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剣と盾
剣と盾 4
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モモは氷水を浴びせられた様にぞわっとし、体が動かなくなった。
「献身的で、回復魔法が上手で誰からも好かれるような妹でした」
男は侵食されて指先から黒くなる手を見つめる。
「亜人達の強盗団に夜襲を受けて、仲間は死に、妹も身ぐるみをはがされた後。辱しめられ、首を折られて絶命しました」
自分の中に暴力的な力が目覚めている事を男は感じていた。
「それを聞いて思いました、キエーウへ入り、強盗団の亜人を含め、全ての亜人を惨たらしく殺してやると」
時間稼ぎは成功した。皆が男の話に聞き入っている間に裏の道具は男の体を侵食し終える。
「それは気の毒に思う。だが全ての亜人に罪はないだろう!?」
アシノが言うが、言葉は既に男に届かなくなっていた。
「ウオオオオオオ!!!」
獣のような唸り声を上げ。男はモモに斬りかかる。
間一髪、無力化の盾で防ぎ、衝撃は感じずにいられた。しかし、剣が産み出した風がその威力を物語っている。
次に男は盾を地面に突き刺した。先程とは比べ物にならない速度で盾は大きくなり、モモ目掛けて倒れた。
「まずい、みんな逃げろ!」
無力化の盾はあくまで物がぶつかる衝撃を消すものであって、重い物の下敷きになれば潰されてしまう。
急いで逃げて盾をやり過ごすと、アシノ達は攻撃に転じる。
「貫け、氷柱よ!」
ユモトが巨大な氷柱の剣を飛ばすが、剣で薙ぎ払われ粉々になってしまう。
「ちょっと眠ってなさいアンタ!」
ルーが雷を飛ばすが、盾を地面に突き刺すと、雷は盾の上を走り、接地面から地面へと放電されてしまった。
アシノは衝撃で2、3歩後退りするぐらいに思い切り力を込めてパンパンとワインボトルのフタを飛ばした。
それは男の顔に直撃し、倒れるが、またすぐに立ち上がる。
本来であれば気絶か致命傷にもなり得たはずだが、裏の道具に体を支配され、感覚が麻痺しているのだろう。
「頼む、正気に戻ってくれ! 私はお前と戦いたくない!」
モモは叫んでいた。
しかし、もう声は聞こえていても意味は伝わらないだろう。
振り回される剣をモモは無力化の盾で受けながら、どうにか男から武器を奪えないか考える。そんな最中で敵の背後を捉えたのはユモトだった。
「献身的で、回復魔法が上手で誰からも好かれるような妹でした」
男は侵食されて指先から黒くなる手を見つめる。
「亜人達の強盗団に夜襲を受けて、仲間は死に、妹も身ぐるみをはがされた後。辱しめられ、首を折られて絶命しました」
自分の中に暴力的な力が目覚めている事を男は感じていた。
「それを聞いて思いました、キエーウへ入り、強盗団の亜人を含め、全ての亜人を惨たらしく殺してやると」
時間稼ぎは成功した。皆が男の話に聞き入っている間に裏の道具は男の体を侵食し終える。
「それは気の毒に思う。だが全ての亜人に罪はないだろう!?」
アシノが言うが、言葉は既に男に届かなくなっていた。
「ウオオオオオオ!!!」
獣のような唸り声を上げ。男はモモに斬りかかる。
間一髪、無力化の盾で防ぎ、衝撃は感じずにいられた。しかし、剣が産み出した風がその威力を物語っている。
次に男は盾を地面に突き刺した。先程とは比べ物にならない速度で盾は大きくなり、モモ目掛けて倒れた。
「まずい、みんな逃げろ!」
無力化の盾はあくまで物がぶつかる衝撃を消すものであって、重い物の下敷きになれば潰されてしまう。
急いで逃げて盾をやり過ごすと、アシノ達は攻撃に転じる。
「貫け、氷柱よ!」
ユモトが巨大な氷柱の剣を飛ばすが、剣で薙ぎ払われ粉々になってしまう。
「ちょっと眠ってなさいアンタ!」
ルーが雷を飛ばすが、盾を地面に突き刺すと、雷は盾の上を走り、接地面から地面へと放電されてしまった。
アシノは衝撃で2、3歩後退りするぐらいに思い切り力を込めてパンパンとワインボトルのフタを飛ばした。
それは男の顔に直撃し、倒れるが、またすぐに立ち上がる。
本来であれば気絶か致命傷にもなり得たはずだが、裏の道具に体を支配され、感覚が麻痺しているのだろう。
「頼む、正気に戻ってくれ! 私はお前と戦いたくない!」
モモは叫んでいた。
しかし、もう声は聞こえていても意味は伝わらないだろう。
振り回される剣をモモは無力化の盾で受けながら、どうにか男から武器を奪えないか考える。そんな最中で敵の背後を捉えたのはユモトだった。
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