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ー1ー 幼なじみのぼくと景君
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「今年のクリスマスはさ、親父達旅行でいないだろ?」
「うん、ほんと仲がいいよね。クリスマス会、やめる?」
「なんでだよ、オレ達だけでやればいいじゃん。景兄にスポンサーになってもらおうぜ」
「そんな、……悪いから、持ち寄りにしようよ」
「でも、どうせおれ達、兄貴にださせるけど」
「あーー……」
それもそうか……、景君なら弟のためにお金をだすぐらい当然だと思ってそうだしーー、でも……。
ぼくは目の前に座っている幼なじみのふたりの顔を交互に見て、疑問を口にした。
「景君……、社会人になったんだし、他に付き合いがあるんじゃないかな……?」
去年はぼく達の大学受験でそれどころじゃなかったのに、お父さん達が毎年の恒例行事にしている『成瀬家瀬戸家のクリスマス会』だけはやりたい、って強行した。けど、両親達は今年4人で旅行に行くんだから、無理にやらなくてもいいでしょ?
「やる!」
「やらないと、年が終わらないよ」
「……大げさだね」
学期末締め切りのレポートを抱えてそれどころじゃないけど、誘われてうれしいのもある。ほんとのところ、地味で友達も少ないぼくと違って、この幼なじみの双子はハイレベルなイケメンだし、他からのお誘いが絶えないはずーー……。
そこまでしてぼくとクリスマス会なんかしたい?そんなわけないよねーー?
ぼくは瀬戸実律、すべてが平均点以下のどこにでもいる平凡なやつ。特徴をあげるとすれば、一番にメガネって言われるよ。つまり、それぐらい印象に残りにくいタイプだ。
そして、一緒にいるのが、成瀬蓮と成瀬光、生まれたときから家が隣りの幼なじみ。双子の兄の蓮は、やや明るい茶髪にさわやかな見た目、大学でも王子様って呼ばれているほどカッコいい。
弟の光はかなり派手な金髪に耳には攻撃的なピアスがいっぱい、歩いていたら町の不良も逃げていくぐらい中高はやんちゃしてた。
大学に入ったからか、「オレも落ち着かなきゃな」、って言うんだけど、「落ち着いたんじゃなくてやり尽くしたんだろ?」、って蓮には言われているよ。
「ポテチなくなった」
「ご飯前によくはいるよな」
「こんなの、腹の足しにもならねえよ」
蓮があきれた顔でクッキーを食べているけど、光のこと言えないじゃん。机いっぱいに菓子袋を広げて、パーティーでもないのにどれだけ開けるんだろ?
ぼくは菓子袋のゴミを片付けながらリビングのドアを見る。ドアの向こうに人影が見えたからだ。
「ーーただいま~~~。お腹空いたでしょ?」
グレージュのパンツスーツを着た女性が、パンパンにふくらんだエコバッグをもって部屋に入ってきた。蓮と光の母親の恵さんだ。
「別に適当に食べてるよ」
「あら、お菓子食べたら補充しといてよ」
ーーふふっ、恵さんはそう言うけど、このふたりは買ってきたことないんだよね……。
ネイルもバッチリの、スタイルもとってもいいお母さん。うちのお母さんとは、真逆の体型………。
「ホントにあんた達はだらしないんだから……、ちょっとはお兄ちゃんを見習いなさい!」
「兄貴にライツしとこー」
「アイスも頼む!」
「可哀想なお兄ちゃんねーー」
恵さんはぼくが生まれたときからの付き合いだ。だって、陣痛がきたぼくの母さんを、病院に運んだのは恵さんだからね。
そのとき、父さんと恵さんの夫の武さんは、一緒に船に乗って釣りに行ってたんだって。父さんも最後の釣りだって出かけたそうなんだけど、ーーぼくが9ヶ月で母さんのお腹からでてきちゃったからー……。生まれた後に病院に着いた父さんは、「おまえはせっかちだな」、って言ってたそうだよ。
「恵さん、お邪魔してます」
「もう、またうちの洗濯物たたんでくれたの?いつもありがとね!ーーあっ、ご飯が炊けてるーー、これもミっくんがやったんでしょ!?」
「ーー米はオレが洗ったんだ!」
「光が~?嘘くさい」
「クソババア!」
「なんですって~~!晩御飯なしよ!」
