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40日間
40日間 1
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「アシノさん、終わりました」
連絡石でムツヤはアシノへそう伝えた。
「そうか、ご苦労だったな。治安維持部隊が来る前に裏の道具の回収と、キエーウの隊員を縄で縛っておいてくれ」
「はい」
ムツヤは最初に言われた通り裏の道具を回収し、戦闘員達を縄で縛る。
「お……い、裏の住人」
最深部に居た男が何かを話し始めた。
「亜人は……、どちらにしろ後40日で終わりなんだよ、ハハッハハハハ!!!!」
「おい、何を言うんだ!!」
それだけ言って男はまた何も話さなくなる。
――
――――
―――――――――
モモが倒した鎌を使う男は森の中へ埋葬した。憎い敵であったが、彼もまた悲しみを背負って戦っていたのだろうから。
「モモ、リースの出身地は知っているか?」
「いいえ……」
リースの亡骸は布で包んでおいた。顔だけ見れば眠っているようだ。
「出来れば故郷の地で眠らせてやりたいが…… 仕方がない。エルフの村で引き取ってもらえないか聞いてみよう」
「エルフが嫌な顔をするのでは無いでしょうか、リースはキエーウのメンバーでしたし……」
モモは心配から思わずそう言ってしまったが、アシノは訂正してやる。
「違うな、リースは私達の仲間だ」
ハッとしてモモは頷く。短い間だったが、確かにリースは仲間だった。
「えぇ、そうでした……」
「何にせよムツヤと合流したらエルフの村へ向かうぞ。治安維持部隊にも待機してもらっている」
「そんな、リースさんが……」
仲間の元へ戻ったムツヤはリースの死を告げられ、ショックで固まってしまった。
「やっぱり、やっぱり俺のせいです!! 俺が裏の道具を持ってきたからっ!!」
「ムツヤ、お前のせいじゃない。キエーウという存在はこちらの世界の元からある問題だった」
「そうです、ムツヤ殿が悪いわけではありません!!」
アシノとモモはムツヤにそう言うほか無い。
馬車にリースを乗せて皆でエルフの村へと戻ることにした。皆、心身ともに疲れ果て、会話は無い。
そんな時に、ムツヤのペンダントが紫色の光を放った。久しぶりのサズァンの登場だった。
「ムツヤ、まずはお疲れ様ね」
いつもの掴みどころのない感じは消えて、サズァンは神妙な面持ちをしている。
「サズァン様!?」
「ムツヤ、皆、落ち着いて聞いて欲しいわ。恐らくキエーウは『災厄の壺』を発動させたみたいよ」
それを聞いてムツヤとヨーリィ意外の全員の顔色が変わった。
「さ、サズァン様!! 災厄の壺は実在していたのですか!?」
モモは身を乗り出して聞くと、ゆっくり頷く事でサズァンは答える。
「位置はここから北西の約50キロ先、猶予は40日間よ」
「邪神サズァン。あんたはどうして裏の道具が奪われてもだんまりだったのに、今回はそんな正確な位置まで教えるんだ?」
アシノに言われるとサズァンは目を伏せて答える。
「私はそちらの世界になるべく干渉してはいけないの。でも今回は事情が違うわ、放っておけば裏ダンジョンの道具のせいで」
ムツヤを見つめて言葉を繋いだ。
「世界中の亜人が死に絶えてしまうかもしれないの」
連絡石でムツヤはアシノへそう伝えた。
「そうか、ご苦労だったな。治安維持部隊が来る前に裏の道具の回収と、キエーウの隊員を縄で縛っておいてくれ」
「はい」
ムツヤは最初に言われた通り裏の道具を回収し、戦闘員達を縄で縛る。
「お……い、裏の住人」
最深部に居た男が何かを話し始めた。
「亜人は……、どちらにしろ後40日で終わりなんだよ、ハハッハハハハ!!!!」
「おい、何を言うんだ!!」
それだけ言って男はまた何も話さなくなる。
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モモが倒した鎌を使う男は森の中へ埋葬した。憎い敵であったが、彼もまた悲しみを背負って戦っていたのだろうから。
「モモ、リースの出身地は知っているか?」
「いいえ……」
リースの亡骸は布で包んでおいた。顔だけ見れば眠っているようだ。
「出来れば故郷の地で眠らせてやりたいが…… 仕方がない。エルフの村で引き取ってもらえないか聞いてみよう」
「エルフが嫌な顔をするのでは無いでしょうか、リースはキエーウのメンバーでしたし……」
モモは心配から思わずそう言ってしまったが、アシノは訂正してやる。
「違うな、リースは私達の仲間だ」
ハッとしてモモは頷く。短い間だったが、確かにリースは仲間だった。
「えぇ、そうでした……」
「何にせよムツヤと合流したらエルフの村へ向かうぞ。治安維持部隊にも待機してもらっている」
「そんな、リースさんが……」
仲間の元へ戻ったムツヤはリースの死を告げられ、ショックで固まってしまった。
「やっぱり、やっぱり俺のせいです!! 俺が裏の道具を持ってきたからっ!!」
「ムツヤ、お前のせいじゃない。キエーウという存在はこちらの世界の元からある問題だった」
「そうです、ムツヤ殿が悪いわけではありません!!」
アシノとモモはムツヤにそう言うほか無い。
馬車にリースを乗せて皆でエルフの村へと戻ることにした。皆、心身ともに疲れ果て、会話は無い。
そんな時に、ムツヤのペンダントが紫色の光を放った。久しぶりのサズァンの登場だった。
「ムツヤ、まずはお疲れ様ね」
いつもの掴みどころのない感じは消えて、サズァンは神妙な面持ちをしている。
「サズァン様!?」
「ムツヤ、皆、落ち着いて聞いて欲しいわ。恐らくキエーウは『災厄の壺』を発動させたみたいよ」
それを聞いてムツヤとヨーリィ意外の全員の顔色が変わった。
「さ、サズァン様!! 災厄の壺は実在していたのですか!?」
モモは身を乗り出して聞くと、ゆっくり頷く事でサズァンは答える。
「位置はここから北西の約50キロ先、猶予は40日間よ」
「邪神サズァン。あんたはどうして裏の道具が奪われてもだんまりだったのに、今回はそんな正確な位置まで教えるんだ?」
アシノに言われるとサズァンは目を伏せて答える。
「私はそちらの世界になるべく干渉してはいけないの。でも今回は事情が違うわ、放っておけば裏ダンジョンの道具のせいで」
ムツヤを見つめて言葉を繋いだ。
「世界中の亜人が死に絶えてしまうかもしれないの」
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