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Chapter10 翻案予言bot
#53 SLN声明文
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Deeeeepライブから一夜明けた6月22日月曜日。
部長たちは夜通し対策を練っていたのだろうか、今後どうなるのだろうか――と悶々としながら、私は普段より少し早めの電車に乗った。通勤ラッシュの名残でコネクト・アベニューは混み合っていたが、隙間を縫うように人波をすり抜け、『5番出口』と書かれた看板の傍を曲がる。
混雑から解放され、足早に通路を進んで地下駐車場に出ると、ちょうどエレベータの扉が閉じようとしていた。
「乗ります!」
私の声で扉は再び開き、そこにいたのは一希君ひとり。なぜか彼は視線をそらし、エレベーターは気まずい空気のまま上昇する。チラと横顔をうかがうと、目の下にうっすらと疲労の色が見えた。
「一希君、ちょっと疲れてる?」
「……いや、別に。それより、理久がこの時間に来るの珍しいな。昨日、大変だったんだろ?」
「あ、うん。誰かから聞いた?」
「聞かなくてもみんな知ってるだろ。ネットニュースにもなってたし、今朝のニュース番組でもやってた。まあ、理久のテレビデビューはまだみたいだけどな」
「こんなことでテレビデビューなんてしたくないよ」
ようやくいつもの調子に戻った一希君の態度にホッとする。
彼の言う通り、今のところテレビが報じているのは『Deeeeepのライブ後に観客がドミノ倒しになって怪我人が出た』という内容だけだった。しかし、今くらいの時間から放送されるワイドショーでは、翻案予言botの投稿内容や、それに対するSLNの公式アナウンスについても言及されるに違いない。
「たぶん、うちの会社にも問い合わせの電話かかってきてるよね」
「だろうな。誰が見ても雑なフェイク写真なのに、あんなのに踊らされるのが不思議だよ。あっ、むしろ自ら進んで踊りに行ってるのか。何ごとも踊らにゃ損だからな」
安心したのも束の間、あまりにもポンポン軽口が飛び出してくるから、今度は少し心配になってきた。以前蒼君が言っていたように、カラ元気かもしれない。
「一希君、顔色良くないけど大丈夫?」
「そうか? たしかに、Pitterで理久と惣領の写真を探してて寝不足かも」
「そんなことしないで寝なさいよ。最近、様子が変だって合田部長と蒼君が心配してたんだから」
ふたりの名前を出した途端、彼は視線を宙に泳がせた。
「変って……、なんて言ってた?」
「仕事は前よりまじめにやってるから、恋人でもできたか、フラレたかって」
「それ、部長が言ったんだろ? あの人いつもそういう話にもってくんだから」
一希君はハハッと笑う。もう少し踏み込みたかったけれど、エレベーターは8階に到着し、そこで別れた。どこかはぐらかされたような違和感があるものの、他人の心配をしている場合ではない。渦中にいるのは私の方だ。
キュレ部の扉をくぐると、市原が心配そうな顔で駆け寄ってきた。
「理久~、生きてた?」
「生きてる。無事生還したよ」
「良かった~。今すぐ生還祝いしてあげたいとこだけど、理久が来たら佐伯部長の執務室に行くようにって、糸井部長から伝言があったんだ。糸井部長はほとんど寝てないらしくって、さっき仮眠とりに向かった。
あっ、そうそう。惣領君も呼び出されたみたいで、さっき廊下歩いてったよ。足引きずってたけど、あれって昨日の事故のせいだよね?」
「うん。蒼君のおかげで私は無傷」
「Pitterでふたりの写真と動画拡散しちゃったじゃない?
