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16.……俺、首チョンパかな?
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「セラフィナ」
「?」
声をかけられて、俺は皇帝の側に寄る。ーーそうさ、安心した俺がバカだったんだ。危機意識ゼロの俺は、簡単にベッドに倒されて、ぽかんと開いてる口を皇帝の唇で塞がれた。
「!」
ーーうぎぁッ!
強引に重ねられた身体が、俺の動きを完全に封じる。もがいちゃ殺されると思っても、俺は逃げようと身をよじった。でも、こいつのバカ力からは身体が抜けられそうにない。胸とかすっごい硬いんだよ、重みが痛いぐらいだ。
この状況をどうすりゃいいのか、と迷う俺の脳裏に、今西や地場に押さえつけられたときのことが浮かんできた。好き勝手なことを言いながら、俺を襲おうとした最低なヤツらーー。ーーこいつも結局一緒なのか?身分が偉いからなんなんだ?
ーーこれ以上、好き放題されてたまるかッ!死ぬほど嫌なら、もう、死ぬしかないーーッ!
「ーーー」
この状態で死ぬ方法。舌を噛んで死ぬ、ーー本当にあれってどうなんだろ?マジで死ぬのかーー?けど、どっちみち殺されるんなら、いさぎよくやってやろうじゃないかーー!
そう決心した俺だけど、パッと考えたのはクラメンのことだ。俺が死んだら?彼女はどうなるんだろう?ちゃんと国に帰れるのかな……。
……ーー死ぬなら、クラメンの安全だけは保証しといてもらわないと!
「ッ!」
見透かされたわけじゃないと思うけど、俺の口の中に皇帝の舌がはいってきた。熱すぎるそれが、俺の舌をなぞるみたいに、すっごくやらしく動くんだ。ザラザラしてて、いままで感じことのない刺激に、俺の身体がピクッと反応する。
ーーヤベ、力抜ける……、ウソだろ……!?
口の中に舌がはいっただけだ。それで舐められたりなぞられたり、ただそれだけのことなんだ。なのに、なんで俺は息切れを起こしてんだよ。舌と舌が重なって、なんでこんなに気持ちいいんだ?俺は変態なのかーー?
はあはあ、って荒くなる息に、俺は気絶しそうになってくる。最悪だ、こんなの俺が皇帝を受け入れてるだけじゃんーー。
「!」
ヤバイ!
勢いよく身体を横に倒した。ヤバイヤバイ完全にアウトだ。俺の身体には女にはないものがついてる、これは完全にアウトだーーーーーッ!
「ーーどうした?」
いつも聞くような冷たい声じゃない。何か楽しいことがあったんだな、って思えるような声音で、皇帝が俺に話しかけてきた。
「~~~ッ!」
力のはいらない目で睨みながら、俺はなんとかそこを隠そうとする。足の間にいれてごまかす!ーーおいおい、勝手に勃ちあがってくるなよ、ごまかしきれないだろッ!ーーいくら粗末なモノでも、あるものはある!もう俺は、こいつをどうしたらいいんだ!?
「……ッ!」
顔を背けた俺の首に、噛みつくようなキスがきた。首が、灼けるーー、声を我慢した俺って凄すぎないか!?でも、優しく舌で舐められたら、腰にピリッとした快感が走っちゃてーー!
トンッ!
もう、無理だ!こいつから離れないと!後でどうなろうと知ったこっちゃない!モノが暴発する前になんとかしなきゃ、モロモロ粗相だよ!
「セラフィナーー、往生際が悪い」
悪くてけっこうだね、全力で抵抗してやる!皇帝の肩をグイグイ押して、なんとか逃げようとした。ーーでも、ーー………、
「!」
「苦しそうなのになーー」
スカートの上からモノを押さえられ、俺は目を見開いた。皇帝がおかしそうに服の上から俺のモノをなぞる。ひどくやらしい動きで、生地がシャラシャラとこすれる音が部屋に響いた。
「………ッ」
マジかよーー!いや、ーー絶対にそうだ。
「ずいぶんと元気そうだ……、抜いてやろうか?」
やっぱり…………。
こいつ、ーーーわかってるよなーー……?
「セラフィナ?」
「ーーー離せよ!この変態!」
そうとわかりゃ、容赦はない!
「変態ーー。おまえは私の妃候補だろ?」
「借りだ、借り!本物が帰ってくるまでのただのツナギだ!ーーってか、離れろッ!」
「ーーふふっ」
本当に、腹の底から楽しそうに、皇帝が笑い声をあげた。なんだこいつ笑えるんじゃん、ただのムッツリかよ。
「どこまで我慢するかと思えば、案外堪え性がなかったな」
「なんだとぉ~~~!」
悔しいーーー!くそったれ!超ムカつく~~~!俺はやりきった、やれることはやったんだよ!けど、ダメだったのかーー。
ーーごめん、クラメン……。俺、首チョンパかなーー?