「そんなガキじゃねえわ!」
「ーー刺身が安かったから、漬け丼にしようと思ったのに……」
「許せ、ババア」
「許さん」
じゃれ合うふたりを見て僕と蓮は笑う。
「洗濯物仕分けたから、片付けてね」
「ーーミノは常に何かしてるよな」
「そう?」
お節介すぎるかな……、けど、目に入るとやっちゃうんだよね。母さんにもひとの家で好き勝手するなって怒られてるけど……。
「ミっくん。景の洗濯物、部屋に置いてきてよ」
「ーーうん」
景君の部屋着を抱えて、ぼくはリビングをでる。この家のことは自分の家と同じぐらい知ってるーー、広い廊下も2階への螺旋階段も、目をつぶってでも歩けるし、景君の部屋の前で止まれると思う。
「………」
ほら、ドアノブがあるーー。蓮と光の部屋の隣り、ここが景君の部屋。
カチャリ。
シックな落ち着いた部屋には、派手な色味のものは何もない。シンプルに本棚や机、ベッドが置かれていて、お気に入りのソファーも真っ黒だ。本棚の中には剣道をやってたときのトロフィーが、無造作に突っ込まれているんだけど、急にやめてバンドをはじめたときはびっくりしたなーー。
そうそう、この部屋で唯一赤いのが、壁に飾られた景君のギター。高校、大学と毎日弾いてた……。学園祭、カッコよかったなーー、「趣味だから」、って言ってたけど、すごく上手かったしファンも多かったんだよ。
社会人1年目には趣味に興じる時間がない、って言ってるけど、ブラック企業じゃないよね?この前リビングで寝落ちしてたとき、「資料確認が終わらない~」、ってうなされてたけど、社会人って大変なんだろうな……。
ベッドに景君の服を置いて、踵を返した。さすがにクローゼットは開けないよ、いくらなんでもこいーー……、家族じゃないんだし……。
グレーのモダンなラグマットの上を歩きながら、ドアの近くまで来たときだった。
「いたっ!」
痛みを感じてぼくは足をあげた。ラグの上に何かあるーー?入るときは気づかなかったけど、なんだろーー………。
しゃがんで、足があった辺りを見ると、かわいい金のピアスが落ちていた。
「………」
景君と蓮はピアスをしてないし、光のじゃないーー。恵さんのにしては、若向けのデザインだーー……。
「あ……」
なんだ、そうか……。それしかないじゃん、ぼくって鈍いな……。嫌になるぐらい、鈍感じゃん。
……失くして困ってるかもしれないし、机に置いておこうーー。
「ーーただいま」
「おかえり、兄貴!」
「アイス買ってきた!?」
玄関から賑やかな声が聞こえてくる。ぼくは部屋から出てスマホを取り出し、急いで階段を降りた。
「あっ、母さんから連絡来てる。じゃあ、またーー」
少し大きな声をだしながら、ぼくは蓮と光の隣りを通って廊下を抜ける。
「ーー実律、帰るのか?」
コートを脱いだダークグレーのスーツ姿の景君。え、ちょっと……、襟緩めすぎじゃない?ーーて、照れるよそんなの……。
「……うん、お仕事お疲れ様です」
いけない、いけないーー、うっとりするのは心の中だけで抑えないと。
「ありがと」
景君と入れ替わるように自分の靴に足をいれる。景君はぼくらがお祝いで買ったイタリアの革靴を、きちんと揃えて端に置き、車の鍵を鍵ボックスにかけた。背筋がしゃんとしてるから、ただの日常動作もすべてカッコいいんだよね……。
「おいっ、ミノ!クリスマスイブの予定いれるなよ!」
アイスの袋を開けてうれしそうな顔をしている光が、思い出したように言ってきた。
「うん。わかった」
「景兄もだぜ」
「ーーあ……、ちょっとわからないな……」
景君が涼し気な目を細めて、艶のある黒い髪をかきあげる。う~~……、それは目に毒だよ~~~。
剣道をやってたのに、景君の指は少し細めで長いーー、その指でスーツのポケットからスマホを取り出す。じっとみたい気持ちをなんとか抑えて、ぼくは靴を履き終える。ーーそれでもちらちら見ちゃったけど、ぼくってばかだよね……。
「なんでだよ!」
「それは、付き合いってものもあるからな……」
スマホの画面を見て景君が眉を寄せた。
「断れ!」
「いや……」
困った顔の景君……、光ってばクリスマスイブだよ?予定があるに決まってるでしょ!
