秘めやかな恋を王子達は甘く抱き締める

すいかちゃん

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天然でかわいい王子様は、側近と護衛に愛される

「はじめまして。ティア様」
まるで氷のように透き通ったソプラノに、ティアは恐る恐る柱から顔を覗かせた。同い年ぐらいの少年が2人片ひざをつき、ティアへと頭を下げている。
「だれ?」
小心者で臆病なティアは、柱から出ようとしない。そんなティアに母親が優しく微笑んだ。
「安心しなさい。ティア」
「お母様」
11歳の誕生日を迎えたばかりのティアは、同い年の子と比べるとかなり小柄だ。栗色の髪は背中まで伸びていて、丸く飴玉のような紅茶色の瞳が不安そうに揺らめいている。誰が見てもかわいいと称する容姿は、どうやら母親ゆずりのようだ。
「今日から、この2人があなたを守ってくれます」
「守る?」
ティアが顔を向ければ、金髪の少年が唇に笑みを浮かべた。
「クレスタと申します。魔法使いの家系に生まれ、防御魔法を得意としています。今日から、ティア様の側近としてお仕えします」
今年で12歳になるクレスタは、防御魔法のなかでもトップクラスの実力を持っていた。冷静沈着で状況判断にも適している。それゆえ、ティアの側近として抜擢されたのだ。優雅に微笑むクレスタに、ティアも微笑みで返した。その光景にムッとしたのは、クレスタの横にいる黒髪の少年だ。
「オレはエディ。勇者を先祖に持つ騎士見習いだ。ティア様をどんな敵からも守ってやる」
勝ち気そうな笑みを浮かべたエディは、かつて国を救ったという勇者の末裔だ。幼い頃から剣術に長け、裏表のないカラッとした性格をしている。言動が粗野なところが気になるが、それさえ抜かせば心強い。魔法使いに勇者というワードに、ティアは警戒心を解いた。
「すごい!本当にいるんだ!」
魔法使いや勇者が活躍した時代は遥か昔のこと。今では本の中でしかその活躍はわからない。
「ティア。私に会いたくなったら、いつでも王宮へいらっしゃい」
「お母様」
この国では、王位継承者は10歳になると離宮へ移らなくてはならない。
ティアが不安そうにしていれば、クレスタとエディが左右から抱き締めてきた。
「ティア様。私とエディがずっとお側にいます」
「オレ達が守ってやる!」
クレスタとエディは、その日からティアが眠るまで片時も離れなかった。幼く繊細なティアを、2人は守り続けると誓ったのだ。
「ずっと僕の側にいてね」
柔らかく暖かなティアの温もりに、フワッと香る甘い匂いに、クレスタもエディもドキドキした。そのドキドキが何を意味しているのか、『発情期』を知らない2人にはまだわからなかったが…。

