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千年前の物語
千年前の物語 8
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抜剣したソイロークは戦場を駆けた。黒い魔剣は魔力で刀身が伸び、一振りで数十人を殲滅する。
「な、なんだあれ……」
敵国の兵士たちは恐怖した。ソイロークが走った後には死体しか残らない。
あっという間に、軽々と百人は斬り捨てた。
「っつ!! ソイローク様……。魔剣を……」
サズァンが心配そうに横目で見る。
「だ、ダメだ、バケモンだあああぁぁぁ!!!」
武器を捨てて命の逃走をする兵士たち。
だが、ソイロークはそれを許さない。
数十分近くで戦況は大きく変わった。敵軍はほぼ壊滅状態に近い。
「流石は勇者様だ!!」
味方からは歓声が上がる。
しかし、次の瞬間、皆が困惑した。ソイロークは戦場を離れ、国境を越えようとしている。
サズァンが気付き、倍速の魔法を自らに掛け、彼の後を追った。
「ソイローク様!! お止まりください!!」
サズァンは並走してソイロークに叫ぶ。
「ソイローク様!! ソイローク様!!」
彼は歩みを止めない。途中で旅人が道を歩いていた。何事かとこちらを見ている。
「おい、王都は何処だ?」
剥き身の剣を構えたままソイロークに言われた旅人は腰を抜かして、答えた。
「あ、あ、あっちです!! この街道をずっといけば……」
それを聞いてソイロークは再び走り出した。
「ソイローク様、もしや王都に!?」
返事は無い。やがて日が暮れ、夜になるも、二人は走り続ける。
夜が開けるぐらいに、城壁で囲まれた立派な城が見えた。その辺りでサズァンの体に限界が来る。
振り返りもせずに、ソイロークは城へと向かった。
異変に気付いた兵士が城門を閉める。鉄製のそれを、バターでも切るかのように魔剣で切り抜き、ソイロークが王都へと侵入した。
遠くからその様子を眺めるサズァン。疲れ切った体を引きずって王都へと向かう。
ソイロークは滅茶苦茶に暴れた。最初は寄ってくる兵士たちを斬り捨てていったが、次第に目に付く者は皆、市民たちにも攻撃を加え始める。
悲鳴が鳴り響く王都。ソイロークに近付く者が消え、彼は城へと足を踏み入れた。
兵士たちは時間稼ぎにもならない。階段を駆け上がり、王の間へと入る。
「なっ!!」
王は避難しようとしていたが、それより先にソイロークが来てしまった。
「お前がっ!! お前がっ!!!!」
一直線に向かい、ソイロークは敵国王の首を刎ねた。
それと同時に、魔剣を持つ右手が黒く染まり、次第に全身に廻る。
ソイロークだったものは崩れ落ち、塵になってしまった。
勇者の気配が消えた事を感じ取ったサズァンは膝を地面に着いてしまう。
「な、なんだあれ……」
敵国の兵士たちは恐怖した。ソイロークが走った後には死体しか残らない。
あっという間に、軽々と百人は斬り捨てた。
「っつ!! ソイローク様……。魔剣を……」
サズァンが心配そうに横目で見る。
「だ、ダメだ、バケモンだあああぁぁぁ!!!」
武器を捨てて命の逃走をする兵士たち。
だが、ソイロークはそれを許さない。
数十分近くで戦況は大きく変わった。敵軍はほぼ壊滅状態に近い。
「流石は勇者様だ!!」
味方からは歓声が上がる。
しかし、次の瞬間、皆が困惑した。ソイロークは戦場を離れ、国境を越えようとしている。
サズァンが気付き、倍速の魔法を自らに掛け、彼の後を追った。
「ソイローク様!! お止まりください!!」
サズァンは並走してソイロークに叫ぶ。
「ソイローク様!! ソイローク様!!」
彼は歩みを止めない。途中で旅人が道を歩いていた。何事かとこちらを見ている。
「おい、王都は何処だ?」
剥き身の剣を構えたままソイロークに言われた旅人は腰を抜かして、答えた。
「あ、あ、あっちです!! この街道をずっといけば……」
それを聞いてソイロークは再び走り出した。
「ソイローク様、もしや王都に!?」
返事は無い。やがて日が暮れ、夜になるも、二人は走り続ける。
夜が開けるぐらいに、城壁で囲まれた立派な城が見えた。その辺りでサズァンの体に限界が来る。
振り返りもせずに、ソイロークは城へと向かった。
異変に気付いた兵士が城門を閉める。鉄製のそれを、バターでも切るかのように魔剣で切り抜き、ソイロークが王都へと侵入した。
遠くからその様子を眺めるサズァン。疲れ切った体を引きずって王都へと向かう。
ソイロークは滅茶苦茶に暴れた。最初は寄ってくる兵士たちを斬り捨てていったが、次第に目に付く者は皆、市民たちにも攻撃を加え始める。
悲鳴が鳴り響く王都。ソイロークに近付く者が消え、彼は城へと足を踏み入れた。
兵士たちは時間稼ぎにもならない。階段を駆け上がり、王の間へと入る。
「なっ!!」
王は避難しようとしていたが、それより先にソイロークが来てしまった。
「お前がっ!! お前がっ!!!!」
一直線に向かい、ソイロークは敵国王の首を刎ねた。
それと同時に、魔剣を持つ右手が黒く染まり、次第に全身に廻る。
ソイロークだったものは崩れ落ち、塵になってしまった。
勇者の気配が消えた事を感じ取ったサズァンは膝を地面に着いてしまう。
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