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ルマでの戦い
ルマでの戦い 5
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「ずみばぜんでじだ!!!」
敵と戦う前にボコボコにされたイタヤはそう言って謝っていた。
「皆さん楽しそうですねー」
蚊帳の外のムツヤはそんな皆を見ている。
「何だ、私と一緒じゃ不満か?」
アシノが言うとムツヤは焦って否定をした。
「い、いえ、そうじゃないでず!!!」
「まぁいい、今回もお前が頼りだ。思いっきり暴れてくれ」
アシノ公認で思い切り戦えるという事にムツヤは目を輝かせる。
「私の予想だが、また夜に襲撃があると思う。だからそれまで1人で待機してもらうが」
「わがりまじだ!!」
ムツヤはもう器用に1人で鎧を身に纏うことが出来るようになっていた。
「話はまとまりましたか? それでは襲撃があるまで各自別れて待機します」
「よし、わかりました!! サワ、危なくなったら逃げろよ?」
丈夫なのかイタヤはすっかり元気になっている。パーティ同士の別れ際、背を向けたまま大声で話しかけた。
「ウリハー! 死ぬなよ」
「お前こそな」
背中を向けたままウリハも返す。そうだ、魔人との戦いはいつ命を落としてもおかしくはない。
イタヤ達は馬車に乗って東側の門の前へと着いた。同じ頃ウリハ達も同じく西側の門の前へと着く。
兵士や治安維持部隊、冒険者たちは緊張した面持ちで居る。当たり前だ、古の魔人が今日攻め込んでくると言っているのだから。
イタヤとウリハチームは遊撃隊だ。敵の数を減らしながら、通常の武器では攻撃の当たらない魔物が出た際にそちらへ出向いて叩くのだ。
アシノは街中で兵士、治安維持部隊の隊長クラスと話し合いながら、連絡石を使い、皆へ指示を出す。
その頃、ムツヤは街から少し離れた場所で立ちションをしていた。
イタヤが東の門へ着くとざわめきが起こった。
「勇者イタヤだ……」
「本物だ……」
若い冒険者からの眼差しにイタヤは照れて頭を掻く。その集まりの中から1つのパーティが飛び出してきた。
「イタヤさん!!」
「おー、お前らか!」
どうやら顔なじみの様だ。明るくイタヤは手を上げて返事をする。
「あれ、ウリハさんは今日は一緒じゃないんですか?」
「あぁ、俺とウリハは東と西に別れて街を守ることになったんだ。モモさん、ルーさん、こいつらは昔ちょっと知り合ってな」
イタヤが言うと、冒険者パーティは首を振って言う。
「知り合いっていうか、イタヤさんに命を救って貰ったんです。僕達は!!!」
「そんな大げさなもんじゃないって、ちょっと魔物から守っただけだよ」
照れくさそうにイタヤは言うが、冒険者はそれも興奮気味に否定する。
「いいえ、イタヤさんは身を挺して僕達を庇ってくれました!!!」
「慕われているのですね、イタヤ殿」
モモはフフッと笑って言う。
「魔人と戦うのは怖いけど、イタヤさんが居れば安心です! 僕達は冒険者の組分けがあるのでここで失礼します!!」
そう言って足早に去っていった。その背中に「頑張れよ!!」とイタヤは声を掛けた。
西門へ着いたウリハチーム。そこも冒険者に治安維持部隊。国の兵士と人でごった返していた。
「さて、魔人さんがやってくるまで休むかね」
馬車の中でウリハは荷物に寄りかかって目を閉じる。緊張で震えているユモトとは対象的だ。
「ユモトくん、気を張り詰めすぎると疲れる。魔人が来るまではゆっくりとしていると良いよ」
「あ、はい!!」
ウリハに言われ、ユモトもちょこんと座って杖を置いた。
敵と戦う前にボコボコにされたイタヤはそう言って謝っていた。
「皆さん楽しそうですねー」
蚊帳の外のムツヤはそんな皆を見ている。
「何だ、私と一緒じゃ不満か?」
アシノが言うとムツヤは焦って否定をした。
「い、いえ、そうじゃないでず!!!」
「まぁいい、今回もお前が頼りだ。思いっきり暴れてくれ」
アシノ公認で思い切り戦えるという事にムツヤは目を輝かせる。
「私の予想だが、また夜に襲撃があると思う。だからそれまで1人で待機してもらうが」
「わがりまじだ!!」
ムツヤはもう器用に1人で鎧を身に纏うことが出来るようになっていた。
「話はまとまりましたか? それでは襲撃があるまで各自別れて待機します」
「よし、わかりました!! サワ、危なくなったら逃げろよ?」
丈夫なのかイタヤはすっかり元気になっている。パーティ同士の別れ際、背を向けたまま大声で話しかけた。
「ウリハー! 死ぬなよ」
「お前こそな」
背中を向けたままウリハも返す。そうだ、魔人との戦いはいつ命を落としてもおかしくはない。
イタヤ達は馬車に乗って東側の門の前へと着いた。同じ頃ウリハ達も同じく西側の門の前へと着く。
兵士や治安維持部隊、冒険者たちは緊張した面持ちで居る。当たり前だ、古の魔人が今日攻め込んでくると言っているのだから。
イタヤとウリハチームは遊撃隊だ。敵の数を減らしながら、通常の武器では攻撃の当たらない魔物が出た際にそちらへ出向いて叩くのだ。
アシノは街中で兵士、治安維持部隊の隊長クラスと話し合いながら、連絡石を使い、皆へ指示を出す。
その頃、ムツヤは街から少し離れた場所で立ちションをしていた。
イタヤが東の門へ着くとざわめきが起こった。
「勇者イタヤだ……」
「本物だ……」
若い冒険者からの眼差しにイタヤは照れて頭を掻く。その集まりの中から1つのパーティが飛び出してきた。
「イタヤさん!!」
「おー、お前らか!」
どうやら顔なじみの様だ。明るくイタヤは手を上げて返事をする。
「あれ、ウリハさんは今日は一緒じゃないんですか?」
「あぁ、俺とウリハは東と西に別れて街を守ることになったんだ。モモさん、ルーさん、こいつらは昔ちょっと知り合ってな」
イタヤが言うと、冒険者パーティは首を振って言う。
「知り合いっていうか、イタヤさんに命を救って貰ったんです。僕達は!!!」
「そんな大げさなもんじゃないって、ちょっと魔物から守っただけだよ」
照れくさそうにイタヤは言うが、冒険者はそれも興奮気味に否定する。
「いいえ、イタヤさんは身を挺して僕達を庇ってくれました!!!」
「慕われているのですね、イタヤ殿」
モモはフフッと笑って言う。
「魔人と戦うのは怖いけど、イタヤさんが居れば安心です! 僕達は冒険者の組分けがあるのでここで失礼します!!」
そう言って足早に去っていった。その背中に「頑張れよ!!」とイタヤは声を掛けた。
西門へ着いたウリハチーム。そこも冒険者に治安維持部隊。国の兵士と人でごった返していた。
「さて、魔人さんがやってくるまで休むかね」
馬車の中でウリハは荷物に寄りかかって目を閉じる。緊張で震えているユモトとは対象的だ。
「ユモトくん、気を張り詰めすぎると疲れる。魔人が来るまではゆっくりとしていると良いよ」
「あ、はい!!」
ウリハに言われ、ユモトもちょこんと座って杖を置いた。
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