「ティア様~っ、どこだ~っ」
広い広い庭園。エディはかれこれもう30分はこうして叫んでいる。紺色のマントを肩にかけ、腰には細身のサーベル。護衛騎士として立派に成長したエディは、幼い騎士見習い達の憧れの的だ。そのエディが何をしているかというと、朝からティアとかくれんぼである。
(全く。オレ達はいくつなんだ?)
今年でティアは16歳。エディは17歳。とっくにかくれんぼするような年ではない。が、キラキラした瞳でティアにねだられたらエディには逆らえない。それは、ティアが王族だからではない。ティアへの恋心故だ。成長するにつれて、エディはティアへ特別な想いを抱くようになっていた。
(それにしても、ティアは成長しないのか?)
エディが小首を捻る。出会った時、ティアは11歳だった。1歳年下とは思えないほどあどけないティアを、エディは守らなければと本能的に思った。それから5年ほど経ち、16歳になったティアの印象はさほど変わってない。まるで成長する時間が自分達とは違うかのように…。
(王族だからか?まさかな…)
窓に映る自身の姿に、エディは眉根を寄せた。この一年たらずで、エディの容姿はかなり変わった。顎はシャープになり、目付きも少し険しくなっている。身長は10センチ近くも伸び、貫禄も増した。少年から青年へと確実に変化している。クレスタも同様だ。元々華奢で女性的な容姿をしていたが、5年前と比べれば男らしく成長している。だが、ティアだけはそのままなのだ。身長もほんの少ししか伸びていないし声だって変わらない。
と、クシュンッと小さくくしゃみが聞こえた。
「ティアッ」
視線を上に向けたエディが、あまりの驚きに声を上げる。樹のてっぺん近くにティアがいたのだ。
「見つかっちゃった」
へへと笑うティアは、悪びれた様子を全く見せなかった。それどころか、エディめがけて飛び降りる始末だ。
「うわぁっ。バカ…ッ」
エディはティアをしっかり受け止めると、大切な宝物のように抱き締めた。
「心配させんなよ。こんなことがクレスタにバレたら…」
「エディ。なんか、甘い匂いがする」
ティアがクンクンと鼻を鳴らす。ティアの鼻先が首筋に触れて、エディは思わず首を竦めた。微かに感じる吐息に、エディの鼓動が高鳴っていく。
「もしかして、お菓子でも食べたの?」
まるで花の砂糖漬けのような香りに、ティアがクスクス笑う。その吐息さえ、まるで媚薬のようにエディを煽る。互いの唇まで数センチという近さに、エディの腕に微かな力がこもった。ダメだと思っていても、ティアが欲しくてたまらなくなる。小さな唇を貪り、衣服の下に隠れた素肌を…。
「エディ?」
キョトンとするティアに、エディが顔を近づけようとした瞬間。
「こんな所にいらしたんですか?」
穏やかで冷静な声が聞こえてきて、エディはハッとティアから顔を離した。顔を上げれば、感情の見えない笑みを浮かべてクレスタが立っていた。途端にティアはエディの腕から飛び下りる。
「クレスタ。クレスタもかくれんぼしよ」
無邪気に懐いてくるティアに、クレスタが苦笑を浮かべる。白に近い長めの金髪を後ろで束ねたクレスタは、一見すると女性のような外見をしている。防御魔法でティアの身辺を常にガードする傍ら、秘書的な仕事もこなしているクレスタ。
「ティア様とのかくれんぼは楽しそうですね。ですが、ローディー様がいらしています」
「兄上が?」
ティアの瞳が嬉しそうに輝く。ローディーというのは、第三夫人の子供で、王位継承権2位の人物だ。ティアのことをとにかく溺愛していて、用もないのにしょっちゅう離宮を訪れるのだ。
「大広間でお待ちですよ」
「わかった」
太陽のような笑顔でティアが走り去れば、クレスタがエディを軽く睨む。
「ティア様に何をしようとした?」
「な、何も…」
気まずげに視線を逸らしたエディは、腕に残るティアの感触を思い出していた。もしクレスタが声をかけなかったら、あのまま…。
「ティア様を傷つけるな」
クレスタもまた、ティアを恋愛対象として慕っていた。
「わーってるよ」
クレスタとエディは、遠縁ではあるものの親族同士だ。幼い頃からティアに仕えるために様々な教育を受けてきた。ケンカはするものの、基本的には互いを信頼しあっている仲である。ティアに対する恋愛感情も、互いに気付いていた。だが、抜け駆けしようとなんて気はサラサラない。そこらへんは2人とも律儀である。
「…見せてみろ」
「やっ、やめろってっ」
ツカツカとエディに近づいてきたクレスタが、その襟を大きく開けた。鎖骨の辺りに花のような赤い痣を見ると、スッと瞳を細めた。指先でなぞれば、エディがビクッと震える。クレスタの瞳の色が微かに変わった。
「かなり色が濃いな。いつからだ?」
「…先週、初めて発情した」
この国では、人間にも発情期が存在する。平均15~17歳の間には最初の発情期を迎え、性的な興奮を自覚する。それ以降は定期的に性的欲求が強まるという仕組みだ。発情期以外は嘘のように淡白な生活をしている。だが、発情期を迎えると、皮膚に赤い痣が現れて性的欲求が高まってくる。色が濃ければ濃いほど、興奮度は高いようだ。
「初めて発情した時には、一際強いフェロモンを発するらしい。気をつけろ」
「気をつけろったって…」
自分ではわからないが、発情期を迎えた者はかなり強い匂いを発するらしい。その匂いは、相手を性的に興奮させるという。
「処理を手伝ってやる。私も、ちょうど発情期なんだ」
クレスタが自身の襟を寛げた。やはり鎖骨辺りに痣が浮かんでいる。エディよりもかなり濃い。
「手伝うって…って、おい…っ、やめ…っ、わっ。あ…っ」
茂みに引き込まれたエディは、クレスタによってこれまで味わったことのない快楽を経験した。
「クレスタは、いつ頃だったんだ?」
乱れた衣服を整えながら、エディが背中を向けているクレスタに問いかける。
「…15の終わりだ」
ハンカチで指の1本1本を丁寧に拭いながら、クレスタが淡々と答える。その頃から声は低くなり、身長も伸びてきた。そして、性欲というものを身体で知った。
「私とお前は、しばらくティア様の側から離れることになった」
クレスタの言葉に、エディが眉を吊り上げる。
「はぁ?なんだよ、それっ」
「ローディー様からの命令だ」
ローディーは以前からクレスタとエディをよく思っていなかった。ティアが懐くため、嫉妬しているだけかもしれないが。
「近々、隣国の姫を連れてくるそうだ」
「…ティア様はまだ発情期を迎えていないのに?」
「だからだ」
初めて発情期を迎えた時は、目の前にいる相手と恋に落ちやすい。もし、ティアが隣国の姫を選べば国は安泰だ。
「…オレ達を選ぶ可能性が?」
「ローディー様はそれを危惧なさっている」
レイジュ国では、男児が多く誕生する。そのため、同性を恋愛や結婚の対象とする者も多い。
「私達の気持ちを、見抜いているのかしれない」
幼い頃からティアに仕えてきたエディとクレスタ。忠誠心が恋心に変わってきたのは、いつの頃だったか。気がつけば、2人ともティアに夢中だった。天然でどこか危なっかしいティアに、男として惹かれていた。
「同性と交わった者は、異性と交わうことはできない。だから、私達を遠ざけたいんだ」
「くそ…っ」
クレスタは先ほどのローディーとの会話を思い出していた。探るような、牽制するような、後味の悪い言い方ばかりだった。