撮られてるの全然気づいてないみたいだったけど、理久を守ろうとする惣領君、かなりイケてたよ。お姫様と騎士みたいだった」
「私はお姫様じゃなくてオバサンって書かれてるんだけど?」
「お姫様も年取ればオバサンだからね。それはしょうがない」
市原の軽口は、私が深刻に考え過ぎないよう配慮してのことに違いなかった。彼女が同僚だということに感謝しつつ、私は気合を入れて佐伯部長の元へ向かう。
執務室奥にあるリモートスペースには、蒼君の他に合田部長の姿もあった。佐伯部長はタブレットを、AIチームふたりはノートPCを広げている。合田部長が、佐伯部長の目を盗むようにあくびを噛み殺した。
「おはようございます。ご迷惑をおかけして、すいませんでした」
「謝らなくていいから、座って」
折りたたみスツールを合田部長から手渡され、蒼君の隣に座る。彼の右足はサンダル履きで、テーピングが痛々しかった。
「昨日倒れたって聞いたけど、大丈夫なの?」
佐伯部長の声で私は顔をあげた。「大丈夫です」と答えたけれど、部長の表情は晴れない。
「今回の件は、あなたたちふたりが責任を感じる必要はないから。今日の正午に、SLNとDRI同時に公式声明文をサイトに掲載するつもりで調整を進めてるところよ」
「SLNもですか? あちらはすでに公式アナウンスがありましたよね」
「さらに踏み込んだ内容を、SLNの公式サイトに掲示するみたい。現場にいたあなたたちに事前に内容確認してほしくて呼んだの。事実と齟齬があってはいけないから」
「こんな感じだそうです」
蒼君がPCモニターを私に向けた。表示されているのは、『(暫定)』と付記されたスターライト・ネクスト側の声明文だ。
『ファンの皆様、関係者の皆様へ
平素よりDeeeeepを応援いただき、誠にありがとうございます。
この度、6月21日に開催されました「Deeeeepサマー・エクスプロージョン!」ライブ終了後、およびそれに先立つ一連の予言騒動に関して、皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。
現在、SNS等で拡散されております弊社所属タレント平井颯人(ハヤト)と特定の人物に関する写真、およびDeeeeepの活動に関する虚偽の情報について、弊社の公式見解をご説明させていただきます。
1. 拡散されている写真について
現在拡散されている平井颯人(ハヤト)とNPO法人ディープ・リーディング・イニシアティブ(DRI)職員の写真は、事実とは異なるフェイク写真です。
この写真は、DRI職員が業務のため弊社事務所を訪問した際に盗撮された写真に、過去メディアに掲載された平井颯人の写真を合成した、悪質な捏造であることが判明しております。
2. 一連の予言騒動と弊社・DRIの対応について
一連の予言騒動が、平井颯人およびAI翻案図書館「リテラ・ノヴァ」を陥れるために画策された可能性を考慮し、SLNとDRIはそれぞれ独自に調査を進めておりました。しかしながら、現時点では実害がなく、予言アカウントの情報開示請求なども困難な状況でした。
そのような中、予言関連のコミュニティメンバーがライブ当日にスカイアリーナに来るという情報を、DRIが入手いたしました。DRIの方から、ライブ当日にスカイアリーナ周辺を見回るつもりであると事前にご連絡をいただいたため、弊社の判断で、安全確保と情報共有のため、関係者パスをお渡しすることにいたしました。
3. 写真の悪質な加工について
DeeeeepマネージャーとDRI職員がスカイアリーナ第二駐車場で関係者パスの授受を行った際、DRI側は女性職員の他に男性職員が同行しておりましたが、拡散された写真では加工により女性職員とDeeeeepマネージャーの二人だけが写っている状態となっております。これは、でっち上げるつもりでいた平井颯人と女性職員の熱愛スキャンダルの信憑性を高めるため、意図的に加工されたものと思われます。
4. 平井颯人およびDRI職員は被害者です
総じて、今回の事件において平井颯人およびDRI職員は明確な被害者であります。拡散されたデマにより、ライブ終了後の混乱の中でDRI女性職員は身動きがとれなくなり意識を失い、同行した男性職員は負傷しております。また、巻き込まれたファンの皆様にも13名の軽症者が出ております。
弊社は今回のライブに際し、Deeeeepの解散というデマ拡散によるファンと予言信者の衝突などを予測し、警備体制を強化、警備員を増員して不測の事態に備えてまいりました。実際に、ライブ開始前には小さな衝突があったものの、大事に至ることなく収まっております。
