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第1章・王弟の反乱 編
007:新たな同行者
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俺と王子がピンチな時に、全くもって知らない銀髪の青年が姿を現したのである。
多勢に無勢という言い方からして、こっちの見方なのでは無いかと思っている。
しかし素生が分からないので警戒はしておく。
銀髪の男は俺たちの方に歩いてくる。
「割り込んじゃってごめんね。君たちを害するつもりは全くもって無くて、あの外道を倒したいだけなんだ」
「それは本当なんだな? もしもの時があったら、お前を問答無用で切り捨てるぞ?」
「それで結構っ! さてと、それじゃあ僕は君と話がしたいし、あの外道たちを瞬殺するか」
そういうと何故か仕切り出したのである。
なんか腑に落ちないところだが、ここは王子の為に仕方なく銀髪の男と共闘する事にした。
男は腰につけている剣を鞘から抜いた。
そして剣を左手に持って、右手は腰の方に回す。
明らかに型とは違う特殊な構え方だ。
男の方に向かって山賊の1人が突っ走る。
そして剣を振り上げた瞬間、男は目にも止まらぬ速さで山賊の胸に向かって剣を突く。
すると綺麗に山賊の胸に、男の剣が貫通する。
あまりの速さに、残りの山賊たちは畏怖して数歩後ろに下がってしまうのである。
これはチャンスだと俺は思って、意識が男の方に向いているうちに俺は剣で山賊たちを斬り伏せた。
戦いが始まって20秒も経たずに全滅させた。
圧倒的な実力差に王子は俺たちに拍手する。
それを受けて男は王子のところに走っていき、その場で片膝をついて頭を下げる。
「王子、お褒めにいただき光栄至極です! 名乗りが遅くなりました。僕の名前は《水城 瑛太》と言います! よろしくお願いします!」
「王子って、テメェは正体に気が付いてたのか? という事は………もしかして」
「あぁそのもしかしてだよ。君たちの事を函館港から追跡してたんだ。君と暗殺者の戦いを見て面白そうと思ったからね」
まさかのストーカーだった。
俺と王子が函館港を出発した時から、コッソリと後ろを着いてきていたらしい。
それに刺客との戦いも見ていたという。
王子の正体を知っている人間は少ない方が良い。
俺は水城と名乗る銀髪の青年を、殺した方が良いのでは無いかと剣を握ろうとする。
しかし「辞めておいた方が良いよ」と言った。
「君の強さは知っているよ。今も間近で見たしね」
「それでも自分の方が上だって言いたいんだろ? 王子の居場所については、この国の為にも知っている人間は少ない方が良い………」
「それも確かに分かる。でも、人手が足りないのも事実なんじゃ無いのかい? 君だけで、さっきみたいな状況になった時、王子を守る事はできるのかい?」
正論が過ぎるだろ。
言い返す言葉さえも見つからず、俺は黙ってしまう。
自分じゃあ決められないと、俺は仕方なく王子の方を振り向いてみる。
すると王子は「良いんじゃないか?」と言った。
人を見る目がある王子が言うのならば、俺が何かを言うような立場では無い。
なので溜息を吐いて水城を迎え入れる。
気に入らないが2人になった事で、寝ずの番が少しだけ楽になったのは良かった。
まだ信用できないから熟睡はしないが、まぁ水城が加入したのは王子を守る上では良い事だろう。
そうなる事を祈りたい限りだ。
この山賊と水城の登場以外は、とくに何も起きる事なく翌日を迎える事になる。
翌朝早朝には出発する。
出発して少ししたところで王子は「あっ!」と言う。
いきなりどうしたのかと俺と水城の足が止まる。
「どうかしたんですか? 何かありましたか?」
「俺が何か困った事があれば行けと言われてた場所があるんだ………そこに寄っても良いか?」
「別に良いですけど、そこは安全なんですか? 護衛の人間が増えたと言っても、1人が2人になっただけなので危険なところは避けたいです」
「あぁ安全だと思う。前国王の側近だった、陸軍大臣が言っていたから大丈夫だと思う」
そりゃあ頼るべきところはあるか。
そこに行ってから安全に大将のところに行けるのならば、それならそっちの方が良いな。
とりあえず王子の意見を尊重して、その困った事があったらいけと言われた場所に行く事にした。
出発するにしても、そこはどこなのかと聞くと「津軽外浜県の八戸にある」という。
ここから八戸だったら、馬に乗れば4時間もあれば到着するので、今日中に着く可能性がある。