『クレスタとエディにも、適当な相手を紹介しよう』

去り際、ローディーが勝ち誇ったような笑みを浮かべて去っていった。
(ティア様が、私達のどちらかを選んでくれたら…)
ティアの笑顔を思い浮かべ、クレスタはせつなげに眉を寄せた。もし、ティアが選んでくれたらなんの躊躇いもなく交われるのに…。
「全て。ティア様のためだ」
結局、エディもクレスタも諦めるしかないのだ。
どれだけクレスタとエディがティアに恋い焦がれても、それは無謀というものだ。発情したティアが誰を求めるのかは、誰もわからないのだから…。

「ティア様っ。ここを開けてくださいっ」
メイドがドアを叩く音に、ティアは慌てて毛布を被った。今はこの姿を誰かに見せるわけにはいかないのだ。
(どうしよう。僕、どうなっちゃったの?)
クレスタとエディと会えなくなり、数日が経とうとしていた。それからというもの、ティアの心身には様々な変化が起きていた。日に日に声は低くなり、低かった身長はあっという間に大きくなった。今やどの服も小さくなり、裸で過ごすはめになっている。
鏡を見れば、そこには見たことのない自分がいた。
(こんなはずない。こんな…)
丸かった輪郭はスッと引き締まり、大きくつぶらだった瞳は鋭くなっている。肩までしかなかった髪は腰まで伸び、声も低くなっている。おまけに…。
(なに、これ…)
自分の下半身を見たティアは、そのあまりの立派さに頬を赤らめた。こんな姿をメイド達に見られたらと思うと、恥ずかしくてたまらない。
(2人に会いたい)
こんな時にクレスタとエディがいたら、きっとこの不安を解消してくれた。
(兄上がいけないんだ。あんなことを言うから…)
あの日。
離宮を訪ねてきたローディーは、クレスタとエディから離れて暮らすようにと言った。ティアはもちろん反対したが、ローディーに睨まれてしまい従うしかなかったのだ。

