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第11話 その精神は見習いたい☆
しおりを挟む「サキナ……」
突然、離れにエドアルドがあらわれた。ちょうどいい、大公領に帰ることを話さないと。
「つらい思いをさせていたな、すまない」
エドアルドの謝罪にサキナの目が開かれる。謝ってるよこのひとー。
「今後そんなことのないようにする」
その言葉にサキナの目は輝いた。
やったー!お役ごめんだわーー!
ようやくノエルと仲直りしてくれたのか、めでたい事だ。と、考えていたサキナをエドアルドは抱き抱えた。
「え!」
「軽いなー。天使のようだ……」
サキナは顔が青ざめていく。エドアルドは寝室に入りサキナをベッドに下ろした。すぐにキスをされ、服を脱がされる。抵抗はあっさりといなされ、サキナはエドアルドの下敷きになってしまった。
身勝手な旦那様はサキナの気持ちなどおかまいなしに、孔に自分のものをあてがいほぐしていく。
「だ、旦那様!」
何でこうなるんだ?どうしてこういう結論にいたるのか。
あれ?いつもなら挿れる前に発射になるが、それがない。何かオイルのようなものを使っている様子だ。
「ふっ」
気持ち良さそうにエドアルドが入ってくる。
そして、ーー。
ゆっくりー!動きがゆっくりー!
エドアルドはすぐにイかないために腰を緩やかに動かした。
「あ、あの旦那様?」
「これなら、大丈夫だな……」
いや、いいとこにきてもゆっくりだといつイケるんだという話だ。
「うふふっ、ふふっ」
あまりのエドアルドのずれにサキナは笑ってしまった。馬鹿だが、エドアルドが可愛くも思えてしまう。
「いいかー?」
いいわけない。
「旦那様、失礼」
サキナはつながったままひっくり返った。エドアルドを下にして跨がる。抜けそうになったものを挿れなおすと、エドアルドの腰が跳ねる。
すぐに出すな、手が汚れるわよ。
「自分でいいところにあてますから。旦那様、棒をしっかりさせといて下さいね」
「え?えぇ!」
咲夜時代に歴代の彼氏を撃沈させてきた、腰振りスペシャルローリンググラインドだ。中がしっかりとあれを包むように動き、エドアルドの腰が引けそうになるのを彼の腹を押さえてとめる。
「だ、旦那様そのままですよ!」
「うっ」
我慢しろ、ほんとに!
だが、エドアルドのものはすぐに復活するのでそこは誉めてもいいポイントだ。
「あっ、イケそうです!旦那様しっかり!」
「あ、ああ!」
がんばれ!旦那様の棒!立たせてるだけなんだから楽なもんだろう。
さらに腰を打ちつけるように動く。
あっ、クる。
「イイ!ああっ!ああん!」
サキナの嬌声にエドアルドが大量に液を出した。
ぐったりと動きをとめたサキナは、やりきった感でいっぱいだ。サキナの身体ではじめてイクことができた。
「あんっ」
エドアルドのものが震えているのか、サキナの中が動いているのか、気持ちいい感覚が後から後からくる。
「あ、動かないでくれー」
弱々しくエドアルドが言った。
「もう抜きますわよ」
「えー」
とても不満そうにエドアルドは言った。
終わった後でサキナは妊娠したことを告げた。
「えっ?」
「残念でしたね、薬が効かなくて」
サキナの言葉にエドアルドはバツが悪そうにそっぽを向いた。
「じゃあ、しばらくは無理じゃないか」
それだけか、本当にブレない旦那様だ。
「旦那様ぐらい早ければ負担は少ないかと」
「は、早いって言うな!」
「ゆっくりしろ、って意味じゃありません。だいたいパートナーがイッてないこともわからないんですか?」
「仕方ないだろ。言われなければわからん」
不貞腐れたようにエドアルドは言った。
ノエルーー。
あんときもう少し観察しときゃよかったなー。どうやってたんだろ?
「そういえば、旦那様。ノエルは何をしてるんですか?」
エドアルドは服を整えて立ち上がる。
「旦那様?」
「とうにいなくなっている」
あちゃー。
何やってんのよ根性なし。愛人のプライドないのかしら?
サキナは屋敷の者達にノエルの行方を尋ねた。皆言うべきか言わざるべきかで、悩める表情をしている。
「知ってるんでしょ?」
「あー」
下男のカランが言いにくそうに口を開いた。
「ノエル様は、しょ、娼館の方に……」
「え!男娼になっちゃったの!」
目を開いたサキナに、カランは頭をかいた。
「通ってます……」
「はあ?」
「通うほうです」
サキナはくずれ落ちた。
「そ、そのお金は?」
「知りません!」
「キース!」
サキナはエドアルドの屋敷の家令の名を呼んだ。キースは定まらない視線を、諦めたようにサキナに向けた。
「旦那様からです…」
あの無職ーー!
旦那様のお金は領地のみんなが大変な思いをして出してる税金なのよ。それを、娼館につぎ込むなんてー。この世界にホストクラブがなくてよかったわ、ノエルなんていいカモじゃない。
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