「ーー光、無理言っちゃだめだよ。ぼく達でやればいいじゃない」
「え!?ーーマジかよー」
「………」
「じゃあ、おやすみなさいーー」
ーー声、変じゃなかったかな……。
自然にドアを閉めて、外気の冷たさに肩をさする。寒い中帰ってくるのに景君は元気そう、ーーあっ、そうか、車には暖房がついてるんだ…。
去年は旅行に行けなかったけど、高2のときは景君の車でカニの食べ放題に連れてってもらった。光はああ見えて海の幸が大好きだからねーー。
蓮と光は車に乗るとすぐに爆睡するから、助手席にはぼくが座って、眠気覚ましの会話をするんだ……。
2時間くだらない話をしゃべりっぱなしのぼくに、「寝てもいいよ」、って言ってくれるけど、ちっとも眠くならなくてーー……。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
はじめまして!濃子と申します。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます\(^o^)/少しでも、キュンとせつなくなってもらえたら、うれしいです(*^^*)
今作品は、クリスマスのお話なのですが、去年間に合わずに、ほっちっちになっていた作品です。今回、なんとか仕上がりそうで、投稿させていただきました。短編から中編ぐらいの長さになると思います。
お目をとめてくださった方、本当にありがとうございます😊
「うん、ほんと仲がいいよね。クリスマス会、やめる?」
「なんでだよ、オレ達だけでやればいいじゃん。景兄にスポンサーになってもらおうぜ」
「そんな、……悪いから、持ち寄りにしようよ」
「でも、どうせおれ達、兄貴にださせるけど」
「あーー……」
それもそうか……、景君なら弟のためにお金をだすぐらい当然だと思ってそうだしーー、でも……。
ぼくは目の前に座っている幼なじみのふたりの顔を交互に見て、疑問を口にした。
「景君……、社会人になったんだし、他に付き合いがあるんじゃないかな……?」
去年はぼく達の大学受験でそれどころじゃなかったのに、お父さん達が毎年の恒例行事にしている『成瀬家瀬戸家のクリスマス会』だけはやりたい、って強行した。けど、両親達は今年4人で旅行に行くんだから、無理にやらなくてもいいでしょ?
「やる!」
「やらないと、年が終わらないよ」
「……大げさだね」
学期末締め切りのレポートを抱えてそれどころじゃないけど、誘われてうれしいのもある。ほんとのところ、地味で友達も少ないぼくと違って、この幼なじみの双子はハイレベルなイケメンだし、他からのお誘いが絶えないはずーー……。
そこまでしてぼくとクリスマス会なんかしたい?そんなわけないよねーー?
ぼくは瀬戸実律、すべてが平均点以下のどこにでもいる平凡なやつ。特徴をあげるとすれば、一番にメガネって言われるよ。つまり、それぐらい印象に残りにくいタイプだ。
そして、一緒にいるのが、成瀬蓮と成瀬光、生まれたときから家が隣りの幼なじみ。双子の兄の蓮は、やや明るい茶髪にさわやかな見た目、大学でも王子様って呼ばれているほどカッコいい。
弟の光はかなり派手な金髪に耳には攻撃的なピアスがいっぱい、歩いていたら町の不良も逃げていくぐらい中高はやんちゃしてた。
大学に入ったからか、「オレも落ち着かなきゃな」、って言うんだけど、「落ち着いたんじゃなくてやり尽くしたんだろ?」、って蓮には言われているよ。
「ポテチなくなった」
「ご飯前によくはいるよな」
「こんなの、腹の足しにもならねえよ」
蓮があきれた顔でクッキーを食べているけど、光のこと言えないじゃん。机いっぱいに菓子袋を広げて、パーティーでもないのにどれだけ開けるんだろ?