『発情期を迎えれば、お前は交わる相手を選らばなければならない』

そのために、クレスタとエディは邪魔なのだとローディーに言われた。もう年頃なのだから、将来の伴侶を決めろと。来週には、花嫁候補も来るらしい。
だが、ティアが側に居たいのはクレスタとエディだけだ。2人に会えないことで、ティアの心は砂漠のように渇いていた。
(2人と一緒にいたい。ずっと、側にいたい。交わるなら、2人とがいい)
クレスタとエディのことを思い出すだけで、ティアの胸はドキドキした。が、そのドキドキが形を変えてきている。それがなんなのかわからず、ティアは不安で仕方なかった。
(クレスタとエディに会いに行こう)
困った時は、いつも2人が助けてくれた。寂しい夜には、ギュッと抱き締めてもくれた。ティアはシーツだけを身体に巻き付けた格好で城を抜け出し、2人が寝泊まりしている宿舎へと走った。が、暗闇ということもありなかなか着かない。
「クレスタ…、エディ…、どこ?」
身体は大きくなっても、中身まではすぐに大人になるわけではない。ティアは大きな樹の根本にしゃがみ込み、身体を丸くした。夜風が寒くて仕方ない。こんな時は、いつも2人が抱き締めてくれたのを思い出す。
(あったかかったな…)
クレスタの細くてしなやかな指の感触。エディの力強い腕の感覚。それを思い出した瞬間、ティアの身体が熱くなってきた。
「え…?何…?」
ドクンッ、ドクンッと全身が鼓動になったような感覚にティアは混乱した。特に下半身は熱くて、形状さえ変わってくる。ティアの身体が発情期を迎えたのだ。だが、その知識に乏しいティアは大混乱である。地面に倒れ、ハァハァと喘ぐしかできない。と、ランプの灯りが数個近づいてきた。
「貴様っ。何者だっ」
見回りの兵士達は、シーツにくるまったティアを不審者と勘違いしたようだ。槍を突き出しながら近づいてくる。だが、恐る恐る顔を出したティアに様子が変わった。
「お、おい。発情してるのか?」
「こんな美形見たことないぞ」
「は、裸みたいだな」
「だったら、まずは処理しなきゃ、な?」
ティアが放つ強烈な甘い香りが、兵士達の性欲を刺激したらしい。彼らは槍を落とし、うずくまるティアにニヤニヤしながら手を伸ばした。
「や…っ」
だが、男達の手がティアに触れることはなかった。いつの間にか、薄い光がティアを守っていたのだ。
「その方に触れるな」
そこには、険しい顔をしたクレスタが立っていた。その横にはエディも…。
「お前達が気安く触れていい相手ではない」
クレスタの言葉とエディの睨みに、兵士達はすごすごと退散した。彼らが走り去るのを見てから、エディが急いでティアを抱き上げる。が、あまりの変貌に驚きを隠せない。
「本当に、ティア、なのか?」
あどけなかった姿は残るものの、腕の中にいるのはすっかり青年となった裸体だ。手足は長く、腰骨もしっかりしていた。その鎖骨や腰骨には赤い痣が出ている。
「とにかく部屋へ」
「お、おう」
エディはティアの裸体を丁寧にシーツでくるむと、寝泊まりしている宿舎へと急いだ。ここからなら、ティアの部屋よりも近いと考えたのだ。
「もう大丈夫ですよ。ティア様」
クレスタが泣きじゃくるティアを優しく宥めた。

「あ…っ、あぁっ、あっ」
狭い寝台の上で、ティアは頬を赤らめながら首を左右に振った。背後からエディに支えられるなか、クレスタの愛撫を全身に受けている。どれもこれも未知なる感覚で、ティアはただ喘ぐだけだった。
「強引な方法で申し訳ありません」
辛そうなティアに、クレスタも眉根を寄せる。初めての発情期とは思えないほど興奮しているティアに、2人ともかなり困惑していた。指でどれだけ擦っても、ティアは絶頂を迎えないのだ。
「ティア様。足をもっと開いて」
クレスタが内腿にキスをし促すものの、ティアが抵抗する。必死に内腿を閉じて見せようとしないのだ。
「ん…んんっ、ん…っ、恥ずかしい…っ」
「大丈夫だ。オレ達がついてる」
エディとクレスタは視線だけで合図を交わしあった。
「な…に…?あぁ…っ」
エディの指に両方の乳首を後ろから捻られ、ティアの身体から力が抜ける。その瞬間を見逃さず、クレスタが股の間に顔を埋めた。
「はぁ…っ、あっ、あ…ぁっ」
やっと、ティアの内部で高まっていた熱が放出される。恥ずかしさよりも、解放された喜びの方が強かった。だが、再び熱を取り戻す。
「ティア様。少しだけ目を閉じていてください」
「?」
「すぐに済む」
クレスタの言葉に目を閉じたティアは、自分の下半身が柔らかく熱いものに包まれるのを感じた。そっと目を開ければ、そこには美しい裸体で腰を揺らすクレスタがいた。
「ん…っ、あ…っ、ああっ」
そのあまりの気持ちよさにのけぞり射精すれば、耳元でエディが囁いた。
「クレスタの次は、オレと交わろう」
「…うん」
ティアは、信頼する2人によって大人の階段を一気に駆け上がった。

「ずいぶん急激に大人になったのですね」
ティアを間に挟むようにして、クレスタとエディも横になった。そして、すっかり青年となったティアに目を細める。先ほどまでの興奮が嘘のように、今はかなり落ち着いていた。
「見違えたぞ」
だが、身体の急激な成長にティアの心は追い付けていないようだ。戸惑ったようにエディとクレスタを交互に見ると、自分の下半身にそっと触れた。
「僕達、その、交わったの?」
「はい。私の奥にティア様を感じました」
「オレもだ。気持ちよかったぞ」
左右から身体のあちこちに触れられ、ティアがくすぐったそうに身を捩る。
この事実は、後日にローディーをかなり怒らせた。が、ティアは2人との交わりを止めることはしなかった。
ティアは2人以外とは交わらないと、ハッキリ公言した。



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