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初めての愛撫2
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「どこが入れるところとか、感じるところとか、わかる?」
どこまで説明したらいいのだろう。出来ることならあまり言わないで済ませたい。
「何となくは、聞いておりますが……」
ユーグの武骨な指が恐る恐るのびてくる。溝を縦につうっとなぞられる。すでに熟れきったわたしはびくびくと肩をのけぞせた。
「はぁっ」
「い、痛いですか?」
怯えたようなユーグの顔。
「大丈夫、気持ち良かっただけ」
気持ち良いとか言っちゃったよ。恥ずかしい。でもちゃんと伝えないと、ユーグにはわからないだろうし。何だか羞恥プレイを強要されているみたいだ。
ユーグは自信を取り戻したのか、今度は両手をのばしてきた。親指と親指でわたしの襞を広げ、中をしっかり観察し始める。
胸とは違って、恥ずかしいからあまり見ないで欲しい。でも童貞相手にそんなこと言ったら可哀想だから耐える。
見られている、と思ったら、無意識のうちにそこがひくひくした。わたしの馬鹿。止まってくれ。しかしそう思うほど、体のわななきは止まらない。
「聞いていたよりも、ずっと綺麗で、いやらしいです」
そんな感想は要らないんだよユーグ君!
と、思ったら、突然ユーグがそこにむしゃぶりついてきた。
「ひぁ?!」
ユーグの顔がわたしの足の間に埋まっている。さっき散々キスしてきた柔らかい唇が、わたしの一番恥ずかしい場所に張り付いている。
「あ、あ、ちょっと、ひゃあん!」
分厚く湿った舌が、溝を下から上へとなぞりあげる。
「あああ!」
溝の頂点にぽつりと存在するクリトリスを、ユーグの舌先がかすめた。
「お嫌でしたか?」
また慌ててユーグが顔をあげる。ううう。こういうとき毎回中断されるのは辛いな。ユーグも手探りだから仕方ないけど、もっともっとして欲しいのに。
「今のは、よ、良かったってことだから……」
「もしかして、ここがクリトリスですか?」
口に出すのは恥ずかしいので、無言でこくこく頷く。
何か納得したらしいユーグは、また口婬に戻っていく。そこから重点的に舌でクリトリスをいたぶり始めた。
「あっ、あっ、ひ、っ!」
シーツに爪を立てる。ユーグの尖らせた舌が、上下左右に敏感な突起を弾いていく。
急に激しい。今まで全身を撫でられて緩やかにほぐされた体が、強烈な快感に突き上げられる。
こねくりまわされる度、背骨を電流がかけ上がる。脳天まで貫かれるようだ。
ユーグの舌が滑って、クリトリスの横を擦られた。そこ、皮との境が特に刺激が強い。
「ひぃああ!」
汗が吹き出す。ぎゅっとつぶった瞼に白い霧がかかる。
「あ、あああ!」
ぎくんぎくん、と体がのけぞった。
うそ、と思った時にはイッていた。
「め、女神様!? どうなさったのですか?」
ベッドに沈みこんだわたしに、ユーグが心配そうな顔で覗きこんでくる。
「あー……」
まさか童貞にいかされるとは。ユーグを舐めていた。いや、舐められたのはわたしだけれど。
「大丈夫、今のは、その……」
「絶頂というやつですか!?」
わたしが頷くと、ユーグは晴々しい笑顔になった。たしかに相手をいかせたら達成感すごいよね。初めてなのに頑張ったよ、君。
「ここがクリトリス……」
ユーグが指で突起をつつく。とたんにピリピリとした刺激が走って、わたしは飛び上がった。
「イッたばっかりだから、駄目……!」
「す、すみません」
ユーグが素直に引き下がってくれてよかった。連続絶頂する体力はない。
ふと、ユーグの股間が気になった。相変わらずのビキビキ具合だ。
「それ、辛くない?」
ユーグは恥ずかしそうに少し腰を引いた。
「ですが、まだ女神様の体をほぐしておりませんし……同僚が、挿入前に中はたっぷり柔らかくしてからにしろと言っておりましたので」
確かにまだ中には触れられてもいない。ユーグは更に前戯を続ける気でいたようだ。
よく知らないけど、その同僚やるな。おかげで童貞の勢いで痛い目に遭わされずに済んだぞ。
でも、男性器って固いままだと痛くなってくるんじゃなかったっけ。わたしを痛くさせないために、自分は痛いのを我慢しているのか。ユーグって健気すぎる。
急にユーグの体も宥めたくなってきた。イッたばかりのわたしの体を冷ますのにも丁度いい。
「今度はわたしがしてあげるよ」
にーっこり笑って言うと、ユーグの喉がぴくりと震えた。
どこまで説明したらいいのだろう。出来ることならあまり言わないで済ませたい。
「何となくは、聞いておりますが……」
ユーグの武骨な指が恐る恐るのびてくる。溝を縦につうっとなぞられる。すでに熟れきったわたしはびくびくと肩をのけぞせた。
「はぁっ」
「い、痛いですか?」
怯えたようなユーグの顔。
「大丈夫、気持ち良かっただけ」
気持ち良いとか言っちゃったよ。恥ずかしい。でもちゃんと伝えないと、ユーグにはわからないだろうし。何だか羞恥プレイを強要されているみたいだ。
ユーグは自信を取り戻したのか、今度は両手をのばしてきた。親指と親指でわたしの襞を広げ、中をしっかり観察し始める。
胸とは違って、恥ずかしいからあまり見ないで欲しい。でも童貞相手にそんなこと言ったら可哀想だから耐える。
見られている、と思ったら、無意識のうちにそこがひくひくした。わたしの馬鹿。止まってくれ。しかしそう思うほど、体のわななきは止まらない。
「聞いていたよりも、ずっと綺麗で、いやらしいです」
そんな感想は要らないんだよユーグ君!
