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邪神サズァン
邪神サズァン 2
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ムツヤはペンダントを握りしめ、魔力を込める。
だが、返事は無い。その代わりに外が騒がしくなった。
「ダメです。サズァン様に連絡が取れません!!」
「一体何が起きているんだ!! お前ら、外に出るぞ!!」
外では民衆が遠くを見ていた。ムツヤ達もその方向を見る。
何か巨大な建物の上部が、暗闇の中でぼうっと映し出されていた。
「なんだありゃ……」
「アレは!!」
ムツヤはそう言って外壁の上へと階段を登る。
「ムツヤっちどうしたの!?」
仲間達もその後を追った。外壁の上から見える巨大な建造物。それを見てムツヤは一言。
「あれは……、あれは田舎にあった塔です!!」
「えぇ!?」
皆が驚愕の声を上げる。
「アレが裏ダンジョンって、コト!?」
ルーが言うと、ムツヤが頷いた。
「はい! そうでず!!」
「何で裏ダンジョンがこの世界に!?」
モモは思わずそう言った。アシノは腕を組んで考える。
「あの夢と、裏ダンジョンの出現……。直接サズァンに聞いてみるしか無いな」
時は少し遡り、ムツヤの住んでいた田舎でのお話。
迷い木の怪物ことマヨイギは今日もムツヤの育った家でタカクと茶を飲んでいた。
最初は裏ダンジョンで過ごしていたが、ある日サズァンから魔物の活性化を理由に外へ出るように言われたのだ。
外でタカクと戦う理由も無いし、第一自分が戦った所で勝てる相手ではないと、田舎に来た時点で察していたので、共存する道を選んでいた。
そんな家に今日もまた別の尋ね人が来る。ノエウとナリアだ。
アラクネのナリアは誰も襲う素振りを見せず、今日も何を考えているのか分からない。
「に、肉を取ってきた」
「それじゃ何か作るわ」
マヨイギは畑で作物を作ると同時に、料理番を担当していた。
それこそ最初は肉を丸焼きにする事しか出来なかったが、書物やタカクの教えで今では色々な料理を作ることが出来る。
今日は肉と野菜の炒め物を作り、皆で食べていた。食後の紅茶を楽しんでいる時、タカクは何かに気付いたようにハッとしてから目を瞑る。
「タカク、どうかした?」
マヨイギに尋ねられて、タカクは静かに答える。
「とうとう、この日が来てしまった」
その言葉と同時に、四方からガラスが砕けるような、そんな音が響いた。
マヨイギとノエウは驚き、その音のうるささに耳を塞ぐ。しばらくすると音は鳴り止んだ。
「何が起きているのよ!!」
そんなマヨイギの言葉に、タカクは静かに答えた。
「結界が壊れた」
「はぁー!?」
マヨイギは驚いていた。淡々とタカクは続ける。
「結界は日に日に弱くなっていた。そして、今日壊れた。それだけだ」
「結界が壊れたらどうなるのよ!?」
ゆっくりとタカクは答えた。
「世界の、終わりだ」
だが、返事は無い。その代わりに外が騒がしくなった。
「ダメです。サズァン様に連絡が取れません!!」
「一体何が起きているんだ!! お前ら、外に出るぞ!!」
外では民衆が遠くを見ていた。ムツヤ達もその方向を見る。
何か巨大な建物の上部が、暗闇の中でぼうっと映し出されていた。
「なんだありゃ……」
「アレは!!」
ムツヤはそう言って外壁の上へと階段を登る。
「ムツヤっちどうしたの!?」
仲間達もその後を追った。外壁の上から見える巨大な建造物。それを見てムツヤは一言。
「あれは……、あれは田舎にあった塔です!!」
「えぇ!?」
皆が驚愕の声を上げる。
「アレが裏ダンジョンって、コト!?」
ルーが言うと、ムツヤが頷いた。
「はい! そうでず!!」
「何で裏ダンジョンがこの世界に!?」
モモは思わずそう言った。アシノは腕を組んで考える。
「あの夢と、裏ダンジョンの出現……。直接サズァンに聞いてみるしか無いな」
時は少し遡り、ムツヤの住んでいた田舎でのお話。
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最初は裏ダンジョンで過ごしていたが、ある日サズァンから魔物の活性化を理由に外へ出るように言われたのだ。
外でタカクと戦う理由も無いし、第一自分が戦った所で勝てる相手ではないと、田舎に来た時点で察していたので、共存する道を選んでいた。
そんな家に今日もまた別の尋ね人が来る。ノエウとナリアだ。
アラクネのナリアは誰も襲う素振りを見せず、今日も何を考えているのか分からない。
「に、肉を取ってきた」
「それじゃ何か作るわ」
マヨイギは畑で作物を作ると同時に、料理番を担当していた。
それこそ最初は肉を丸焼きにする事しか出来なかったが、書物やタカクの教えで今では色々な料理を作ることが出来る。
今日は肉と野菜の炒め物を作り、皆で食べていた。食後の紅茶を楽しんでいる時、タカクは何かに気付いたようにハッとしてから目を瞑る。
「タカク、どうかした?」
マヨイギに尋ねられて、タカクは静かに答える。
「とうとう、この日が来てしまった」
その言葉と同時に、四方からガラスが砕けるような、そんな音が響いた。
マヨイギとノエウは驚き、その音のうるささに耳を塞ぐ。しばらくすると音は鳴り止んだ。
「何が起きているのよ!!」
そんなマヨイギの言葉に、タカクは静かに答えた。
「結界が壊れた」
「はぁー!?」
マヨイギは驚いていた。淡々とタカクは続ける。
「結界は日に日に弱くなっていた。そして、今日壊れた。それだけだ」
「結界が壊れたらどうなるのよ!?」
ゆっくりとタカクは答えた。
「世界の、終わりだ」
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