いつものやり取りにモモはクスクスと笑った。
周囲に人が居ないか探知し、魔剣ムゲンジゴクをレプリカと取り替えてムツヤは抜刀する。
「剣を扱えるのはモモだけだからな、悪いがムツヤの相手を頼む」
「承知しました」
モモも剣を抜いてムツヤの前に立つ。お互い真剣だが、実力差があるので怪我の心配は無いだろう。
「まずはモモの攻撃をかわしたり受け止めたりしてみろ」
「ムツヤ殿、行きますよ!」
「お願いしまず!!」
モモは走り出してムツヤに斬りかかった。上から振り下ろされた剣をムツヤは最小限の動きで避ける。
次に振り上げ、横なぎと剣を振り回すが、それも全て紙一重でかわされ。
最後の体重を乗せた一撃も軽々と剣で受け止められて、弾かれてしまった。
「こりゃどうしたものかな……」
「完全に達人の動きね」
アシノもルーもはぁっとため息をつく。
「とりあえずムツヤ、そのギリギリでかわすのをやめろ。後は剣を受け止めた時によろけたり、力を入れてるふりをするんだ」
「わがりまじだ!!」
ムツヤとモモの特訓は仕切り直しになる。またモモが斬りかかり、今度は大きく飛び跳ねてムツヤはかわした。確かに大きくかわしたのだが……
「まてコラ!! お前は加減ってものが分からんのか!!!」
十数メートル後ろまでその場からの跳躍でムツヤは飛び跳ねていた。やっぱコイツはバケモノだとアシノは再認識する。
「お手本でも見せてあげられれば良いんだけど、私は召喚術師だし、ヨーリィちゃんも相当強いし……」
手本と聞いてアシノはハッとした。
何故、最初に気付かなかったんだとちょっと呆れながらも。
「そうだ、手本ならそれこそ闘技場で見れば良いじゃねーか」
「それよ!!!」
「そうと決まれば急いで行くぞ」
アシノは再び街に向かって歩き出す。ムツヤ達もその後を付いて行った。
「あそこに見えるのが闘技場だ」
アシノは遠くの建物を指差す。
「大きな建物ですねー」
感心してムツヤは言う。モモとユモトも闘技場を見るのは初めてのようで興味津々ではあった。
「これでも闘技場としては小さい方だぞ」
「スーナの街の冒険者ギルドにあった闘技場とはまた違うのですか?」
モモの質問にルーが答える。
「冒険者ギルドのは試験や手合わせなんかで使うから一般には公開されてないの。ここは入場料を払えば誰でも観戦できるわ」
モモは「なるほど」と納得をした。
「昔は奴隷を戦わせてたんだが、今の闘技場は冒険者の腕試しや正式な決闘の場になってる」
「奴隷をですか……」
亜人のモモは少し複雑な気持ちだった。それを察してアシノは言葉を続ける。
「まぁ、この街のは最近になって作られた闘技場だからそういう歴史は無いがな」
「そうですか……」
あくまでこの街だけで奴隷が戦っていなかったというだけで、亜人の奴隷が戦わされていた事実は変わらない。いらん事を言ったかとアシノは頭を掻いた。
「すまんモモ、ちょっと無神経な説明だったな」
「い、いえ、気になさらないで下さい!」
「モモちゃん!! アシノが謝るなんて珍しいわよ、土下座させちゃいましょう土下座!!」
「お前は黙ってろ!」
アシノが騒ぐルーの頭を引っ叩くと「プリンッ!」と奇声を上げる。いつものやり取りにモモはクスクスと笑った。
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