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第2章・モフモフで可愛いケモノっ子
039:勝利と敗北
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俺とジャックとの戦闘は激化していき、ジャックは自分のオリジナルスキルである《痛み備蓄》をゴリ押す。
そんなジャックに対抗するべく俺も筋力強化魔法や高速移動魔法を使うが、痛み備蓄にギリギリ届かない。
「どうしたっ!! さっきは痛いのをくれたが、今になったら痒くてたまらないんだが!!」
「さっきよりも饒舌になりやがって………今に見てろ、直ぐに頭を垂れる事になるからな!!」
「本当かぁ? 良い事を教えてやるよ。お前が言っている、それは慢心って言うんだ………才能の無い人間が、少し上手くいったら、調子に乗って言う事だ!!」
ジャックは痛みが大好きな為に、俺の攻撃を喰らっても平気な顔をして痒いと言い放つ。
そんな事を言われるだけじゃ性に合わない為、俺もジャックに対してブチ倒して頭を下げさせてやるというが、ジャックが優位に立っているから慢心だと言って笑われる。
それに腹を立てて俺は、ジャックに向かって殴りかかり互いに鍔迫り合いの様になり拳と拳が衝突する。
「おらおら、もっと腰に力を入れろ!! こんなんじゃあ、直ぐに押し潰されちまうぞ!!」
「まだ…こんなもんじゃ………」
俺はギリギリなところだが、ジャックは余裕がたっぷりありニヤニヤ顔を近づけてくる。
どうにか押し返そうとするが、パワー負けして俺の拳は弾かれ無防備な腹にパンチを打ち込まれる。
「ゔぅ!?」
「柔いんだよ!! もっともっと鍛えろ!!」
俺が腹にパンチを喰らったところで、動きが鈍くなってジャックは鬼の様なラッシュを打ち込んでくる。
なんとか手を出そうとするが、抵抗しそうになるとスピードが上がって俺の事を袋叩きにする。
そのまま俺は手を出す事すらもできなくなり、ラッシュをかけられトドメと言わんばかりに、力を貯めた強打を顔面に喰らって吹き飛んでいくのである。
「さっきのは、中々の痛みだったが………まだまだ世界の頂点には程遠いな」
ジャックは俺を完璧に殴り飛ばし何の反応もしない為に、勝利を確信して大笑いをしながらテントに戻ろうとする。
* * *
場所は変わりカエデちゃんと、ミアの戦闘が激しさを増す。
カエデちゃんは筋力増強魔法を使って戦闘をするが、ミアは素の強さとカットラスの使いこなしで戦っている。
「ガキにしては、筋力増強魔法で、よくついて来てるもんだ」
「このレベルなら、どれだけでもついていけるわん!! お前の攻撃は逃げの手ばかりだわん!!」
「そんな事を言ってられるのも、今のうちだけだ………そんなに言うのなら難易度を上げようじゃない」
・高速移動魔法Level4
「速いわん!? あのカットラスだけは、絶対に注意しないとダメだわん………」
カエデちゃんはミアが自分の事を子供扱いしてくるので、イラッとしてミアを逆に弱いと言い返した。
するとミアはあしらう様に気にしていないが、そこまで言うのならばと少し難易度を上げる事にする。
その言葉に偽りが無いのは直ぐにわかる。
ミアは高速移動魔法を使って、さっきまでとは比較にならない速度でカエデちゃんの周りをグルグル回る。
「ジッとしてたら、直ぐに串刺しになるよぉ!!」
・火魔法Level4《残穢の火》
「痛っ!? 目では追いつけないわん………こっちも動くしか無いかわん………」
ミアは様子を見てからカットラスに火を纏わせて、カエデちゃんの横っ腹を少し切り裂く。
直ぐに殺しては面白くないからとミアは弄び、傷口も火によって焼かれて血は出ていない。
「くっ!!」
「血は出て無いけど、それは痛いよねぇ。だけど、もっともっと心の奥底まで広がる痛みがあるんだよぉ………それを教えてやるよぉ!!」
「そんなのいらないわん!!」
カエデちゃんの動きが鈍くなったところに、ミアは斬りかかっていくが、意地を出して痛みを堪え横っ飛びで避ける。
痛みを必死に堪えているカエデちゃんに、ミアは自分の服を捲り上げて腹部にある火傷の様な傷を見せた。
そして世界には体だけじゃなくて、心の奥底まで浸透してくる傷があるんだと不気味な笑みで話す。
そんなミアとの戦いの側で、エッタさんとシュナちゃんもクロエと戦闘を行っているが、こっちもクロエの波魔法という派生魔法を駆使する事でエッタさんたちを翻弄している。
「2人がかりで、この程度だなんて………よくもリベンジだなんて言えたもんだ!!」
「貴方だって、これくらいが本気だと思ってる?」
「異性は良いじゃないか。アタイに勝ちたかったら、もっと殺す気でかかって来な!!」
