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第1章・綺麗なエルフ族の女の子
006:拾ってきちゃダメでしょ
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俺とエッタさんは王都《ザッツリング》に向けて出発した。
馬車は順調に進んで、中間地点のキャンプ地に到着して今夜は野宿を行う事になる。
今夜の俺は邪な考えを捨て切って、エッタさんに飛び掛かる事は無いのだろうかと心配だ。
「セクハラしてきたら、分かっていますよね?」
「も もちろん!!」
「まだ、そういうのは早いですから!!」
「まだ? まだって、どういう事なの?」
「もう!! さっさとテントを張って下さいよ!!」
なんか照れてるエッタさんって、普段の3倍は可愛い様な気がするが、これ以上突っ込んだら首が飛ぶから止めておこう。
それよりもキャンプ地といえども、エッタさんには不自由はして欲しく無いからテント張りと見張り頑張ろ。
「王都に着くのは、明日の夜になるのかな?」
「そうですねぇ。順調に進めれば、夕方には到着すると思うんですけど………こればっかりは、まだ分かりませんね」
「そりゃあそうか。俺は猪でも狩って来るから、エッタさんは火の準備とかして貰って良い?」
「了解しました!!」
色々と妹さんの事でも気持ちの整理は難しいだろうから、美味しい物を食べさせてあげたいよな。
俺は剣を持って森の中に入り、晩ご飯となる猪の捜索を行っている。
「んー、そうそう居るわけじゃ無いかなぁ………ん?」
俺が森の中を探していると、何やら狼の群れに囲まれている2人の女の子がいた。
1人は銀髪で縮こまってプルプルと震えており、もう1人のオレンジ髪の方は怯えた表情ながら狼たちに威嚇している。
「しかし困ったな。飛ぶ斬撃は周りの被害が大きいし………獣を退かすのは炎が良いけど、山火事になるのは避けたいし」
木が密集しているのと狼と女の子たちの距離が近い。
どうにか被害を出さずに勝ちたいところではあるが、どうやるのが正解になるのだろうか。
「きゃあああああ!!!!!」
「…………っ!!」
そんな事を考えていると、遂に狼たちが女の子たちに向かって襲いかかった。
「考えてる暇は無かったか!!」
・水魔法Level1〈ウォーターボール(大)〉
・風魔法Level1〈エアスラッシャー〉
――――風水の怒り――――
俺は初級中の初級であるウォーターボールと、風の刃を合体させた特殊な技を出した。
狼たちはウォーターボールの中に吸い込まれていくと、風の刃で挽肉の様になった。
「これで、どうだろうか? おっ倒した中に、群れのボスが居たみたいだな………君たち、大丈夫? 怪我は無い?」
「ありが……とう………」
「えっ!? ちょ ちょっと!!」
俺が目の前に現れたからかのか、極度のストレスから解放された安堵感からなのか、2人の女の子は気を失ってしまった。
「どうしたもんかなぁ………あれ? この耳って………ちょいちょいちょい。エルフに続いて、ケモ耳が来ちゃったよ」
近くで見ていなかった為に気づかなかったが、銀髪の子には猫耳が生えていて、オレンジ髪の方は犬耳が生えていた。
まさかまさかのエルフに引き続き、ケモノっ子が俺の前に現れるとは思ってもいなかった為に、鼻息荒く2人を背負った。
こんなところで寝かしたままなら、また狼が来てしまうかもしれないのでキャンプ地まで運ぶ。
背負ってみたら分かるが、猫耳の子の胸は慎ましい感じなのだが、犬耳の子は着痩せするタイプだ。
こんなにも女の子を背負うってのは、心が清らかな気持ちになるモノなのか!!