ぼくは菓子袋のゴミを片付けながらリビングのドアを見る。ドアの向こうに人影が見えたからだ。
「ーーただいま~~~。お腹空いたでしょ?」
グレージュのパンツスーツを着た女性が、パンパンにふくらんだエコバッグをもって部屋に入ってきた。蓮と光の母親の恵さんだ。
「別に適当に食べてるよ」
「あら、お菓子食べたら補充しといてよ」
ーーふふっ、恵さんはそう言うけど、このふたりは買ってきたことないんだよね……。
ネイルもバッチリの、スタイルもとってもいいお母さん。うちのお母さんとは、真逆の体型………。
「ホントにあんた達はだらしないんだから……、ちょっとはお兄ちゃんを見習いなさい!」
「兄貴にライツしとこー」
「アイスも頼む!」
「可哀想なお兄ちゃんねーー」
恵さんはぼくが生まれたときからの付き合いだ。だって、陣痛がきたぼくの母さんを、病院に運んだのは恵さんだからね。
そのとき、父さんと恵さんの夫の武さんは、一緒に船に乗って釣りに行ってたんだって。父さんも最後の釣りだって出かけたそうなんだけど、ーーぼくが9ヶ月で母さんのお腹からでてきちゃったからー……。生まれた後に病院に着いた父さんは、「おまえはせっかちだな」、って言ってたそうだよ。
「恵さん、お邪魔してます」
「もう、またうちの洗濯物たたんでくれたの?いつもありがとね!ーーあっ、ご飯が炊けてるーー、これもミっくんがやったんでしょ!?」
「ーー米はオレが洗ったんだ!」
「光が~?嘘くさい」
「クソババア!」
「なんですって~~!晩御飯なしよ!」
「そんなガキじゃねえわ!」
「ーー刺身が安かったから、漬け丼にしようと思ったのに……」
「許せ、ババア」
「許さん」
じゃれ合うふたりを見て僕と蓮は笑う。
「洗濯物仕分けたから、片付けてね」
「ーーミノは常に何かしてるよな」
「そう?」
お節介すぎるかな……、けど、目に入るとやっちゃうんだよね。母さんにもひとの家で好き勝手するなって怒られてるけど……。
「ミっくん。景の洗濯物、部屋に置いてきてよ」
「ーーうん」
景君の部屋着を抱えて、ぼくはリビングをでる。この家のことは自分の家と同じぐらい知ってるーー、広い廊下も2階への螺旋階段も、目をつぶってでも歩けるし、景君の部屋の前で止まれると思う。
「………」
ほら、ドアノブがあるーー。蓮と光の部屋の隣り、ここが景君の部屋。
カチャリ。
シックな落ち着いた部屋には、派手な色味のものは何もない。シンプルに本棚や机、ベッドが置かれていて、お気に入りのソファーも真っ黒だ。本棚の中には剣道をやってたときのトロフィーが、無造作に突っ込まれているんだけど、急にやめてバンドをはじめたときはびっくりしたなーー。
そうそう、この部屋で唯一赤いのが、壁に飾られた景君のギター。高校、大学と毎日弾いてた……。学園祭、カッコよかったなーー、「趣味だから」、って言ってたけど、すごく上手かったしファンも多かったんだよ。
社会人1年目には趣味に興じる時間がない、って言ってるけど、ブラック企業じゃないよね?この前リビングで寝落ちしてたとき、「資料確認が終わらない~」、ってうなされてたけど、社会人って大変なんだろうな……。
ベッドに景君の服を置いて、踵を返した。さすがにクローゼットは開けないよ、いくらなんでもこいーー……、家族じゃないんだし……。
グレーのモダンなラグマットの上を歩きながら、ドアの近くまで来たときだった。
「いたっ!」
痛みを感じてぼくは足をあげた。ラグの上に何かあるーー?入るときは気づかなかったけど、なんだろーー………。
しゃがんで、足があった辺りを見ると、かわいい金のピアスが落ちていた。
「………」