「お言葉に甘えてにゃ………」
・氷魔法Level3《アイス・スピアー》
エッタさんとシュナちゃんの攻撃を受ける事なく、スルスルッと避けてはレイピアで横っ腹を突いてくるなど、クロエは自分とエッタさんたちとの俊敏性の違いをアピールする。
そんなクロエが喋る為に止まったところで、シュナちゃんが大きな氷の針を出して放った。
「アタイが持ってるのが、レイピアだから舐めてんのかい? それだから、アタイに弱いって言われんだよ!!」
・波魔法Level2《真空衝撃波》
「そう簡単に行くわけないでしょ!!」
「その手は、1度失敗してるだろ!! お前らは猿なのか!!」
「それも誘導にゃ………」
・氷魔法Level3《アイス・スピアー》
クロエは波魔法の衝撃波を丸めたボールを投げ込んで、氷の針を全て撃ち落とした。
その氷のカケラたちがクロエの視界を遮って、前にやった様にエッタさんが突撃していく。
1度破られていると言う事もあって、クロエは直ぐに反応し攻撃をしようとするが、シュナちゃんはエッタさんを囮にして2度目の《アイス・スピアー》を放った。
「ちっ!! 本当に面倒な奴らだ!! 何度だって撃ち落としてやるよ!!」
「そっちばっかりじゃあ、寂しいじゃない!!」
・オリジナルスキル『神風』
「こっちもか!! くそがぁあああああ!!!!!」
クロエは《アイス・スピアー》を撃ち落とそうとした瞬間、エッタさんから目を離してしまった。
その隙をエッタさんが見逃す事はなく、懐に潜入するとオリジナルスキルを使って防ぎ様のないクロエに攻撃を入れた。
クロエは吹き飛んでいき、そのまま気を失いエッタさんたちの勝利で終わった。
「クロエっ!?」
「よそ見なんてしてる暇はないわん!!」
「調子に乗るな!! オレたちは、こんなガキに負ける様な海賊じゃない………地獄を生き抜いたんだ!!」
クロエが敗北したのをミアは横目で見えて、カエデちゃんから視線を切ってしまう程の衝撃を受ける。
その隙をついてカエデちゃんは攻撃を仕掛けようとするが、クロエがやられた事でキレてカエデちゃんを逆に吹き飛ばす。
そのままミアは気を失っているクロエに、自分たちは地獄を生き抜いたのにガキに負けるのかと、自分たちが過去に起こった地獄を思い出すのである。
* * *
オレとクロエは8歳になった時、人攫いによって奴隷の地位に貴族に売られた。
その日からオレたちは人間でもなく、ただのモノとして同じ人間に凌辱される。
「クロエ……絶対に生きて出ようね」
「うん……」
希望なんて見えちゃいない。
生き残って全人類に復讐してやる事だけが、毎日を生きる為の糧となっていた。
そんなジャックに対抗するべく俺も筋力強化魔法や高速移動魔法を使うが、痛み備蓄にギリギリ届かない。
「どうしたっ!! さっきは痛いのをくれたが、今になったら痒くてたまらないんだが!!」
「さっきよりも饒舌になりやがって………今に見てろ、直ぐに頭を垂れる事になるからな!!」
「本当かぁ? 良い事を教えてやるよ。お前が言っている、それは慢心って言うんだ………才能の無い人間が、少し上手くいったら、調子に乗って言う事だ!!」
ジャックは痛みが大好きな為に、俺の攻撃を喰らっても平気な顔をして痒いと言い放つ。
そんな事を言われるだけじゃ性に合わない為、俺もジャックに対してブチ倒して頭を下げさせてやるというが、ジャックが優位に立っているから慢心だと言って笑われる。
それに腹を立てて俺は、ジャックに向かって殴りかかり互いに鍔迫り合いの様になり拳と拳が衝突する。
「おらおら、もっと腰に力を入れろ!! こんなんじゃあ、直ぐに押し潰されちまうぞ!!」
「まだ…こんなもんじゃ………」
俺はギリギリなところだが、ジャックは余裕がたっぷりありニヤニヤ顔を近づけてくる。
どうにか押し返そうとするが、パワー負けして俺の拳は弾かれ無防備な腹にパンチを打ち込まれる。
「ゔぅ!?」
「柔いんだよ!! もっともっと鍛えろ!!」
俺が腹にパンチを喰らったところで、動きが鈍くなってジャックは鬼の様なラッシュを打ち込んでくる。
なんとか手を出そうとするが、抵抗しそうになるとスピードが上がって俺の事を袋叩きにする。
そのまま俺は手を出す事すらもできなくなり、ラッシュをかけられトドメと言わんばかりに、力を貯めた強打を顔面に喰らって吹き飛んでいくのである。
「さっきのは、中々の痛みだったが………まだまだ世界の頂点には程遠いな」
ジャックは俺を完璧に殴り飛ばし何の反応もしない為に、勝利を確信して大笑いをしながらテントに戻ろうとする。
* * *
場所は変わりカエデちゃんと、ミアの戦闘が激しさを増す。
カエデちゃんは筋力増強魔法を使って戦闘をするが、ミアは素の強さとカットラスの使いこなしで戦っている。