「ミナト様っ!? その子たちは………何処で拾って来たんですか!!」
「拾ったとか、人聞きの悪い事を言わないで!! 狼みたい奴に襲われていたのを助けて来たんだよ………しかもケモ耳だった」
「ケモ耳って、またも気持ち悪い発言をしましたね………とにかく襲われていたなら大変じゃ無いですか。その子たちは怪我とかしていませんか?」
「怪我とかはしてないと思うけど………緊張から解放されたから気絶してるんだと思うよ」
俺の言った事に対してエッタさんが、またも顔を顰めて汚い物を見る目で見つめてくる。
これはこれでも思うところもあるが、今はケモノっ子たちが怪我をしていないかの確認が先だ。
まぁ目立った外傷も特に無さそうなので、今は目を覚まして詳しい話をしてくれるのを待つだけだ。
「俺は、また猪を狩ってくるよ。今度こそ良いのを狩ってくるから期待しててよ!!」
「今度は女の子を拾って来ちゃダメですよ!!」
「だから、そんな言い方を………まぁ良いか」
ケモノっ子を拾ってきた事で、本来の目的である食材の確保ができていないので森の中に戻っていく。
「思っているよりも遥かに、ケモノっ子てのは可愛いもんなんだなぁ………今度こそは、エッタさんの様に汚い物を見る目では見られない様に頑張ろう!!」
ケモノっ子に嫌われない様に頑張ろうと自分に誓う。
そんな風な事を思いながら森の中を歩いていると、俺の聞いた事がある《レッドボア》と呼ばれる巨大な猪だ。
あの猪の肉は美味しいって聞いた事がある。
レッドボアを狩って帰れば、エッタさんやケモノっ子は喜んでもらえるのでは無いだろうか。
「ちょっと頑張っちゃおうかな!!」
・土魔法Level1〈ストーンバレット〉
レッドボアの頭に向けてストーンバレットを打ち、俺の存在を確認させてから突進してくるのを待つ。
「よしよし。単細胞で扱い易いから助かる………そんなに時間はかけてられないからな!!」
・高速移動魔法Level 2
・斬撃魔法Level2
――――残像の太刀――――
ムーングリズリーを討伐した高速に移動しながらの斬撃で、簡単にレッドボアの頭を刎ねた。
「よし。狩った事だし、水魔法を使って血抜きをするか………これをするとしないとでは、味が本当に違うんだよな」
レッドボアは味は美味しいが、キチンと処理をしなかった場合は獣臭くて食べられた物ではないらしい。
それならばと水魔法を使って、出来る限りの血抜きをしてから背負ってキャンプ地に戻る。
「おっ? 2人とも目を覚ましたんだね」
「助かりましたにゃん」
「ありがとうございますわん」
なんと分かりやすい犬人族の子は語尾が《わん》で、猫人族の子は語尾が《にゃん》だ。
まぁ可愛ければ、そんなところは関係ないか。
「君たちの名前は、なんていうんだ?」
「私は〈シュナ〉にゃ………見て分かる通りに、私は《猫人族》だにゃ」
「僕は〈カエデ〉だわん!! 僕も獣人の《犬人族》だわん」
シュナにカエデと、カエデに関しては見た目にプラスして巨乳で僕っ子という詰め合わせの女の子だ。
シュナの方だってスッと通った鼻に、キリッとした目がボーイッシュ的で素敵な顔をしている、体は………うん。
「急ぎじゃ無いなら、ご飯を食べてから詳しい話を聞かせてもらおうかな………今日は《レッドボアの生姜焼き》だぁ!!」
「気になっていたのですが、やはりレッドボアでしたか………レッドボアもBランクの魔物ですけど………驚くのをやめないと、いつか心臓が止まるかもしれませんね」
「そんなに褒めたって、お肉の量は平等だよぉ!!」
2人の名前と無事が確認できた事だし、エッタさんにも手伝って貰って《レッドボア》の生姜焼きを作ろう!!
馬車は順調に進んで、中間地点のキャンプ地に到着して今夜は野宿を行う事になる。
今夜の俺は邪な考えを捨て切って、エッタさんに飛び掛かる事は無いのだろうかと心配だ。
「セクハラしてきたら、分かっていますよね?」
「も もちろん!!」
「まだ、そういうのは早いですから!!」
「まだ? まだって、どういう事なの?」
「もう!! さっさとテントを張って下さいよ!!」
なんか照れてるエッタさんって、普段の3倍は可愛い様な気がするが、これ以上突っ込んだら首が飛ぶから止めておこう。
それよりもキャンプ地といえども、エッタさんには不自由はして欲しく無いからテント張りと見張り頑張ろ。
「王都に着くのは、明日の夜になるのかな?」
「そうですねぇ。順調に進めれば、夕方には到着すると思うんですけど………こればっかりは、まだ分かりませんね」
「そりゃあそうか。俺は猪でも狩って来るから、エッタさんは火の準備とかして貰って良い?」
「了解しました!!」
色々と妹さんの事でも気持ちの整理は難しいだろうから、美味しい物を食べさせてあげたいよな。
俺は剣を持って森の中に入り、晩ご飯となる猪の捜索を行っている。
「んー、そうそう居るわけじゃ無いかなぁ………ん?」
俺が森の中を探していると、何やら狼の群れに囲まれている2人の女の子がいた。
1人は銀髪で縮こまってプルプルと震えており、もう1人のオレンジ髪の方は怯えた表情ながら狼たちに威嚇している。
「しかし困ったな。飛ぶ斬撃は周りの被害が大きいし………獣を退かすのは炎が良いけど、山火事になるのは避けたいし」
木が密集しているのと狼と女の子たちの距離が近い。
どうにか被害を出さずに勝ちたいところではあるが、どうやるのが正解になるのだろうか。
「きゃあああああ!!!!!」
「…………っ!!」
そんな事を考えていると、遂に狼たちが女の子たちに向かって襲いかかった。
「考えてる暇は無かったか!!」
・水魔法Level1〈ウォーターボール(大)〉
・風魔法Level1〈エアスラッシャー〉
――――風水の怒り――――
俺は初級中の初級であるウォーターボールと、風の刃を合体させた特殊な技を出した。
狼たちはウォーターボールの中に吸い込まれていくと、風の刃で挽肉の様になった。
「これで、どうだろうか? おっ倒した中に、群れのボスが居たみたいだな………君たち、大丈夫? 怪我は無い?」
「ありが……とう………」
「えっ!? ちょ ちょっと!!」
俺が目の前に現れたからかのか、極度のストレスから解放された安堵感からなのか、2人の女の子は気を失ってしまった。
「どうしたもんかなぁ………あれ? この耳って………ちょいちょいちょい。エルフに続いて、ケモ耳が来ちゃったよ」
近くで見ていなかった為に気づかなかったが、銀髪の子には猫耳が生えていて、オレンジ髪の方は犬耳が生えていた。
まさかまさかのエルフに引き続き、ケモノっ子が俺の前に現れるとは思ってもいなかった為に、鼻息荒く2人を背負った。
こんなところで寝かしたままなら、また狼が来てしまうかもしれないのでキャンプ地まで運ぶ。
背負ってみたら分かるが、猫耳の子の胸は慎ましい感じなのだが、犬耳の子は着痩せするタイプだ。
こんなにも女の子を背負うってのは、心が清らかな気持ちになるモノなのか!!