しかしながら、ライブ終了後に発生した事故は、終演の混雑を狙った意図的なデマの拡散によるものであり、場合によってはもっと大きな事故につながった可能性もありました。弊社は、この行為を極めて悪質なものと認識しており、警察と強力して調査を進めていく所存です。
5. 今後のDeeeeepの活動について
Deeeeepの活動予定に今のところ変更はございません。しかしながら、フェスなど規模の大きいイベントへの参加については、運営側と十分に協議し、ファンの皆様の安全を最優先に考慮した上で、改めて結論を出したいと考えております。
ファンの皆様には、多大なるご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。弊社は、今回の事態の真相究明と再発防止に全力を尽くしてまいりますので、引き続きDeeeeepへの温かいご声援を賜りますようお願い申し上げます。
2043年6月22日
株式会社スターライト・ネクスト』
読み終えた私は、無意識のうちに佐伯部長の顔をうかがっていた。それに気づいた彼女が「何か問題があった?」と首をかしげる。
「問題というか、プライベートで行くと宣言していたのに、結局……」
「あなたたちがライブに行くことは報告を受けていたし、SLNもDRI職員だから関係者パスを渡した。ここに書かれていることは間違いではないわ。本宮さんがターゲットになったのも、DRI職員だからでしょう? もしこれが、結城先生によるものだとしてもね」
佐伯部長自身が口にした名前に、私は反射的に蒼君を見た。彼は気まずそうに視線をそらす。
部長たちは夜通し対策を練っていたのだろうか、今後どうなるのだろうか――と悶々としながら、私は普段より少し早めの電車に乗った。通勤ラッシュの名残でコネクト・アベニューは混み合っていたが、隙間を縫うように人波をすり抜け、『5番出口』と書かれた看板の傍を曲がる。
混雑から解放され、足早に通路を進んで地下駐車場に出ると、ちょうどエレベータの扉が閉じようとしていた。
「乗ります!」
私の声で扉は再び開き、そこにいたのは一希君ひとり。なぜか彼は視線をそらし、エレベーターは気まずい空気のまま上昇する。チラと横顔をうかがうと、目の下にうっすらと疲労の色が見えた。
「一希君、ちょっと疲れてる?」
「……いや、別に。それより、理久がこの時間に来るの珍しいな。昨日、大変だったんだろ?」
「あ、うん。誰かから聞いた?」
「聞かなくてもみんな知ってるだろ。ネットニュースにもなってたし、今朝のニュース番組でもやってた。まあ、理久のテレビデビューはまだみたいだけどな」
「こんなことでテレビデビューなんてしたくないよ」
ようやくいつもの調子に戻った一希君の態度にホッとする。
彼の言う通り、今のところテレビが報じているのは『Deeeeepのライブ後に観客がドミノ倒しになって怪我人が出た』という内容だけだった。しかし、今くらいの時間から放送されるワイドショーでは、翻案予言botの投稿内容や、それに対するSLNの公式アナウンスについても言及されるに違いない。
「たぶん、うちの会社にも問い合わせの電話かかってきてるよね」
「だろうな。誰が見ても雑なフェイク写真なのに、あんなのに踊らされるのが不思議だよ。あっ、むしろ自ら進んで踊りに行ってるのか。何ごとも踊らにゃ損だからな」
安心したのも束の間、あまりにもポンポン軽口が飛び出してくるから、今度は少し心配になってきた。以前蒼君が言っていたように、カラ元気かもしれない。
「一希君、顔色良くないけど大丈夫?」
「そうか? たしかに、Pitterで理久と惣領の写真を探してて寝不足かも」
「そんなことしないで寝なさいよ。最近、様子が変だって合田部長と蒼君が心配してたんだから」
ふたりの名前を出した途端、彼は視線を宙に泳がせた。
「変って……、なんて言ってた?」
「仕事は前よりまじめにやってるから、恋人でもできたか、フラレたかって」
「それ、部長が言ったんだろ? あの人いつもそういう話にもってくんだから」
一希君はハハッと笑う。もう少し踏み込みたかったけれど、エレベーターは8階に到着し、そこで別れた。どこかはぐらかされたような違和感があるものの、他人の心配をしている場合ではない。渦中にいるのは私の方だ。
キュレ部の扉をくぐると、市原が心配そうな顔で駆け寄ってきた。
「理久~、生きてた?」
「生きてる。無事生還したよ」
「良かった~。今すぐ生還祝いしてあげたいとこだけど、理久が来たら佐伯部長の執務室に行くようにって、糸井部長から伝言があったんだ。糸井部長はほとんど寝てないらしくって、さっき仮眠とりに向かった。
あっ、そうそう。惣領君も呼び出されたみたいで、さっき廊下歩いてったよ。足引きずってたけど、あれって昨日の事故のせいだよね?」
「うん。蒼君のおかげで私は無傷」
「Pitterでふたりの写真と動画拡散しちゃったじゃない?