と、思ったら、突然ユーグがそこにむしゃぶりついてきた。
「ひぁ?!」
ユーグの顔がわたしの足の間に埋まっている。さっき散々キスしてきた柔らかい唇が、わたしの一番恥ずかしい場所に張り付いている。
「あ、あ、ちょっと、ひゃあん!」
分厚く湿った舌が、溝を下から上へとなぞりあげる。
「あああ!」
溝の頂点にぽつりと存在するクリトリスを、ユーグの舌先がかすめた。
「お嫌でしたか?」
また慌ててユーグが顔をあげる。ううう。こういうとき毎回中断されるのは辛いな。ユーグも手探りだから仕方ないけど、もっともっとして欲しいのに。
「今のは、よ、良かったってことだから……」
「もしかして、ここがクリトリスですか?」
口に出すのは恥ずかしいので、無言でこくこく頷く。
何か納得したらしいユーグは、また口婬に戻っていく。そこから重点的に舌でクリトリスをいたぶり始めた。
「あっ、あっ、ひ、っ!」
シーツに爪を立てる。ユーグの尖らせた舌が、上下左右に敏感な突起を弾いていく。
急に激しい。今まで全身を撫でられて緩やかにほぐされた体が、強烈な快感に突き上げられる。
こねくりまわされる度、背骨を電流がかけ上がる。脳天まで貫かれるようだ。
ユーグの舌が滑って、クリトリスの横を擦られた。そこ、皮との境が特に刺激が強い。
「ひぃああ!」
汗が吹き出す。ぎゅっとつぶった瞼に白い霧がかかる。
「あ、あああ!」
ぎくんぎくん、と体がのけぞった。
うそ、と思った時にはイッていた。
「め、女神様!? どうなさったのですか?」
ベッドに沈みこんだわたしに、ユーグが心配そうな顔で覗きこんでくる。
「あー……」
まさか童貞にいかされるとは。ユーグを舐めていた。いや、舐められたのはわたしだけれど。
「大丈夫、今のは、その……」
「絶頂というやつですか!?」
わたしが頷くと、ユーグは晴々しい笑顔になった。たしかに相手をいかせたら達成感すごいよね。初めてなのに頑張ったよ、君。
「ここがクリトリス……」
ユーグが指で突起をつつく。とたんにピリピリとした刺激が走って、わたしは飛び上がった。
「イッたばっかりだから、駄目……!」
「す、すみません」
ユーグが素直に引き下がってくれてよかった。連続絶頂する体力はない。
ふと、ユーグの股間が気になった。相変わらずのビキビキ具合だ。
「それ、辛くない?」
ユーグは恥ずかしそうに少し腰を引いた。
「ですが、まだ女神様の体をほぐしておりませんし……同僚が、挿入前に中はたっぷり柔らかくしてからにしろと言っておりましたので」
確かにまだ中には触れられてもいない。ユーグは更に前戯を続ける気でいたようだ。
よく知らないけど、その同僚やるな。おかげで童貞の勢いで痛い目に遭わされずに済んだぞ。
でも、男性器って固いままだと痛くなってくるんじゃなかったっけ。わたしを痛くさせないために、自分は痛いのを我慢しているのか。ユーグって健気すぎる。
急にユーグの体も宥めたくなってきた。イッたばかりのわたしの体を冷ますのにも丁度いい。
「今度はわたしがしてあげるよ」
にーっこり笑って言うと、ユーグの喉がぴくりと震えた。
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