「ガキにしては、筋力増強魔法で、よくついて来てるもんだ」
「このレベルなら、どれだけでもついていけるわん!! お前の攻撃は逃げの手ばかりだわん!!」
「そんな事を言ってられるのも、今のうちだけだ………そんなに言うのなら難易度を上げようじゃない」
・高速移動魔法Level4
「速いわん!? あのカットラスだけは、絶対に注意しないとダメだわん………」
カエデちゃんはミアが自分の事を子供扱いしてくるので、イラッとしてミアを逆に弱いと言い返した。
するとミアはあしらう様に気にしていないが、そこまで言うのならばと少し難易度を上げる事にする。
その言葉に偽りが無いのは直ぐにわかる。
ミアは高速移動魔法を使って、さっきまでとは比較にならない速度でカエデちゃんの周りをグルグル回る。
「ジッとしてたら、直ぐに串刺しになるよぉ!!」
・火魔法Level4《残穢の火》
「痛っ!? 目では追いつけないわん………こっちも動くしか無いかわん………」
ミアは様子を見てからカットラスに火を纏わせて、カエデちゃんの横っ腹を少し切り裂く。
直ぐに殺しては面白くないからとミアは弄び、傷口も火によって焼かれて血は出ていない。
「くっ!!」
「血は出て無いけど、それは痛いよねぇ。だけど、もっともっと心の奥底まで広がる痛みがあるんだよぉ………それを教えてやるよぉ!!」
「そんなのいらないわん!!」
カエデちゃんの動きが鈍くなったところに、ミアは斬りかかっていくが、意地を出して痛みを堪え横っ飛びで避ける。
痛みを必死に堪えているカエデちゃんに、ミアは自分の服を捲り上げて腹部にある火傷の様な傷を見せた。
そして世界には体だけじゃなくて、心の奥底まで浸透してくる傷があるんだと不気味な笑みで話す。
そんなミアとの戦いの側で、エッタさんとシュナちゃんもクロエと戦闘を行っているが、こっちもクロエの波魔法という派生魔法を駆使する事でエッタさんたちを翻弄している。
「2人がかりで、この程度だなんて………よくもリベンジだなんて言えたもんだ!!」
「貴方だって、これくらいが本気だと思ってる?」
「異性は良いじゃないか。アタイに勝ちたかったら、もっと殺す気でかかって来な!!」
「お言葉に甘えてにゃ………」
・氷魔法Level3《アイス・スピアー》
エッタさんとシュナちゃんの攻撃を受ける事なく、スルスルッと避けてはレイピアで横っ腹を突いてくるなど、クロエは自分とエッタさんたちとの俊敏性の違いをアピールする。
そんなクロエが喋る為に止まったところで、シュナちゃんが大きな氷の針を出して放った。
「アタイが持ってるのが、レイピアだから舐めてんのかい? それだから、アタイに弱いって言われんだよ!!」
・波魔法Level2《真空衝撃波》
「そう簡単に行くわけないでしょ!!」
「その手は、1度失敗してるだろ!! お前らは猿なのか!!」
「それも誘導にゃ………」
・氷魔法Level3《アイス・スピアー》
クロエは波魔法の衝撃波を丸めたボールを投げ込んで、氷の針を全て撃ち落とした。
その氷のカケラたちがクロエの視界を遮って、前にやった様にエッタさんが突撃していく。
1度破られていると言う事もあって、クロエは直ぐに反応し攻撃をしようとするが、シュナちゃんはエッタさんを囮にして2度目の《アイス・スピアー》を放った。
「ちっ!! 本当に面倒な奴らだ!! 何度だって撃ち落としてやるよ!!」
「そっちばっかりじゃあ、寂しいじゃない!!」
・オリジナルスキル『神風』
「こっちもか!! くそがぁあああああ!!!!!」
クロエは《アイス・スピアー》を撃ち落とそうとした瞬間、エッタさんから目を離してしまった。
その隙をエッタさんが見逃す事はなく、懐に潜入するとオリジナルスキルを使って防ぎ様のないクロエに攻撃を入れた。
クロエは吹き飛んでいき、そのまま気を失いエッタさんたちの勝利で終わった。
「クロエっ!?」
「よそ見なんてしてる暇はないわん!!」
「調子に乗るな!! オレたちは、こんなガキに負ける様な海賊じゃない………地獄を生き抜いたんだ!!」
クロエが敗北したのをミアは横目で見えて、カエデちゃんから視線を切ってしまう程の衝撃を受ける。
その隙をついてカエデちゃんは攻撃を仕掛けようとするが、クロエがやられた事でキレてカエデちゃんを逆に吹き飛ばす。
そのままミアは気を失っているクロエに、自分たちは地獄を生き抜いたのにガキに負けるのかと、自分たちが過去に起こった地獄を思い出すのである。
* * *
オレとクロエは8歳になった時、人攫いによって奴隷の地位に貴族に売られた。
その日からオレたちは人間でもなく、ただのモノとして同じ人間に凌辱される。
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