「?」
声をかけられて、俺は皇帝の側に寄る。ーーそうさ、安心した俺がバカだったんだ。危機意識ゼロの俺は、簡単にベッドに倒されて、ぽかんと開いてる口を皇帝の唇で塞がれた。
「!」
ーーうぎぁッ!
強引に重ねられた身体が、俺の動きを完全に封じる。もがいちゃ殺されると思っても、俺は逃げようと身をよじった。でも、こいつのバカ力からは身体が抜けられそうにない。胸とかすっごい硬いんだよ、重みが痛いぐらいだ。
この状況をどうすりゃいいのか、と迷う俺の脳裏に、今西や地場に押さえつけられたときのことが浮かんできた。好き勝手なことを言いながら、俺を襲おうとした最低なヤツらーー。ーーこいつも結局一緒なのか?身分が偉いからなんなんだ?
ーーこれ以上、好き放題されてたまるかッ!死ぬほど嫌なら、もう、死ぬしかないーーッ!
「ーーー」
この状態で死ぬ方法。舌を噛んで死ぬ、ーー本当にあれってどうなんだろ?マジで死ぬのかーー?けど、どっちみち殺されるんなら、いさぎよくやってやろうじゃないかーー!
そう決心した俺だけど、パッと考えたのはクラメンのことだ。俺が死んだら?彼女はどうなるんだろう?ちゃんと国に帰れるのかな……。
……ーー死ぬなら、クラメンの安全だけは保証しといてもらわないと!
「ッ!」
見透かされたわけじゃないと思うけど、俺の口の中に皇帝の舌がはいってきた。熱すぎるそれが、俺の舌をなぞるみたいに、すっごくやらしく動くんだ。ザラザラしてて、いままで感じことのない刺激に、俺の身体がピクッと反応する。
ーーヤベ、力抜ける……、ウソだろ……!?
口の中に舌がはいっただけだ。それで舐められたりなぞられたり、ただそれだけのことなんだ。なのに、なんで俺は息切れを起こしてんだよ。舌と舌が重なって、なんでこんなに気持ちいいんだ?俺は変態なのかーー?
はあはあ、って荒くなる息に、俺は気絶しそうになってくる。最悪だ、こんなの俺が皇帝を受け入れてるだけじゃんーー。
「!」
ヤバイ!
勢いよく身体を横に倒した。ヤバイヤバイ完全にアウトだ。俺の身体には女にはないものがついてる、これは完全にアウトだーーーーーッ!
「ーーどうした?」
いつも聞くような冷たい声じゃない。何か楽しいことがあったんだな、って思えるような声音で、皇帝が俺に話しかけてきた。
「~~~ッ!」
力のはいらない目で睨みながら、俺はなんとかそこを隠そうとする。足の間にいれてごまかす!ーーおいおい、勝手に勃ちあがってくるなよ、ごまかしきれないだろッ!ーーいくら粗末なモノでも、あるものはある!もう俺は、こいつをどうしたらいいんだ!?
「……ッ!」
顔を背けた俺の首に、噛みつくようなキスがきた。首が、灼けるーー、声を我慢した俺って凄すぎないか!?でも、優しく舌で舐められたら、腰にピリッとした快感が走っちゃてーー!
トンッ!
もう、無理だ!こいつから離れないと!後でどうなろうと知ったこっちゃない!モノが暴発する前になんとかしなきゃ、モロモロ粗相だよ!
「セラフィナーー、往生際が悪い」
悪くてけっこうだね、全力で抵抗してやる!皇帝の肩をグイグイ押して、なんとか逃げようとした。ーーでも、ーー………、
「!」
「苦しそうなのになーー」
スカートの上からモノを押さえられ、俺は目を見開いた。皇帝がおかしそうに服の上から俺のモノをなぞる。ひどくやらしい動きで、生地がシャラシャラとこすれる音が部屋に響いた。
「………ッ」
マジかよーー!いや、ーー絶対にそうだ。
「ずいぶんと元気そうだ……、抜いてやろうか?」
やっぱり…………。
こいつ、ーーーわかってるよなーー……?
「セラフィナ?」
「ーーー離せよ!この変態!」
そうとわかりゃ、容赦はない!
「変態ーー。おまえは私の妃候補だろ?」
「借りだ、借り!本物が帰ってくるまでのただのツナギだ!ーーってか、離れろッ!」
「ーーふふっ」
本当に、腹の底から楽しそうに、皇帝が笑い声をあげた。なんだこいつ笑えるんじゃん、ただのムッツリかよ。
「どこまで我慢するかと思えば、案外堪え性がなかったな」
「なんだとぉ~~~!」
悔しいーーー!くそったれ!超ムカつく~~~!俺はやりきった、やれることはやったんだよ!けど、ダメだったのかーー。
ーーごめん、クラメン……。俺、首チョンパかなーー?
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