撮られてるの全然気づいてないみたいだったけど、理久を守ろうとする惣領君、かなりイケてたよ。お姫様と騎士みたいだった」
「私はお姫様じゃなくてオバサンって書かれてるんだけど?」
「お姫様も年取ればオバサンだからね。それはしょうがない」
市原の軽口は、私が深刻に考え過ぎないよう配慮してのことに違いなかった。彼女が同僚だということに感謝しつつ、私は気合を入れて佐伯部長の元へ向かう。
執務室奥にあるリモートスペースには、蒼君の他に合田部長の姿もあった。佐伯部長はタブレットを、AIチームふたりはノートPCを広げている。合田部長が、佐伯部長の目を盗むようにあくびを噛み殺した。
「おはようございます。ご迷惑をおかけして、すいませんでした」
「謝らなくていいから、座って」
折りたたみスツールを合田部長から手渡され、蒼君の隣に座る。彼の右足はサンダル履きで、テーピングが痛々しかった。
「昨日倒れたって聞いたけど、大丈夫なの?」
佐伯部長の声で私は顔をあげた。「大丈夫です」と答えたけれど、部長の表情は晴れない。
「今回の件は、あなたたちふたりが責任を感じる必要はないから。今日の正午に、SLNとDRI同時に公式声明文をサイトに掲載するつもりで調整を進めてるところよ」
「SLNもですか? あちらはすでに公式アナウンスがありましたよね」
「さらに踏み込んだ内容を、SLNの公式サイトに掲示するみたい。現場にいたあなたたちに事前に内容確認してほしくて呼んだの。事実と齟齬があってはいけないから」
「こんな感じだそうです」
蒼君がPCモニターを私に向けた。表示されているのは、『(暫定)』と付記されたスターライト・ネクスト側の声明文だ。
『ファンの皆様、関係者の皆様へ
平素よりDeeeeepを応援いただき、誠にありがとうございます。
この度、6月21日に開催されました「Deeeeepサマー・エクスプロージョン!」ライブ終了後、およびそれに先立つ一連の予言騒動に関して、皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。
現在、SNS等で拡散されております弊社所属タレント平井颯人(ハヤト)と特定の人物に関する写真、およびDeeeeepの活動に関する虚偽の情報について、弊社の公式見解をご説明させていただきます。
1. 拡散されている写真について
現在拡散されている平井颯人(ハヤト)とNPO法人ディープ・リーディング・イニシアティブ(DRI)職員の写真は、事実とは異なるフェイク写真です。
この写真は、DRI職員が業務のため弊社事務所を訪問した際に盗撮された写真に、過去メディアに掲載された平井颯人の写真を合成した、悪質な捏造であることが判明しております。
2. 一連の予言騒動と弊社・DRIの対応について
一連の予言騒動が、平井颯人およびAI翻案図書館「リテラ・ノヴァ」を陥れるために画策された可能性を考慮し、SLNとDRIはそれぞれ独自に調査を進めておりました。しかしながら、現時点では実害がなく、予言アカウントの情報開示請求なども困難な状況でした。
そのような中、予言関連のコミュニティメンバーがライブ当日にスカイアリーナに来るという情報を、DRIが入手いたしました。DRIの方から、ライブ当日にスカイアリーナ周辺を見回るつもりであると事前にご連絡をいただいたため、弊社の判断で、安全確保と情報共有のため、関係者パスをお渡しすることにいたしました。
3. 写真の悪質な加工について
DeeeeepマネージャーとDRI職員がスカイアリーナ第二駐車場で関係者パスの授受を行った際、DRI側は女性職員の他に男性職員が同行しておりましたが、拡散された写真では加工により女性職員とDeeeeepマネージャーの二人だけが写っている状態となっております。これは、でっち上げるつもりでいた平井颯人と女性職員の熱愛スキャンダルの信憑性を高めるため、意図的に加工されたものと思われます。
4. 平井颯人およびDRI職員は被害者です
総じて、今回の事件において平井颯人およびDRI職員は明確な被害者であります。拡散されたデマにより、ライブ終了後の混乱の中でDRI女性職員は身動きがとれなくなり意識を失い、同行した男性職員は負傷しております。また、巻き込まれたファンの皆様にも13名の軽症者が出ております。
弊社は今回のライブに際し、Deeeeepの解散というデマ拡散によるファンと予言信者の衝突などを予測し、警備体制を強化、警備員を増員して不測の事態に備えてまいりました。実際に、ライブ開始前には小さな衝突があったものの、大事に至ることなく収まっております。
しかしながら、ライブ終了後に発生した事故は、終演の混雑を狙った意図的なデマの拡散によるものであり、場合によってはもっと大きな事故につながった可能性もありました。弊社は、この行為を極めて悪質なものと認識しており、警察と強力して調査を進めていく所存です。
5. 今後のDeeeeepの活動について
Deeeeepの活動予定に今のところ変更はございません。しかしながら、フェスなど規模の大きいイベントへの参加については、運営側と十分に協議し、ファンの皆様の安全を最優先に考慮した上で、改めて結論を出したいと考えております。
ファンの皆様には、多大なるご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。弊社は、今回の事態の真相究明と再発防止に全力を尽くしてまいりますので、引き続きDeeeeepへの温かいご声援を賜りますようお願い申し上げます。
2043年6月22日
株式会社スターライト・ネクスト』
読み終えた私は、無意識のうちに佐伯部長の顔をうかがっていた。それに気づいた彼女が「何か問題があった?」と首をかしげる。
「問題というか、プライベートで行くと宣言していたのに、結局……」
「あなたたちがライブに行くことは報告を受けていたし、SLNもDRI職員だから関係者パスを渡した。ここに書かれていることは間違いではないわ。本宮さんがターゲットになったのも、DRI職員だからでしょう? もしこれが、結城先生によるものだとしてもね」
佐伯部長自身が口にした名前に、私は反射的に蒼君を見た。彼は気まずそうに視線をそらす。
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