~~~~~~~~~~
柏岡は関戸内務卿と岩代中将を緊急で招集する。
その用件は容易に想像できる。
王子の行方が分かっていない上に、まだ討伐したという報告が来ていないからだ。
そこに柏岡は不安感を抱いている。
「どうなっているんだ! いつになったら尚人の首を、私の前に持ってくるんだ!」
「落ち着いて下さい! そう焦らなくても王都を占拠しているので、今の王子には何もできませんよ」
「それでもだ! 何があるか、分かったもんじゃ無い。もしもの時は、我々の命だけで償えないんだぞ!」
柏岡の鬼気迫る問いかけに、2人は言葉を失う。
この怒りを収める為には、やはり王子の首を柏岡の前に持ってくる他ないだろうな。
しかし見つからないのだから仕方ない。
用意した刺客とも連絡が取れなくなり、正直なところ関戸内務卿たちは焦っている。
「殿下、御仁は何と言ってるんですか?」
「ん? あぁこの状況にお怒りだ。早く首を持ってくるか、自分を新たな王にしろとおっしゃっていた」
やはり柏岡の後ろに誰かがいる。
その人は御仁と呼ばれていて、どうやら柏岡は自分を隠す隠れ蓑にしているという事だ。
黒幕の存在を知っているのは、ここにいる3人だけ。
つまりは着いてきている人間たちの大半は、柏岡が新た王になると思っているのである。
もしも王子を殺したとして、新たな国王に黒幕の人間が王になったら、それはそれで新たなクーデターが起きるのでは無いだろうか。
「殿下、失礼します! 日中合衆国からの使者が来ましたが、お通ししても宜しいでしょうか?」
「まさかっ!? 殿下、日中合衆国と連絡を取っていたのですか!」
「正確には元合衆国々民だ。ある理由から追放された人間を、俺のポケットマネーで雇ったんだ」
驚きな事に柏岡は刺客として、日中合衆国を追放された人間を雇ったという。
その事実に聞かされていなかった関戸内務卿たちは、口をあんぐりさせて驚いている。
「追放って、問題があったから追放されたんですよね? そんな人間を、我が国で雇うなんて事をしたら、合衆国からも因縁をつけられかねませんよ!」
「そんな事も言ってられないだろ。このまま負けたとしたら、その時点で国賊だ………そうなれば私たちだけじゃなく、貴殿らの家族も殺されるんだぞ!」
あまりの言い草に関戸内務卿たちは、乗ってはいけない船に乗ってしまったと後悔するのである。
逆に言えば、もう勝つしか無いと腹を括っている。
多勢に無勢という言い方からして、こっちの見方なのでは無いかと思っている。
しかし素生が分からないので警戒はしておく。
銀髪の男は俺たちの方に歩いてくる。
「割り込んじゃってごめんね。君たちを害するつもりは全くもって無くて、あの外道を倒したいだけなんだ」
「それは本当なんだな? もしもの時があったら、お前を問答無用で切り捨てるぞ?」
「それで結構っ! さてと、それじゃあ僕は君と話がしたいし、あの外道たちを瞬殺するか」
そういうと何故か仕切り出したのである。
なんか腑に落ちないところだが、ここは王子の為に仕方なく銀髪の男と共闘する事にした。
男は腰につけている剣を鞘から抜いた。
そして剣を左手に持って、右手は腰の方に回す。
明らかに型とは違う特殊な構え方だ。
男の方に向かって山賊の1人が突っ走る。
そして剣を振り上げた瞬間、男は目にも止まらぬ速さで山賊の胸に向かって剣を突く。
すると綺麗に山賊の胸に、男の剣が貫通する。
あまりの速さに、残りの山賊たちは畏怖して数歩後ろに下がってしまうのである。
これはチャンスだと俺は思って、意識が男の方に向いているうちに俺は剣で山賊たちを斬り伏せた。
戦いが始まって20秒も経たずに全滅させた。
圧倒的な実力差に王子は俺たちに拍手する。
それを受けて男は王子のところに走っていき、その場で片膝をついて頭を下げる。
「王子、お褒めにいただき光栄至極です! 名乗りが遅くなりました。僕の名前は《水城 瑛太》と言います! よろしくお願いします!」
「王子って、テメェは正体に気が付いてたのか? という事は………もしかして」
「あぁそのもしかしてだよ。君たちの事を函館港から追跡してたんだ。君と暗殺者の戦いを見て面白そうと思ったからね」
まさかのストーカーだった。
俺と王子が函館港を出発した時から、コッソリと後ろを着いてきていたらしい。
それに刺客との戦いも見ていたという。
王子の正体を知っている人間は少ない方が良い。
俺は水城と名乗る銀髪の青年を、殺した方が良いのでは無いかと剣を握ろうとする。
しかし「辞めておいた方が良いよ」と言った。