「ミナト様っ!? その子たちは………何処で拾って来たんですか!!」
「拾ったとか、人聞きの悪い事を言わないで!! 狼みたい奴に襲われていたのを助けて来たんだよ………しかもケモ耳だった」
「ケモ耳って、またも気持ち悪い発言をしましたね………とにかく襲われていたなら大変じゃ無いですか。その子たちは怪我とかしていませんか?」
「怪我とかはしてないと思うけど………緊張から解放されたから気絶してるんだと思うよ」
俺の言った事に対してエッタさんが、またも顔を顰めて汚い物を見る目で見つめてくる。
これはこれでも思うところもあるが、今はケモノっ子たちが怪我をしていないかの確認が先だ。
まぁ目立った外傷も特に無さそうなので、今は目を覚まして詳しい話をしてくれるのを待つだけだ。
「俺は、また猪を狩ってくるよ。今度こそ良いのを狩ってくるから期待しててよ!!」
「今度は女の子を拾って来ちゃダメですよ!!」
「だから、そんな言い方を………まぁ良いか」
ケモノっ子を拾ってきた事で、本来の目的である食材の確保ができていないので森の中に戻っていく。
「思っているよりも遥かに、ケモノっ子てのは可愛いもんなんだなぁ………今度こそは、エッタさんの様に汚い物を見る目では見られない様に頑張ろう!!」
ケモノっ子に嫌われない様に頑張ろうと自分に誓う。
そんな風な事を思いながら森の中を歩いていると、俺の聞いた事がある《レッドボア》と呼ばれる巨大な猪だ。
あの猪の肉は美味しいって聞いた事がある。
レッドボアを狩って帰れば、エッタさんやケモノっ子は喜んでもらえるのでは無いだろうか。
「ちょっと頑張っちゃおうかな!!」
・土魔法Level1〈ストーンバレット〉
レッドボアの頭に向けてストーンバレットを打ち、俺の存在を確認させてから突進してくるのを待つ。
「よしよし。単細胞で扱い易いから助かる………そんなに時間はかけてられないからな!!」
・高速移動魔法Level 2
・斬撃魔法Level2
――――残像の太刀――――
ムーングリズリーを討伐した高速に移動しながらの斬撃で、簡単にレッドボアの頭を刎ねた。
「よし。狩った事だし、水魔法を使って血抜きをするか………これをするとしないとでは、味が本当に違うんだよな」
レッドボアは味は美味しいが、キチンと処理をしなかった場合は獣臭くて食べられた物ではないらしい。
それならばと水魔法を使って、出来る限りの血抜きをしてから背負ってキャンプ地に戻る。
「おっ? 2人とも目を覚ましたんだね」
「助かりましたにゃん」
「ありがとうございますわん」
なんと分かりやすい犬人族の子は語尾が《わん》で、猫人族の子は語尾が《にゃん》だ。
まぁ可愛ければ、そんなところは関係ないか。
「君たちの名前は、なんていうんだ?」
「私は〈シュナ〉にゃ………見て分かる通りに、私は《猫人族》だにゃ」
「僕は〈カエデ〉だわん!! 僕も獣人の《犬人族》だわん」
シュナにカエデと、カエデに関しては見た目にプラスして巨乳で僕っ子という詰め合わせの女の子だ。
シュナの方だってスッと通った鼻に、キリッとした目がボーイッシュ的で素敵な顔をしている、体は………うん。
「急ぎじゃ無いなら、ご飯を食べてから詳しい話を聞かせてもらおうかな………今日は《レッドボアの生姜焼き》だぁ!!」
「気になっていたのですが、やはりレッドボアでしたか………レッドボアもBランクの魔物ですけど………驚くのをやめないと、いつか心臓が止まるかもしれませんね」
「そんなに褒めたって、お肉の量は平等だよぉ!!」
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