景君と蓮はピアスをしてないし、光のじゃないーー。恵さんのにしては、若向けのデザインだーー……。
「あ……」
なんだ、そうか……。それしかないじゃん、ぼくって鈍いな……。嫌になるぐらい、鈍感じゃん。
……失くして困ってるかもしれないし、机に置いておこうーー。
「ーーただいま」
「おかえり、兄貴!」
「アイス買ってきた!?」
玄関から賑やかな声が聞こえてくる。ぼくは部屋から出てスマホを取り出し、急いで階段を降りた。
「あっ、母さんから連絡来てる。じゃあ、またーー」
少し大きな声をだしながら、ぼくは蓮と光の隣りを通って廊下を抜ける。
「ーー実律、帰るのか?」
コートを脱いだダークグレーのスーツ姿の景君。え、ちょっと……、襟緩めすぎじゃない?ーーて、照れるよそんなの……。
「……うん、お仕事お疲れ様です」
いけない、いけないーー、うっとりするのは心の中だけで抑えないと。
「ありがと」
景君と入れ替わるように自分の靴に足をいれる。景君はぼくらがお祝いで買ったイタリアの革靴を、きちんと揃えて端に置き、車の鍵を鍵ボックスにかけた。背筋がしゃんとしてるから、ただの日常動作もすべてカッコいいんだよね……。
「おいっ、ミノ!クリスマスイブの予定いれるなよ!」
アイスの袋を開けてうれしそうな顔をしている光が、思い出したように言ってきた。
「うん。わかった」
「景兄もだぜ」
「ーーあ……、ちょっとわからないな……」
景君が涼し気な目を細めて、艶のある黒い髪をかきあげる。う~~……、それは目に毒だよ~~~。
剣道をやってたのに、景君の指は少し細めで長いーー、その指でスーツのポケットからスマホを取り出す。じっとみたい気持ちをなんとか抑えて、ぼくは靴を履き終える。ーーそれでもちらちら見ちゃったけど、ぼくってばかだよね……。
「なんでだよ!」
「それは、付き合いってものもあるからな……」
スマホの画面を見て景君が眉を寄せた。
「断れ!」
「いや……」
困った顔の景君……、光ってばクリスマスイブだよ?予定があるに決まってるでしょ!
「ーー光、無理言っちゃだめだよ。ぼく達でやればいいじゃない」
「え!?ーーマジかよー」
「………」
「じゃあ、おやすみなさいーー」
ーー声、変じゃなかったかな……。
自然にドアを閉めて、外気の冷たさに肩をさする。寒い中帰ってくるのに景君は元気そう、ーーあっ、そうか、車には暖房がついてるんだ…。
去年は旅行に行けなかったけど、高2のときは景君の車でカニの食べ放題に連れてってもらった。光はああ見えて海の幸が大好きだからねーー。
蓮と光は車に乗るとすぐに爆睡するから、助手席にはぼくが座って、眠気覚ましの会話をするんだ……。
2時間くだらない話をしゃべりっぱなしのぼくに、「寝てもいいよ」、って言ってくれるけど、ちっとも眠くならなくてーー……。
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はじめまして!濃子と申します。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます\(^o^)/少しでも、キュンとせつなくなってもらえたら、うれしいです(*^^*)
今作品は、クリスマスのお話なのですが、去年間に合わずに、ほっちっちになっていた作品です。今回、なんとか仕上がりそうで、投稿させていただきました。短編から中編ぐらいの長さになると思います。
お目をとめてくださった方、本当にありがとうございます😊
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