「君の強さは知っているよ。今も間近で見たしね」
「それでも自分の方が上だって言いたいんだろ? 王子の居場所については、この国の為にも知っている人間は少ない方が良い………」
「それも確かに分かる。でも、人手が足りないのも事実なんじゃ無いのかい? 君だけで、さっきみたいな状況になった時、王子を守る事はできるのかい?」
正論が過ぎるだろ。
言い返す言葉さえも見つからず、俺は黙ってしまう。
自分じゃあ決められないと、俺は仕方なく王子の方を振り向いてみる。
すると王子は「良いんじゃないか?」と言った。
人を見る目がある王子が言うのならば、俺が何かを言うような立場では無い。
なので溜息を吐いて水城を迎え入れる。
気に入らないが2人になった事で、寝ずの番が少しだけ楽になったのは良かった。
まだ信用できないから熟睡はしないが、まぁ水城が加入したのは王子を守る上では良い事だろう。
そうなる事を祈りたい限りだ。
この山賊と水城の登場以外は、とくに何も起きる事なく翌日を迎える事になる。
翌朝早朝には出発する。
出発して少ししたところで王子は「あっ!」と言う。
いきなりどうしたのかと俺と水城の足が止まる。
「どうかしたんですか? 何かありましたか?」
「俺が何か困った事があれば行けと言われてた場所があるんだ………そこに寄っても良いか?」
「別に良いですけど、そこは安全なんですか? 護衛の人間が増えたと言っても、1人が2人になっただけなので危険なところは避けたいです」
「あぁ安全だと思う。前国王の側近だった、陸軍大臣が言っていたから大丈夫だと思う」
そりゃあ頼るべきところはあるか。
そこに行ってから安全に大将のところに行けるのならば、それならそっちの方が良いな。
とりあえず王子の意見を尊重して、その困った事があったらいけと言われた場所に行く事にした。
出発するにしても、そこはどこなのかと聞くと「津軽外浜県の八戸にある」という。
ここから八戸だったら、馬に乗れば4時間もあれば到着するので、今日中に着く可能性がある。
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柏岡は関戸内務卿と岩代中将を緊急で招集する。
その用件は容易に想像できる。
王子の行方が分かっていない上に、まだ討伐したという報告が来ていないからだ。
そこに柏岡は不安感を抱いている。
「どうなっているんだ! いつになったら尚人の首を、私の前に持ってくるんだ!」
「落ち着いて下さい! そう焦らなくても王都を占拠しているので、今の王子には何もできませんよ」
「それでもだ! 何があるか、分かったもんじゃ無い。もしもの時は、我々の命だけで償えないんだぞ!」
柏岡の鬼気迫る問いかけに、2人は言葉を失う。
この怒りを収める為には、やはり王子の首を柏岡の前に持ってくる他ないだろうな。
しかし見つからないのだから仕方ない。
用意した刺客とも連絡が取れなくなり、正直なところ関戸内務卿たちは焦っている。
「殿下、御仁は何と言ってるんですか?」
「ん? あぁこの状況にお怒りだ。早く首を持ってくるか、自分を新たな王にしろとおっしゃっていた」
やはり柏岡の後ろに誰かがいる。
その人は御仁と呼ばれていて、どうやら柏岡は自分を隠す隠れ蓑にしているという事だ。
黒幕の存在を知っているのは、ここにいる3人だけ。
つまりは着いてきている人間たちの大半は、柏岡が新た王になると思っているのである。
もしも王子を殺したとして、新たな国王に黒幕の人間が王になったら、それはそれで新たなクーデターが起きるのでは無いだろうか。
「殿下、失礼します! 日中合衆国からの使者が来ましたが、お通ししても宜しいでしょうか?」
「まさかっ!? 殿下、日中合衆国と連絡を取っていたのですか!」
「正確には元合衆国々民だ。ある理由から追放された人間を、俺のポケットマネーで雇ったんだ」
驚きな事に柏岡は刺客として、日中合衆国を追放された人間を雇ったという。
その事実に聞かされていなかった関戸内務卿たちは、口をあんぐりさせて驚いている。
「追放って、問題があったから追放されたんですよね? そんな人間を、我が国で雇うなんて事をしたら、合衆国からも因縁をつけられかねませんよ!」
「そんな事も言ってられないだろ。このまま負けたとしたら、その時点で国賊だ………そうなれば私たちだけじゃなく、貴殿らの家族も殺されるんだぞ!」
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