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後輩勇者
後輩勇者 1
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王都を目指し、馬を走らせる2人と、その隣を自分の足で駆ける1人が居た。
「サツキー、馬速すぎー」
馬に乗る1人が、もう1人の馬に乗る女に大声で話しかける。
「クサギ、なに愚痴を吐いている。本当ならもっと速く走りたいのだぞ?」
「えー、メンブレマシマシなんですけどー」
サツキと呼ばれた女は色白の肌に長い黒髪で、少し青みが掛かっていた。
一方でクサギと呼ばれた女は対照的に赤みがかった銀髪をサイドテールでまとめて褐色の肌だ。
「サツキちゃんはアシノ様大好きだからねー」
自分の足で駆ける少女は先述した2人よりも幼く、色白金髪のツーサイドアップだ。
彼女はクスクスと笑いながらサツキに言った。
「あぁ、アシノ先輩は私の憧れだからな。久しぶりに会えるなんてもう……」
サツキと呼ばれる女は馬の上で誰かを抱きしめるように、両腕をギュッと組んで言う。
「辛抱たまらん!!!」
「あーはいはい。でもね、目的はアシノ様に会うことじゃなくて魔人を倒すことなんですけどー?」
クサギが言うと、お前は何を言っているんだといった顔でサツキは横を向く。
「何を言っている!! アシノ先輩に会うことだろう!?」
「人の話聞いてた!?」
着替えと朝食を終え、待機するムツヤ達。ドアがノックされ、衛兵だろうなと思い返事をする。
「失礼します! 勇者サツキ様御一行がまもなく王都へ到着するとの事です」
その名前を聞いて、アシノはうっと嫌な顔をするのを抑えた。
「分かりました」
衛兵が去っていくとアシノはため息をつく。
「1番乗りがサツキか……」
「アシノ殿、あまり良い顔をされていませんが、苦手な相手なのですか?」
モモに聞かれるとアシノは小さく首を横に振った。
「いいや、まぁ苦手っちゃ苦手だが、悪いやつじゃない」
「勇者サツキ様ですか、名前は聞いたことあるような」
ユモトが人差し指を口の横にあててうーんと宙を見る。
「あぁ、昔は一緒に旅をした事もあるんだが……」
「そうなんでずか!? それじゃ仲良しなんじゃないんでずか?」
ムツヤの言葉に対してもアシノは首を横に振った。
「向こうがどう思っているかはわからないが、私はちょっと…… な」
「ちなみに私はサツキちゃんにメチャ嫌われてるわよ!」
ルーがとんでもない発言をして思わず皆がそちらを向く。
「何があったんですか……」
モモはまたルーが何かしでかした物だと思い、呆れた顔をする。
「っていうか、皆も多分嫌われちゃうかもよ、会えば分かるわ、会えば」
ルーの言葉に皆が不安な気持ちを抱く。勇者サツキとは何者なのだろうかと。
「サツキー、馬速すぎー」
馬に乗る1人が、もう1人の馬に乗る女に大声で話しかける。
「クサギ、なに愚痴を吐いている。本当ならもっと速く走りたいのだぞ?」
「えー、メンブレマシマシなんですけどー」
サツキと呼ばれた女は色白の肌に長い黒髪で、少し青みが掛かっていた。
一方でクサギと呼ばれた女は対照的に赤みがかった銀髪をサイドテールでまとめて褐色の肌だ。
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彼女はクスクスと笑いながらサツキに言った。
「あぁ、アシノ先輩は私の憧れだからな。久しぶりに会えるなんてもう……」
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「辛抱たまらん!!!」
「あーはいはい。でもね、目的はアシノ様に会うことじゃなくて魔人を倒すことなんですけどー?」
クサギが言うと、お前は何を言っているんだといった顔でサツキは横を向く。
「何を言っている!! アシノ先輩に会うことだろう!?」
「人の話聞いてた!?」
着替えと朝食を終え、待機するムツヤ達。ドアがノックされ、衛兵だろうなと思い返事をする。
「失礼します! 勇者サツキ様御一行がまもなく王都へ到着するとの事です」
その名前を聞いて、アシノはうっと嫌な顔をするのを抑えた。
「分かりました」
衛兵が去っていくとアシノはため息をつく。
「1番乗りがサツキか……」
「アシノ殿、あまり良い顔をされていませんが、苦手な相手なのですか?」
モモに聞かれるとアシノは小さく首を横に振った。
「いいや、まぁ苦手っちゃ苦手だが、悪いやつじゃない」
「勇者サツキ様ですか、名前は聞いたことあるような」
ユモトが人差し指を口の横にあててうーんと宙を見る。
「あぁ、昔は一緒に旅をした事もあるんだが……」
「そうなんでずか!? それじゃ仲良しなんじゃないんでずか?」
ムツヤの言葉に対してもアシノは首を横に振った。
「向こうがどう思っているかはわからないが、私はちょっと…… な」
「ちなみに私はサツキちゃんにメチャ嫌われてるわよ!」
ルーがとんでもない発言をして思わず皆がそちらを向く。
「何があったんですか……」
モモはまたルーが何かしでかした物だと思い、呆れた顔をする。
「っていうか、皆も多分嫌われちゃうかもよ、会えば分かるわ、会えば」
ルーの言葉に皆が不安な気持ちを抱く。勇者サツキとは何者なのだろうかと。
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